カオス・ストラトス   作:caose

309 / 309
 続きです。


刀使いの巫女Ⅸー2

2人の巫女達が舞を踊りまるで何かを清めている様な感じで踊るのを見て

何しているんだと思っていると寺の住職らしき男性が奥から何かを出し始めたのだ。

 「あれが・・・御神体何でしょうか?」

 可奈美がそう呟くと恐らくなと一夏がそう言うとこう続けた。

 「大きさから見て多分筒みたいな感じただけ何か・・・資料みたいなのが

入ってんのかな?」

 そう呟くのを聞いた薫が違えよと言うと・・・薫がこう答えた。

 「あれは・・・ノロの一部だ。」

 『!』

 それを聞いた一夏達が驚いているとエレンがこう説明した。

 「イマはスクナクナリマシタ~が、ムカシはドのバショデモコのようなイベントが

あ~リマした。」

 「嘗てノロとは多くの者達によって討伐しながらああやって祀り、清め、

そして鎮めさせる事でノロの暴走を止めることが出来るのだよ。」

 フリーマンの言葉を聞いて可奈美はへえと思っている中暫くすると・・・さてとと言ってフリーマンは立ち上がるとこう言った。

 「君達に話があるんだ・・・私の・・・20年前の過ちだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「20年前の過ちって・・・相模湾での戦いと何か関連があるんですか?」

 可奈美がそう聞くとそうだねとフリーマンは説明を始めた。

 「順番に話そう、嘗て・・・明治時代だが当時政府はノロの存在から多く存在する

神社仏閣を縮小する廃仏毀釈をどの位知っているかな?」

 フリーマンがそう聞くとええとと全員が考えている中・・・一夏がこう答えた。

 「確かだけど・・・有名な神社仏閣とか即身仏を扱うお寺以外を廃止するって

奴でしたよね?」

 一夏がそう言うとその通りと答えてこう続けた。

 「其れの影響で各地に点在していたノロを一度は全て一か所に集めていたんだが・・・其れの影響で大荒魂が現れたんだ。」

 「!」

 「俗にいう・・・西郷隆盛が決起した西南戦争の時だよ。」

 『!』

 それを聞いて全員が驚いている中フリーマンは更にこう続けた。

 「当時西郷隆盛率いる反乱軍が対峙する際に大荒魂が現れ・・・当時の西郷隆盛は

自分達の部隊が囮になって戦う間に刀使師を向かわせて討伐させるようにと・・・

大久保利通に対して電報で伝えていたと言う大久保利通直筆の手紙に

記されていたんだ。」

 それを聞いて全員が驚愕していた、何せ西郷隆盛と大久保利通は最後は互いに

意見の食い違いがあったのに何故と思っているとフリーマンは仮説だがと言って

こう続けた。

 「2人は互いに同じ目標・・・この国の繁栄と民達の幸せを考えていたんだと思うよ?だけど・・・互に歩み方に違いが起きた、だからこそ互いに分かれたが・・・

最後の最後でお互いに分かりあえたんだと僕はそう思うよ。」

フリーマンはそう言って空を見上げていた、2人が辿ろうとしていた道は例えゴールは同じでもその道のりが

違えれば全て狂ってしまうんだと感じたからだ。

 するとそしてとフリーマンは然しと更にこう続けた。

 「だがそれから第2次世界大戦前になるが・・・当時総力戦研究所ではノロを使った場合も想定した兵器研究を行っていたんだ、無論敗北は決定的だったと残された資料で確認されていたが其の時期は・・・

全く違っていたんだ。」

 「全く違って・・・?」

 「何時まで続いていたんですか?」

 可奈美と舞衣が互いにそう聞くと・・・フリーマンはこう答えた。

 「ノロを使った場合の戦争シュミレーターによれば終わったのは・・・1949年の2月17日、

その際には日本の人口は現在1億3200万人だがその内・・・6%弱でしか生き残れなかったそうだ。

 「6%だと!たった・・・800万人もいかないじゃないか!」

 姫和がそう言うとそうだねとフリーマンは全員に向けてこう言った。

 「だがそれが戦争だ、勝つ為ならば手段処か倫理も・・・道徳も・・・消し去ってしまう。だがその手前で

戦争は終結しノロの研究は当時GHQとしてこの国に来ていたアメリカも加わった大規模な研究の過程で何故ノロが生まれるのか?そして何故荒魂になるのかが分かったのだ。」

 そう言うと其れを聞いた可奈美達が一体何なんだと思っていると・・・その前にとフリーマンは

可奈美達に向けてこう聞いた。

 「君達は御刀が造られる時にノロが何故現れるのかは聞いたことあるよね?」

 「はい、確か御刀が鋳造する際の穢れが・・・ノロを出すのだと教科書で書かれていました。」

 舞衣がそう言うと・・・その通りだねとフリーマンはこう続けた。

 「そしてノロは長い時を掛けてそして・・・隠世からの微弱なエネルギーを帯びて生まれる・・・彼らもまた

隠世によって生まれた犠牲者なのだ。」

 「犠牲者・・・ノロがか!」

 姫和がそう言って驚く中そうだとフリーマンは更にこう続けた。

 「我々はそれを理解しそして膨大な力に米軍は目を付けた、そこで私が未だ米軍の技術者として

この国に来た私は20年前に・・・傲慢な事をしでかしたんだ。」

 「20年前・・・まさかそれって!」

 「じゃあ・・・米軍が出なかったのは!」

 マシュと一夏が互いにそう言うとその通りだとフリーマンは全員に向けて・・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「相模湾大災厄・・・其れは当時米軍が極秘裏に日本政府に裏工作して手に入れた大量のノロ約5トンと

御刀270本が大荒魂と化してそして・・・あの『砲兵』型ノロが全てを吸収した事で起きた・・・

米軍にとって恥部であり明かされてはいけない・・・最悪の人災だったんだ。」




 そして・・・罪は明かされる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。