御前試合に於いて選手たちが泊まっていたホテルにて電話が鳴る音がスマホから
聞こえた、すると周りの生徒達が何々と言うと・・・スマホを持っていた少女がそれを
取出した。
大和撫子と言わんばかりの黒髪の浴衣を綺麗に着こなし・・・胸部が年齢に似合わず
大きくある少女が何だろうと思って見て・・・こう言った。
「非通知の様ですが・・・誰でしょう?」
そう言うとすみませんと言って部屋から出て行って電話に出ると・・・
聞きなれた声が聞こえた。
『ああ、舞衣ちゃん!』
「可奈美さん!今大丈夫なんですか!?無事なんですか?」
舞衣がそう聞くと可奈美が元気な声でこう答えた。
『うん平気だよ!今は・・・ああ喋っちゃいけないんだった・・・私は大丈夫だよ?
ああそれと私の荷物って大丈夫かな?スマホとか色々あったから。』
「あれは・・・親衛隊の方々が没収しました、折神様を狙った
十条 姫和を助けた事で容疑者として今狙っていますよ?」
『あはは・・・御免ね、色々あったから・・・ちょっと色々あって』
『おおい、電話終わったか?』
『ああ御免なさい織斑さんって御免ね舞衣ちゃん、これって借り物で今お風呂から
帰って来た』
可奈美がそう説明しようとして・・・舞衣が可奈美に向けてこう聞いた。
「可奈美さん・・・一つ宜しかったでしょうか?」
『うん何?』
「今織斑さんって聞きましたけど・・・今の声って男の人・・・ですか?」
『うん男の人だよ?』
其れが何と聞くと・・・舞衣は黒いオーラを噴出してこう聞いた。
「男の人・・・十条 姫和さんは?」
『姫和ちゃんは別の部屋だけど他にも』
「でしたら・・・今その織斑さんって人とまさか二人っきり」
『ちょ・・・待ってよ私だって今考えないようにしてるんだから・・・じゃあね
舞衣ちゃん!』
可奈美がそう言って電話を切ると舞衣が電話を見て・・・こう呟いた。
「今聞こえた音は恐らく東京でのニュース・・・然も21時のチャイムも特徴が・・・
もしかしてってその前に可奈美さんが男の人と逢瀬して!・・・時間が足りませんが
仕方ありません。」
舞衣がそう言ってスマホの携帯履歴からある人間に電話を掛けた。
「『恩田』さん、今宜しいでしょうか?」
「ありがとうございます織斑さん、電話貸してくれて。」
「おお俺は構わないぜって・・・テレビつけっぱなしだろ?聞かれたら不味いぜ、
居場所が特定されるぞ?」
一夏がそう言ってテレビの電源を切るとすみませんと言うがまあ仕方ねえなと呟いて
取りあえずは逃走経路の確認と思って地図データを確認しているとそれじゃあと・・・
可奈美が布団に入ってこう言った。
「それじゃあ時間も時間なので・・・おやすみなさい!」
可奈美がそう言って布団の中に入ると・・・一夏も確かになと呟いて自身も布団に
入って眠るが可奈美は・・・未だ起きていたのだ。
その理由が・・・これ。
「(うわわわわわわわわ!男の人と眠るとかって幼稚園でお父さんとお兄ちゃんと
寝て以来だよって言うか・・・私異性の!・・・其れも知らない人と寝るだなんて
初めてじゃないってあううううう思い出すな思いだすなあの時ゴミ箱に入ってた
あれが未だ忘れられないよって寝よう取りあえずは!)」
可奈美はそう思いながら眠ろうとして・・・余計に寝れないという地獄が
襲いかかっていた。
「ここですか・・・皆さんは左右から挟み込んでください、私が中に入ります。」
明朝舞衣は共に車に乗っている男たち2人に向けてそう言った、
『恩田』と言う人間から可奈美の見ていたテレビニュースの情報からここだと分かって
深夜に警察に頼み込んで車を貸してもらい可奈美達がいるこの民宿に辿り着くと舞衣は
生徒手帳にアル刀使師の証を見せると管理人の叔母さんに向けてこう聞いた。
「特別祭祀機動隊の者です、こちらに刀使師が2人程とその・・・
男性がいませんか?」
恐らくは若い人と聞くと若いねえと言って・・・ああと管理人の叔母さんは
こう答えた。
「刀使師がどうか分からないけど女の子が3人と男の子が一人いたねえ、あの子達
掃除頑張ってくれていやあ助かったよ。そうそう其の子達だったら今朝早くに
出て行ったよ?バンドとかって理由で。」
「それって何時ですかって其れと女3人と男の子一人って言いませんでした!?」
「ええ、黒髪で長身でそうだねえ・・・顔も良くてありゃあモテるね絶対に!」
いやああたしも後30年若かったらと言っている中舞衣は管理人の叔母さんに向けて
こう言った。
「監視カメラの映像・・・見せてもらえませんか?」
「さてと・・・何処に身を隠すかよネ?」
姫和はそう言って今後の行動拠点を探していた、可奈美がうっかり電話の
テレビ音声から場所を特定されているかもしれないという一夏からの言葉を聞いて
朝早くに民宿から出てこれからどうするかと思っている中可奈美は申し訳なさそうな顔になっているが取りあえずとマシュが3人に向けてこう言った。
「取りあえずは人の多そうな場所を探しましょう、幸いにも私達の資金問題は
クリアされていますから人が多くて尚且つ迎撃出来る場所かあるいは・・・
出来るだけ怪しまれない場所が良いですね。」
マシュがそう言うと確かにねと姫和はマシュに向けてこう言った。
「そうね・・・どうせ親衛隊に狙われる可能性が高いから先ずは人の多い所に」
そう言っているとじゃあじゃあと可奈美は一夏達に向けてこう言った。
「良い所があるよ!」
次回は原宿。