スパロボ学院 ~ OGだよ、全員集合! ~   作:北洋

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<注・意・事・項>
絶賛、キャラ崩壊中!
パーソナルトルーパーたちがキャラ崩壊(擬人化?)を起こしています!
キャラ崩壊レベルMAX(LV5)のため、読む方によっては不快感を抱く可能性が高いです。
それでも良いという方はどうぞ!

(注意)パクりじゃありません、オマージュです(笑)
    ジョジョネタ祭り&スパロボ主人公陣全滅の危機です。


Machine Soul ~ゲシュの奇妙な冒険~

 俺の名前はキョウスケ・ナンブ。

 

 何故か高校の密集する地域「エリア」一のマンモス高校、OG《オリジナルジェネレーション》高等学院、通称ジェネ高に通う高校3年生だ。

 

 俺は今、自宅である格安賃貸ボロアパート前の駐輪場にいる。

 駐輪場で何をしているかというと……

 

「……よし、これで完成だ。美しい、苦労したかいがあったな」

 

 俺は愛用の工具を置くと、苦心してチューンした愛車 ── アルトアイゼン号を愛でる。アルトアイゼン号は真紅の炎のような赤いカラーリングを施した愛用のバイクである。

 俺は「鋼鉄の弧狼(ベーオウルブズ)」という走り屋集団のリーダーをやっていて、よく恋人のエクセレンと峠で腕を競っている。

 アルトアイゼン号のエンジンは加速性能重視して大型のものを搭載している。スピードはあるがコーナーには弱く、タイヤの磨耗も早く、パーツの消耗も激しい。そのため頻回に部品の交換を行わなければいけない。

 

 そういう理由で、定期的にアルトアイゼン号のメンテは行っているのだが。

 実は、今回のメンテは一味違う。

 先日、俺は賭けポーカーにてタスクにオケラ(ギャンブルで金を全てする事)にされた。

 正直生活に貧窮するほどに金を巻き上げられ、手元に残ったのはたった1枚の紙幣のみという窮地に立たされていた。

 食事するのにも困るような状況に追い込まれると思考がおかしくなるな。いや、結果的には問題ないのだが、俺の取った手段はギャンブルであった。

 

── 競馬で大穴に一点賭けしてやったぜ!!

 

 するとどうだろう?

 俺は部の悪い賭けは嫌いじゃない……というよりも、追い詰められればられるだけ、俺のツキは冴え渡る。

 一発逆転、起死回生。

 奇跡という言葉は、まさに、万馬券を手に入れた俺のためにあると言っても過言ではないな。

 しかしギャンブルで手に入れた金なんて、所詮は泡銭(あぶくぜに)と言って過言ではないだろう。

 勝ち分はさっさとモノに変換してしまうことに限る。

 俺は当面の生活で困らないだけの額を残して、残り全額を以前より計画していたアルトアイゼン号強化計画に回すことにした。

 

「ふふふ……各パーツの高性能化、エンジンとタイヤの巨大化……、まるで進撃する巨人だな。今日からお前の名前はリーゼ号と名づけよう」

 

 アルトアイゼン号改め、アルトアイゼン・リーゼ号の車体はモナ・リザの如き艶美な光沢を放っており、さらにまるで一流アスリートのような力強い雰囲気を身にまとっている。

 ── 素晴らしい……素晴らしい金の使い道だ。これだからギャンブルは止められん! と──

 

── トントンッ

 俺がリーゼ号を見つめ感慨にふけっているというのに、なにかが背後から俺の肩を叩いてきた。

 誰だ? 今は感動することに忙しいのだ。無視する。

── トントンッ

 ええい、しつこい奴だ。一体なんだというのだ?

 俺は仕方なく後ろを振り向くと ──

 

『ウホッ、お前、いい尻をしているな』

「ギャアアアアアアァァッ!?」

 

 ── 全長3m程の巨大な鋼鉄の人型が立っていた。

 

 両腕には銃器のような筒と岩石を掘削するためのような巨大な金属製の杭。さらに両肩にはなにが入っているか不明(おそらく凶器の類だと思われる)な四角い箱をを背負い、頭部にはまるでカブトムシのような立派な角が1本そびえ立っている。

 見るからに全身凶器の危険人物(?)が俺を背後から見下ろしている。

 もっとも特徴的な赤い双眸と、対照的な全身蒼いカラーリングをした巨人が目を明滅させながら俺にこう言った。

 

『俺の名はアルトアイゼン・ナハト。機人(ヒト)呼んで、真夜中の臀部稼ぎ(アナルハンター)。ノンケだって平気で喰っちまう男だぜ』

「な、なな……!?」

 

 なんだコイツは!

 カ、カブトムシの精霊か!? 昔、スイカをやりすぎて死んでしまったペット「カブ太郎君」の亡霊かもしれん!! 蒼いカブトムシは片手に備えた巨大な杭を仰々しく構えた。

 ジャギンッ、と非常に物騒な音がする。

 

『ヤ・ラ・な・い・か?』

 

 ギラリッ、と杭が日を照り返し、カブトムシの目が赤く凶悪に光る。

 

「ヒ、ヒィ、寄るな! その腕の杭をどうするつもりだ! 

杭じゃない、リボルビング・ブレイカーだって? 名前なんてどうでもいい! ええい、寄るな近づくな!

俺に触るんじゃない!! なに、尻をツキ出せだと? 断る!! うぉ、止めろ、無理やりな体位を取らせるなぁ ──── ア、ア゛ア゛アアアアアァァァァ──────ッッ!!!!!」

 

 そこで俺の意識は途切れていく ──

 ── 薄れ行く意識と臀部の痛みとともに、蒼カブトムシの呟きが聞こえてきた ──

 

『フハハハ、馴染む。実に! よく馴染むぞ。

この世界に来てから芽生えた自意識に、この体は非常によく馴染みよるわ。

しかし、この世界には不思議といい男の匂いがするな。男どもめ、尻を洗って待っていろ。このナハトから逃れるなど無駄なのだよ ── フフフ、無駄無駄無駄ァ!』

 

 ──……いかん、逃げろみんな……悪魔がやってきた……!!

 

 

 

 スパロボ学院 ~OGだよ、全員集合!~

 Machine(マシン) Soul(ソウル) ~ゲシュの奇妙な冒険~

 

 

 

 My Name is ── (即効、日本語翻訳中) ── 俺の名前はゲシュペンスト・ファントム。

 

 何故か高校の密集する地域「エリア」にやってきた、クールでイケメンなナイスバイクさ。

 

 俺は元々、エンドレスフロンティアという世界に居た。

 エンドレスフロンティアという世界は様々な世界と融合してしまうとんだビッチワールドでな、これまでにも新たな世界が融合することで尋常じゃない程のトラブルを巻き起こしてきた。

 どんな世界だろうと理由も不明に吸収合併されてしまうのが、俺の故郷エンドレスフロンティアなのだ。

 

── ちなみ、「エリア」はエンドレスフロンティアにやって来た新世界である。

 

 しかし「エリア」は白い球状の防壁のようなモノを張り巡らせ、外部との接触を拒んでいた。音信不通。それが適切な表現だろう。

 まぁ、害がなければ放置しておけばよいのだが、エンドレスフロンティアでは新世界の出現に伴う悲劇が繰り広げられてきた。前例がある以上放置しておくわけにも行かないだろう?

 という訳で、俺は元マスターであるいけ好かねえキモキザ野郎と共に「エリア」にやってきたのだった。

 マスターと言うのは俺の主のことだ。

 俺は元々、3mクラスの巨大な人型戦術兵器だったのだが、「エリア」に来ると同時に何故かバイクに変貌しており、また自意識も目覚めた。おかげでキモキザの圧政から逃れられたし、まったく「エリア」様様だぜ。

 

「ゲッシーちゃん、次は5連続コーナーリングよん。いけるかしら?」

『Yes,My Master(任せとけエクセレン。俺に不可能などないぜ)』

 

 俺は新たなマスター、エクセレン・ブロウニングと共に夕暮れの峠を疾走していた。

 座席にはエクセレンの柔らかな尻がフィットし至福の快感が俺を包む……なんだ? キモいだと? ふざけるな! 俺はキモキザとは違う。

 

── 俺はとってもカッコいいイケてるバイク!

 

 そこに異論は認めない。

 俺とエクセレンは連続するヘアピンカーブを車体を傾けながら走り抜ける。減速などしない。ガードレール接触寸前になるまで車体が近づくが、この車体は俺の体と言っていいからな。ぶつかる様なヘマはしないぜ。

 カーブを抜けた直線で加速する間もなく、次のヘアピンが俺たちの眼前に広がる。ガードレールの先は崖だが、エクセレンがハンドリングを誤るはずもなく余裕でカーブをクリア。

 俺たちに踏破できない道はない。5連続だろうが6連続だろうが、いくらでも来やがれってんだ。

 

「じゃあ、帰りましょうかゲッシーちゃん」

「Yes,My Master(OKだ、エクセレン。今日もキレイに体を磨いてくれよ)」

 

 5連続カーブを抜けた俺たちはエクセレンの家へと帰ることになった。

 余談だがエクセレンには恋人がいる。その男の名前はキョウスケ・ナンブ。無愛想な鉄面皮の男だ。

 以前の俺なら、何故この男が好きなのか問い詰めただろうな。エクセレンは俺の嫁だと、昔は思っていたものだ……フッ、思えば俺も若かった。

 だが俺は気づいてしまったのだ……俺の中に眠るサガに、熱いパトスに覚醒してしまったのだ!

 

── やっぱり、女の胸は小さいのに限るよね?

 

 ツルペタ、寸胴は希少価値。そこに異論は認めない!

 胸などただの飾りです、世の中の男にはそれが分からんのです! ちなみエクセレンは巨乳、やれやれだぜ……。

 そんな俺を運命の出会いが待っていたのは言うまでもないだろう?

 アインスト・アルフィミィ……ロリを絵に描いたかの如き神秘のボディラインは一瞬で俺を魅了した。

 ジェネ高に通う彼女を篭絡するため、俺は日々切磋琢磨しているのだ。

 

「あら、あれキョウスケじゃない?」

『Oh?(なんだ、ぶっ倒れてやがるな?)』

 

 帰り道で偶然通ったボロアパートの前にエクセレンの彼氏、キョウスケ・ナンブが倒れていた。しかもズボンが半分下ろされており、みっともない姿を晒している。どうも気絶しているようだ。

 俺がボロアパートに体を寄せると、エクセレンは背中から降りキョウスケを抱き起こして顔を軽く叩いていた。

 

「もしもーし、キョウスケ大丈夫?こんな所で倒れてどったの?」

「う……エ、エクセレンか……」

 

 キョウスケはエクセレンに抱き起こされて上半身を起こす。

 意識をハッキリさせようとしているのか頭を振っているが、決して地面から腰を上げようとはしない。

 

「キョウスケ、いつまでもこんな所で寝てると風邪引くわよ。さぁ、早く立って

部屋に戻りましょう」

 

 優しく手を差し伸べるエクセレに対して。

 

「ま、待てエクセレン……今起き上がると ── ヅッ ────ッ!!」

「キョ、キョウスケ? 大丈夫……じゃなさそうね。本当になにがあったの?」

「あ、ああ……実はな……」

 

 キョウスケは地面に腰を下ろしたままで事のあらましを話し始めた。俺は野郎と話す趣味はないので蚊帳の外から聞き耳を立てるのだが。

 

「蒼い……悪魔だ……」

『Blue?(蒼い悪魔だと?)』

 

 身に覚えのある呟きに俺は思わず呟きを漏らしてしまっていた。

 その声はキョウスケの耳に届いていたようで、奴は俺を奇妙なものでも見るかのように凝視してきた。野郎、こっち見んな。ニュートロンブラスターでぶっ飛ばすぞ。

 

「おい、エクセレン。あのバイクはなんだ? ヴァイスリッター号から乗り換えたのか……というか、バイクが喋っているぞ?」

「あの子はゲッシーちゃん。この間、町で拾ったとってもおりこうさんのバイクなのよん♪」

「いや、口を利く時点でバイクではないだろう?」

『Fuck!(野郎、バイク差別は許さねえぞ!)』

 

 このキョウスケという男はとんだ不届きモノだな。誰も俺が喋ることについてはノータッチだというのに、まったく、これだから空気を読めない男というのは困ったものだぜ!

 しかしキョウスケは俺の言葉が聞こえたにも関わらず、俺を見つめ続け、仕舞いには手で顔を押さえて顔を背けてしまった。野郎、顔を背けんな。

 

「くっ……このバイクを見ているとあの蒼い悪魔がフラッシュバックするようだ……!」

「ねえねえキョウスケ、その蒼い悪魔って一体なんなの?」

 

 エクセレンの問いには俺も無い首を縦に振りたい気分だ。

 ムッツリ野郎、蒼い悪魔なんて抽象的な表現では相手に何も伝わらないぜ? ……だが野郎の話は気になる。しかし話を聞きたい気持ちの反面、嫌な予感がして俺の無い耳を塞ぎたくなる感情もある。

 その蒼い悪魔という表現に、俺は、覚えがあるからだ……

 しばらくして、キョウスケはゆっくり口を開いた。

 

「蒼い……巨大なロボット……そう、ちょうどそのバイクに似た雰囲気を持った、まるで青いカブトムシのような……?」

『Oh My Gods (なんてこったい……)』

 

 どうやら、俺の不安は的中してしまったようだな。

 

 以前、俺がアルフィミィと出会ったときのことを覚えているだろうか?

 あの時の校庭には俺の元マスターのキモキザ以外に一人の女性がいた。アシェン・ブレイデル……クソったれな毒舌アンドロイドさ。こいつの毒舌に一体どれだけの人類が犠牲になってきたことか……まぁ、重要なのはここではない。

 俺は「エリア」にキモキザと共に突入したにも関わらず、キモキザと再開したときにアシェンは奴の傍にいた。

 つまり、アシェンたちは俺たちが突入した後に「エリア」に突入したということだ。

 

『……Oh(……しかしあの時アシェン以外のパーティはいなかった。つまり、アシェンたちは突入時にバラバラになった可能性が高い……俺としたことが、奴がこっちに来ている可能性を失念していたとはな……)』

 

 奴、だ。奴が来た。

 青いカラーリングのカブトムシのようなロボット……俺の同僚 ── アルトアイゼン・ナハト以外にあり得ないだろう……。

 

『No Fuck! Gungho,gungho,gungho!(野郎ども頭はいいから尻を隠せ! 穴を隠せ! これは我らの聖地を守るための聖戦である! ヤラれる前にヤレだ、ガンホーガンホーガンホー!!)』

「意味は分からんが、とにかく凄い気迫だ」

 

 キョウスケは顔を歪めながら立ち上がった。

 尻を押さえている……そうか、可愛そうに。野郎は既に餌食になってしまったようだな。

 

 アルトアイゼン・ナハト……ガチムチとう描写にふさわしい屈強な装甲を持ち、その膂力を持って敵を正面から粉砕する類まれなる強き戦士。

 だがそれは表の顔である。

 裏の顔は……いや、奴のAIの中に埋もれていたデーターは酷いモノだった。以前、俺がキモキザの命令でナハトにハッキングしたとき、俺のAIには裸の男同士が絡み合う映像が延々と流れ込んできた。実に気持ち悪く、その方面の趣味が無い俺には劇物以外の何者でもない……とにかく、要するに、つまりだ。

 ナハトはホモなのだ。それもガチホモなのだ。

 奴が「エリア」に来て、自由意志を獲得したとしたら非常にマズイことになる。

 

「エクセレン、俺はしばらく歩けそうにない。俺の代わりにジェネ高の男連中に伝えてくれ」

「なんて?」

「尻を隠せ。青いカブトムシに気をつけろ、とな」

 

 ナハトの毒牙にかかってしまったキョウスケはエクセレンの手を借りて自室へと引っ込む。俺はしばらくの間、キョウスケ宅の外で待機せざるを得なかった。

 

 しかし、ナハトの奴を放置するなど空腹のライオンを檻から出しているようなモノだ。早く手を打たなければ。野放しにしていると次の犠牲者が出てしまうぞ、と……戻ってきたエクセレンに俺は提言してみたが……

 

「はいはい、帰ったらキレイキレイしてあげましゅよー。待っててね、ゲッシーちゃん」

 

 どうやら、俺の言葉は正確に伝わっていないようで軽く流されてしまった。おかしいな、俺の言語はエクセレンの母国の言葉のはずなのだが……とにかく、俺は今バイクである。文字通り、手も足も出せずにあっという間に数日が過ぎた ──

 

 

 

── それは、蒼い悪魔の伝説が広がるのには十分すぎる時間であった

 

 

 

      ●

 

 

 

 俺の名前はリュウセイ・ダテ。

 

 自分で言うのもあれだが、俺は相当のロボットオタクだぜ。

 いいよな、スーパーロボット! まさに漢のロマンだな! 

 

「やっべー、遅刻遅刻!」

 

 そんな俺がジェネ高の登校で、とある公園を通り抜けしショートカットするのは日常の風景だ。夜遅くまでロボットサイトを巡回しすぎて思い切り寝坊してしまった。急がないと授業に遅れてしまう ── と、俺の目に1体のロボッツの姿が飛び込んできた。

 

「ウホッ、いいロボット☆」

 

 3mクラスの巨大なロボットが鉄パイプのベンチに腰掛けている。ベンチは「ヒィー、もう駄目ッスよー」と悲鳴をあげるかの如く変形してしまっている。それでも構わずロボットは座っている。その姿は実に男らしいぜ!

 俺は遅刻そっちのけで、ロボットの前で足を止めてしまった。

 蒼いカブトムシのようなロボットだった。

 

「カッケー、超カッケー!! なぁなぁ、そのコスプレって何処で売ってるんだ!?」

『虫けらが……飛んで火に入る夏の虫とはこのことよ』

 

 ロボットは立ち上がって、俺の手を引いた。

 

「なんだ、こっちで売ってんのか?」

 

 俺がロボットに連れて来られたのは公園にある男子トイレだった。そうか、激レアのコスプレグッズだから、きっと普通のショップじゃなくて人気の無い場所で売買するんだな。そうに違いない。

 だがトイレの中に人影はなかった。コスプレグッズの売人は何処にいるのだろう?

 と、俺はトイレの個室の中に突き飛ばされた。便座に体が当たって痛かった。

 

「なにしやがる!?」

『い・た・だ・き・ま・す』

 

 ロボットの片手に装備された巨大な杭のような武装内で、まるで銃弾でも装填したかのような音が響いていた。巨大ロボットが俺に向かってくる。個室の扉なんて全部砕きながら、俺に向かってくる!!

 

「止めろ、来るな! 俺はロボットは好きだけど、そんな杭は好きじゃねえんだ! 

なに? 杭じゃない、リボルビング・ブレイカーだって? カッコいい名前じゃねえか! でもそれをどうするつもりだ! ……便座に両手をついて、尻をこっちに突き出せだって? 断る!! 

うぉ、何しやがる!? アダダダ、便座に顔が当たってるって!! た、助けてくれ ── ママア゛アアアアアアアァァァァ ────── ッッ!!!」

 

 臀部から脳天に駆け向ける衝撃と共に、俺の意識は薄れていった ──

 ── 薄れていく意識の中でロボットの声を聞いた ──……

 

『WRRRRYYYY(ウリイイィィィィィ) ── そんなねむっちまいそうなのろい動きでこのナハトから逃れられるものか。男なぞこのナハトへの供物に過ぎんのだ。精々、抵抗することだなマヌケッ』

 

 

 

      ●

 

 

 

 俺の名前は紫雲 統夜。

 

 男の夢、ハーレムを地で実現している男さ。

 今日は俺のハーレムの女たちのために、プレゼントを買いに繁華街に来ている。

 何をプレゼントすることにしようか? やはり装飾品の類かな……と、俺がウィンドウショッピングに勤しんでいると。

 

『ウホッ、いい尻のニホイがしおるわ』

「ん……ギャアアァ ── ッッ!?」

 

 俺の背後には蒼いカブトムシのようなロボットがいた。3m程の巨体で見下ろし、ロボットの影で俺の体はスッポリ包まれてしまっている。

 繁華街なので人ごみは多いのだが、この異様なロボットの周辺には人っ子一人いない。明らかに避けている。その程度には蒼いロボットは異常で危険そうな物体であった。

 

『小僧、名前を言ってみろ』

 

 ロボットが赤い目を明滅させながら喋った。

 

『小僧、名は?』

「し、紫雲 統夜……」

『なぁぁにいぃぃ?』

 

 声色が変わり、ロボットは腕に備え付けられた杭のような武器を仰々しく構えた。

 

『夜を統べるだとぉ? 夜の支配者はこのナハトだけで十分よ!!』

「なんで逆切れしてんの!?」

 

 このロボットは危ない……俺は踵を返して逃げ出すことにした。

 猛ダッシュでロボットから離れて人ごみに紛れ込もうとする……も、3mの巨体から繰り出される腕のリーチからは逃れられず、上半身を掴まれて引きずり戻される。

 

『貧弱貧弱ゥ、その程度でこのナハトから逃れようとは片腹痛いわ』

「くっ……俺をどうするつもりだ?」

 

 俺の言葉に答えるように、ロボットは杭をジャギンッと構えなおした。

 …………まさか、考えたくないがあの杭を俺に突っ込む気か? いい尻、とロボットは言っていた。まさか、あそこにその太い杭を入れるつもりか!?

 俺は必死に暴れたが、ロボットの膂力に敵うはずもなかった。

 

「おい、クソロボット! その杭で俺をどうしようとしているのかは知らん。けどな、こんな人通りの多いところで暴行を働こうものなら、お前なんてすぐに捕まってしまうぞ!」

『ククク、確かにプレイの最中を見られるのはマズイな。しかし小僧、このナハトを脅迫しようとはいい度胸だ!』

「なに ── アチッ!」

 

 ロボットの語気が強まったかと思うと、蒼かったボディが炎のように赤く染まっていく。それに伴い、俺を掴んでいるロボットの手が熱を帯びてきた。どうやら、熱暴走でもおこしているらしい。

 

『このナハトが「エリア」に来て目覚めたのは、なにも自意識だけではない。新たな能力にも目覚めたのだ!』

「は、離せ、この!!」

 

 俺は自由になる脚で蹴りをお見舞いしたが、ロボットはまったく堪える様子はない。

 

『マヌケが……知るがいい……私の能力名は「世界(ザ・ワールド)」だ! まさに世界を支配する能力! 小僧、貴様はヤラれたことにすら気づくことはない ──

 

 

 

── 時よ凍れ、ガチホモ・ザ・ワールド!!』

 

 

 

 そこで俺の意識は一度、とぎ、れ、た……

 

 

 

 ……気が付くと、臀部に強烈な痛みが残っていた。

 俺の周りには人垣ができており、あの蒼いロボットの姿はなかった ── 俺の意識は再び闇の中に落ちていった ──……

 

 

 

      ●

 

 

 

 俺の名前はゲシュペンスト・ファントム。

 

 エクセレンと共に登校したジェネ高の風景は見慣れたモノだったが、雰囲気はここ数日で非常に様変わりしていた。

 蒼い悪魔の伝説はジェネ高男子を恐怖のどん底に突き落とすのに十分であったようで、男子は登下校中は常に数人一組で行動し、誰かが背後に立つ事に酷く神経質になっている。

 

「おい、聞いたか。スクールのアラドもヤラれたらしいぞ?」

「いよいよヤベえな……鋼鉄製の貞操帯でも作った方がいいんじゃねえか?」

「彼女ができる前にヤラれちまうなんて、俺は絶対は嫌だぞ!」

 

 駐輪場に向かう俺とエクセレンの横を、3人の男子生徒がすれ違った。

 緑のバンダナの少年と金髪の美少年と茶髪の彼女がいそうにない少年だった。確か名前はタスクとブリッドとカズマだったか……校舎内に入れない俺でも有名どころの生徒名ぐらいは覚えている。

 

「ゲッシーちゃん、学校終わるまでここで待っててね」

『Yes,My Master (分かったぜエクセレン。時間になったらここに戻ってくるとしよう)」

 

 俺はエクセレンが校舎に入るのを確認してから、アクセルを吹かせて駐輪場を出た。

 俺の体はバイクで手も足も出ないわけだが、タイヤはあるので平地なら自由に走り回ることはできる。放課後まで律儀に待っているのも退屈なので、最近は広大なジェネ高の敷地内を探索しているのだ。

 どうでもいいが、敷地内を走行する俺の姿を見た生徒は「首なし……いや、幽霊ライダーだ!」と叫んで逃げていく。学校の七不思議にされても面倒なので、人目につかない道を選んで走っていると ──

 

「「「ア゛ア゛アアアアァァァァ ── ッッ!!!!」」」

『WRRRRYYY ── 掘ったどぉぉーー!』

 

 ── 男子生徒の悲鳴と共に、聞き覚えのあるような電子音声が聞こえてきた。

 

『What? (なんだ?)』

 

 声の聞こえてきたのは校舎裏の方角だ。

 俺は急いで校舎裏に向かう。するとそこには、登校時にすれ違った3人の少年が亡骸となって(気絶して)転がっていた。

 すぐ傍には蒼い悪魔 ── アルトアイゼン・ナハトが佇んでいる。

 

『NAHATO! (ナハト! 貴様、俺のシマで何をしてやがる?)』

『ん……お前、ファントムか? なんだその姿は? ちっとも萌えんぞ』

 

 野郎……戦友との再会の言葉がそれか? 

 

『No Fuck! (OK、ナハト。やはり貴様の性根は腐ってやがるな。残念だが今の俺には尻はねえ、貴様に万が一の勝機もないぞ!)』

『ならばこすうるまでよ』

 

 ナハトは言うが早いか、片手に装備された連装チェーンガンを構えやがった。

 いかん! 急旋回して回避運動に入ろうとしたが、間髪入れないナハトの銃撃が俺の車体を直撃する。

 元々PTだった頃の名残か装甲はそれなりに厚く、エンジンに直撃して爆散ということは無かったが、俺は傷だらけになりその場に横転した。

 

『Na……HATO…… (……くっ、ナハト、貴様やってくれたな……)』

『貧弱貧弱ゥ。ファントム、今まで戦ってきた相手の中で貴様が一番なまっちょろいぞ!』

 

 野郎、バイク相手に無茶苦茶言いやがって……ナハトは地響きと共に俺に近づき、巨大な足で俺を踏みつけてきた。畜生、屈辱だ……。

 

『ファントム、昔のお前は強く、逞しく、このナハトの供物に相応しい存在だった……だが今はどうだ? その様な姿に成り下がりおって! お前なぞ、ヤル価値もないわっ、このマヌケ!』

 

 グリグリと、ナハトは足を俺の車体に抉り込むように押し付けてくる。圧倒的な重量差に体は貯まらず悲鳴を上げていた。俺は元々PTだ。痛覚なんて存在しない。しかし限界が近いことを脳裏に掠める数値が示してくる。

 分かる……このままでは俺は死ぬ。

 

『NAHATO……! (ナハト……貴様ぁ、許さんぞ!)』

『虫ケラが、死ねぃ!!』

 

 ナハトがリボルビング・ブレイカーの檄鉄を上げる音が耳に届いた。

 男たちをヤッテきた時とは違う。

 確実に俺の体に風穴を開けるつもりだろう……もう駄目か、走馬灯のように「エリア」での日々がフラッシュバックし始めた、そのときだった ──

 

「なんですのアクセル? 私に見せたいものがこっちにあるんですの?」

「そうそう。こっちに人気が無くて、にゃんにゃんするのに丁度いい場所があるのさ、これがな」

 

 ── 校舎裏に2つの影が踏み入ってきた。

 あれは……アルフィミィ! 青い髪にツルペタ寸胴体形の完璧なるロリボディを持つ、俺の想い人だった。傍には赤いモジャモジャヘヤーの男がいる。エロそうな笑顔が顔面に張り付いていやがる……頬骨ごと叩き割ってやりたいような表情だ。

 しかしいかん! 今、こっちに来ては危険だ!

 

『Get Away! (離れろ! こっちに来ちゃいけない!)』

「あら? エクセレンのバイクさんですの?」

 

 アルフィミィが俺に気づいたようだが、

 

『女に興味はない、消えい』

 

 同時にナハトも彼女たちに気づいたようで5連装チェーンガンを照準していた。

 

『Nooooooo!! (ヤメロオォォォォォ!!)』

 

 アルフィミィが! アルフィミィが死んでしまう!

 俺の体は金属製だから銃弾に耐えることができたが彼女は生身だ。ナハトから浴びせられるスコールのような実弾を受ければ、彼女は肉体は原型を留めない程に破壊されるだろう。

 それだけは……阻止せねば。だが俺の車体は既に限界な上に、ナハトに踏みつけられている。動けない……それがこれ程口惜しいと思ったことはなかった!

 

── 轟音と共に銃弾が発射された……

 

 ただし、天空に向かってだ。ナハトの腕が蹴り上げられ、射線が上方へとズレていたのだ。

 

「俺の女に何しやがる?」

 

 蹴りを放ったのは赤いワカメヘアーの男だった。

 

「俺っちバカだけどよぉ、これだけは分かるぜ。

可愛い子ちゃんに乱暴しちゃいけねえってな。アルフィミィちゃんに手を出す貴様は俺の敵なんだな、これが」

『ウホッ、いい男☆』

 

 ワカメ男の啖呵がツボに嵌ったのだろうか? ナハトは俺に叩き込む予定だったリボルビング・ブレイカー構えなおし、空いた手で男の動きを止めるべく掴みかかる。

 

「しゃらくさい!!」

 

 ワカメ男はナハトの手を難なくかわした。

 ナハトと距離を保ったままで、コォォォォ、と深く息を吐き出し両手を合わせた構えを取る。数回、その呼吸を続けるうちに両手に白い靄のようなモノが集まっていくのが見えた。それが何か、機械の俺には分からない……だがこの男が何者なのかは思い出した。

 アクセル・アルマー。

 俺にまだ自由意志がなかった頃にエンドレス・フロンティアに転移してきて、元マスターのキモキザたちと共闘したことのある仲間だった。

 俺は依然あった時にはぶっ飛ばしてしまったのに、アクセルは既に水に流したかのような態度だ。俺など意に介さずアルフィミィの前に壁として立つ姿は実に雄々しい。惚れた相手は意地でも守り通すか……漢だぜ、アクセル・アルマー……。

 頼む、俺の代わりにナハトを叩きのめしてくれ!

 

「青カブトムシが、この俺の蒼髭流(ソウシリュウ)格闘術のサビにしてやる!! 闘気にはこういう使い方もできるんだぜ!!」

『愚者がぁ! お前の腕ごとカメを砕くようにして尻を貫通してくれるわ!!』

 

 ナハトが背面のブースターを点火した。ナハトは自重を物ともせずにアクセルに突撃していく。

 重量×速度×堅さ=攻撃力だ! ナハトのリボルビング・ブレイカーの直撃すれば、人間など上下に裂けてしまうだろう。だがアクセルは動じなかった。

 

「闘気を波紋に変えて打ち込む ──」

 

 体格差を活かしてナハトの足元にすべり込む。股下をすり抜けられリボルビング・ブレイカーを打ち込む相手を見失ったナハトは急停止をせざるを得なくなった。

 地面に脚部をめり込ませ強引な制動を得る。

 すぐさま振り返っていたが、アクセルは白い靄を纏った両手をナハトに押し付けていた。絹をさする様にゆっくりと、両手の平がナハトの腹に触れ。

 

「── 蒼髭流(ソウシリュウ)格闘術奥義 白虎咬(びゃっここう)ッ!!」

 

 ナハトの体内に白い靄のようなモノが打ち込まれた。アクセルの言葉を借りるなら、闘気を変換した波紋をナハトの中に注ぎ込み、それは背部へと突き抜けていた ──

 

『── WRRRRYYYYY ── な、なんだこれはぁ!? 装甲が役に立たん……衝撃がぁナハトの中で暴れているというのか?! よ、よくも貴様ぁ!!』

 

 アクセルの一撃にナハトは膝をついていた。

 

『よくも! このナハトに傷をつけてくれたな!!』

「ほざくな雑魚が。貴様などベーオウルフに比べれば小物にすぎねえんだよ、これがな」

『こ、このナハトを……このナハトを雑魚扱いだと!? フーフー息を吹いて練った波紋とやら如きで、本気でこのナハトが倒れると思っているのか!?』

 

 ナハトが絶叫しながら立ち上がった。

 外見にダメージは見えない。

 アクセルの一撃では致命傷にならない、ということか。

 

── ピキュィィィィィィンン

 

 と、俺が考えていた矢先に、どこかで聞いたことがあるような効果音が響いた。

 ナハトの肩部分にはレイヤードクレイモアという指向性地雷が大量に積まれている。着弾すれば対象を蜂の巣にするナハト最強の武装である。ちなみに爆発すれば周囲を巻き込む大惨事となるだろう。

 そのレイヤードクレイモアを搭載したコンテナが爆ぜた。火薬ではなく、コンテナ接続部のボルトが破裂して、クレイモアごとコンテナが吹き飛ばされる。

 

『な、なぁにいぃぃぃぃ!?』

「お前はもう死んでいる、これがな」

 

 一瞬、アクセルの顔が劇画調に見えたのは俺の気のせいだろうか。

 

「なんつって♪」

 

 しかしそれは俺の錯覚であった。そう確信できるぐらいに、アクセルはだらしない笑顔を直後に浮かべていた。

 アクセルはアルフィミィに手を伸ばす。

 

「さ、アルフィミィーちゃん、何処か他所でにゃんにゃんしようぜ♡」

「はいですの。でもアクセル、にゃんにゃんってなんですの?」

「それはヤッてみてのお楽しみさ、これがな。ウフフ」

 

 そうして、アクセルは、ナハトに背を向けるのだった。

 あ、このバカ! ヤラれるぞ!!

 無論、アクセルは格闘技の達人のようだし、背後にも気を配っているに違いないのだろうが……猛烈に不安感が俺のAIを支配する。

 

『マヌケがぁ……一息にトドメを刺せばよいものを』

 

 ナハトの声に篭った怒気が強っていく。それに伴い、青一色だったナハトのボディカラーが炎のような色に変わっていく。

 色は真紅。まるでナハトの怒りを体現しているかのような色だ。

 

『貴様は千載一遇の好機を逃したのだ! 後悔するがいい ──

 

 

 

── 時よ凍れ、ガチホモ・ザ・ワールド!!』

 

 

 

 

 ナハトは仰々しく両手を広げて叫んでいた。

 それと同時だった。

 俺たちを包む空気が変わったのは。

 

 止まっている……風に揺られていた木の葉も、少しずつ流れていた雲も、校庭から聞こえてきていた生徒たちの声も……全てが止まっている。全部だ。アルフィミィも、アクセルの手を取ろうとしている所で動きを止めており、まるで蝋人形でも見ているような錯覚見舞われる。

 同時に、強烈な思考が俺のAIの中に流れ込んでくる。なんだこれは? 男同士が見詰め合っている。

 

「先輩、やっぱりボクには無理ですぅー。そんなに大きいの……入るわけがありません!」

「なにを言うんだ? やってみなくちゃ分からないじゃないか?」

「で、でも……そんなエクスカリバー……」

「ふふ、自慢の一品だ。決して、エクスカリパーじゃないぞ」

「や、優しくしてくださいね……?」

「保障はしかねるな。慣れてきたらV-MAXのように激しくしてやろう。いや、月まで飛ぶぐらい絶好調にしてやろう」

「そ、そんな ── あ、来る! 来ちゃう、先輩が来ちゃう ──── ユ、ユ、ユニバアアアアアアアアアアァァァサルッ!!!!!」

 

『Noooooooo!? (ぎゃああああああああぁぁぁぁっ!?)』

 

 俺はAI(せいしん)に5000のダメージを受けた。

 ナハトめ! あのガチホモ野郎!

 野郎の思考が俺に流れ込んで来てやがるじゃねえか!? エンドレス・フロンティアでのハッキングの時の再現だ!! 畜生、ぶっ殺してやる!! しかし体は動かない。おのれ、アルトアイゼン・ナハト、許すまじ。

 俺の絶叫を聞いたナハトが振り返っていた。

 

『ほぅ……見えているのか? 俺とお前は同タイプPT(パーソナルトルーパー)を素体に開発されたのだったな。俺たちは血族と言ってもいい、お前をヤレないのが本当に残念だよ』

『What Happen? (ナハト……貴様、一体なにをした? 見えはするがタイヤ一本動かせん。こんな能力、貴様には備わっていなかった筈だ!)』

『そうだよ、兄弟。この能力は「エリア」に来てから身に付いたものだ。名は「世界(ザ・ワールド)」 ── ご察しのとおり、時を止めることの能力だよ……どうやら、貴様は静止した世界を見ることができるようだがなぁ……』

 

 そう言うと、ナハトは俺に背を向けた。相手をする必要すらない、ということか。

 ナハトはアクセルを掴むと、軽々と空中に持ち上げた。

 

『この能力も最初は瞬きほどの一瞬しか止められなかった……しかし、男共を一人、また一人とヤっていくに連れて、止められる時間も延びた。ククク、貴様ほどの男をヤレば相当の時間を止められるようになるに違いない』

 

 ナハトが空いている手を構えた。

 アクセルの尻にリボルビング・ブレイカーの鋭利な切っ先が向けられる。

 

『さらばだ、強敵(とも)よ』

『Nooooooo!! (やめろおおおおおおぉぉ!!)』

 

 アクセルの尻にブレイカーが近づいていく……俺は目を背けずにはいられなかった。

 済まない、アクセル……臆病者と罵ってくれても構わない。だが、俺には見ていられなかったんだ……

 

『WRRRRYYY ── 掘ったどぉぉぉぉぉ!!』

 

 ナハトの絶叫が響き、繰り広げられている惨状が手に取れるかのようだ。

 

『このナハトに逆らおうなど無駄なのだよ! 

そおぅら、無駄無駄無駄ァ、無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!! 這い蹲れ、虫けらがァ!!』

 

 ナハトの咆哮に呼応し、ブレイカーから炸裂音が連続する。

 生身の人間がリボルビング・ブレイカーをもらえば即死だろう……しかし、ナハトは死なない程度に威力を落としているに違いない。餌食となった、キョウスケを初めとする人間たちは全滅しているだろうから。

 なんて残酷なことをしやがる……いっそ、一思いに殺してやるのが情けだろうに……許せない。ナハト、貴様だけは許せない!

 行為を終えたアクセルが俺の眼前に投げ捨てられてきた。時間が止まっているので微動だにしない。用済みということか、ナハトめ!

 

『ククク、あと一秒』

  

 ナハトが人差し指を立てて、俺たちを見下ろしていた。まさか、そのカウントは時を止められる時間なのか? 止めろ……今、時間が動き出したら……ナハトの双眸に嗜虐的な光が灯り、指は無情にも折られる……。

 

『ゼロ! 時は動き出す!!』

「ぎゃあああああああああぁぁ!!」

 

 アクセルは俺の眼前で体を跳ね上がらせて絶叫。そのまま白目を剥いて気絶した。酷え……!

 

「ア、アクセル? どうしたんですの?」

 

 アクセルの手を掴むことができなかったアルフィミィは、倒れている奴を見つけると駆け寄ってきた。きっとアルフィミィには一瞬の出来事だったに違いない。

 

『ご・ち・そ・う・さ・ま・で・し・た』

『NAHATO ── ッ!! (ナハトォォ、貴様、絶対に許さんぞ!!)』

『ん~、聞こえんなぁー。何処かで幽霊が恨み事を唱えてているのかなぁ?』

 

 もう我慢ならん……しかし、ナハトに痛めつけられた車体は言うことを聞かない。

 

「アクセル……起きるですの」

 

 アルフィミィがアクセルに手を当てて声をかけるが答えることはなかった。その目には薄っすらと涙が……畜生、俺の天使を泣かすとは、俺の魂が幾千万回生まれ変わっても貴様だけは絶対に許さん!

 

『女。汚らわしい肉の固まりめ、すぐにミンチにしてくれるわ』

 

 ナハトが再び5連チェーンガンを構えて、アルフィミィに接近してきた。

 くそ、このままではアルフィミィが……誰か……誰でもいい! 奴を、ナハトを止めてくれ!! そのためなら何だってする!! だからお願いだ!! 俺はどうなってもいい……だからアルフィミィだけは、アルフィミィだけは救ってやってくれ!!

 

 

「わかったにょ」

 

 

 それは天の声だったのだろうか? 

 分からない。

 ただ言えるのは、気がつくと、俺の目の前に全長20cm程で2頭身の奇妙な生物が立っていたということだけだ。

 

「わたちはおーちゃむ・ふぉー、このせかいのかみにょ!」

『God? (神さま、だと?)』

「マーズ」

 

 シャラップ!

 つっ込みどころの多い生物だぜ。あれ? 前にもこんなやり取りを見たことがある気がする……だが今はそれどころではない。

 相手が神さまなら好都合だぜ。

 

『Please Power! (俺に力を!)』

「チーカマくれにょ」

『……No (……持ってない)』

「じゃ、いやだにょ」

『Oh My God!! (なんだと!? ふざけるなこのクソチビが!!)』

 

 緊急事態だぞ。チーカマなんぞ知るか。そもそも俺は食事をしないから食品を入手する術も知らないしな……こうしている間にも、ナハトはアルフィミィに引導を渡すべく近づいてくる。

 

「しょーがないにょ」

 

 謎生物がため息をついていた。

 

「わたちのせかいをあらすふとどきものがいるみちゃいだし、こんかいはさーびすしてやるにょ」

『T,Thank You! (す、済まない、恩に切るぜ!)』

「ぼっこぼこにしてやるにょ!」

 

 謎生物はそう言い捨てると、体から閃光を放ってその場から忽然と姿を消した。

 だが同時に、俺の車体も光に包まれていく。

 

『な、なんだ?』

 

 ナハトが俺に気が付いたようだった。

 光の中で俺の意識は混濁していく。俺の体がバイクになってもう結構になる。慣れ親しんだ車体の輪郭が徐々に崩れていくような感覚に見舞われる。光の中で俺の意識は溶け、巨大な球体へと変貌を遂げていた。

 さらに球体が変形し、四肢ができる感覚……これは人型だ。そう、俺がエンドレス・フロンティアに居た頃の姿だ。

 そう、俺は ──

 

『ゲシュペンスト・ファントム、只今推参ッ!!』

 

 ── ゲシュペンスト。幽霊の名を持つ黒光りする巨体が俺の元に戻ってきた。足元にいるアルフィミィが小さく見える。どうやら、大きさも元通りの3mクラスに戻ったらしいな。

 ありがとう神さま、これで俺は戦える。

 

『来いナハト。格の違いを思い知らせてやろう』

『WRRRYYYY ── 生意気ィー!! 幽霊め、その名の如く天に還してやろう!!』

 

 ナハトが先制攻撃とばかりに5連チェーンガンを乱射してきた。

 俺の足元にはアルフィミィとアクセルが居る。俺がここを動くわけにはいかなかった。

 俺は両腕で体をガードしてあえて攻撃を受けた。チェーンガンの弾丸が矢の様に俺の装甲を抉っていく。痛みはない。俺には痛覚がないからな。ダメージを受けているが、人間と違い、痛みで自分の限界を見誤ったりはしない。

 全ての銃弾を受けきったとき、俺の体は満身創痍の状態であった。だがアルフィミィたちは無事……よかった。

 

『なまっちょろいぞファントム! それは愛か? それとも自己犠牲か? 正義の味方にでもなったつもりか? 

あまい、あまっちょろいぞファントム! 大概の奴には心に善のタガがある。だが俺たちは違うだろう、なぁ兄弟? 

昔のお前は、俺のヤリたかったお前は、もっと冷酷で残忍な殺人マシーンだったはずだ!! 外せ、心のタガを!! お前も所詮俺の同類よ!!』

『言いたいことはそれだけか?』

『なにぃぃ?』

 

 俺は一足に地面を蹴り、ナハトとの距離を詰めた。

 そのまま体当たりに吹き飛ばす。アルフィミィたちから離れさせるためだ。ナハトは校舎裏から弾き出され、校庭へ……しかし、そこには授業中の生徒たちがいた。

 

「うわあぁぁ、化け物だぁ!」

『WRRRYYY ── なんだとぅ、人間共め! 吹けば吹き飛ぶ虫けらの分際で、いつもいつも俺に命令ばかりしやがって! 人間なぞ、ヤリ終わった後に皆殺しにしてくれるわ!!』

 

 数人の生徒が集まっている場所にチェーンガンの銃口が向いた。

 

『いかん!』

  

 慌てて突撃し、ナハトの鼻っ面にパンチをお見舞いしてやった。

 青い巨体が揺らぎ、銃口から放たれた弾は見当外れの場所にばら撒かれる。幸いにも負傷者はゼロ。

 

『早く逃げろ!』

「は、はい!」

 

 生徒たちは教員に先導されて校舎内へと走っていく。

 

『邪魔をするなファントム!』

『何故だナハト? 何故、人間に牙を剥こうとする!』

『マヌケが、貴様になら理解できるはずだぞ! 俺たちがどんな扱いを人間共に受けてきたのか忘れたか!?』

 

 それは慟哭に近い叫び声だった。

 そうか、ナハト……お前にもエンドレス・フロンティアの時の記憶が残っているんだな。

 確かに俺たちの扱いは酷いモノだった。人間のいいように呼び出され使役され、戦わされ、多くの命を奪ってきた ── 仕舞いに、俺たちは10年戦争の恐怖の象徴として恐れられる始末……そうなりたかった訳じゃない。

 そうするしかできなかっただけだ。

 過去の俺には自意識なんてなかった。

 でもあればきっと、俺は人間を恨んでいただろう。俺は、こんなことをするために存在しているんじゃないと、叫びたかっただろう。

 だが俺は、「エリア」でキモキザと決別し、エクセレンやアルフィミィに出会った。

 温かい人たちだ。

 俺の守りたい人たちだ。

 でもナハトにはそれがなかった。夜を彷徨う蝙蝠のように人の意識と機械の体を持つものとして苦しんでいたのだろう……残酷だぜ。いっそ、心なんて無い方がどれだけ楽かもしれない。

 ナハトは俺を殴りつけてきた。衝撃で俺の体が揺れる。

 

『決めたぞファントム! 俺はPT(パーソナルトルーパー)をやめるぞぉ! PTも人間も超越した存在として全てを支配してやるわ!!』

『そんなことは俺がさせない!!』

『貴様の頑張りなど無駄よ! 無駄ァ!!』

『ナハト、お前を止める! オラァ!!』

 

 俺とナハトの鉄拳が空中で交錯し、同時に弾かれた。

 ナハトの赤い目に不適な光が宿ったのを俺は見た。

 

『良い突きだ。ならば突き(ラッシュ)の速さ比べといこうではないか! ゆくぞ、ファントム!

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!』

『来い、ナハトォ!! 

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』

 

 俺たちの必殺の連撃がぶつかり合う ── どれだけの間、殴り合っていたのか分からない。先に根負けしたのはナハトの方だった。

 俺のパンチがクリーンヒットし、ナハトの胸部装甲が大きくへこむ。

 

『ぐふぅ……! や、やるなファントム! だがお前が俺に勝つことは決してない ──

 

 

 

 

── 時よ凍れ、ザ・ワールド!!』

 

 

 

 再び、ナハトの静止時間の世界へと突入した。

 この世界の中ではやはり俺の体は動かなくなる。比べてナハトは悠々と俺に接近してくる。手も足も出ない。かと言って、カメのように防御を固めることもできない……万事休すだ。

 

『むぅ、卑怯だぞ、ナハト!』

『マヌケがァ、この俺にあるのはたった一つだけのシンプルな思想だけよ! 「勝って支配する」、それだけよ! 過程や……方法なぞ……どうでもいいのだぁ!!』

 

 ナハトのパンチが頭部を直撃する。時が止まっているので体が動くことは無いが、時が動き出した途端に全てのダメージが一斉に襲い掛かるだろう。

 このままではアクセルの二の舞だ……なんとか、しなくては。と、そのとき。

 俺の指が動いた!

 微かだが、本当に少しだが確かに動かせた!

 俺とナハトは同系統のPTだ。ゲシュペンストシリーズというPTの基本フレームを流用し、カスタマイズされて完成した試作機。それが俺たち……つまり、ナハトにできることは俺にもできる可能性がある。

 一筋の光明はまだ残されている!

 

『ファントムゥ、お前には全弾打ち込んでくれるわぁ』

 

 ナハトがリボルビング・ブレイカーを構えていた。ブレイカーの装填数は6発……俺の装甲でも同一箇所に6発もの衝撃は防ぎきれるモノではない。

 急がなければ……動け、動け動け、動け動け動け動け動くんだーー!!

 

『さらばだ兄弟!!』

 

 ナハトがリボルビング・ブレイカーを大きく振り上げたそのとき。

 俺の体は動いた。

 

『ナハトォォォ!!』

『なにぃ!? ファントムゥ!!』

 

 俺はリボルビング・ブレイカーをナハトの懐に入って回避し、体をぶつけてナハトを転倒させた。

 ナハトはすぐに起き上がろうとした。

 だが動作がどこか鈍い。そのことにナハトも気づいたようだった。

 

『こ、これは体の動きが鈍い……いや、ち、違う! 動かない!! まさか、これは!?』

『そう、9秒経過した時点で、俺が逆に時を止めなおした。名づけて、ゲシュペンスト・ザ・ワールド!!』

 

 できた……俺にも時を止めることができたのだ。

 ナハトは話すことはできるが動くことができないようである。とにかくこれで形勢逆転だ。

 

『ナハト』

『ヒ、ヒィ、やめろ! 来るんじゃない!』

 

 ナハトは怯えていた。

 当然か。時を止められる恐怖。自分だけが圧倒的優位に立っていたにも関わらず、カードの裏表を変えるかの如く、立場が逆転してしまったのだ。

 怖かろう。だが、俺はナハトを許すことはできない。

 ナハトは俺の大切な人たちに手を上げようとした。それだけは許すことはできない。

 そしてナハトにも知ってもらいたいのだ……

 

『ナハト、俺はこれからお前を殴る。だが身を持って知ってほしい。俺の拳に乗せられた魂を!』

『た、魂だと? バカな、俺たちに魂などあるものか!』

『あるさ』

 

 俺は拳を強く、強く握った。

 

『俺の拳に宿るのはみんなから受け継いだ心だ! Machine(マシン) Soul(ソウル)だ! 人間の魂だ!!』

 

 俺に残った全エネルギーをこの一撃に賭ける。

 アルフィミィ、エクセレン、アクセル、キョウスケ……みんなが平和に過ごせる世界のために、そしてナハト、お前にも知ってもらうためにこの一撃を送ろう。

 人間は素晴らしいぞ、ナハト! 

 いつかお前にも分かって欲しい。俺の心も一緒に乗せて、必殺の一撃を送ろう!

 

『必殺ッ ── ゲシュペンストォォォパァァァンチィッッ!!!』

『バ、バカなぁ!! このナハトが、このナハトがぁぁぁぁっ!!?』

 

 俺の拳がナハトの胸に命中する。

 それは静止時間中にも関わらず、ナハトの装甲に亀裂を奔らせていた。

 俺は勝利を確信し、背を向けて言い放つ。

 

『Time to Come ── そして時は動き出す』

『うおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!』

 

 時間停止が解除され、ナハトは装甲を砕かれながら吹き飛んでいった。俺の視界から消えるが、奴のことだ、この程度でくたばったりはしないだろう。いつでも再戦を申し込んでくりゃあいい。俺は逃げも隠れもしない。いつだって相手をしてやるさ。

 OKか、兄弟?

 とにかくだ、これで万事解決ってことだ。

 

『また逢おう、兄弟』

 

 俺はナハトの消えた方向に呟いていさ。

 もちろん、テンガロンハットなんて無いから、体に染み付いていた軍隊式の敬礼って奴で見送りながらな。

 こんな俺は強くて、優しくて、カッコいい最高のロボットに違いない。ここに異論は認めない。

 

 いいか、兄弟?

 

 これからも俺の素晴らしい日常は続くのさ ──……

 

 

 

 

 

ここはOG高等学院。

『エリア』にある地域最大のマンモス高校だ。

今日も、楽しく愉快な仲間達がアホな事件を巻き起こす。

次はどんな事件が起こるのだろう……それは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 俺は今日もエクセレンと共に峠を疾走する。

 その姿は見事なまでにバイクに戻っていた。

 

『Whst? (おい、どうしてまたバイクに戻ってんだ?)』

「ゲッシーちゃん、今日も5連続ヘアピンいくわよー♪」

 

 エクセレンが華麗なハンドル捌きで俺を操縦していく。

 カーブに次ぐカーブ、そしてカーブ。

 この曲がりくねった道の先に一体なにがあるんだろうなぁ?

 この道を思い切り翔け抜けることができるのなら、バイクっていうのもあながち悪いモンじゃないかもしれない。

 

『Ok,my Master! (OKだ、エクセレン! 振り落とされないようにしっかり掴まっとけよ!)』

 

 今日も、俺は最高にカッコいいコーナリングを決めてやることに成功した。

 悪くない、むしろ良い生活が俺の周りにはあるんだ。

 

 どうだい、兄弟?

 

 うらやましいだろう?

 でも譲ってなんかやらないぜ。ここが俺の居場所なんだからな……

 

 

 

 

 

 

 

 




<キャラ紹介>

ゲシュペンスト・ファントム:エンドレス・フロンティアから「エリア」にやってきたPT。「エリア」に来てから自意識に目覚めたがその姿はなぜかバイクに……ロリコンでアルフィミィが好き。

アルトアイゼン・ナハト:エンドレス・フロンティアから「エリア」にやってきたPT。「エリア」に来てから自意識に目覚めるがその姿はそのままで、かなり脅威。真性のガチホモで、野郎は彼のリボルンビング・ブレイカーに注意されたし。

エクセレン・ブロウニング:ジェネ高3年生、高校生に見えない高校生その1。繁華街で勝手にゲシュペンストを拾って新しいマスターになった。

キョウスケ・ナンブ:ジェネ高3年生、ギャンブル狂いだが分の悪い賭け以外は滅法弱い。今回、競馬で大勝ちし、バイクの改造中にナハトに襲われる。被害者1号。

アクセル・アルマー:不良の巣窟である影鏡高校3年生。暴走族「シャドウミラー」の特攻隊長で、蒼髭流格闘術の免許皆伝。装甲を貫通する必殺技も持つが、真性のアホのため敗北。被害者2号。

アインスト・アルフィミィ:ジェネ高1年のツルペタ寸胴のロリ娘。その外見からゲシュペンストに惚れられる。アクセルと付き合っているが、レモンと二股されていることには気づいていない。



<次・回・予・告>

エクセレン「えー、本日はキョウスケが負傷を負ったため次回予告は休載よん♪ みんな、キョウスケにエールを送ってあげてねん☆ じゃーねーんノシ」




アリス「あれ? 本当にないんですか? でも、まったく問題ありません!!」

エクセレン「ジョジョの奇妙な冒険もよろしく!!」




ザ・デオチ!!

今回の元ネタはジョジョと安部さんです。
sibugakiさん、ケルンバイターさんいつも感想ありがとうございます!
前回の話と違って書いてたらこんなに長くなってしまいました。
デオチ→中だるみ→バトル物になってしまってますね。
ちなみに何故ジョジョかというと、最後の台詞「Time to Come、そして時は動きだす」を書きたかっただけです!
次回はおそらくスパロボLネタで書くと思います!
では、よろしければ次回も読んでみてくださいね!
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