カオス・ストラトス   作:caose

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続きです。


刀使いの巫女⑤-6

益子一族とねねとの関係は大昔から存在する、荒魂であったねねの力の大半を

奪い取った事で力を失いねねはそれ以降益子一族の守護獣として存在する事になり

そして現代にいたるのだが薫はねねに対しては懐疑的と言うよりも荒魂=敵と言う括りで

ねねを見ていて当時の薫はねねに向けてこう言っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あたしが大きくなったらお前なんてやっつけてやるからな!」

 こんな感じのまあひねくれ娘であった、そんな中何故今この様な関係なのかと言うと・・其れはある日の事であった。

 薫は家の近くにアル山の中でよく遊ぶ野生児の如き少女であったがそんな中薫は山で

遭難したのだ、原因は・・・蜻蛉を追いかけていて見失っておまけに崖から落ちて

道が分からなくなったという何処の田舎暮らしのアニメキャラだと言わんばかりの

迷子理由である。

 幾ら自分の家が持っている山の中とは言え道が分からなくなった以上迷うのは必須、

そして当時小学校低学年であった薫にとっては死活問題であった。

 暗くなるにつれて心細くなり父や母、祖母や祖父を山中呼びながら歩いているが力尽きて近くの木の近くで座り込んでいると暫くして・・・茂みからがさがさと音がしたので

薫は熊か荒魂かと思ってびくついていた。

 自分は終わりなのかと涙ながらにそう思っているとそこで目にしたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・ねねであった。

 「ねーねー。」

 「・・・お前・・・・」

 「ねーねー。」

 ねねは薫に近づいて足元を擦るようにじゃれていると薫は緊張の糸が解れたのか

泣きながらねねを抱きしめたのだ。

 それからと言う物薫とねねは何時も一緒であり家族以上・・・自分の分身かの如く

共にいたのだ。

 そして現在・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あ・・・ぐ・・・。」

 薫はボロボロになって地に付していた、夜見の実力は想定以上でこれで3席かよと薫はそう思いながら現状を確認していた。

 「(ああ糞。あの女がリストカットする度に荒魂ばかばか出しやがってこっちは其れの対応に追われてその隙突かれて・・・ねね。)」

 薫はねねの方に目を向けるとねねもボロボロであった、小型の荒魂相手に

ズタズタにされながらも何度も何度も立ち上がりそして今に至る訳であるのだが尚も

立ち上がろうとするその光景にああそうだなと薫も自身を鼓舞するかのように

立ち上がってこう言った。

 「此の儘負けたら・・・あたしらは・・・・目的・・・放たせねえもんな・・・!」

 「ねー・・・ねー・・・!」

 ねねもそうだと言って鼓舞していると仕方ありませんねと夜見は自らが放った荒魂に

命令をして薫目がけて襲いかかってくるとああそうかよと薫は自らの御刀である大太刀を低く持って其の儘夜見目がけて走って・・・投擲した。

 「うおらあ!」

 「甘いですよ。」

 夜見はそう言って避けると荒魂達に指令を与えようとした瞬間に・・・ねねが

出てきたのだ。

 「?」

 一体何が目的だと思っているとねねは其の儘走ってそして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・尻尾の口で御刀を掴んでブーメランの様に薫目がけて放ったのだ。

 「!」

 夜見は其れを見て二重戦法かと思ってそれも回避しようとして・・・

ある事に目がいった。

 自身が避けた御刀を薫がつかみ取ったのだ。

 「まさか・・・これが目的。」

 「うお・・・りゃあああああああああああああああああ!」

 薫はそう言って夜見の写しを斬捨てたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まさか・・・これ程とは思って見ませんでした。」

 夜見はそう言って荒魂を自身の体内に戻すと降参するのかと薫がそう言ったと

同時・・・夜見は速攻で下がってロケットのスイッチを押すと音声が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『システム起動、『皐月 夜見』を承認。『稼働装甲兵装』オンライン、

機体名『マスカレードJ』の起動を許可』

 その音声と共に夜見も体に炎が纏わりついてその姿を露にした。

 オレンジの装甲

 細身の体つき

 そしてその手にアルレイピア状の武器

 「ここからは本気・・・貴方をここで葬ります。」

 夜見はそう言ってレイピアを構えてそして・・・薫を弾き飛ばしたのだ。

 「ぐあ!」

 稼働装甲兵装の一撃は負傷している薫にとっては不味いなと思っていた、

薫もねねも互いにボロボロでもう戦う力がほとんど残されていないだろうし自分の写しも先ほどのデ切れてしまったのだ。

 そんな中で稼働装甲兵装を相手取るなんて最早自殺行為としか言いようがない中

薫はやるしかねえよなと思いながら御刀を構えると夜見は其の儘レイピアで

串刺しにしようとして其の儘突き進んでそして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・横からランスが割って入ったのだ。

 「「!」」

 この槍を見て夜見は敵かと思いそして薫はこれはと思った瞬間に上空から・・・

アキレスを纏ったエレンが姿を見せたのだ。

 「マニアイマ~シタ!」

 エレンはそう言って夜見を蹴り飛ばしてランスを構えなおすと成程と夜見は

こう言った。

 「これでは形成逆転ですね、向こうも通信が切れてますから恐らくは。」

 「あいつら・・・やったのか!」

 「モウコレでゴウカクハケッテイデスネ~。」

 エレンがそう言うとではと夜見は・・・・仕方ないですねと言って通信機で

こう言った。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「起きなさい『オーディン』、戦闘開始の時間ですよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その音声が響いたと同時にコンテナが開いて其処から姿を見せたのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・紫と黒のツートンカラーの稼働装甲兵装であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『か・・・なみ・・・サン』




 次回は第6話。
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