心で負けた瞬間それは越えられない壁があるから。
暫くしてある日の食堂
「チフユサマー、チフユサマー、チフユサマー。」
「おい何があったんだこいつ?」
「聞かないほうが良い。」
「ああ、知らぬが仏だ。」
「??」
鈴音は頭を揺らしながら壊れたラジオのように言っている中刃更は一夏に何があったのかと聞くと一夏と箒は顔をそらして何も言わなかった。
「モウシワケアリマセンオネエサマ、モウシワケアリマセンオネエサマ、モウシワケアリマセンオネエサマ。」
「何と言うか・・・聞いていると呪われた人形みたいな感じがするから止めたほうが良いぞ。」
唯依も少し怖い気持ちで言った。
「チフユサマー、チフユサマー、、チフユサマー。」
「おーい鈴、大丈夫か?」
「モウシワケアリマセンオネエサマ、モウシワケアリマセンオネエサマ、モウシワケアリマセンオネエサマ。」
「鈴、聞こえているかーー?」
「チフユサマー、チフユサマー、チフユサマー。」
「・・・起きろーーー!!!鳳 鈴音!!!!」
「ぎゃーーー!!って何するのよ一夏!!」
「お前が聞かないからだろう!!」
鈴音の一人語に大声で自我を取り戻させた一夏だが逆に鈴音が切れたので
切り返した。
「ていうか何で寮長が千冬さんだって教えなかったのよ!!」
「お前がちゃんと名札を読んでないからだろ。」
今回のことは確認を怠った鈴音に非があるのだが本人は更にこう言った。
「大体私があの後どうなったと思っているの!?あの後私は・・・・///」
「おい鈴、どうした?」
鈴音はその続きを言いかけた瞬間顔が青ざめたので一夏がどうしたのかと聞いた。
「あ、あ、アア嗚呼アあ亜あ阿嗚呼亜あああああ!!!!」
突如震えだした途端大声を上げてそのまま走り去っていった。
「・・・取り敢えずナニがあったのかはわかったな・・・。」
「「「ああ・・・」」」
一夏の言葉に刃更と箒と唯依は何だかなーと思いながら食事を再開した。
その後の長谷川教諭の診断の結果「トラウマ」だということが分かり千冬関係になるとナニカが思い出すのだとわかった。
そして5月手前の最終週『クラス対抗戦』1年生の部で刃更が生徒全員に報告した。
一夏の相手は2組のクラス代表「マシュ・キリエライト」だった。
そしてゴールデンウイーク手前の5月になったばかりの日の第2アリーナにおいて試合が今か今かと待っていた。
観客席は噂の男性IS操縦者の1人が戦うということもあってアリーナの席は超満員どころか通路まで生徒でいっぱいの為見られない人たちは部屋のテレビで生中継されているというのだ。
既に一夏は「黒式」をマシュは「ホワイト・パラディン」を纏って試合開始時刻を今か今かと待っていた。
『それでは両者、規定の位置まで移動してください。』
アナウンス通りに2人は5メートル手前まで移動した。
するとマシュの機体からオープン・チャンネルでこう言った。
『まさか貴方と戦う日がこんなに早く来るとは思っていませんでした。』
『ああ確かにな。お互い手の内は出しているしな。』
『しかし私は皆さんによって選ばれました。ならばそれにふさわしく正々堂々と戦うことを誓いましょう。』
『俺だってなし崩しとは言え選ばれたし大言壮語なこと言った以上・・・負けられないんだよ。』
『ですが勝つのは・・・』
『ああ、勝つのは・・・』
一夏は銃剣「無炎」を2丁展開し、マシュ西洋剣を抜いた。
そしてカウントが0になった瞬間・・・
『試合開始!!』
「「私です(俺だ)!!」」
そして同時に2人の剣は交差した。
次回は侵入者がまさかのあの人!!??