カオス・ストラトス   作:caose

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 続きです。


刀使いの巫女⑪-⑫

 今回の事がネットで日本中が知った事で各地では大混乱となっていた。

 20年前の相模湾大厄災の真実、折神親衛隊や鎌符女学院の高津、

そして綾小路武芸学舎の校長が互いにノロの研究をし人体実験をしていた事。

 その事を知った長船女学院校長が舞草を組織し対折神親衛隊に対抗しようとしていた事。

 そしてその真実を知った姫和が折神 紫暗殺を企てた事。

 最後に折神 紫の中に・・・その相模湾大厄災の時の元凶が寄生している事。

 これに伴い政府は緊急会議を開き両学校を監視対象とし先の対象となった学校は

監視対象から外し折神 紫に対して強硬捜査に踏み切るべきだろうがここで

一大事が起きた。

 何と相模湾で再びノロの大軍勢が現れたという事だ、これは国家存亡の危機に該当すると考えて自衛隊に各地の刀使師を総動員とした総戦力解放令を出した。

 そんな中一夏とマシュはと言うと・・・互に政府にて取り調べを受けた後一夏は

美濃関学院、マシュは平城学園に身を寄せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「今回は私の所の生徒の2人を助けてくれたことに感謝いたします。」

 「ええと待ってください!頭を上げて下さい江麻さん!!俺の方こそ恩田さんを

送ってくれてそのおかげで舞草と出会えたんですから?!」

 一夏はそう言って頭を下げる江麻を見てそう言うがいいえと江麻はこう続けた。

 「今回の一件は全て私達20年前に大荒魂っ討伐の際に何も出来なかった私たちの

不甲斐なさから始まった事、あの時私たちの力がもっと強ければ今回の一連の事は

無かったのです。私の頭一つで生徒2人の未来を天秤に掛ける事でしたら

私の頭位軽い物です。」 

 そう言うと江麻は一夏に向けてこう言った。

 「貴方が持っている稼働装甲兵装・・・いいえIS『黒式・焔天』は我が校の

稼働装甲兵装整備部門に置かれてこちらに出向している政府の開発班に加えて

自衛隊の科学研究部が中心となって責任をもって整備させて貰います、弾薬や武装は

こちらで都合をつけさせてますし貴方については一応は特別許可として

この学院の生徒として置かせて貰います。」

 無論その間の学費と食費の面倒も見ますというと一夏は何から何までと言って

感謝を述べようとすると江麻はこう返した。

 「感謝しないで下さい、先ほども言った通りこれは私たちの問題。

それにけじめでもありますから筋が違いますよ。」

 そう言うとではと一夏に対して江麻はこう言った。

 「状況ですが・・・一言でいうのでしたら最悪です、刀使師に関連する組織や

司法機関は其の殆どを折神 紫・・・いいえ、シャルバによって統括されていました。

それが仇となり今ではどこもかしこもがたがたです、これに伴い政府は相模湾の刀使師に関する全権限を我々に譲渡致しましたが様は体のいい責任逃れのための行為です。

まあ政府の方も今はアメリカ政府との非正式の対談に他国からの情報開示請求とかで

大顕でしょうがあっちはもう知らない扱いで宜しいでしょう。今は目の前の惨劇を

どう食い止めるかです、既に相模湾一帯は非常警戒船が張られ刀使師以外は入る事すら

出来ませんし何か動きがあれば出撃させる用意は出来ております。

そしてシャルバについてですが現在は折神家全体に警察が捜索しようと

身構えておりますが今は動ける状態ではないですのでコチラハ報告待ちです。」

そう言うと次にと江麻は一夏に対してこう言った。

 「伍箇伝の勢力についてですが明日緊急会議を開く事と相なりました、目的は今回のシャルバ討伐に伴う戦力の供出に稼働装甲兵装の代わりにカスタムストームを

使う事となりまして其の使う面々を誰にするかとかの議論の為に私達と警察・司法機関に自衛隊の幕僚が参加となりますが折神親衛隊を相手取ったりシャルバの事を

良く知っている貴方とマシュさんにも参加してもらいます。それと可奈美さんと

姫和さんとも参加させるようにと言われております。」

 「つまり・・・俺達が異世界から来たこととかですよね?」

 「ええそれです、私も最初は信じられなかったですが累ちゃん・・・

ああ恩田ちゃんの事なんだけど貴方達が使っていた機体を見る迄は信じられなかったけどあれを見れば納得するしかなかったのよ。其れを政府の頭でっかち達にも

見せなきゃいけないのよ。」

 御免なさいねと言うと一夏はいいえと答えてこう続けた。

 そして最後にと江麻は一夏にある物を手渡した。

 「綾小路武芸学舎の校長の伏見・・・ああじゃなかった今は『相楽』だったわね、

昨日の戦いの後に回収されたこれ・・・貰って来たわよ。」

 そう言って一夏に渡したのは細長い・・・何かが入った竹刀袋であった。

 それを貰った一夏は竹刀袋の紐を解くと出てきたのは・・・1本の御刀であった。

 「燕 結芽さんの御刀『にっかり青江』、本来でしたら其れは綾小路武芸学舎に

返還されるんだけど貴方に・・・あの子の想いを組んでくれた貴方と

可奈美ちゃんだったらと言ってたわ。」

 「・・・あのその」

 「『結月』ちゃん・・・ああ『相楽』ちゃんでしたら今は警察の留置所に

自ら出頭しているけど明日解放されるらしいからその時に何か言いなさい。」

 「・・・・はい。」

 「アノ子も悪意はなかったわ、純粋にノロの力で人の役に立たせたいって・・・

病であと少しの命だった結芽ちゃんの想いを組んで考えてたんだけど・・・どうしてこう間違うのでしょうね。」

 どうすれば良いんでしょうねと呟く江麻に対して一夏は・・・何も言えなかったのだ。




 次回はその後。
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