学園黙示録~魔法を持って行く物語   作:武御雷参型

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はい、投稿します。


第二話

俊輔サイド

 

「あれ? 俺って昨日………」

 

俺は混乱している。どうしてかって? だって、昨日は地下室で倒れたまでは覚えているが、ベットまで来た覚えは無い。だが、如何してか、ベットに居た。

 

「起きたか? 倒れた瞬間、俺達はビックリしたぜ」

 

俺の横から白の声がしたので、そちらを向くと…………

 

「誰?」

 

なんと、なんか知らんけど銀髪の男が立っていた。つか、マジで誰だ!! お前!!?

 

「俺か? なんか知らんが人間になってしまっていた。そこら辺はアポロニアスに聞いてみてはどうだ?」

 

「おお! そうだな。〔アポロニアス様…アポロニアス様〕」

 

『〔なんじゃ!! こっちは眠たいんじゃ!! ゆっくりと寝かせてもくれんのかぁ!!〕』

 

どうも、アポロニアス様はご機嫌斜めのご様子である………

 

「〔いえ、質問をしたくて念話をしたんですが………〕」

 

『〔なんじゃぁ~言って見ろ〕』

 

「(うわぁ~言い辛ぇ~)〔はい、どうして白叡もとい、白が男になっているんですか?〕」

 

『簡単じゃ、その家にはお主しか居らん。じゃから、保護責任者てものが必要じゃろ? だから、適任だったのが白だったちゅうことじゃ。他には無いかのう?〕』

 

「〔いえ、大丈夫です。ありがとうございました。では、おやすみなさい〕」

 

『〔おう、おやすみなさい〕』

 

そこでアポロニアス様との念話が終わる。

 

「さて、白が今から俺の責任者らしい。にしても、思うと面白いな、この関係………」

 

「どうしてだ? ……………そう言われてみれば面白いな」

 

『えっ? どういう意味ですか? マスター』

 

そこでフォートレス・カノン………今更だが、この名前って長いな………………

 

「フォートレス・カノンって名前は長いから、略してフォーカってどうだ?」

 

『本当に今更ですね? それって、作者が打つのが面倒だからってこう言う名前にしたんじゃないですか?』

 

「言うな、フォーカ。作者だって、好きでこの名前にしたんじゃないらしいぞ」

 

『へぇ~、じゃぁ、どうしてこの名前にしたんですか?』

 

俊輔はフォーカに言った意味を教える為に紙を持ってくる。

 

「フォーカ。お前の名前の意味って知っているか?」

 

『………………知らないですが? それが如何したんですか?』

 

「なら、教えていた方が良いな………フォートレス。綴りではFortress、この意味は直訳したら[要塞]って意味だ。次にCanon、この意味は[砲台]だ。なら、これをくっ付けてたら、どういう意味になる?」

 

『…………………要塞砲ですか?』

 

「正解!! だから、ある意味で名前が物騒だからって事で急遽、フォートレス・カノンからフォーカって変更したらしいぞ」

 

『作者、ありがとう!!』

 

「で、何時の間にか話が脱線していたら戻すけど、この関係を思い出してみろ。俺は白、そしてフォーカ、神楽のマスターだ。だけど、白が俺の保護責任者になったら、俺は白のマスターじゃなくて白が俺のマスターになるって事になってしまうって事だ。判ったか?」

 

『まぁ、何と無くですが………でも、マスターはマスターですよね!!』

 

「そうだ。そこら辺は変更しないから大丈夫だ。で、これからの事についてだが………原作が開始するまで平凡に生活しようと思う。でも、お前達をちゃんと使ってやりたいから鍛錬は欠かさず行う。だから、明日から二度目の小学生に戻りだ。さぁて、寝ますか?」

 

「『『そうだな /そうですね』』」

 

そう言うと、俺達は一緒の部屋に入ってベットに一つになって寝た。

 

 

 

 

 

 

 

そして……………………………

 

 

 

「初めまして!! 山本俊輔と言います。これからよろしくお願いします!!」

 

俺は新たな小学校、床主市立新床第三小学校に転入した。因みに、家には白が子犬形態で居り、神楽も家で留守番、フォーカは待機状態がレイジング・ハートとは色違いだけで他は同じであったので、首にかけて持ってきている。まぁ、神楽は白に咥えさせて持って来て貰えれば良いので、大丈夫である。近々、待機状態を変更するやらしないやらで検討中である。

 

 

 

 

 

 

俊輔が転入初日は一時間目を潰して質問タイムになった。

 

「ねぇ、前の小学校ってどんなのだった?」

 

「えっ? 前の小学校はね田舎の学校で、周りが木々で囲まれていて空気が澄んでいて気持ちの良い場所だったよ」

 

「なら、今、彼女って居る?」

 

「居ないよ。てか、まだ小三なのに彼女なんて居ない見決まってるじゃん」

 

『そうだよねぇ~』

 

この質問にはクラス一同が賛同していた。因みに、作者は居ました。

 

 

 

そして、その日はなんの問題も無く終了する。えっ? 授業時間は如何したって? 書いたって面白くないでしょ? それに、そこまで書く余裕無いし………

 

「じゃぁ、またね。俊輔君」

 

「おう、また明日ね!!」

 

俊輔はそう言いながら同級生に手を振る。

 

「さて、家に帰って勉強と鍛錬でもしようかな? ………ん? どうしてあそこに女の子が一人で立っているんだろう?」

 

俊輔は目の前に居る少女に声を掛けようとした。しかし、その前に黒いワンボックスカーに少女は連れ込まれる。

 

「エエエエエエエエ!! なんか知らんが、誘拐が起きたよ!? この時って119だったっけ? あれ、違う………じゃない!! 〔白、聞える!?〕」

 

俊輔は警察に連絡する前に家に留守番をしている白に念話を掛ける。

 

『〔聞えるぞ、俊輔。で、如何した?〕』

 

「〔今すぐ、神楽を持ってきて。場所は俺の霊力を辿れば判るから。頼むよ!!〕」

 

俊輔はそう言うと一方的に念話を切った。




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