「そうか・・・なら僕達は一旦そっちに向かう事になるがそっちは制限時間内に
戻れそうか?」
真希は夜見に対して通信機でそう言うと夜見はこう答えた。
『コチラハ敵の恐らくは舞草の関係者だと思われます相手と交戦中、向こうも
稼働装甲兵装を使って応戦するが為遅れます。』
「分かった、僕と寿々花は一旦本部に戻って機体の再調整を終え次第もう一度出る。」
そう言って通信を切ると寿々花は真希に対してこう言った。
「それで?私たち負け組はどの様に?」
「・・・今言った通りだ、僕達は本部に戻って機体を再調整する。今度は紫様から
譲り受けたあれを実戦投入する必要がある。」
「あれですか・・・あれが今後の戦に必要になるのでしょうか?」
「分からない、だが紫様があれを使う事が決めたのであるなら僕達親衛隊は黙って
従うだけだ。」
真希はそう言って立ち上がるとこう呟いた。
「今度は負けないぞ織斑一夏、紫様の為に・・・そして何よりも僕の名誉を
取り戻すために・・・何だあれは?」
真希はそう言って空を見上げた先にアル何かを見ると寿々花もあれはと言って
見つめた先にあったのは・・・
・・・・・空高く飛翔している稼働装甲兵装であった。
「あと少しで合流地点よ!」
「うん!一夏さん達も大丈夫ですか?」
可奈美が一夏とマシュに目を向けてそう聞くと一夏とマシュが互いにこう答えた。
「ああ、だけど焔天は使えそうにないな。これ以上の戦闘に耐えられそうにない。」
「私のホワイト・パラディンもです、先ほどの戦いで武装の疲労度も高いです。」
戦うとなるとと言っていると姫和は不味いわねと言って内心こう思っていた。
「(これ以上は間違いなくあの2人を当てにするのは危険ね、けど稼働装甲兵装を
持たない私達が戦う手段何てもう)」
一夏達しかいないと考えていると・・・上空からレーザーが4人の行く道を塞いだ。
「「「「!?」」」」
其れを見て一体何なんだと思っていると上空から現れた稼働装甲兵装を見て
可奈美はそんなと言ってこう続けた。
「空からだなんて・・・稼働装甲兵装が飛んで来たって事!」
「折神家!そんな機体も製造していたのね!!」
姫和は畜生と思いながら両腕で防いでいるとその姿が砂煙の中から露となった。
紫と黒のツートンカラーの装甲
装甲は最低限で軽量型と見てとれる。
バックパックにはフライトユニット
右腕には2振りの双槍
左腕にはロングレンジライフルと小型のシールド
「見た感じ高機動型の万能タイプね、だけどこんな時に・・・!」
対策すら考えていないのにと姫和はそう言いながら御刀を抜くとその飛んできた
稼働装甲兵装オーディンが可奈美を見て・・・こう言った。
「『可奈美・・・さん?』」
「え・・・今のって」
もしかしてと言うと同時にオーディンのブースターが起動して・・・可奈美に向かって来るのが見えた。
「「「「!」」」」
其れを見た全員が何でと思っていると可奈美と共に森の中に消えていくのが見えて
不味いと姫和はそう言って助けようとすると一夏が2人に向けてこう言った。
「俺があっちに行く!2人は今のうちに合流地点に行ってくれ!」
そう言って向こうに行くのが見えた姫和はそう言えばと言ってあの時の事を
思いだした、自分達が真庭によって匿われていた時に折神親衛隊の結芽と
相対した時に見たあの姿・・・仮面ライダーを。
「一夏さん!」
「今の私達じゃあれには勝てないわ!今は合流地点に向かうわよ!!」
姫和の言葉を聞いて其れはと言うと姫和は其れにと言ってこう続けた。
「あいつがそんな簡単に負けると言うイメージが浮かばないわ、今は信じるしか
私達には出来ないわ。」
稼働装甲兵装と共に森の向こうに入った可奈美はオーディンに向けてこう言った。
「舞衣ちゃん・・・舞衣ちゃん何でしょその機体にいるの!」
そう言うがオーディンからは何も反応がないことに対して可奈美は更にこう続けた。
「私・・・舞衣ちゃんと戦うつもりはない・・・だから・・・其処からどいて!」
「『か・・・可奈美・・・さん・・・。』」
「舞衣ちゃん!聞こえるんでしょ舞衣ちゃん!!」
そう言うと・・・舞衣は可奈美に向けてこう言った。
「『可奈美さん・・・可奈美・・・さん・・・カナミ・・・さん!』」
そう言ったと同時に舞衣はオーディンの双槍で攻撃を始めたのだ。
「くう!」
ガきんと言う金属音が聞こえる中可奈美舞衣に対してこう言った。
「舞衣ちゃん!私は舞衣ちゃんと戦う気は」
「『可奈美さん可奈美さん可奈美さん可奈美さん!』
ぐうと押されていく可奈美であったがこれは当然であった、今の可奈美は
舞衣と言う人間に対して剣を・・・仲間に対して戦うことが出来ないと思い更に言えば
稼働装甲兵装と生身の人間と言う絶対的に抗えないであろう戦いの格差があった事から
防戦ですら敵わなくなると思った可奈美だがそれでも舞衣とは戦いたくないと言う想いが働きそして・・・ズガンと言う音と共に可奈美が森の更に奥へと吹き飛ばされると
目の前に舞衣が纏っているオーディンが現れてその槍が可奈美に対して
攻撃しようとした瞬間に・・・
・・・・・・一夏が焔天を纏って可奈美を救ったのだ。
・・・・背後のスラスターを犠牲にして。
「い・・・一夏さん!機体が!!」
「ああ大丈夫だ、君が仲間の武器で傷つくよりはな。」
「ふぇ!?」
可奈美は其れを聞いて赤面していると更にこう続けた。
「其れにあの子は君の友達の舞衣サンなんだろ?だったら・・・俺がやらなきゃな。」
一夏がそう言って焔天を解除してその腕に・・・ビルドドライバーを掴んでいた。
次回へと続く。