雄英でピエロは嗤う   作:ヨシフ書記長

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短いですが…続きです


USJ襲撃事件前(Sideヒーロー)

バットマンの言葉を聞いたその日の放課後…

僕が家に帰ろうとすると廊下の影から、オールマイトに声をかけられた。

 

「緑谷少年…!!」

「うわっ!オールマイト?」

「ちょっと…一緒に来てくれるかい?」

「わ…分かりました…!」

 

僕は慌ててオールマイトのあとを追うと、グランドの隅にある使われていない倉庫に着いた。

 

「オールマイト?何でここに?」

「君に紹介しておかないといけない人物がここにいるからさ!」

 

オールマイトと僕は一緒に倉庫の中に入ると、どこからとも無く声が聞こえてきた。

 

「オールマイト…!一人で来てくれと頼んだはずだが…?」

「HAHAHAHAHAHAッ!君にもこの子を紹介しておかないといけないからね!」

「ハァ…仕方ない…。」

 

声の主がため息をついた瞬間、倉庫の床が沈み始めた!

 

「えっ!えっ!何でーーッ!」

「HAHAHA!安心したまえ!緑谷少年!死にはしないさ!」

 

オールマイトは怯える僕の肩をガシッと掴みながらそう言った。

沈みこんだ床がある深さで止まると真っ暗だった前が開いた!

そこには、秘密の空間が広がっていた!

 

「うわぁぁぁ!なにこれェェェェ!」

 

僕がそこに広がっていた風景を見て叫び声を、あげるとオールマイトは言った!

 

「オールマイト!何ですかこれ!」

「HAHAHAHAHAHA!ようこそ!緑谷少年!バットケイブへ!」

「へっ?バットケイブゥゥゥゥ!?」

 

僕は叫び声をあげながら周りを見渡した!秘密の空間の中には色々な機械などが動いていた。僕達が降りてきたリフトの正面奥には大きな画面があり、そこにはバットマンが何かを調べていた。バットマンは手を止めると後ろを振り返って言った。

 

「オールマイト…。君…守秘義務って知っているか?」

「HAHAHA!ああ!知ってるとも!しかし、この子だけには教えておきたくてね!」

 

オールマイトはそう言うとトゥルーホームになった。

 

「えっえっ!オールマイト!ここでその姿になっちゃあ!」

「ガブッ!バットマン…!紹介するよ…僕の後継者だ。」

 

オールマイトは僕の言葉を気にせずにバットマンにそう言った。

 

「ほぅ…!緑谷君が!」

 

バットマンはオールマイトの言葉に少しびっくりしながら僕に近づいた。

 

「ど…どうも」

「君も重いものを背負ってしまったか…。」

 

バットマンはしみじみと何かに浸りになりながら僕を見てそう言った。バットマンはオールマイトを見ながらこういった。

 

「君が雄英高校の教師になると聞いてから、何かあるとは思っていたが…活動するのが難しくなったか?オールマイト?」

 

「確かに…もう私は全盛期ほどの力は無い…。だから、私はこの力(個性)を未来にバトンタッチしようと思ったのさ!」

「そうか…。」

 

オールマイトの言葉にバットマンは寂しそうに呟くと、椅子に座り直した。

 

「緑谷君を私の隠れ家に、君が連れてきたのはそれが理由か…。オールマイト…。緑谷君…」

 

「は…はい!」

 

「ここの事は誰にも教えてもらわないで欲しい。ここを知っているのは校長とオールマイトだけだからね?ここの事は他言無用に願うよ…。」

 

「はい!分かってます!」

 

バットマンの言葉に僕は元気よくうなづいた!僕の様子を見てバットマンは満足そうにうなづいた。オールマイトは目の前の画面に注目するとバットマンに言った。

 

「これは何が映っているんだい?バットマン?」

 

オールマイトの言葉にバットマンは画面を見ながら、キーボードを触り始めた。

 

「ここ数日の犯罪件数と街の監視カメラに映ったヴィラン達の様子だ。犯罪件数が減っている割には…ヴィラン達の動きが活発になりすぎだ」

「つまり…ヴィランが何かを企んでいると?」

 

「その通りだ…オールマイト。何もゴッサムから来ているのはジョーカーだけでは無いのは、アーカムとの連絡で調べがついている。それに昨日の日本近海に現れたペンギンの密輸船についてもだ。奴らはこの国で、何か大きな事をするつもりだ。」

「密輸船までも…。」

 

オールマイトはバットマンの言葉に目を丸くしていた。

バットマンは監視カメラの映像を見ながらこう言った。

 

「オールマイト…緑谷君。気をつけた方がいいかもしれん。何か嫌な予感がする。」

 

バットマンの言葉にオールマイトは頷きながらこう言った。

 

「肝に銘じておくよ…。邪魔したね?バットマン」

「あ…ありがとうございました!」

 

オールマイトが帰ろうとしたので僕も帰ろうとしたその時!

 

「緑谷君…!」

 

バットマンに声をかけられた。

 

「は…はい!」

「たまにこのバットケイブに来るといい。来たら授業以外での特別トレーニングをつけてあげよう…。」

 

バットマンは僕にそう言ってくれた。僕は嬉しくなりがらこう言った。

 

「ありがとうございます!また来ます!」

 

僕はバットマンにそう言ってお辞儀をするとリフトで待ってるオールマイトに向かって走って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

リフトがウィーンっと音を立てながら、上に上がっていくのを見送るとバットマンはコンピューターにまた向かい合った。

バットマンは通信ボタンを押すと、画面には執事のアルフレッドが映し出された。

 

「アルフレッド…こっちのコンピューターの設備が整った。何とか通信を始められる。」

 

「それはようございました…ブルース様。何かなさいますか?」

 

「ロビンに繋いでくれ」

「かしこまりました…」

 

アルフレッドはそう言うと通信をロビンに繋いだ。

 

「やぁ!バットマン!日本への旅行はどう?」

 

「ティム…旅行している状態では無いのは知っているだろう?」

「ハハ…冗談だよ。それで調子は?」

 

「良くないな…最悪と言ってもいい。せっかく捕まえたブラックマスク達もウェザーウィザードに奪還された。」

 

バットマンは顔しかめてそう言うとロビンは怪訝そうな顔をして言った。

 

「ウェザーウィザード?あのローグスの?」

「ああ…そうだ。あのローグスのだ(・・・・・・)…。」

 

「それはおかしいよ!あいつらは、光速ヒーローのフラッシュにしか興味が無いんじゃなかったの?」

 

「それだ…ティム。ジョーカー達以外のヴィランにもおかしい所がある…。フリーズは何故…ノラが居るはずのないこの国来たんだ?彼はノラと一緒にいるはずなのにだ。」

 

「それは明らかにおかしいね…。」

「ティム…ゴッサムの様子はどうだ?」

 

バットマンの言葉にロビンは肩をすぼめながらこう言った。

 

「ジョーカー達がいなくなって静かなもんだよ…。手下のヴィラン達も散発的に強盗とかするぐらいで大人しいし…。主要なリーダー格もいなくなると全然だね。今もナイトウィング達とパトロール中だよ」

「そうか…。」

 

ため息をついたバットマンに心配そうにロビンは言った。

 

「大丈夫?ブルース?」

「ロビン…済まないが日本に来てくれ。ジョーカー達が何かを企んでいる…どうやら、面倒な事がおきそうなんだ…。」

 

「…!!。だいぶ…まずい状況みたいだね。アンタが僕に助けを求めるなんて。」

「頼んだぞ…。」

「ちょ…!」

 

バットマンはロビンとの通話を切断すると、また違うところに通話を始めた。

 

「フラッシュ…久しぶりだな?」

「久しぶりだね!ブルース!どう?日本旅行は?NINJAいた?」

 

画面の向こうでは光速ヒーローのフラッシュがにこやかに笑っていた。バットマンはため息をつくと言った。

 

「日本での旅行と洒落込みたかったんだが…。フラッシュ…日本にウェザーウィザードがいる…。何か知らないか?」

 

「え…?何だって!?ウェザーウィザードがいる?」

 

「ああ…そうだ。何か…」

「ちょっ…ちょっと待って!詳しい奴連れてくる!」

「詳しいやつ?」

 

フラッシュは慌てた様子で画面からフレームアウトすると、フラッシュは光速でどこかに行った。しかし、すぐに戻ってきた。

戻ってきたフラッシュの両腕には、二人の男が手錠を付けられてギャーギャーと騒いでた。

 

「離せ!フラッシュ!ウェザーとブーメランの奴がいなくなったんだ!お前と相手してる暇ねぇんだよ!」

 

右腕に抱えられている防寒具の様なものを着たヴィランはフラッシュを見ながら、悪態をついていた。

 

「お前との相手よりもあいつらを探さねぇと!トリックスターは今病院だしよォ!それにウェザーやブーメランだけじゃねぇ!トップやパイドパイパーもいねぇんだ!」

 

左腕に抱えられている防火服の様なものを着たヴィランは防寒具のヴィランの言葉に付け加えていた。フラッシュは二人を見ながらこういった。

 

「C・コールドとヒートウェーブだよ!バットマン!こいつらなら何か知ってるかも?」

 

フラッシュは画面いっぱいにコールドとヒートウェーブの顔を近づけた。

 

「あ?バットマン?ゴッサムのコウモリ野郎か!何の用だ!」

 

コールドは目の前に映し出されているバットマンに向かって悪態をついた。

 

「…。お前のチームであるローグスのメンバーの1人。ウェザーウィザードが今に日本にいる。何故だ?」

 

コールドはバットマンの言葉に固まった。暫くしてコールドは喋り始めた。

 

「何だと?ウェザーがJAPANに居るだと?ふざけるのも大概にしろ!このコウモリが!」

 

信じられないと言いたげな表情を浮かべながらコールドはそう言った。

 

「これを見てもまだ信じられないか?」

 

バットマンはキーボードのあるボタンを押すと、画面にオールマイト達を妨害しながら、捕縛されたヴィランを連れ去るウェザーウィザードの姿が映し出された。

 

「おいおい…。何でウェザーがそこにいるんだ?」

 

ヒートウェーブは画面の映像を見ながら、唖然の声を上げた。更に、コールドはポカンと口を開けたまま固まってしまった。その様子に見かねたフラッシュはコールド達に言った。

 

「どうやら、ウェザーだけじゃなくて他にも行方不明な奴がいるみたいだけど?どうかしたの?」

 

フラッシュの言葉にヒートウェーブがポツリと呟いた。

 

「誰かに拉致られたんだよ…。ウェザーもブーメランもトップの奴も…。」

 

コールドもヒートウェーブの呟きに呼応するかの様に言った。

 

「俺達はその場にはいなかったんだが…。

トリックスターから聞いた話によると、黒いモヤがウェザー達の前に出てきて、ウェザー達を取り込んだらしい…。トリックスターはその黒いモヤに抵抗してビルから落ちちまって…全治4ヶ月の重症を負っちまった。」

 

「だ…そうだよ。バットマン」

「ふむ…何者かがウェザーウィザードを連れ去ったのか…。」

 

バットマンはそう言うとまたキーボードで何かを打ち込み始めた。

そして、フラッシュに言った。

 

「済まないがフラッシュ…もっと他にも何かわかったことがあった連絡をくれ…頼む。」

「ちょ…ちょっと!」

 

またバットマンは通話を切ると真っ暗になった画面を見つめながら、思案した。

 

(他の悪党共を攫ってまで…この国で何をする気だ…?ジョーカー…)

 

バットマンは考え込んでいった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

通話を切られた向こうの人達の様子

 

「切っちまった!たっく!あのコミュ障め!もう少し前に言ってくれればいいのに!困ってるから来てくれぐらい言えるだろ!」

 

ティムはそう言いながら、ビルとビルの間を飛んでいった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あーあ…切ちゃった。それにしても大変そうだなぁ…バットマン…。」

 

フラッシュはため息をつくと脇に抱えたコールド達が言った。

 

「おい!フラッシュ!ウェザーは本当に日本にいるんだろうな!」

「さっきの映像を見た限りだと日本にいるみたいだねぇ…」

 

フラッシュはしみじみとそう言うとヒートウェーブは言った…。

 

「なぁ…フラッシュ。バットマン大変そうだったよなぁ?助けてやらねぇのか?」

「…!そうだ!お前らジャスティス・リーグとか言うチームメイトだろ?助けてやったら喜ぶぜ?」

 

コールドもヒートウェーブの言葉に乗っかって言った。コールド達の言葉にフラッシュは少し固まるとコールド達を見てニヤッと笑った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

次の日…。

出久達がクラスの学級委員長を決めている頃…。

 

校長は校長机に座りながら書類を書いていた。

 

「フムフム…これはいい考えだね!」

 

根津校長が目の前にある書類を見てそう言うと、近くにあったパソコンの様子がおかしいのに気づいた。

 

「ん…?また不正アクセス者かなぁ?ここのコンピューターに入らせはしないよォ!ハハハハ!」

 

根津校長は悪い笑み浮かべながら、不正アクセスをしている者をブロックしようとキーボードを触った瞬間!

画面に大量のハテナマークが映し出されると、そこに緑色の帽子を被ったヴィランの顔が現れた!

 

「おやおや…!この私と頭脳戦を繰り広げるのはこんな小動物か!

全く…恐れ入ったよ!ヒーローを育てる学校だから少しは骨のある奴かと思えば…まさかネズミにコンピューターの守護者をさせてるとは!」

 

「…!!。君はリドラーだね!」

 

根津は画面に映ったヴィランを睨むとそう言った。

 

「ご名答!動物の癖によく私の事が分かったな!」

 

リドラーは満足そうに頷くと言った。

 

「ここのコンピューターは幾分か時代遅れの物を使っている様だ…天才の私にかかれば、こんなコンピューターなぞ簡単に侵入ができる。」

 

リドラーは自己陶酔に浸りながら、そう言った。根津はリドラーを睨みながらキーボードを打ち込み始めたが…リドラーに止められた。

 

「やめたまえ!無駄な事だ…この私が逆探知されるほど、バカだと思っているのか?毎度毎度…あのコウモリには逆探知で苦渋を舐めさせられてるからな!今回は私の電波を逆探知しても、分からなくしてあるとも!」

 

リドラーは笑いながら続けてこう言った。

 

「嘘だと思うのなら、逆探知をしても構わんが?」

 

根津はギリッと歯軋りをした画面を睨みつけながら言った。

 

「それで?君はお話をする為に来たのかい?」

「話ではない!警告と忠告をしに来てやったのだ!あのコウモリに伝えろ!近々、私の至高にして最大のリドルが出来上がる!今度こそ、お前の息の根を止めるとな!これが警告だ。あとは…そう!忠告だ!」

 

リドラーは懐中時計を取り出して時間を見て言った。

 

「3、2、1。」

 

リドラーのカウントがゼロになった瞬間!警報が鳴り響いた!

 

「な…!何が起こったのさ!」

 

根津は慌てて近くにあった携帯でプレゼントマイクに連絡を取った!

 

「何があったのさ!」

(根津校長!どうやら!記者の連中が雄英高校の中に入ったみたいです!)

「中に?雄英バリアは何故…?まさか!」

 

根津は電話を切らずに画面から、こちらをみてニヤニヤするリドラーを睨んだ。

 

「この私にかかれば、この学校の警備システムを停止させる事など!

お茶の子さいさいだ!いいか?これは忠告だ!私はこの学校のコンピューターをハッキング出来るぞ?ハッキングされたくなかったら、もう少しマシなコンピューターを入れる事だ!ハハハハ!」

 

リドラーは笑いながらそう言い残すと画面から消えた。




ローグスからヒートウェーブとC・コールドとフラッシュと3代目ロビンさんがアップを始めました。
レッドフードさんだそうかな…。ジェイソン可哀想だしなぁ…。


はい!次はUSJ襲撃ね!
次からめっちゃ出るよ!ヴィラン!腐るほど出るよ!

( 厂˙ω˙ )厂うぇーい

あ!もう1つの方も思いつきで書いてるので
キン肉マン好きならわかるんでよろしくっ(*`・ω・)ゞ


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