「うおおおおおお!」
一夏は追加装甲に装備されているハンドガンを真希に対して向けると真希は其れに対して左腕部に装備されている大型キャノン砲を向けて放つと其れをスラスターを最大出力にして躱すと回転するかのように左腕のクローを展開するとしまったという真希は御刀を
抜こうとして左腕のキャノン砲を格納すると同時に右腕のハンドガンを放つと不味いと
直感で感じた真希は不覚なれど一瞬動きを止めると其の儘一夏は視陸で腹部に
ぶつけるようにあてて弾き飛ばしたのだ。
「可奈美!」
一夏はそう言って可奈美の元に向かって行った
「(私・・・何で戦ってたんだろう・・・。)」
倒れて行く結芽はそう思いながら今迄の事を走馬灯のように思いだしていた、
刀使師の資格を持っている事を知った事。
その実力が他の刀使師・・・普通の面々よりも強い事。
そして入学して・・・自らに病があり手の施しようがない事。
絶望し、両親も会ってくれなくなり孤独の儘死ぬのかと思って居た頃。
折神 紫のノロを使った人体実験により体を立て直し再び刀使師になれた事。
そして稼働装甲兵装を持って・・・今日今日までを思いだしてそして・・・
一夏と可奈美の事を思いだしていた。
「(楽しかったなあ・・・一夏お兄ちゃんと可奈美お姉ちゃんとの戦い・・・
あの時やっと出会えたんだって思ったんだ・・・自分の全部出し切れる相手にさ。)」
そしてインストールフルボトルの事を思いだして目を開けると
そこで目にしたのは・・・
・・・・・自身を心配するかのように囲んでいる一夏と可奈美であった。
「結芽ちゃん・・・結芽ちゃん!」
「あれ・・・一夏お兄ちゃんに・・・可奈美お姉ちゃん・・・何でそんな顔なの?・・勝ったんだよ可奈美お姉ちゃん・・・。」
結芽はそう言って目の前にいる・・・泣きそうな表情をしている可奈美を見ると
可奈美はだってと言うと近くにアルボロボロになったペルセウスを見ると
ああそうかと結芽はこう続けた。
「あれ・・・止めれたんだね・・・本当に強いんだね可奈美お姉ちゃん・・・。」
「結芽ちゃん!直ぐに病院に!!今だったら未だ」
可奈美がそう言うと結芽は・・・自分の右手を見てああそうかと言ってこう続けた。
「私・・・死ぬんだね。」
そう言って自らの腕をもう一度眺めていた、何せ結芽の腕が・・・
薄くなり始めたのだ。
然も周りを見れば結芽の全身が光の粒子になって消え始めているのだ。
「大丈夫だ結芽ちゃん!未だ体の調子が優れないだけだ?今から治療すれば
もしかしたらまだ」
「駄目だよ・・・お兄ちゃん・・・もう分かってるから・・・。」
結芽はそう言って一夏に真実を伝えるとこう続けた。
「私ね・・・楽しかったよ・・・2人を相手取って戦えて・・・私ね・・・
怖かった。」
「怖かったって・・・何に?」
可奈美が心配しながらそう聞くと結芽はこう続けた。
「誰も・・・結芽の事忘れてしまう事・・・誰も結芽の事覚えてくれなくなること・・誰も結芽を・・・見てくれない事・・・独りぼっちはいやだ・・・
誰にも覚えてもらえないのも嫌・・・結芽の強さを皆に見せて・・・
忘れて欲しくない・・・嫌だよ・・・怖いよ・・・。」
結芽はそう言いながら可奈美にしがみ付きながら泣いていると可奈美は・・・
優しく包んでこう返した。
「忘れないよ私・・・結芽ちゃんの事・・・貴方は強かった・・・私知っているよ・・其れに一夏さんだって。」
一夏がそう言うと結芽は本当?と聞くと一夏も・・・結芽を抱きしめてこう言った。
「ああ、俺驚いたよ。君みたいに強かった年下の子供なんていないしこれからも
現れないと思う・・・君は本当に強くて本当は優しい子だって事俺は知ってるから。」
「私の事優しいだなんて・・・一夏お兄ちゃん・・・変なの。」
そう言いながら結芽は一夏と可奈美を抱きしめるとああそうかと・・・
こう思っていた。
「(私・・・本当は強くなくてもよかったんだ・・・私が本当に欲しかったもの・・・最強じゃない本当の欲しかったの・・・覚えて欲しいじゃない・・・
忘れて欲しくないじゃない・・・ただ私は・・・)」
そう思いながら結芽は・・・もう記憶の中すらなくしかけていた・・・
両親との思い出を思いだすとこう言った。
「私は只・・・パパとママが一緒にいてくれればそれで良かったんだ・・・。」
そう言うと結芽は一夏と可奈美を見てこう言った。
「私・・・2人がパパとママだったら・・・どんだけ幸せだったんだろうね・・・。」
そう言うと結芽の全身が淡い光となって消える寸前に・・・こう呟いた。
「パパ・・・ママ・・・会いたかったなあ。」
そう言って結芽は其の儘・・・薄い水色の光となって消えて行った。
「結芽ちゃん・・・御免・・・御免なさい・・・御免なさい・・・御免なさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
御免なさいと謝る可奈美を一夏は抱きしめながらこう言った。
「可奈美は悪くない!悪いのは・・・悪いのはこんな事を平然とする」
「平然とするか?当たり前だろ??そいつらは全員所詮只の実験動物にすぎぬ。」
「「!」」
上空でその声が聞こえて目を向けるとそこで目にしたのは・・・
・・・・・背中に幾つもの黒い蝙蝠の羽をはやした紫であったが一夏はその羽に
見覚えを感じた。
そう・・・其れもつい最近見た・・・
・・・・・悪魔の羽。
「まさかお前・・・シャルバか!」
一夏がそう言うとああそうかと紫は・・・にたりと悪意に満ちた笑みを浮かべて
こう言った。
「20年ぶりだな・・・織斑一夏。」
次回は・・・激突。