スパロボ学院 ~ OGだよ、全員集合! ~   作:北洋

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<注・意・事・項>
絶賛キャラ崩壊中!
ゴヒ子のキャラが激しく崩壊しています! ゴヒ子ファンの方は注意してください。
それでもいいという方はどうぞ!


リョートのパン ~貴方はパン派? ご飯派?~

 僕の名前は氷川(ヒカワ) 諒斗(リョウト)。

 何故か高校の密集する地域『エリア』の寂れた商店街で小さなパン屋を経営している。

 お店の名前は名字から取って「ヒカワ屋」。少し、安直だろうか? でも店の名前よりも大切なのは商品の質でだと僕は思っている。

 1つ1つのパンを丹精込めて練り上げ、焼きあげる。

 それをお客さんが買ってくれる。

 お客さんが美味しそうに僕の焼いたパンを頬張る姿を見るのは、何にも勝る快感だと思っている。

 固定客も少ないながら出来てきた。

 でもね世間という荒波の中、順風満帆という訳にはいかないんだ。

 

── ハッキリ言って経営は火の車なのだ。

 

 僕の店の店員は看板娘のミナキさんと、僕に弟子入りしてきたトウマ君だけ。

2人には迷惑をかけている。特にトウマ君は雀の涙程の給料でしっかり働いてくれるので非常に助かっているんだ。

 一度、大手企業「マオインダストリー」からフランチャイズ店にならないかと声を掛けられたことがある。

 チェーン店になれば間違いなく売り上げは上がるし、もちろん魅力的だったよ。

 でも僕は断ったんだ。

 大手企業のネームバリューは商売する上で非常に有効かもしれないけど、それって結局ぬるま湯に自分から浸かりに行くようなもので、自分の腕を磨く事の助けにはならないと思うんだ。

 その話を持ちかけてきた幼馴染……リオ・メイロンには悪い事をした。 

 マオインダストリー ── 通称マオ社で働く彼女の好意を無下にしたのだから。

 

 あれから彼女には会えていない。

 彼女は一体どうしているのだろう?

 しかし僕にも僕の生活があり、僕のパンを待っているお客さんがいる。

 だから僕は今日も焼き続けるのさ。

 僕に作れる、精いっぱいに美味しいパンをね。

 

 

 

 スパロボ学院 ~OGだよ、全員集合!~

 リョウトのパン ~貴方はパン派? ご飯派?~

 

 

 

 『エリア』の商店街にある小さなパン屋「ヒカワ屋」。

 日が陰り、店の外は徐々に夕闇に包まれていく中、店内ではその日最後の客が商品を買い上げていた。

 天然素材の味を活かして焼き上げたパンだ。

 商品を手に店を出ていくお客の背中に僕と看板娘のミナキさんの声が重なった。

 

「お買い上げ、ありがとうございましたー」

 

 礼を済ませ、頭を上げると時刻は19時を回っている。

 「ヒカワ屋」の営業時間は19時までなのでドアノブに閉店の札を掛けて、僕たちは店内の掃除を始めた。

 僕が焼いたパンはそれなりに好評で、今日も完売。

 ありがたいことです。

 

「お疲れ様です、店長!」

「あ、お疲れ様トウマ君」

 

 奥の厨房からトウマ君が元気一杯声をかけてきた。

 厨房は先に火を落として方付けをするので既に掃除は完了している。なのでトウマ君も加わり、3人で店内の掃除をすることにした。

 

「今日も全部売れて良かったですね!」

「うん、これもトウマ君とミナキさんのおかげだよ」

「そんな謙遜しないでくださいよ!」

 

 バシ、とトウマ君が僕の方を叩いてきた。

 別に謙遜している訳じゃなく、本気で思っていることを口にしただけだ。

 ミナキさんは見ての通りの器量良しで、彼女目当てで店を訪れる人もいるくらいだし。

 トウマ君はトウマ君で、今までに沢山のバイトの経験があるらしく、新しいことを覚えるのが得意とのこと。始めてすぐにパン焼きの技術もめきめきと上達し、今では監督しなくてもパン焼きを任せられるレベルに成長しているし。

 2人には本当に助けられている。

 だからこれは僕の率直な感謝の気持ちなんだ。

 

「本当、2人のおかげで助かってるよ」

 

 僕の言葉にトウマ君は照れ臭そうに頭を掻いていた。

 

「いやー、自分なんてまだまだですよ! な、ミナキ!」

「ふふふ、そうねトウマ」

 

 トウマ君の言葉にミナキさんが笑顔で応えている。

 この2人は本当に仲が良い。

 バイト後も同じ方向へ一緒に帰っているしね。バイト仲間同士、仲良しなのはいい事だと思う。

 しかしトウマ君。

 最近なんだか妙に筋肉質になり、手足に重そうなリストバンド付けているけどミナキさんと何か関係あるのだろうか?

 

「おつかれさまでした、店長!」

「ありがとう、また明日もよろしくね」

「はい!」

 

 店内の掃除も終了し、僕はトウマ君たちを見送った。2人仲良く連れだって夜の闇の中に消えて行った。

 さーて、今日の仕事はこれで終了だ。

 僕は大きく伸びをして体のコリをほぐす。さあ、この後は明日の仕込みをして、風呂に入って夕食にしよう。

 健康的で充実した毎日だ。

 少しくらい経営が苦しくても不満はない。

 最近はあの性質(たち)の悪い地上げ屋もやって来ないし平穏な毎日である。

 しかし、

 

「ん?」

 

 ふと、僕の目に飛び込んできたものがあった。

 「ヒカワ屋」と道路を挟んで向かい側に見慣れない建物が出来ている。

 この商店街は単刀直入に言えば寂れている。半分シャッター街と化しているし、店じまいをして他の土地に越して行く人も少なくはない。

 確か僕の記憶では、店の対面は最近まで空き地だったはずなのに……何かのテナントのような外装をしているが……もしかして飲食店だろうか?

 だとしたらいやだなぁ……ただでさえ経営苦しいのに……

 

「……仕込みしよ」

 

 考えても仕方ないので、僕は店の中に引っこむ事にした。

 しかし、この時に店の立て札をしっかり見ておけばよかった、と後に思う事になる。

 まあ、見ていても結果は変わらなかっただろうけどね。

 店の立て札にはこう書かれていた。

 

 『信頼と実績のマオインダストリーがプロデュース!

              ご飯とおにぎりの専門店「マオ屋」近日開店!!』

 

 

 だからどうしたって話なんだけどさ……。

 

 

 

      ●

 

 

 

 それから数日したある日。

 

「とわぁいへんです! 店長!!」

 

 お日様が燦燦と差し込む麗らかな昼下がりの平穏をぶち壊したのは、何であろう店員のトウマ君の叫び声であった。

 この間より手足のリストバンドが巨大化している。

 重くないのかね? と思いながら僕は聞き返した。

 

「どうしたのトウマ君、なにが大変なの?」

「それはこっちの台詞ですよ! 今日、お客さんが少ないのに気づかないんですか!?」

 

 むっ、そう言われてみれば今日はまだお客さんが一人もいていないな。

 もう時刻は昼下がりだし、お昼ごはんを作るのが面倒になった奥様あたりがパンを買いに来てもおかしくないはずなのに。

 と言うよりも、店のメインターゲットだから来てくれないと困るのだけど……余りにも穏やかに時間が過ぎていくので危機感と言うものが欠如していたようだ。

 

「対面の通りに新しい飲食店がオープンしてるんすよ! お得意様のお客さんまでそっちに流れ込んでいます!」

「な、なんだって!」

 

 それを聞いてじっとしては居られない。

 僕がトウマ君と共に店外に飛び出すと、道路を挟んだ向かい側の通りに新しい店が出来ていた。つい先日みた「あの店」だ。

 なるほど、「ヒカワ屋」に客が来ないのも道理である程に、その店の前には人だかりが出来ていた。 

 中にはお得意様の奥様方の姿がチラホラ見受けられる。軽くショックだ。

 

「ミガワ屋さんにノリズケさん家の奥さん……ああ、ザザエさんまで……!」

「店長、ショック受けている場合じゃありませんって」

 

 トウマ君が相手の店の看板を指差しながら言った。

 

「マオインダストリープロデュース『マオ屋』……安直な店の名前なんてどうでもいいんだ! マオインダストリー、これくらい知ってるでしょ店長!」

「当たり前だろ、それくらい知っているさ」

 

 そりゃ、僕の店は買収されそうになったことがあるからね。

 マオインダストリー ── 分かりやすく言えば、世界の経済を牛耳る巨大企業と言った所だろうか。

 超巨大ベンチャー企業「DC《ディバインクルセイダーズ》」に匹敵する経済力を持ち、機械製造や人材派遣、さらには全国に様々なフランチャイズ店の展開を手掛けている会社である。

 ファミリーレストランを始めとして、お弁当屋さんやハンバーガーショップなど広く手を染めており、その経営店舗の知名度は下手な芸能人よりも高かったりする。

 そのマオインダストリーが「ヒカワ屋」の正面に店を構えた。

 ……………………なんてこった

 

「一大事じゃあーー!!」

「店長、口調変すっよ!」

 

 い、いかんいかん、思わず地方の方便が出てしまうぐらいに驚愕してしまった。

 だがこれは疑う余地もない。

 ヒカワ屋滅亡の危機だ!

 

「ど、どうしようトウマ君?」

「と、とにかく落ち付いてください店長! まずは深呼吸です!」

「すーはーすーはー」

「冷静に落ちついたところで、徐(おもむろ)に武器を装備して」

「よいしょっと(パン練り用の棒[攻撃力3]を装備)」

「準備が出来たら殴りこみじゃあああ!! いざ、鎌倉ァ!!」

「ちょっと待てぇ!!」

 

 「マオ屋」の前に出来た人だかりに突撃しようとするトウマ君の後頭部を、僕は装備したパンの木の棒[攻撃力3]で殴打した。

 めきゃあ、という快音を響かせていとも容易く棒が圧し折れる。

 やばい。普通なら昏倒してもオカシクない。そのぐらい思い切りのよい不意打ちをしてしまった。

 漫画みたいな大きなコブがトウマの君の頭には出来ている。

 

「なにするんですか店長?」

 

 しかしケロリとした顔でトウマ君は僕の方に振り返って来た。

 前々から思っていた事だけど、トウマ君は日に日に耐久力が上がって来ている気がする。今ならバットで殴打しても平然としていそうで怖い。

 

「いや、落ちつかせようと思って……ね」

「そっすか、ありがとうございました! でもこの状況どうしましょうね?」

 

 「マオ屋」を見ながら呟くトウマ君。

 

「このままじゃ『ヒカワ屋』が間違いなく食いつぶされますよ。

俺の長年のバイトの勘がそう告げています。早いとこ対策を練った方がいいですよ」

「ト、トウマ君、そんなに僕の店の事を……ありがとう」

 

 トウマ君には少ない給料しか渡せていないのに、そこまで親身になってくれるなんて……僕はなんて良い店員に恵まれたんだ!

 目尻に涙が浮かびそうになる。

 トウマ君は僕に一瞥もくれずに「マオ屋」を睨みつけながら返事を返した。

 

「だってミナキに会う口実がなくなるじゃないですか?」

 

 あれ? 僕、さり気なく酷いこと言われなかった?

 さっきの感動はどこ吹く風だろう。トウマ君の言葉で一瞬で冷静になることができました。取り合えず彼の給料は5%カットということにしておきます。

 だが「マオ屋」に対抗する策……うーん、残念ながら思いつかないなぁ。

 どうしよう?

 

「相手の店の様子でも見てくる?」

「おお、敵情視察ですね! 敵を知れば百戦危うからず、流石です店長!」

 

 何気ない一言にトウマ君が僕に尊敬の眼差しを向けてきた。

 自分の言葉ではあるが、対策を練るにあたって相手の手の内を知るのは重要な事だと思う。

 と言う事で、僕たちは「マオ屋」の行列に並ぶ事にした。

 

 

 

 

 列で待ち続ける事30分。

 僕たちはやっと「マオ屋」の中に入ることができた。店内はお客でごったがえしており、ショーウインドウの中に商品が陳列されている。客はカウンターで好きな品を注文し、代金を払って包装された商品を受け取るというスタイルの商売法のようである。

 商品は、白飯を三角形に固めた携帯食 ── いわゆる、おにぎりであった。

 そして店内に飲食スペースはなく完全にお持ち帰り専用店の様相で、客は次から次へ流れる様にして掃けていく。まるで工場のベルトコンベアに乗る部品のようだ。

 

「店長、あれ見てください。『縁結び』ですってさ」

 

 小声で話しかけてきたトウマ君に視線が促された。

 どうやら「縁結び」というのは目玉商品のようで大量に陳列されている。内容はおにぎり3個にパックのお茶がついて、なんと200円!?

 ぼ、暴挙だ!

 マオ社のような大企業でなければできない薄利多売である。こんな事をされては僕の店では太刀打ちできない。案の定、ほとんどのお客が「縁結び」を購入していた。

 なるほどね、お客さんとの縁を取り持つおにぎりってか……! 

 このお結び専門店は僕の店の縁まで根こそぎ奪い取るつもりのようだ!

 

「ひ、ヒカワ屋風前の灯……ど、どうしようトウマ君!?」

「店長、大声出さないで下さいよ!!」

 

 僕の悲鳴にトウマ君が咆哮を上げる。

 

「「あ」」

 

 店員どころか、店内中の客の視線が僕たちに釘付けとなる。

 しかもよくよく考えたら、僕は「ヒカワ屋」のエプロンをつけたままであった。ジーザス! もはや言い逃れのしようがないじゃないか!

 

「なにを騒いでいるの!?」

 

 店の奥から責任者らしき女性が姿を現した。

 艶やかな黒髪を後頭部で纏めた若い女性であった。キツめの眼光が意志の強さ物語っているような、そんな女性だった。

 なんと言えばいいのだろう?

 そっくりなんだよね、僕の知っている女性に……というか幼馴染に。

 

「リ、リオ?」

「あーらリョウト君じゃない。久しぶり」

 

 僕の幼馴染リオ・メイロン本人であった。

 リオはにやりと笑みを浮かべながら、白くなっているだろう僕の顔を見下しながら言った。

 

「あーら、もしかして敵情視察かしら? 情けない事してんじゃないわよ、このヘタレ!」

「ひぃ!」

 

 再会を果たした幼馴染はいきなり毒を吐いてきました。

 予想外の展開に全身から嫌な汗が噴き出してきた。ストレスを感じるとアポクリン汗腺から滲み出る冷や汗だ、特に手が暑くて堪らない。

 どうしてだ! どうしてリオがここにいるんだ!?

 

「忘れたの。私はマオ社の社員よ」

 

 忘れていた。僕と同じモノ好きで、リオも高校に行かずにOLになる事を選んだモノ好きだった。

 リオが就職したのは一流企業「マオインダストリー」……だから「マオ屋」に居ても不思議はないだろう。しかしなんだろう、あの責任者面した顔は?

 

「私はこの店の店長よ」

「な、なんだってー!」

「リョウト君がいけないんだからね。

私の言うとおりに、大人しくマオ社の傘下に入っていればこんなことにはならなかったのよ」

「で、でも……」

 

 それでは僕の目指しているパンじゃなくなってしまう。

 売り上げのためだけに大量生産されるパンなんて、僕は作りたくはないんだ。そのことは以前リオにも説明したはずなのに……なんでこんなことをするんだ?

 組織力を使って個人の店を潰すような真似を……い、いけない。

 僕って涙腺弱いからなぁ……涙が溢れてきそうだった。

 そんな僕の様子を見たリオは、

 

「ああっ、いいわぁ」

 

 頬を朱色に染めて、恍惚の表情を浮かべていた。

 くねくねと身を捩じらせている。

 

「いいわぁリョウト君、その顔よ。その困って涙ぐんでいる顔が……ああん、可愛らしくって最高よ!」

「グジュ……リ、リオ、君って奴は……!」

「ああん、その鼻声もス・テ・キ」

 

 不覚!

 完全に忘れていた。

 僕の幼馴染は変態です。

 幼い頃からリオはぼくの事を虐めて困った顔を見るのが大好きな子でした。それは大きくなった今も変わらず、と言うか悪化して、僕の困った顔を見ると顔を赤らめて「ハァハァ!」し始める始末。

 しかも小さい頃に子どもが交わしがちな約束を律義に守ろうとしているし、それを果たすためにマオ社への入社もこなしてしまう……なんというか、僕にとって厄介極まる変態幼馴染だった。

 

「はぁはぁ、初日からこんな困った顔を拝めるなんて最高だわ! ああんっ、これからもっと攻勢をかけて行かなくっちゃね!」

「止めてくれ! お願いだから、止めてくれリオ!」

「ああん ── もっと、もっとよリョウト君! 店が潰れてしまうまでリョウト君を追い詰めてあげるわ!」

 

 このドSめ!

 駄目だこの娘、誰かなんとかしてくれ!

 僕の懇願などリオにとっては御褒美にしかならないようで、余計に彼女の奇行に拍車をかけるだけだった。

 しかしどうすればいい? このまま「縁結び」を200円で売り続けられるだけで厳しいのに、キャンペーンをさらに行われたら確実に店が持たない……。

 そのときだった。

 

「待ちな!」

 

 傍に居たトウマ君が見ていられなくなったのか声を荒げていた。

 

「この変態凸(デコ)娘! 店長を困らせるのも大概しろ!」

「デ、デコ……聞き捨てならないわね! 貴方、何者なの!?」

「問われたからには名乗ってやろう!」

 

 トウマ君が頭(かぶり)を振って叫んでいた。

 

「ヒカワ屋店主リョウト・ヒカワの一番弟子 ── トウマ・カノウとは俺のことよ!!」

「ト、トウマ君……」

「やい凸(デコ)娘!」

 

 僕の感動を余所に、ビシイ、とリオに指を突き付ける。

 

「言っとくがな店長のパンの味は半端ないぜ! テメエの所のおにぎりなんて相手にならないね! どうせ組織のネームバリューだけの大したことない味なんだろう?」

「な、なんですってえ!」

 

 安い挑発にリオが簡単に乗って来た。

 

「なら勝負よ! どちらの味が上か白黒つけようじゃないの!!」

「望むところだ!!」

 

 これまた安請け合いするトウマ君。駄目だ、完全に頭に血が上っている。止めないと。

 

「ちょ、ちょっとトウマ君……」

「店長は黙っててください!!」「リョウト君は黙ってて!!」

「はいぃ!」

 

 阿修羅と化した2人の怒り面に僕は思わず腰が引けてしまっていた。

 当事者を蚊帳の外にして話が進んでいく。

 

「店長が勝ったら、ヒカワ屋にちょっかい出すの止めてもらうぞ! いや、この店の営業を辞めてもらう! 不味い食事が奥様方の口に入って行くのを見てられないからな!」

「あーら、結構よ! でもそれはこちらの台詞ね!」

「なんだとぉ!」

「もしこちらが勝ったら、そっちも店を畳みなさいって言ってるのよ!」

「いい度胸だぜ!」

「受けたわね! もうこの勝負を受けたとみなすわよ! 吠え面かかせてあげる! あとリョウト君にも困った顔を、はぁはぁ」

 

 もう嫌です。この変態幼馴染!

 「縁結び」ならぬ「縁切り」と言うおにぎりがあるなら食べたい……そんな気分だ。

 涙目になる僕を見てさらに悦りながら、リオは僕に無かって一枚の紙を投げつけてきた。

 なんだか書類のように見える。

 

「はぁはぁ、あともし私が勝ったらリョウト君はそれにサインすること!」

「で、でも僕はまだ受けるなんて言ってないし……」

「問答無用! 

勝負は3時間後、お互いにとっておきの物を用意してくること! いいわね!」

「う、うん」

 

 リオの剣幕に押されて頷いてしまう僕。はい、ヘタレです。もう否定なんてしませんよ。

 勝負の時刻を一方的に告げられた後、僕たちは客でもないので早々に店を追いだされた。

 

「やりましたね店長! これで勝てる!」

 

 なんでだよ! と突っ込みたくなったが止めておくことにする。

 トウマ君はトウマ君で店のために取ってくれた行動だったし、なによりこの勝負はチャンスでもあったからだ。

 ジリ貧で、じわじわと追い詰められて潰されるだけ……そんな未来が容易に想像できていた。

 「ヒカワ屋」が閉店に追い込まれるのは時間の問題だっただろう。

 だからこの勝負は一発逆転を賭けた、起死回生の一打に成りえるものであった。

 無論、僕は分の悪い賭けは嫌いだ。

 ふふふ、リオは僕を見くびって安請け合いしていたが、僕にだって切り札ぐらいあるのだよ。

 

「よーし、あの究極のパンを焼くぞー!」

「合点承知でさあ、店長!」

 

 僕の声にトウマ君が江戸ッ子みたいな合いの手で拳を突き上げた。もしかしたら誰かに影響を受けているのかもしれない。

 しかしそこでトウマ君は、僕の手に握られている一枚の書類に視線を奪われる。

 目を白黒させて、わなわなと震えだした。

 

「て、店長、その書類!」

「え、なに?」

「婚姻届ですよ!!」

 

 WHAT?

 なにを言っているのだろうトウマ君は、と僕はリオに渡された書類に目を通した。

 

 

── 婚姻届

 

 

 ありありと確かに大きな文字で書かれていた。

 しかもリオの署名と印鑑が既に押されているじゃないか。後は僕が記入する欄を埋めて役所に出せば、僕がリオの婿になるって寸法さ……。

 

「はあ」

 

 僕は重い重いため息をついた。

 この勝負、本気で負ける訳にはいかなくなった。

 まったくあの変態幼馴染は、小さい頃の約束をいまだ律義に守っている。そこに好感はもてるよ。すごくね。でもこれじゃあ僕は被害者みたいなモノじゃないか。

 あの約束をしたのは、確か5歳ぐらいのころだったか……

 

 

 

      ●

 

 

 

 それは幼い頃、公園で交わした約束だった。

 

「大きくなったら、私がリョート君のことをお嫁さんにしてあげる!」

 

 幼い頃のリオはガキ大将という言葉が良く似合う、男勝りの笑顔の可愛い少女だった。

 一方、僕は引っ込み思案で女々しい男の子。

 リオは僕が他の子に虐められるのを助けてくれるが、代わりに僕を虐めてくる悪ガキだった。

 でも嫌いにはならなかった。幼いながらに、それが好意の裏返しだと気づいていたのかもしれない。

 結婚……なんて言葉の意味知らなかった僕はきっと満面の笑みで答えていたはずだ。

 

「うん。僕も大きくなったらリオちゃんのお嫁さんになる!」

「約束よ!」

「うん。嘘ついたら」

「針千本のーます!」

 

 僕とリオは互いの小指を絡ませて約束をした。

 確かこの後リオに虐められるのだが、その前にこんな事を彼女は言っていた気がする。

 

「お金は全部私が稼ぐから、リョート君は家でゆっくりしてていいのよ。私が養ってあげるからね」

「ええー、そんなの嫌だよー」

「なによー、文句あるの!」

 

 激昂するリオに、僕は精一杯の勇気を消費してこう言った。

 

「だって僕は男の子だもん!」

「なーまーいーきー!」

「いやーー!」

 

 この後公園の端まで追い詰められてズボンを下ろされた記憶がある。

 恥辱だね。思い出したくもないや。

 しかし結婚ね……実感はわかないけど、リオはその一念だけで若い身空で一流企業に合格してしまった。

 それだけ魅力的なのだろう。

 だからと言って、勝負に負けるわけにはいかない。

 男子たる者、学ならざれば死すとも帰らず。僕だってここで負ける訳にはいかなかった……

 

 

 

      ●

 

 

 

 そんな訳で僕はトウマ君と共に厨房に引っこみ、切り札の焼き上げに成功していた。

 

「これが ──」

 

 焼き上がった切り札を見てトウマ君が感嘆の声を漏らす。

 僕が焼きあげたパンは一見なんの変哲もないパンだ。店頭に普通に並べても他のパンに見劣りし、買ってもらえないかもしれない。それぐらい地味なパンである。

 僕は焼きあげたパンを両手で大事に持ち上げた。

 これこそ僕の切り札 ──

 

「──これが、じゃパン44号じゃあ!!」

「店長、口調口調!」

「おっと、いけない」

 

 興奮して、つい方便が出てしまった。

 しかしこれで勝負はもらった。特殊な敷石を使い遠赤外線効果で焼き上げたこのパンは、文字通り死ぬ程美味しい。これで勝てる!

 例え、リオがどんな美味しいおにぎりを用意して来ても勝てるはずだ。

 

「よし、行こうトウマ君!」

「はい、店長!」

 

 僕たちはパンを持って、店の外に飛び出した。

 既に店の前にはリオが待ち構えており、その手にはランチボックスを持っている。おそらく中におにぎりを詰めているのだろう。

 

「おーほっほっほ、とうとう年貢の納め時ねリョウト君」

 

 リオが勝ち誇った笑い声を上げる。

 

「言っておきますけど、私のおにぎりは最強ですからね。もちろん、ちゃんと書類にはサインして来たのよね?」

「…………してないよ」

「はぁ? この愚図、早くペンと印鑑持って来なさいよ。書き方教えてあげるから」

 

 書き方ぐらい知ってますー。知らなくても説明書き見ればいいしね。

 リオは無言で睨みつける僕に不満剥き出しであった。

 

「なによその目。リョウト君のくせに生意気だわ」

「……リオ、僕たちはいつまでも子どもじゃないんだよ」

「知っているわよ。だから私はマオ社に入社したんじゃない。私がリョウト君を養っていけるようにね」

 

 やはり、か。

 リオの入社動機はなんとなく察してはいた。しかし明言されると恥ずかしいものがある。子どもの頃の約束を一途に守り続けるなんて健気なのか馬鹿なのか、僕には良く分からない。

 しかし、だからこそ、僕はこの勝負に負ける訳にはいかないんだ。

 僕だって、男だからね。

 

「リオ、サインはするよ。君が僕に勝てる事ができたらね」

「……まぁ、いいわ。どうせこの勝負は私の勝ちなんだもの」

 

 そう言うと手元のランチボックスを開封した。

 

「まずは私の味噌おにぎりから食べてもらうわよ」

「味噌……でもこれは?」

「そう、蟹味噌よ」

 

 ランチボックスの中身は、茶色く香ばしく鼻をくすぐるおにぎりがあった。熱を持っているので蟹味噌を溶いて塗り焼いてあるのだろう。焼く事で香ばしさが増しており、食欲を誘う香りとなっていた。

 僕はリオ特製蟹味噌おにぎりを手に取った。

 とても美味しそうだ。伊達に若いのに店舗を任されていない、というところだろか。

 

「いただきます」

 

 リオとトウマ君の視線が交錯する中、僕はおにぎりに口をつけた。

 焼いたことで表面はパリッとした触感で、中身はふんわりと軟らかい。良い具合で握られており、口の中で米粒が解けていく。さらにプリッとした触感の具が僕の歯で爆ぜた。こ、これは……海老か!? しかもおそらく伊勢海老!! それをマヨネーズで和えて蟹味噌おにぎりの具にしたのか!! 

 こ、これは ──

 

「うぅぅぅまぁぁいぃぃぞぉぉぉぉおおお!!!」

 

 リョウト・ヒカワ、心の叫び。

 思わず巨大化して口からビームを発射しそうになった。いや、実際にそんなことはできないのだが、思わずそんなリアクションが出そうになる程にリオのおにぎりは美味しかった。

 

「お、美味しかったよ……」

「でしょう!」

 

 リオが勝ち誇ったように笑顔を浮かべた。燦々とした太陽のような笑顔。なにもこんな時に見せなくてもいいじゃないか?

 僕は今からこの笑顔を打ち砕かなければいけない。

 

「今度はワシのじゃパンの番じゃ!」

「あらリョウト君。方便出て、田舎っぺぽいわよ」

「うるせえ!」

 

 あんな美味しいおにぎり食べさせられて、料理人としてテンションが上がらないわかけないじゃろが!

 パンを振り上げて、叫ぶ。

 

「リオ! 喰らえ、ワシのじゃパン44号の味を!」

「受けて立つわ!」

 

 リオはパンを奪い取るとそれを食べた。

 もぐもぐと咀嚼し飲み込む。

 ごくん…………………………………………………リオからのリアクションはなかった。

 それどころか身動ぎ一つしていない。

 どういうことだろう? 僕のように、相手の料理の旨さを認めたくなくて「うまい」と言うのを必死に耐えているのだろうか?

 しかし10秒以上待っても声一つあげないのは、人としてどう思う?

 

「おーい、リオ」

「…………」

「リオってば!」

 

 返事がない、ただの変態のようだ。

 流石に頭に来た僕は、軽く肩を押してやった。

 するとどうだろう。リオは力なく道路に倒れてしまった。

 

「リ、リオ!?」

 

 そんなに強くしたつもりはなかったのに。謝らなければと彼女を抱き起そうとした。そこで異変に気付いた。

 

「あれ? 息してないよね?」

「あ、本当ですね。脈もないですよ」

 

 まさかー、確かにじゃパン44号は死ぬほど美味しいけど、まさか本当に死んだりはしないよね?

 しかしリオの胸は上下していない。手の動脈を触っているトウマ君の呟きに、僕の血の気は引いていく。

 ……ここは冷静になってまずは意識から確認してみよう。

 

「おーいリオ、聞こえる? 僕、すっごく困った顔しちゃってるんだけどなぁ」

「…………」

 

 返答なし。

 口元に手をかざしてみる。吐息が手に当たる感触がない。呼吸なし。

 自分とリオの首に手を添えてみる。自分はドクドクと脈打っているが、リオにはない。心拍なし。

 あれ?

 

「なーんだ、死んでますね」

「うそおおおおおおおおおおおおぉぉぉっ!!!?」

 

 トウマ君の一言に僕は腹の底から絶叫した。

 どうしてだ!? どうしてこうなった!?

 僕はリオの事を少し疎ましく思っていたかもしれないが、殺したいなんて一度も思ったことはない。

 どうしてこんな事態に……いや、落ちつけ! とにかく今は人工呼吸だ! 心臓マッサージだ! あと救急車に電話だ、ええーと110番だっけ119番だっけ!?

 いかん、忘れた!

 とにかく人工呼吸だ! と思った瞬間、リオの舐めかましい唇が目に飛び込んでくる。……で、できない! 僕にはできない! こんな形でキスなんてできないよー、僕のヘタレ!!

 

「落ち着いてくださいよ店長」

 

 妙に冷静なトウマ君が懐からなにか取り出して来た。

 それはAED……ではなく、ただの水筒だった。

 

「こんな時はクスハ汁が一番です。お師匠様たちがいつも持たせてくれるんですよ」

「し、師匠? クスハ汁?」

 

 意味不明な言葉を吐くトウマ君は、ゆっくりと水筒を開けて中身の液体をコップに注いだ。

 テラテラと輝く深緑色の液体……絶対に苦いと分かる、絶対に飲みたくない色だ。

 それをトウマ君はリオの鼻を摘まんで無理やり口を開け、乱暴に流し込んだ。

 

「ちょっとトウマ君、なにするの!?」

「まぁ、見ててくださいよ店長」

 

 リオの口をクスハ汁が通ってから数秒の沈黙。

 だが変化は訪れた。

 

「ぎゃあああああああああああああああああああぁっ!!!」

 

 断末魔を上げてリオが跳ね起きたのだ。

 リオは口元を押さえて悶えている。トウマ君は「ほらね」と言わんがばかりの得意げな顔を浮かべていたが、対照的にリオは悶絶している。

 

「ひいいいぃ、苦いよぉ! 助けてリョウト君ッ……あ ──」

「リ、リオ!」

 

 あまりの味に意識を持って行かれたのか、リオの体はまた糸の切れた操り人形のように崩れ落ちる。

 僕は慌ててリオの体を受け止めた。

 そのときだった。僕の唇とリオの唇が重なってしまったのは。

 柔らかい感触、そして苦み。 

 誰かがキスは蜜の味とかレモンの味とか言っていたけど、あれは嘘だね。

 苦い。

 それが僕のファーストキスの味だった。

 僕は声にならない悲鳴を上げるが、唇が離れたときにはただただ無言となっていた。

 

「リオ」

 

 返事はない、ただ寝息が聞こえるだけだ。

 先ほどと違い力強い心臓の音が触れた体から伝わって来る。よかった、もう安心だ。

 

「まったく……敵わないや」

 

 手の中で眠る幼馴染の頭を撫でて、僕は呟いた……

 

 

 

 結局、今回の勝負はうやむやの内に流れてしまった。

 もし審査員がいるのなら、死ぬほど旨い僕のパンの勝ちと断言してくれるかもしれないが、僕はこれでよかったのかなぁとも思っている。

 リオが無事だったんだから。

 最も、自分で焼いたパンが招いた事態であるのは否めないので、44号は封印してしまおうと思う。

 しかし、今回の勝負に勝てなかった事は「ヒカワ屋」を大きく追い詰めたと言っていいだろう。

 

── ハッキリ言って経営が火の車なのだ。

 

 だが今回の勝負の噂を耳にして、お得意様の奥様方が戻って来てくれたのは嬉しい出来事だ。

 なんとか凌いで行けそうだ。もちろん、今のところは、であるが。

 このままマオ社に吸収されてしまう方が楽なのは分かりきっている。

 社会と言う荒波の中で生きていく上で、それは必要不可欠なことなのかもしれない。

 

 でも僕にだって夢がある。

 

 僕の焼くパンで生計を立てて、大切な人たちを護っていけるようになりたい。

 それが僕の夢だ。

 

「おーほっほっほ、今日から原点に帰って塩むすびキャンペーンをやるわよ!」

「い、いい加減にしろリオー!」

 

 今日も道路を挟んで対面にある「マオ屋」で期間限定キャンペーンが行われている。

 塩むすび3個+お茶で100円。

 暴挙である。

 本気で「ヒカワ屋」を潰しにかかって来る店長のリオの笑い声に、僕は思わず苦顔を呈してしまう。

 

「ああんっ、いいわリョウト君! その顔よ、もっとその顔を見せて、ハァハァ!」

 

 耳まで真っ赤にして息を荒げている。まるで好物を前にした犬のようである。

 「ヒカワ屋」の扉を開けて、トウマ君が飛び出して来た。

 

「よーし、もう一回勝負だ、この凸(デコ)娘!」

「あ、煽るのは止めてくれトウマ君!」

 

 こうして、騒がしくも平和な僕の日常は過ぎていく。

 

 リオはライバル店の店長で、どうしようもない変態で、幼馴染で腐れ縁なんだけど……客観的事実のみ述べると嫌いになれる要素しかないのだけど……僕は彼女の事が好きだ。

 だから、こういう毎日も悪くない、そう思う。

 

 だから今日も僕はパンを焼く。

 いつか君にあの紙を渡し、養っていけるぐらいになれるように。

 精一杯の思いを込めて、今日も僕 ── リョウト・ヒカワはパンを焼くのさ。

 

 

 

ここは高校がなぜか密集する土地『エリア』。

『エリア』には個性豊かな人間が沢山いる。

今日も、楽しく愉快な仲間達がアホな事件を巻き起こす。

次はどんな事件が起こるのだろう……それは誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




<キャラ紹介>
リョウト・ヒカワ:「ヒカワ屋」店主、高校には通っていない。太陽の手を持つ。リオとは幼馴染で、いつも迷惑をかけられているが実は好き。彼女を養えるようになりたいとパン焼きにいそしむ。

リオ・メイロン:マオ社の社員、高校には通っていない。リョウトの困った顔に興奮する変態で、昔から将来はリョウトを養ってやろうと思っていた。その一念で一流企業に就職、収入はリョウトの3倍。

トウマ・カノウ:「ヒカワ屋」で働く史上最強のフリーター。教導隊で毎日しごかれているためドンドンタフになっていく。クスハ汁愛飲者、臨死体験はもはや数えきれない。

ミナキ・トオミネ:トウマの思い人で、「ヒカワ屋」の看板娘。今回出番少なし。


<次・回・予・告>
エクセレン「う・ま・い・ぞーーーー!!!」

キョウスケ「何がだ?」

エクセレン「ああん、そこは突っ込みナッシングよん。ちょっち言ってみたかっただけだから」

キョウスケ「そうか……しかしエクセレン、時に、俺は思うことがあるのだが」

エクセレン「なになに?」

キョウスケ「グルメアニメだとかマンガの過剰なリアクションはどうにかならんのか? 特にミスター○っ子の爺さまが口から出す光線。あれではUMAだ」

エクセレン「あははっ、そうねー。あれこそ『うますぎWAVE!』って感じよねー」

キョウスケ「まあ、いい。言及しても仕方のないことだからな。ちなみに久しぶりの更新だが、作者のパソコンが壊れていたのが主な原因らしいぞ」

エクセレン「大学時代から使ってるノートPCらしいから寿命なのかもねん。しかも何回も落下させてるらしいわよ」

キョウスケ「テレビの前(?)の皆はパソコンを大切に扱ってくれ。あとちなみに今回の次回予告はなしだ」

エクセレン「あらら、どうしたの?」

キョウスケ「ネタは何個かあるのだが、どれから書こうか迷っているらしい。予告してしまうとそれを書かなければならないからな。書きたい話が決まったら次回予告を書くかもとのことだ」

エクセレン「まぁ、気の多い作者だこと。じゃーねー、みんなー、また次回で!」

キョウスケ「どんな相手だろうと、打ち貫くのみ!」



三国同盟さん、sibugakiさん、暗黒ミカンさん、コンペイトウさん、ヴィーアスさん感想ありがとうございます!
今回は一人称が僕のキャラで書いてみました。
この調子で女性キャラも書いてみたいと思います。
次回はハーケンかアイビスあたりを出してみたいと思っています。
ではでは。
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