「一体何で・・・そんなに時間を気にしているの?」
可奈美の言葉に結芽は一旦立ち止まると可奈美に対してこう言った。
「何で・・・そう思ったのかなあ?」
結芽がそう聞くとううんと暫く考えていると・・・可奈美はこう答えた。
「何かねえ、剣筋にちょっとだけど・・・焦ってる感じがしたからかな?」
そう言うとへえそうなんだと結芽はそう呟くと・・・結芽はこう言った。
「まあ良いじゃん・・・この戦い終わらせてさあ、次は一夏お兄ちゃんと
戦うからねえ!」
結芽はそう言いながら双剣を使うと可奈美も大型ブレードで向かって行った。
「糞!あっちの応援に行きたいけど・・・こっちもこっちだしな!!」
「ここからは行かせない。」
沙耶香がそう言いながら拳を振うと一夏もクローを使って応戦している中
レーダーに反応がある事を感じて一夏が上を向くとそこには・・・3機の
ヘリコプターが来るのを感じて不味いと思っていた。
もし援軍だと思っていると其処から更に3人の反応が見えた。
「あれは・・・折神親衛隊かよこんな時に!」
今こっちも忙しいのにと思っていると・・・フリーマンが通信でこう言った。
『一夏君今大丈夫かい!』
「フリーマンさん!こっちは色々とあって今話す時間は」
『今そっちに向かっている相手はこちらで相手取らせるから君はそっちに
集中していてくれないか!』
「こちらでって・・・まさかそれって」
そう言う間に後方から5つものミサイルハッチが開くと其処から放たれたのは・・・
5機の稼働装甲兵装であった。
すると折神親衛隊用のヘリコプターからエンペラーM2、エジプト、マスカレードを
纏った真希、寿々花、夜見が出てくると開かれたミサイルハッチから5機の
稼働装甲兵装が姿を見せたのだ。
薫の月光丸
エレンのアキレス
そして姫和から・・・その機体が姿を見せた。
浅い緑色の装甲
少しごつい体格
そして右手にアルライフル
其処から出たのは・・・正に暗殺者みたいな機体であった。
機体名は『アサシン』、隠密戦闘用の稼働装甲兵装である
次に米村であるがその機体はまるで・・・狼のようであった。
灰色の装甲
狼の様な風体を持った意匠
そして何よりも自身の体よりも長大な・・・ライフル
遠距離特化型稼働装甲兵装『ハンター』
その機体名の通りまるで狩人の様に遠距離からの攻撃ができる機体である。
そして小川であるが・・・見た感じはアキレスの様に感じた意匠であった。
漆黒の装甲
アキレスに似た意匠
右腕には短剣が付いた銃火器とシールド
舞草が研究して汎用機用に開発された舞草の試作機
『アキレス・ディード』
汎用試作機であると同時にISの吹雪の研究データから開発した試作飛行エンジンを
搭載しているのだ。
そして全員が親衛隊の方に目を向けると成程なと真希は5人を見てこう言った。
「君達も稼働装甲兵装を手に入れたようだが・・・僕ら相手にまだ動かしてない
機体持ちが多い人間もいて勝てるとでも思っているのか?」
そう言うと姫和はこう答えた。
「確かに私たちはこれをまだ扱いなれてないかもしれないけど・・・甘く見ないで
欲しいわ、寧ろこの位のハンデじゃなきゃ貴方達は私たちには勝てないでしょ?」
そう言いながら姫和は写し状態になるとあらそうなのと寿々花は少し・・・
どすの効いた声を上げるとこう続けた。
「其れじゃあ・・・負けた時の言い訳にしないで欲しいですわ!」
そう言ってブレードを抜くと夜見もレイピアを抜いてそして全員が武器を構えると
互いに・・・戦闘が始まったのだ。
「全員戦闘を始めました!」
「良し、データは逐一分析に回してくれ。其れとだが向こうの戦闘データも
記録しておいてくれ。」
それを聞いてレーダー班は了解と答えてデータを分析している中朱音は
フリーマンに対してこう聞いた。
「然しお姉さまが我々の行動を何故何も行動を起こさないのでしょうか?」
「ふむ・・・ナニカ理由が有るのかそれとも・・・静観する程度だと
思っているのか分かりませんが何かあったとしても我々は対応を怠らないように
するべきでしょうね。」
フリーマンはそう言って注視していった。
「はあああああああああ!」
「うおりゃああああああああああ!」
可奈美と結芽の激闘は最早誰にも介入できない程の激戦となっていた、この戦いに
入れるのと言えば間違いなく・・・折神 紫であろう。
そしてそんな中結芽はある事を思いだしていた。
昔・・・まだ5つ位の年齢だった時に寺にて刀使師の適性を調べる際に彼女は・・・
其れが分かった瞬間に多くの人々はその将来性を期待していた。
7つの時には現役の刀使師含めた下級生を全員倒して注目された。
そして特待生として綾小路武芸学舎に入学して人生絶頂期の中・・・病魔が結芽を
襲った。
ーー心臓の病です、此の儘では命の危険を伴います。
それからと言う物・・・結芽は病との戦いであったが其れは激痛を伴う物であった。
心臓の病により日に日に衰えてくる体に結芽は絶望していった。
此の儘死んでいくのかと思う中・・・結芽は紫に出会うとこう聞かれた。
「選べ、此の儘朽ちて行くか・・・例え代償を伴っているとしても一筋の光となって
強者たちに貴様の力を見せつけるか・・・何方か選べ。」
其処からは体が回復して誓った。
一度も見舞いに来なかった親を忘れ更に鍛錬を積んで・・・多くの強者に自分を
見せつけてそして死したとしてもその記憶に残るくらいにと思っていた。
だからこそ結芽は目の前にいる可奈美に対して更に攻撃しようとした瞬間に・・・体に異変が起きた。
次回へと続く。