カオス・ストラトス   作:caose

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 出合います。


接敵

「織斑先生、全員が吹雪に搭乗出来たと報告が入りました。」

 「良し、各員戦闘開始するように通達。戦闘目的は『サマー』チームが

テロリスト役として町内を占拠、『スラッシュ』チームがテロリスト討伐の為に

出撃している。『サマー』チームの勝利条件は工場エリアから二キロ近くにアルISの

輸送車両を襲撃して破壊又は奪取して自分達の待機場所に戻る事、『スラッシュ』チームの勝利条件は今から40分間これの防衛又は敵機の全滅又は捕縛とする。尚万が一に備えて

弾丸はペイント弾、ソードは刃引きした物理刀、ミサイルは煙幕式ペイント弾を使用する。今より20分間の間に所定の場所にて待機し最終確認せよ以上!」

 『『了解!』』

 千冬の言葉を聞いて一夏と刃更が互いに了承すると千冬は通信を切って・・・はあと

溜息付いたので山田先生は千冬に向けてこう聞いた。

 「どうしました織斑先生?」

 「いやな山田先生、前回の事があったとは言ってもこんなに速く戦術機・・・それも

第3世代機でほぼISと同性能を誇れると言っても過言ではないこの機体を格安で

提供される辺り何か裏があってならないんだ。」

 「そうですね、専用機持ちだけでは対応できない事もありますし何よりも

第3世代だけではなく今現在稼働中の第2世代の陽炎迄用意してくれてますからね。」

 「おまけに撃震も宛がうと言うが何を目的としてここに置くのか・・・武偵校の

戦術機だけでは足りないという事なのだろうか?」

 「そう言えばですけど向こうでも吹雪が配備され始めているらしいですよ?」

 「そうか・・・今後は向こうとの合同軍事演習を考えんとな。」

 それを聞いて山田先生はそうですねえと言って・・・時間まで見守る事とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良いか皆聞いてくれ、工事エリアから二キロ圏内・・・ISの輸送車両が

あるとするなら・・・ここ、ショッピングモール駐車場地下と・・・川べりの小さな

コンテナ置き場があるからどっちだと思うんだけどなあ。」

 一夏がそう言うとそれぞれがこう答えた。

 鈴音の場合

 「あたしなら地下駐車場かしらね、地下なら隠れるのに都合が良いし辺りの車を

囮として使えば時間稼ぎになるわね。」

 ヴィシュヌの場合

 「私でしたら・・・コンテナですね、車ごと入れるタイプもありますからそこに機体毎隠すと言う手段もあります。」

 互いの言葉を聞いて一夏はどっちにすべきかと思っていると・・・マシュが挙手するとどうしたんだと聞いて・・・マシュはこう答えた。

 「私の考えですが・・・ここから二キロ圏内で然も車両を隠すことが出来る

場所ともなれば・・・テロリストが襲う事も想定して隠すのではなく・・・

見つけにくくさせると言う事を前提として・・・ここかと思います。」

 そう言って指さしたのは・・・コンサート会場であった。

 「「「コンサート会場?」」」

 それを聞いて何でと思っていると・・・マシュはこう答えた。

 「ISは人型です、その気になれば機体をばらして中に入れる事が可能です。それに

コンサート会場には音楽器を保管することが出来る倉庫がありますので

そこに機体の各パーツを保管させて置いておけばばれません。」

 それを聞いて全員が成程と思っていた、何せISは厳密にはパワードスーツで

幾つかのパーツに分かれているので各種パーツを一つずつ小さくすれば小さな木箱に

入れる事が出来るのだ。

 それを想定すれば計画が進行できるからだ。

 「よし、工場に先ずは全員で全速力で向かう、その後に刃更達を食い止める班と

コンサート会場に向かう班に分ける。食い止めるのは俺とマシュ、コンサート会場には

高機動戦闘が得意な鈴音とヴィシュヌが向かうんだ、そして俺がビットで数を

補わせる・・・作戦はそれで良いな。」

 それを聞いて全員が頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして刃更達は早急に工場に向かった、恐らくは一夏達が何かアクションを

起こすであろうことを承知の上でその動きを把握するために戦術機でいち早く

スタンバっていた。

 そして後方に刃更、護衛に簪と澪がいて前衛には楯無が配置されていた。

 そんな中で一夏達がその姿を現した。

 ヴィシュヌを除いた全員がブレードを持っていて恐らくは前衛が殆ど全員を占めた

面々だろうと推測すると・・・音声が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『総員に継ぐ、これより実技演習を始める。ISの輸送車両を見つけて

これの奪取か防衛をして自身の戦闘能力をしっかりと把握せよ。」

 その言葉を聞いて全員が構えてそして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『それでは試合・・・開始!』

 千冬の言葉と同時に全機が工場に入って・・・戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほお、あれが戦術機・・・人間が造った兵器か。」

 一人の悪魔が空間越しからそう呟くと背後にいる・・・巨大な何かが蠢く

何かが声をあげると・・・悪魔はこう答えた。

 「まあ待て、お前の餌は養子てあるし何よりも・・・こいつを使うに丁度いい

フィールドだしな。」

 一人の悪魔がそう言って其の手に小さなボトル・・・フルボトルがその手にあった。

 それは・・・まるで携帯電話のボタンを模したかのような意匠があった。




 次回は戦闘。
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