舞衣の父親が来たという事も相まって一夏は格納庫に舞衣と共に向かって行くと
そこには一人の男性と共に数人の社員であろう人達がいるのが見えると男性が舞衣を
見るや否や舞衣!と言って走ってくると舞衣はその男性に向けてこう言った。
「お父様!」
舞衣は男性に近づくと男性は舞衣に対してこう言った。
「お前がノロの実験を無理やりされたと聞いて気が気でならなかったのだが・・・
彼がお前を?」
「ええと・・・まあ大体です、ですが私を起こしてくれたのは『可奈美』!さんですので忘れないで下さい。」
「あ・・・ああ、分かった。」
男性は舞衣の鬼気迫る気迫に押されてそうなんだと呟くと舞衣の父親は一夏を見て
こう言った。
「君が織斑一夏君だね?私の名前は『柳瀬 孝則』と申します、今回は君の機体の
整備をする事になったが・・・これはまた何故何どうしてオーバーテクノロジーと
言って良い物だよ。」
「ええと・・・もしかしてもう始めました?」
「いや未だだが・・・見ただけで把握できたよ、これを一から製造した科学者は
間違いなく天才と言っても過言ではない。恩田君が経由で私に情報提供した時には
驚いたがこいつの整備ともなると・・・一筋縄じゃ行かないな。」
そう言うと破損した箇所に目を向けているとさてとと言ってこう続けた。
「先ずは破損している右腕とスラスター、そして背面部のキャノン砲だけど・・・これは酷いな。応急処置しか出来ていないようだな、まあ隠れながらの事だから仕方ないけど
これを1週間で使えるようにするか・・・先ずはキャノン砲・・・こいつは砲身から
がたがただな。これを何とかするには武装を一度全部取っ払った方が良いね、問題は右腕のパーツか・・・コレヲ使うべきかな?」
『孝則』はそう言って近くに置かれている機体に目を向けそう呟いた。
そんな中一夏は今後の事を考えていた、何せ1週間後は戦闘だ。
其れも大規模な戦いになるであろうことを想定して気が気でならなかった一夏は御刀を振っていると・・・可奈美が出てきてこう言った。
「あの一夏さん・・・どうしたんですこんな所で?」
そう聞くとああと一夏はこう答えた。
「ああ・・・ちょっとだけど落ち着けないからな・・・可奈美は未だ
帰ってなかったのか?」
「ああはい・・・ちょっとその・・・私も落ち着けなくて。」
そうかと可奈美の言葉を聞いた一夏は互いに御刀を抜いて素振りをしていると可奈美がこう聞いた。
「私たち・・・此の儘どうなるんですかね?」
「・・・・・」
「今迄私たち・・・刀使師はノロを相手取って皆を守って来たけどその皆から狙われて今度は人を相手取る事になって・・・どうしてこうなったんだろうなって思って。」
可奈美がそう聞くと一夏はこう答えた。
「なるようになろうじゃないか。」
「・・・・え?」
「今迄俺達は何のために戦っているのか分からなかった、俺だってそうさ。何のために戦っているのか分からなくなった時もあったけど一つだけ知っている・・・俺達は仲間を守るために戦っている・・・其れが何のためになるのか分からないけど只
後悔しないために戦う・・・其れだけだって考えている。」
「一夏さん。」
「迷った時はさ、一度立ち止まって何をしたかったんだろうって一度考えて
そして仲間と自分が出来る事を最大限にやるだけだって思ってる。」
一夏の言葉を聞いた可奈美は自分の出来る事をと考えていると一夏は御刀を納刀して
さてとと言うと其の儘立ち去って行った。
そしてそれから幾日が過ぎ始めた、何せ焔天は損傷が激しくフリードマンと共に
オーバーホールして破損している個所の修復と同時に武装の装備が必要となっている。
特に右腕は如何ともし難い状況となっており本来ならば1週間どころか
1か月近くの整備を必要としているのに其れを1週間で完全体に
近くさせるともなれば・・・裏技を使う事となったのだ。
「やあ一夏君、よく来たね。」
あれから5日後、一夏の機体は此の短時間で完成する事に成功したと言う事で
一体如何やったんだろうと思いながらフリードマンの元に行こうとして・・・あるものに目を向けると目を大きく見開いてこう言った。
「おいいいいいいいいい!何だよあそこの真っ白面々!!」
そう言ったのは・・・真っ白に燃え尽きている面々であった。
「いやねえ、如何やら柳瀬の社員たちが燃え上がってしまってねえ。
ああそれとOSは恩田君が徹夜で仕上げているから今別室で寝ているよ。」
「何時からここはブラック企業になってるんだよ!」
一夏が大声でそう言うがまあまあとフリードマンが落ち着かせると・・・
『孝則』も出てくると一夏に向けてこう言った。
「やあ一夏君、君の機体は・・・あそこだよ。」
『孝則』がそう言ってライトアップさせると・・・其処にいたのは黒式・焔天が
姿を変えてそこにあった。
嘗てあったキャノン砲は撤去された代わりに翼部分にはブレードが、
そして腰部にもブレードが其れは・・・見たことある武器であった。
「これって・・・結芽ちゃんの」
「そうだ、これは燕 結芽が使っていたペルセウスの機体装甲とデータを元手に
整備したこの機体の名前は・・・これだ。」
『孝則』は一夏に対して見せたのは・・・1機の機体の名前であった。
「『黒式・燕天』。」
黒式・燕天
黒式・焔天をベースにしつつ破損した武装や損失した兵装をオミット化しつつ現在できる最大限の調整を施した。
特徴として最大なのは腰部のブレードと同時に新たに装備されたリアスカートユニット。
ISのPICの範囲を拡大させるために造った拡大ユニットで機動力を底上げさせておりまたペルセウスのブレードも装備させてある。
更にバックパックにも大型日本刀を装備させており完全なる近接格闘機と姿を変えた。
更に腕部と脚部には追加装甲として排熱ユニットとエネルギー伝達システムを併用した
装甲を装備させている。
武装 大型日本刀『ねね切り丸二式』
双剣
エネルギー伝達ユニット