一夏は何でだろうと思いながら体育館にて御刀を構えていた、目の前にいるのは
木寅 ミルヤ。
恐らく昨日綾小路武芸学舎の学長である相良に対して胸倉掴んでどやした事に文句を
言いに来たのかなと思って居たが何で勝負ごとになっているんだと思って居ると
木寅 ミルヤは一夏を見てこう言った。
「この度は勝負ごとに対して答えてくれたことに感謝いたします、貴方がどれほどの
実力なのかを把握するためにこの様な勝負を申し付けました。」
「・・・俺はてっきりそっちの学長さんに色々と因縁付けた事に対する報復かなって
思ってて。」
「・・・確かにそう思って居る事もありますが其れは其れです、貴女は燕さんと
戦い勝った。然も燕さんは稼働装甲兵装を使っていたようですが其れにも勝った・・・
貴方と衛藤 可奈美さんの実力は確かに高いようですが・・・此の戦に於いても
その実力が通用するのかどうかを確かめたくてです。」
「・・・俺信用されてないのかなあ?」
「未知数の実力の把握にはこれが手っ取り早い物ですから・・・
申し訳ありません学園長、この度は我儘を通して貰って。」
「まあ良いけど・・・怪我だけはしないようにお願いしますね、大事な作戦に備えて
お互いに無茶はしないようにね。」
江麻の言葉に一夏達は互いに了解と言うと互いに御刀を抜こうとして・・・
ちょっと待ってと江麻は2人に対してこう言った。
「御刀は危険よ、だから互いに使うのは・・・こちらよ。」
そう言って江麻は可奈美を呼ぶと可奈美が持って来たのは・・・木刀であった、恐らくは互いに怪我しないように・・・そして何よりも一夏は写し状態が出来ない事を
考慮したうえでの対応であると思って居るとそう言えばそうでしたねと失念していた
木寅 ミルヤは御刀から木刀に切り替えて互いに剣を向けて・・・試合が始まった。
「一夏さん・・・大丈夫なのかなあ?」
「可奈美さん、今回は木刀ですし何よりも・・・この戦いは向こうにとっては重要だと私はそう思って居ます。」
舞衣は可奈美に対してそう言って・・・その戦いを見守る事となった。
「は!」
「うお!」
一夏はミルヤの剣檄を受け止めるとミルヤの木刀は其の儘・・・すり抜けるかのように逸らして・・・一夏に対して一撃を与えようとすると一夏はそれを木刀の柄で
受け止めたのだ。
「!・・・ヤリマスネ。」
「そっちもな!」
一夏はそう言って柄で弾き飛ばして其の儘・・・技を繰り出した。
「『篁流剣術』・・・『回し車』!」
一夏はそう言うと同時に木刀をまるで風車みたいに回して持ち手を逆にしながら
振り上げるとそれをミルヤは不味いと思って木刀で止めるが一夏は其の儘力強く
叩き飛ばしたのだ。
「凄い・・・木刀を弾き飛ばしただけじゃなくて其の儘木刀事飛ばしちゃったよ。」
「あの技は・・・恐らくは遠心力を生かして本来は刀を弾き飛ばす技何でしょうね、
力任せの様に遠心力を生かして威力を倍増させているのでしょう。以前私に対して
使った技が搦め手を応用した体術に対してこちらは純粋な剣術・・・篁流は恐らく
あらゆる剣術を網羅した上での戦い方何でしょうね。」
「成程・・・燕さんに勝ったのは偶然ではなかったようですね。」
「俺を・・・認めてくれたかな?」
一夏がそう聞くとそうですねとミルヤは一夏に対してこう言った。
「一応は認めましょう、一応はですが。」
「一応・・・なのね。」
「貴方が相良学長に対して行った事は許せません・・・然し・・・其れは其れですが
貴方は本当に凄い事をします・・・貴方の実力は把握しました・・・後の事を
宜しくお願いします・・・其れとコレヲ。」
ミルヤはそう言って少し離れると鞄を手に取るとある物を手渡すと一夏は
これはと聞くとミルヤはこう答えた。
「相良学長が折神家の研究施設にいた時に手掛けたノロの人体実験に伴う
データです。」
「「「「!」」」」
それは手にした一夏だけはなく可奈美達も驚いていた、マサかノロの人体実験の研究を彼女も関わっていたのかと思って居るがミルヤはこう続けた。
「これには人に投与した際の症状に加えて病状の緩和や再生治療の併用における
可能性が多くを占めていました。」
「症状の緩和に再生治療・・・もしかして元々ノロの人体実験って!」
「ええ・・・元々は燕さんの体を治すために行った行為でした、これに伴い彼女の体は劇的に回復する事に成功する時に人体の能力を向上させるという副産物を出しました。
更にノロの体液を追加注入・・・つまりは戦闘中での摂取は自身の体をノロに近づかせて最悪は自らの自我を崩壊させてしまうという難点を抱えておりました。其れを
何とかしようとしている際に・・・折神家はインストールフルボトルと言う
未知の技術を使い恐らく彼女たちはノロの体液から操られていると思われます・・・
ここからは相良学長からの言伝です。」
そう言うとミルヤはこう言った。
『頼む・・・私が仕出かした過ちを・・・ノロと言う呪縛から彼女達を解放させて
ほしい。』
「以上です・・・私からもお願いします・・・彼女達をどうか救ってください。」
その言葉を聞いて一夏はミルヤに対してこう言った。
「分かった・・・俺達だって関係なくないし何よりも・・・皆で救おうって言うのは
一緒なんだから。」
その言葉にミルヤはよろしくお願いいたしますと言って頭を下げた。
次回は機体の調整で舞衣の親が来ます。