「ふぁ・・・あ、師匠?」
可奈美は目の前にいる自らの師であり・・・何れ母親になる存在である美奈都が
そこにいた。
「今日は色々貯めこんだもの・・・あの一夏君に一杯吐き出させたねエ♪」
「はう・・・あううううううう//////」
可奈美はそれを聞いて御刀にしがみ付きながら赤面しているとあららと美奈都は可奈美に対してこう言った。
「全く、貴女が私の娘だとしても其処迄初心だとはねエ。」
「もう・・・師匠のバカーー!!」
可奈美が大声でそういう中美奈都はあらあらと言いながら御刀を構えてこう言った。
「さてと・・・行こうか!」
美奈都がそう言うと持っていた御刀を左から右手に持ち帰るのを見て可奈美は
こう聞いた。
「師匠、一つ宜しいでしょうか?」
「ん?何??」
「ずっと思ってたんですけど師匠って何時も刀を持つとき左右どっちにも使いますよね?何でですか??」
可奈美がそう聞くと美奈都はああこれねと言ってこう答えた。
「私って御刀を持つとき左右どっちも持てるからね、だけどこれ真似しないで良いよ?
悪い癖ついちゃうんだから。」
そう言いながら美奈都と可奈美は何時もの稽古が始まった。
「色々あったんだもんな、俺だって結芽チャンの事は忘れられないんだから。」
一夏はそう呟きながら可奈美の頭を撫でようとして・・・
・・・・・背後にいる黒いオーラを出していると舞衣の姿が見えて一夏は何で
怒っているのと思いながらギギギと振り向くとマジでぞくりと感じた一夏は舞衣に対してこう聞いた。
「ええと舞衣さん・・・一つ宜しいでしょうか?」
「何でしょうか織斑一夏さん?」
「何で・・・怒ってるんですか?」
「あらあら私が怒ってるだなんて何ででしょうねえ・・・どうして可奈美さんの
頭を撫でているのですか?」
それを聞いてええとと呟いていると舞衣は全くと言って一夏の隣に座ってこう続けた。
「私も可奈美さんの身が心配ですからここに残ります、其れとですが・・・コレヲ。」
舞衣がそう言って昼前に貰った弁当箱を手渡すとこう続けた。
「其れなりに美味しかったです、まあ舞衣さんほどではありませんでしたが・・・
其れとですがコレヲ。」
舞衣がそう言って鞄の中からある物が入った袋を手渡したのだ、
その中に入っているのは・・・
・・・・・クッキーが入った袋であった。
「あ、これ可奈美が好きな奴。」
「その通りです、以前貴方に助けられましたし何よりも・・・・まあ良いでしょう。」
舞衣がそう呟いていると・・・ひくひくと鼻を揺らしている可奈美がこう言った。
「舞衣ちゃんのクッキー!」
そう言いながら起き上がると可奈美は一夏に対してこう聞いた。
「あれ・・・もしかして今のって夢でしたか?」
「いや夢じゃないよ?それにしても・・・はいクッキー。」
「わああ・・・舞衣ちゃんも来ていたの!」
「はい、少々可奈美さんの事が気掛りでしたので。それにしても・・・何時まで
一夏さんの服を掴んでいるのですか?」
「ふぇ・・・//////////。」
可奈美はそれを聞いて無意識でとはいえ一夏の服を掴んでいる事を確信して
真赤にして一夏から離れるが全くと呟いて舞衣は一夏に対してこう言った。
「それでは私はここで、一夏さん貴方の事ですが学院長がお呼びですよ。」
「?」
一夏は何だろうと思って居ると其の儘学院長の元に行こうとすると可奈美は
一夏に対してこう言った。
「あの一夏さん!」
「?」
「ええとその・・・ありがとうございます、今迄色々と。」
「いや・・・俺もだよ、可奈美がいたからここ迄来れたんだから。」
「ふぇ?!」
可奈美はそれを聞いて真赤にしながら俯くとじゃあと一夏は舞衣と共に出て行った。
「御免なさいね一夏君呼ばせて貰って。」
「ああ、全然構いませんよ。それにしても何かあったんですか?」
そう聞くと江麻は一夏に対してこう言った。
「今回の件で話し合いの為に平城にいるマシュさんと姫和さん、そして私たちと
可奈美ちゃんが政府の話し合いをするために貴方達が呼ばれたのです。」
「!其れってつまり・・・やはりシャルバについてですか?」
「ええ、その事で政府が話し合いをする事となりました。ですが今の政府は
アメリカとの仲違い解消の為に外務省は大慌て、防衛相は貴方方の機体についての
話し合い、そして最後に・・・今後についてです。」
それを聞いて舞衣は江麻に対してこう聞いた。
「あの学院長、私は何のために?」
そう聞くと江麻はこう答えた。
「貴方はシャルバにおける人体実験の対象となっておりました、その話し合いの為に
貴方も御呼ばれしたのです。其れに貴方のお父様も一夏君とマシュさんの機体の
解析の為に来るそうなので・・・明日は忙しくなりますよ。」
それを聞いて一夏と舞衣は互いに了解と答えて舞衣が寮に向かおうとすると
ああそうそうと江麻は一夏と舞衣に対してこう言った。
「一夏君は今日から暫くは寮にて暮らす事となっていますから案内を
お願いしますね。」
「は・・・はい――!」
舞衣はそれを聞いて・・・大声で驚いていた。
次回は寮にて。