「では作戦については以上となります、選抜された面々は作戦に備えて前日まで
実家に戻る許可を特別に出しておきます。各々は互いに心残りの無いように
お願いします。」
朱音がそう言って全員に解散させようとすると一夏に対して綾小路武芸学舎の
学長でもある相良が前に出てこう言った。
「君が・・・織斑一夏君か?」
「ええと・・・あんたは?」
一夏がアンタはと聞くと女性はこう答えた。
「私の名前は相良 結月・・・燕 結芽のいた学舎の学長だ。」
「!・・・あんたが結芽ちゃんがいた。」
「そうだ、私は嘗てあの子の実力に目を付けて特待生として入れ・・・
紫さんの言葉に誘われてノロの研究をしていた人間だ。」
「!!・・・あんたが・・・!」
一夏は其れを聞いて腰に差してある結芽が使っていた御刀『にっかり青江』を
掴もうとした瞬間に相良は一夏に対して・・・頭を下げてこう言った。
「ありがとう。」
「!・・・どういう状況何ですかこれ?」
一夏がそう聞くと相良はこう続けた。
「君があの子と戦ってくれた、衛藤・・・いや、美奈都先輩の娘さんが戦ってくれた。
それだけであの子は君達に自分の存在を刻んでくれた、只それだけであの子は心残りを」
「・・・ざけんなよ手前!」
一夏がそう言いながら相良の胸倉掴むと顔を目の前に出させるのを見て貴様と由依が
自らの御刀を抜こうとすると待てと相良は由依とミルヤに対してこう言った。
「これは私の罰だ、邪魔をするな。」
そう言うと一夏は相良に対してこう言った。
「あんたはあの子を・・・結芽ちゃんの想いを組んでいたって思って居たようだがな!
違う!!あの子は・・・結芽ちゃんがずっと思ってたのは自分が忘れ去られる
事じゃなかった?!あの子がずっと思ってたのは只一つ!・・・
・・・・・家族に・・・お父さんとお母さんと最後の一瞬迄一緒に居たかったこと
なんだよ!!」
「!・・・あの子が・・・燕が・・・君は聞いたのか・・・あの子の夢を。」
そう言うと一夏はああと言ってこう続けた。
「結芽ちゃんは最後にこう言ってたよ・・・。」
~~パパ・・・ママ・・・会いたかったなあ。
「そうか・・・私はあの子の夢を勘違いしてしまったのか・・・紫さんの言葉を
真に受けて私は間違ってしまった・・・私は・・・!」
相良はそう言って最後に泣きそうになると一夏はそれを見て・・・胸倉を離すと
こう言った。
「俺はあんたを許せない、あの子を間接的とはいえ殺す要因を作ったのはあんただ。」
「あ・・・ううう・・・・。」
「だから・・・あんただけは結芽ちゃんの事を絶対に忘れないでくれ、其れが
あの子に対してあんたが出来る償いだ。」
「ああ・・・分かってる・・・私の罪は・・・永劫に背負おう・・・永劫に。」
相良はそう言ってもう一度立ち上がろうとするともう一度相良は一夏に対して
こう言った。
「・・・最期にもう一度だけ伝えたい・・・ありがとう、君と可奈美ちゃんがあの子を笑顔に・・・本当の意味であの子の心の闇を救ってくれたことに感謝したい。」
そう言ってではと言うと何やら眼鏡を掛けた少女からじとりと睨みつけられるのを見て一夏はこう思っていた。
「(ああもう・・・やっちまったよおお全く俺は何時も何時も!)」
そう思って居た、何せ昔から理不尽があると手を出してしまう事から一度は
冷静になろうと努力しているのにと思って居ると一夏さんと可奈美が背後から
来るのを感じた一夏は何と聞くと可奈美はこう答えた。
「あの人・・・大丈夫ですよね?」
そう聞くと一夏は分からないというとこう続けた。
「けど人間は間違ったとしても・・・もう一度前に進むことが出来るって
分かってるから。」
例え何があってもと言うと可奈美はそうなんですねと言って・・・空いている掌に手を添えて掴み合っていた。
「それじゃあ衛藤さんは此の儘実家に戻りなさい、ご家族も
心配されているだろうし。」
「ああはい!あの・・・一夏さんは?」
可奈美がそう聞くとああそっちねと江麻はこう返した。
「彼は暫くは学院預かりよ、部屋もそうだけど明日から柳瀬さんのご家族がISを
見に来るらしいのよ。整備科も含めて総点検が行われるから。」
それを聞いてそんなああと呟くが江麻はあらあらと薄く笑みを浮かべていると其れとと今後についてを伝えた。
「今後の荒魂討伐は他の生徒達に一任されるわ、紗南ちゃんの話だと稼働装甲兵装・・然も作戦参加者たちの機体を直前に破壊されたり長期的な修理を
避けるためでもあるわ。」
「けど其れって危ないはずじゃ!」
「そっちは大丈夫、フリードマンさんが舞草で製造していたカスタム・ストーム装備を各学院に配備するらしいわ。簡易的な武装とかだけど無いだけましよ。」
そう言うとそれとねと可奈美に対してこう言った。
「貴方に先ず大切なのは心の休息よ、先ずは休みなさい。」
江麻の言葉を聞いて可奈美ははいと答えてその日のうちに可奈美は実家に帰ったので
今後の事を考えている一夏であったが次の日・・・とんでもない事が起きてしまった。
「織斑一夏さん・・・私と戦って下さい。」
そう言って御刀を持って現れた・・・木寅 ミルヤの姿がそこにあった。
次回は模擬戦。