心と体を鍛えてこそ技は磨かれる。
一夏と刃更は楯無と一緒に唯依と箒がいる道場へと向かった。
そこには既に何人かの部員が練習をしている中部員の一人が一夏と刃更に気づいた。
「あ、あれって織斑君と東城君じゃない?」
「いやだ私臭くない?」
「織斑君だけじゃなく東城君も我が部に?」
「よっしゃー!青春キター!!!」
少女たちが和気あいあいしていると一人の少女がこう言った。
「貴様ら落ち着け!!練習がまだ途中だぞ!!!」
「「「「!!!!はい!!!!!!」」」」」
そこには青い長髪を左側にサイドポニーにして纏める少女がいた。
「あら翼先輩、相変わらずのリーダーシップを発揮してますな。」
「いやいやお前には負けるぞ楯無。それと今日は確か・・・」
「えー刃更君を鍛えるから少し道場の1角を貸せないかしら?」
「もー話は通してるから大丈夫だ。それと彼が・・・」
「あ、刃更紹介するぜ。ここの剣道部のキャプテン風鳴 翼先輩だ。」
楯無と少女風鳴 翼が話している中翼が刃更に気づくと一夏が紹介した後翼は手を差し出してこう言った。
「初めまして東城 刃更君、私がここのキャプテンでもある3年生の風鳴 翼だ。」
「こちらこそよろしくお願いします。東城 刃更です。」
刃更も手を出して答えた。
「さてこれから少し準備運動してから?打ち合いましょっか?」
「はい!よろしくお願いします。」
刃更と楯無が道着に着替えた後同じく道着を着た一夏は部員たちと練習をするのでここで別れた。
楯無と刃更は防具を付けた後それぞれ所定の位置で構えた。
そしてお互い竹刀を相手に打ち付けた。
最初は楯無が2,3本取るがその後少しずつ刃更が追いつき始めたのだ。
「(ちょっとちょっとここまで強いって
どんだけ手を抜いていたっていうのよ!?)」
楯無は刃更の猛攻を弾くので精一杯になり始めた。
「(刃更の剣術は恐らく我流。それもそれなりに流派がしっかりしている所で習ったんだろうな。それにあいつ多分速攻型の剣術使いって言ったところだろうな。)」
一夏は刃更の剣の振り方から西洋剣が主軸のタイプとみて刃更の剣筋を見ていた。
暫くして楯無が「そろそろやめましょっか?」と言ったので
刃更も「・・・はい。」と力なく答えた。
そういうのが何日も続きアリーナでやった時は的の命中率が上がり対セシリア戦の最終打ち合わせも終わり等々日曜日が来た。
その日の第1アリーナには多くの生徒がその試合を見物に来た。
その中には箒と唯依もそこにいた。
「一夏は勝てるだろうか?あの千冬さんを追い詰めたとはいえやはり不安だ。」
「箒、今なに言ってもしょうがない。私たちは一夏と刃更が勝つのを祈ることがやれることだからな。」
箒の不安について唯依は信じることと教えた。
「あーそうだな唯依、信じよう一夏達を。(勝てよ一夏、刃更!!)」
箒は心の中で一夏達を応援した。
一方アリーナの待合室では・・・
一夏と刃更はそれぞれ別のブロックで待機していた。
すると一夏のブロックから千冬が電話をしてきた。
「何ですか織斑先生?」
「あー織斑か、今東城の機体が届いたんだがフィッティングに30分かかるらしいから初めに頼む。」
「わかりました、すぐ準備します。」
一夏は電話を切ると既に待機させている自身の機体に向かい纏った。
すると「黒式」からプライベート通信が来た。
相手はさっきまで話していた織斑 千冬だった。
「一夏、さっき言ったように30分時間を稼げればお前の好きに動け・・・あの女に世界の広さを分からせてやれ。」
一夏を名前で言うあたり姉としてのエールだろうと察した一夏は
少し笑ってこう言った。
「勝ってくる。」
「行ってこい馬鹿弟。」
そう言うと一夏は黒式をカタパルトに固定したあと山田先生から通信が入った。
「カタパルト起動完了、織斑 一夏君〈黒式〉発進お願いします。」
「織斑 一夏〈黒式〉行きます!!」
その言葉と共に一夏と黒式は空へと飛び出した。
次回から戦闘開始!!