スパロボ学院 ~ OGだよ、全員集合! ~   作:北洋

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<注・意・事・項>
絶賛キャラ崩壊中。
この話のキャラ崩壊LV5(MAX)!
あれ? イングラムとヴィレッタが気持ち悪い?
イングラム・ヴィレッタ・クォヴレーのイメージを崩したくない方は閲覧しない方がいいかもしれません


Time Diver ~プリスケン家の日常~

俺の名前はイングラム・プリスケン。

 

 なぜか高校が密集する地域『エリア』1のマンモス高校、OG《オリジナルジェネレーション》高等学院の教師をしている

 そんな俺にも夢がある。

 俺の夢……それを説明する前に俺を取り囲んでいた状況を説明したいと思う。

 

 かつての俺は、枷を嵌められた、まさに人生の奴隷のような存在だった。

 俺の親父の名前は「ユーゼス・ゴッツォ」。

 息子の生き先まで自分の物と言い切るような自己中心主義な男だった。

 奴は秘密結社「エアロゲイター」を運営し、日本政府どころか世界の経済にまで口を出せる巨悪となっていた。

 要するに、世界は俺の親父の手中にあった。

 そう言い切れる時代が確かにあったのだ。

 

 そして分かりやすく言えば、世界など自分のモノだと言い切る腐った自信過剰な父親……それが俺の親父ユーゼス・ゴッツォだった。

 

 確かに、俺たちもその恩恵をふんだんに受けて成長したさ。

 だがそれは同時に俺たちが奴の手の上で踊っていることに他ならない。 

 

── そう、枷さ。

 

 長男である俺は特にその枷から逃げづらい立場にあったと、言える。

 しかしこの世に悪の栄えた試しなし。

 栄枯盛衰、盛者必衰の断りを表す、とでも言うのだろうか親父の悪行はある日に終えることになる。

 

 『エリア』に存在する1高校……その生徒の一人に組織の全てが瓦解されたのだ。 

 

 名前は知らないし、どうでもいい。

 なんでも、仮面を被って物凄く巨大な大剣を担いだ学生だったらしいが、俺は親父の話をまったく信じていない。

 刀一本で、世界を牛耳る悪の組織の首領を仕留めれるなんてことを、誰が信じられるだろうか?

 

 だがこうして、俺は親父の糞ったれな野望から解放された。

 世界を掌握するという、親父の糞ったれな野望は潰えたのだ。

 

 だが俺には夢がある……それは野望、と言ってもいいだろう。

 俺の夢……それは健全なる男子全てが夢見るものである。

 ちなみに俺はジェネ高の教員をしている。

 だがそれは野望の結実になんの不具合も生じないだろう。

 俺の野望、それは即ち ──

 

── ハーレム!!

 

 教員だろうが、生徒だろうが関係ない。 

 現在は、目下落としやすそうな女生徒「アヤ・コバヤシ」を攻略中だ。

 

 しかしそんな俺にも、家庭というものは存在する。

 

 おっと勘違いするなよ、俺に妻なんてキーパーソンはいなし恋人もいない。

 ただ家族がいるだけだ。

 双子の妹、ヴィレッタ ── そして弟のクォヴレー。

 俺の大切な家族だ。

 しかし最近、クォヴレーが俺と話をしてくれないんだ。

 反抗期!? 

 これが言わゆる、反抗期と言うモノなのだろうか!

 お兄ちゃんは悲しいぞ、クォヴレー!

 

 そんな訳で今日はヴィレッタに頼んで、弟の好きなシチューを作って貰うことにした。

 これで弟も頑なな心を開いてくれるはずだ。

 俺は、そう信じている……

 

 

 

 

 スパロボ学院 ~OGだよ全員集合!~

 Time Diver ~プリスケン家(ち)の日常~

 

 

 

 

 なぜか高校が密集する地域『エリア』にある古い激安賃貸アパートが俺たちの家だ。

 

「どうだ、旨いかクォグレー?」

 

 俺は努めて優しく、目の前でシチューを頬張る弟に声をかけた。

 クォヴレー……外見は銀髪をした少年で、年も若く今年からOG高等学院に通い始めたばかりの俺の弟だ。

 弟は黙々とシチューを食し、俺の問いには答えない。

 

「美味しい、クォヴレー?」

 

 今度はこのシチューの製作者、俺の双子の妹ヴィレッタがクォヴレーに尋ねた。

 指には絆創膏がいくつも巻かれている。

 普段は家政婦に「任せるわ」と料理などしない妹だが、今日のシチューは教えを請いながら作った努力の結晶だった。

 味は悪くない。

 姉がここまで頑張っているんだ、なにか答えてやれクォヴレー……

 

「…………」

 

 だが弟は答えることはなく、ただ食事を続けるばかりだ。

 俺たちが今いるのは6畳ほどの小さな畳張りの居間で、丸いちゃぶ台に兄弟三人で囲んでいた。

 なんというかレトロだ。

 俺たちも親父が「エアロゲイター」の首領をしていた頃は、それ相応のセレブな生活をしていたものだが、今ではその名残は一欠けらも残っていない。

 まあ、汚い金で築いた汚い生活だったしな。

 今の方が自分で稼いだ金で生活している訳だし、全うな生活という実感はある。

 

 しかし今はそれよりもクォヴレーだ。

 弟も高1、反抗期真っ盛りなのだろうか、俺たちとめっきりコミュニケーションを取ってくれなくなってしまった。

 昔は「お兄ちゃん」と俺の後ろを小さな体でちょこちょこと付いてきたものだ。

 ふふふ、あの頃のクォヴレーの可愛いことったら……おっと、いかんいかん。

 とにかく最近弟が話をしてくれません。

 お兄ちゃんは寂しいです。

 

「なにか言ったらどうだ、クォヴレー?」

「…………ウザイ」

 

 ボソリと、実にボソリと弟が呟いてくれました。

 なんだか久しぶりに弟の声を聞いた気がするなぁ……内容はともかくとして。

 あーあー、眉間にしわを寄せて可愛いたらありゃしない、ふふふ。

 

『坊っちゃん、お兄さんにそんな口を聞いてはいけませんよ』

「……ナナコさん」

 

 炊事場から仮面を付けた女性が現れ、弟を諫めていた。

 仮面を付けているので素顔は見たことがないし、俺も知らない。

 彼女は『バルシェム』という、昔の親父の組織「エアロゲイター」の戦闘員をしていた怪人だ。

 今でこそ残ったのはナナコさん(確か7番目だった気がするからそう呼んでいるだけ)だけだが、昔は100人近い『バルシェム』が俺たちの身の回りの世話をしてくれていたものだ。

 ナナコさんは組織崩壊後も、俺たちの傍に残り家政婦として働いていてくれた。

 ナナコさんには本当に感謝している。

 地味にスタイルもいいしな、その内俺のハーレムの末席に加えてやろうと思う、ふふふ。

 しかし、実は弟はナナコさんにだけは逆らえない。

 注意され口先をくちばしのように尖らせている、ふふふ、可愛いことだ。

 

「……でも」

『でももヘチマもありません。お姉さんが頑張って作ってくれたんですよ。

感謝の気持ちを込めて御馳走様でした、ぐらい言えないのですか?』

 

 おお、ナナコさんがひどくまともな説教をしている。

 俺の周りには変な奴が多いからな、こういうやりとりは逆に新鮮にすら感じた。

 

「ご……御馳走様でした」

「ああん♡」

 

 俺の周りの変人リストその1、俺の妹「ヴィレッタ」だ。

 クォヴレーから礼を言われたのが余程嬉しかったのか、恍惚とした表情を浮かべていた。

 ヴィレッタはショタコンで可愛いモノが大好き、スパイ活動と称しては中等部で目を付けた学生をストーキングして写真を集めている変態だ。

 さらに極度のブラコン。

 加えて懐には愛銃「レベッタM92」を常に隠し持ち、気に入らないことがあると ──

 

── パンッ!

 

 ……この様に撃ちまくる悪癖がある、実に始末に悪い。

 俺は背後の壁にできた真新しい弾痕を見て、妹に聞いた。

 

「なにをする?」

「イングラム、貴様、今失礼なことを考えていただろう?」

「そんなことはない」

 

 ひどく当たり前の事実を説明していただけに過ぎない、俺はリアリストだからな。

 

『お粗末様でした』

「…………お休みなさい、ナナコさん」

 

 とても家庭的な会話を交わして、弟は食器を流しにまで持っていき自室へとひっこんでしまった。

 うーん、新鮮だ。

 周囲が変人だらけだと、こういう日常風景を見ていると心が洗われ ──

 

── パンッ!

 

 ……俺の背後にまた1つ弾痕が増えた。

 まったく家の妹は凶暴です。

 そして弟よ、お兄ちゃんにも「お休み」ぐらい言ってくれないのかな?

 寂しい、お兄ちゃんは実に寂しい。

 

「いつも済まないな、ナナコさん」

『いえいえ、私なんてこんなことぐらいしかできませんから。あと出来るのは暗殺ぐらいなもので』

 

 うーん、実に平和だ。

 やはりナナコさんは俺のハーレムに加えてやることにしよう。

 さっさと今攻略中のアヤ・コバヤシを落として、2番目に登録をしてやろうと思う。

 俺たちもシチューを平らげると、ナナコさんは食器を持って炊事場で片づけを始めた。

 テレビをつけて食後のお茶を飲むが、内容はそっちのけで俺はヴィレッタに聞いてみることにした。

 

「おい、クォヴレーのことどう思う?」

「可愛いわ」

「いや、そうでなくてね……最近、少し反抗期気味なんじゃないかと思ってな」

「仕方ないわ、そういう年頃だもの」

 

 うむ、実にクールだな妹よ。

 それを言っちゃあお終いですぜ、中二病も更年期も全てその言葉で説明できてしまうではないか。

 俺が言いたいのは、昔のように兄弟3人仲良く平和に過ごすにはどうすればいいのか、ということなのだ。

 

「イングラムはいらないわ」

 

 Oh、クールビューティー。

 そんなにばっさり切り捨てないでくれ、俺のガラスのハートは繊細なんだ。砕けて元に戻らなくなったらどう責任取ってくれるんだ。

 

『私が坊っちゃんの様子を見てきましょうか?』 

── パンッ!

 

 気を利かせてくれたナナコさんに対して、ヴィレッタが躊躇なく発砲した。

 本日3個目の弾痕が壁に出来上がる。まったく、修繕費がいくら掛かると思っているのだ。

 ヴィレッタは銃口をナナコさんに向けたまま狙いを外さない。

 

「ナナコさん、不必要に弟に近づかないでくれないかしら? 弟に近づく女は、誰だろうとDead(デット) End(エンド)よ」

『ひ、ひい、失礼しました!』

 

 慌てて炊事場に引き籠るナナコさん、とても可哀想です。

 

「クォヴレーは一生結婚なんてさせないわ」

 

 これはヴィレッタの言葉である。

 妹よ、お前はクォヴレーを溺愛している父親かなにかか?

 良かったなクォヴレー、お前は姉に愛されているぞ……愛されすぎなぐらいにな。

 末恐ろしきは女の情念、と言った所だろうか。ああ、恐ろしや恐ろしや。

 

 とにかく、これが俺の家の日常風景である。

 実に平和で庶民的な生活であったと思う。

 しかし家族間のコミュニケーションが不足しているように感じるな、特にクォヴレーとの。

 なんとかして、昔のように仲良くなれるようにしてみたいと俺は思っている。

 そのための作戦を練るために俺は「クォヴレー観察日記」をつけることにした。

 

 

 

      ●

 

 

 

 [クォヴレー観察日記 ○月×日]

 

 今日もクォヴレーは俺と話してくれない。

 食事が済むと自室に引っこんでしまう。

 試しに食後の熱いお茶とお茶菓子を差し入れに持って行ってみた。

 それは食べてくれた。

 会話は交わしてくれなかったが、お兄ちゃんは嬉しい。

 

 

 [クォヴレー観察日記 ○月○日]

 

 今日は休日、俺も部活動の顧問はやっていないので家でくつろいでいる。

 クォヴレーはと言うと、朝起きると既に外出していた。

 両手に一杯の洋服を買いこんで帰って来た。

 それはなにか、と俺が尋ねても答えてくれない、お兄ちゃんは寂しい。

 

 

 [クォヴレー観察日記 ○月△日]

 

 そろそろ書くのも飽きてきた、今日あたりでお終いしようかと思う。

 しかしこの日記もあながち無意味ではなかった。

 クォヴレーの行動パターンが見えてきたからだ。

 平日、家に帰ってきたら食事を済ませて自室へ、とにかくなにかを読んでいる。

 休日、買い込んだ服で着飾って外出、そして何食わぬ顔で帰宅する。

 うーん、これといって特徴のない実に普通の行動パターンだ。

 しかし俺の目は誤魔化せんぞ。

 毎週末の外出にはきっと意味があるはずだ。

 将を落とさんとすればまずは馬を射よ……少し意味が違うか。

 要するに弟と仲良くしたいなら、弟が休日になにをしているか知る必要がある。

 なに、プライバシーの侵害?

 失敬な、俺はクォヴレーの保護者だから、弟のことを知る義務があるのだ。

 とにかく日記はこれでお終いにする。

 クォヴレー、お兄ちゃんは頑張るぞ。

 

 

 

      ●

 

 

 

「という訳だ。我々2人でクォヴレーをつけてみようと思う」

「イングラム、誰に言っているの?」

 

 俺とヴィレッタは朝早くに家を出たクォヴレーの後をつけていた。

 茶色いコートに帽子、マスク、サングラスと完璧な尾行スタイルで、2人仲良く電信柱に隠れながらクォヴレーを追う。

 妹にこの話を打ち明けた時は断られるかと思っていたのだが、案外この妹はノリが良く、というかクォヴレー絡みだからだろうがホイホイ付いてきた。

 妹はストーキングの達人だ。

 いくらクォヴレーの勘が鋭くとも早々発見、などという事態にはならなかった。

 クォヴレーは人気のない住宅街を歩いていき、とある公園の前で足を停めた。

 

「ん、なんだ?」

 

 クォヴレーは公園の中に視線を向けるとため息をつき、また歩き出した。

 あの公園になにかあるのだろうか?

 俺たちは尾行しながら、公園の中にふと目をやった。

 

「………………あれは」

 

 公園の中では凄惨な殺戮劇が繰り広げられた訳でもなく、沢山の親子連れで活気が溢れていた訳でもなかった。

 公園内は閑散としている。

 ただ一つ、ブランコをキィキィと揺らす影が一つあるだけだ。

 

「………………………うわ」

 

 ブランコに乗っていたのは子どもではなかった。

 というより若者ですらなかった。

 憔悴しきった様子、まるで周囲の空気が重く歪む重力場を形成しているかのような、そんな雰囲気を出した中年男性だった。

 ゴテゴテとした服装に、見覚えのある仮面をつけている。

 三つ目のような模様のついた仮面の男……

 

「…………親父」

「なんだマダオか」

 

 ヴィレッタが冷たく吐き捨てた。

 そう、公園でブランコに揺られている仮面をつけた中年男性。別に腹が出ている訳ではないし、スラリとした痩身で客観的には若く見えた。

 ユーゼス・ゴッツォ ── 悪の組織「エアロゲイター」の元大首領、俺の親父だ。

 大剣の男に組織を潰され、今は無職である。

 まるで、だめな、おっさん……どこぞの誰かの迷言をヴィレッタが借りて言った。

 

「家にも帰らず、あんな所でなにしてるのかしら?」

「とにかく、行ってみるか」

 

 俺たちは公園内に入り、項垂れる親父 ── ユーゼス・ゴッツォに近づいた。

 接近して分かったが、片手にワンカップを持ちブランコに揺られていた。

 傍には空ビンが沢山散乱していて、かなり酒臭い。

 野郎、朝から泥酔か、無職なのにいい身分じゃないか。

 まさに、だめな、親父……略してマダオは俺たちの影に気付いたようで、

 

「おや……お前たち」

「親父、こんな所でなにしてる? 就職活動はどうした?」

 

 生きていれば悪者だって腹がすくのだ。

 そして飯を食うには金がいる。金を得るには働かねばならぬ、世知辛い世の中だね。

 元悪の組織の大首領だろうが世界を救ったヒーローだろうが、職を得るためには就活をしなければならないのだ。

 

「落ちたよ」

 

 はっきりと重い言葉が返って来た。

 

「昨日、面接前に落とされた…………私はもうダメだ……恥ずかしくてもう仮面を取れないよ……」

「いやそれは仮面取らないから落とされたんだろ。ていうか昨日? 朝までここで飲んだくれてたのか?」

 

 まさに、だめな、大人……略してマダオは俺の言葉に小さく頷いた。 

 呆れたものだ、残り少ない蓄えをこんな悲しい使い方をするなんて……。

 親父 ── ユーゼス・ゴッツォは小さく呟いた。

 

「やはり職歴に『秘密結社大首領』と書いたのがまずかったのかなぁ……」

 

 それは落とされて当然だろう。

 だめだコイツ、早くなんとかしないと。

 親父は呆けていた視線を隣のブランコへと向けた。

 

「……もう、私の味方はオータムちゃんだけだよ……」

「なに?」

 

 そう言われて、俺は始めて隣に人がいたことに気付いた。

 これは気づけなくても当然だと思う。

 

── 小っさ! なに、こいつ?

 

 それが俺の第一印象。

 全高30cm程の2頭身の人間がブランコに座って、親父の酒の抓みの「チーカマ」を頬張っていた。

 ハムハム、一生懸命食べてる姿はなんとも可愛らしい。

 お持ち帰りしたくなる愛らしい生物の存在に、妹が反応しない理由などなく、

 

「おお、これは可愛い!」

 

 ひょい、とヴィレッタが謎生物を持ち上げる。

 おい危ないぞ、と俺が声をかけるよりも早く謎生物が声を上げた。

 

「ワタチのなまえはおーたむ・ふぉー」

 

 この謎生物はオータム・フォーというらしい。

 

「このせかいの神にょ」

「ああーん、可愛いわー♡ ねえ、イングラムこの子家で飼いましょう?」

「駄目です」

── パンッ!!

 

 俺の足元に新しい弾痕ができた。

 銃で脅したって駄目なものは駄目です。

 「はなしぇーこのでっどこぴーめー」とか言ってる謎生物など飼えるはずがない。変な菌持っていそうだし、なにより家計が許してくれないのだ。

 

「チィ!」

 

 ヴィレッタが親父譲りの悪党丸出しの舌打ちをする。

 しぶしぶヴィレッタはオータムという謎生物を手放し、親父の膝の上に置いた。

 チーカマを食べきったオータムが親父の顔を見上げる。

 

「ユーさん、おなかすいたー」

「よしよし……まだあるからドンドンお食べ」

 

 コンビニ袋から新しいチーカマを取り出し、包装を取ってオータムに与える。

 オータムは目を輝かせてチーカマに齧り付いた。

 良く見るとコンビニ袋の中身は全てチーカマである。

 だからもっとましな金の使い方をしろと……まあ、いい。

 すっかり忘れていたが、俺はクォヴレーを追っている最中だった。

 

「親父、いつまでも飲んだ暮れてるんじゃないぞ」

「…………ああ……」

 

 このマダオ、本当に大丈夫だろうか?

 しかしクォヴレーから大分離されてしまったな。目の前のマダオが俺たちの動きを止めるための策略だとしたら、弟は大物の軍師になれるかもしれない。

 マダオと謎生物オータムを置いて俺たちは公園を出る。

 だが大分時間を喰ってしまった俺たちの視界に、クォヴレーの姿は影すら映らない。

 あーしまった……完全に見失ってしまったようだ。

 

「大丈夫よ」

 

 ヴィレッタが言った。

 今から探しても、俺たちはおそらくクォヴレーは見つけられないだろう。

 なのに、この妹はなにを持って大丈夫だと言い張るのだろうか?

 すると、ヴィレッタは懐から携帯電話サイズの小さな液晶画面を取り出した。

 俺が覗きこむとこの『エリア』の地図に小さな点が2つ明滅している。

 

「これは受信機よ。こんなこともあろうかと、クォヴレーの靴に発信器を仕込んでおいたの」

 

 流石はストーキングの達人、いやあ、お見それ致しました!

 まさかその毒牙を身内までかけていようとは……ヴィレッタには悪いが、帰ったら発信器は人知れず処理しておくことにします。

 だがこの状況で発信器があるのは非常に助かった。

 ヴィレッタの発信器を見る。中心にある点が俺たちで、それから離れている点がおそらくクォヴレーで間違いないだろう。

 距離はそう離されていないように見える。

 そしてクォヴレーの点は繁華街のある地点で停止していた。

 

「こっちのようね」

「では行くか」

「ええ」

 

 待っていろよクォヴレー、お兄ちゃんが今行くからな!

 俺たちは短い会話を済まし、ヴィレッタの先導で繁華街へと向かった。

 

 

 

 

      ●

 

 

 

「いたぞ、クォヴレーだ」

 

 ヴィレッタに導かれるまま辿り着いた繁華街で、俺たちはクォヴレーの姿を発見した。

 それにしてもヴィレッタの発信器は本当に正確で、探し人の位置も一撃だった。

 なんと言うか気持ち悪いな……む、もしや俺にも取り付けられていないだろうな?

 

「イングラムには付けないわ」

 

 だから頼むから妹よ、頼むから兄をそんなにあっさり切り捨てないでくれ。

 ……まあいい、それよりも今はクォヴレーだ。

 クォヴレーは家を出た時のままの姿で、喫茶店の前の電信柱に背を預けていた。

 携帯電話を弄りながら周囲を気にしている。

 なんと言えばいいのだろうか、待ち合わせ場所で待ち人を待っているように、俺には見えた。

 

「クォヴレーったら、なにをしているのかしら?」

 

 ヴィレッタが興味津々に電信柱から体を乗り出し、クォヴレーの事を観察していた。

 クォヴレーはまだ電信柱から移動しようとしない。

 

 キョロキョロと周りを確認する姿は、俺の背中に冷たい脂汗を流させ始めた。

 嫌な予感が稲妻となって俺の中を駆け抜ける。

 

 若い男子が着飾って街で誰かを待っているという、このシュチュエーション。

 ハーレムを目指すを俺にはクォヴレーの心情が非常に良く理解できた。

 弟は今、不安と緊張と高揚感で胸が満たされているに違いなかった。

 よかったな弟よ、お兄ちゃんは嬉しいぞ。 

 しかしここで問題が発生する。

 

── 当然、待ち人が男であるはずがないだろう

 

「クォヴレーの私服姿はやっぱり可愛いわ♡」

 

 そしてこの変態の妹 ── ヴィレッタである。

 まずい、ひじょーーにまずい。

 ヴィレッタはクォヴレーに異常なまでの偏愛を向けている。

 ショタコンで可愛いモノが大好き、趣味はストーキングで美少年の写真を収集すること。

 しかし妹が一番好きなモノは、愛する弟であるクォヴレーだった。

 しかも気に入らないことがあると愛銃の「レベッタM92」を撃ち回す悪癖がある。

 

「………………」

 

 ヴィレッタはクォヴレーの姿を見ながら、それは素晴らしい笑みを顔に浮かべていた。

 天使のような笑顔……それが悪魔に豹変しないことを、俺は切に願いながらクォヴレーを見守る。

 弟よ、お前がお兄ちゃんの期待を裏切ってくれることを、俺は痛切に望んでいるぞ。

 

「お待たせしました、待ちましたか?」

「い、いや、俺も今来たばかりだ」

 

 俺の愛する弟は、俺の期待を決して裏切らなかった。

 甘酸っぱい、ともすれば青臭い会話が現れた金髪の女性とクォヴレーの間で交わされる。

 金髪を短く切りそろえた、間違いなく美人の部類に入るこの女性がクォヴレーの待ち人だったようだ。

 よかったなクォヴレー、お兄ちゃんはお前を祝福しよう。

 しかし ──

 

「じゃ、じゃあ──子さん、どこに行こうか?」

「お任せしますわ───さん」

 

 二人は手を繋いで歩きだす。

 距離が遠すぎたためクォヴレーの相手の名前は聞き取れなかったが ──

 

── ジャキンッ!!

 

 耳元で響いた、乱暴に弾丸を装填する音だけは、聞きたくなくても耳に入ってくる。

 俺は恐る恐るヴィレッタの方を振り向いた。

 どす黒い色の覇気を身に纏った、青髪の鬼がそこにいた。

 眉間にしわが寄り、こめかみに血管が走り、サングラスの上からでも目がイっちゃってるのが分かる。

 

「クォヴレーに近づく女は──」

 

 ふらり、とまるで幽鬼のようにヴィレッタが一歩目を踏み出す。

 ジャキン、と銃を構えた。

 狙いは勿論、金髪女の後頭部だろう……弾がジャムって、手元で暴発したりしないかな?

 多分、しないのだろう。ヴィレッタの整備はいつも完璧だからな。

 血の雨の予感。

 

「── 皆、Dead(デッド) End(エンド)よ!!」

「逃げろおおぉぉっ、クォヴレーー!!」

 

 思わず叫んでいた俺は、勢いに任せてヴィレッタの体に飛びついた。

 ヴィレッタは体勢を崩し、俺に押し倒される形で後ろ向きに転倒する。

 

── パンッ!

 

 その拍子にヴィレッタの銃が空中に向かって発射されていた。

 繁華街の人たちの視線が俺たちに集中し、クォヴレーたちも当然のように気づく。

 

「に、兄さん!?」

「逃げろクォヴレー! 俺のことはいい、お前だけでも生き延びろ!」

 

 俺たちが揉み合っている姿に驚愕しているクォヴレーの隣で、金髪女性は青ざめた表情になっていた。

 街中での発砲、女性が恐怖するのも無理はない。

 

「どけえ、イングラム!」

「離さんぞ、ヴィレッタ! クォヴレーを守るのは俺だ!」

「クォヴレーを守るのは私よ! 

ああ、可哀想なクォヴレー、その害虫に騙されてるのね。すぐ駆除してあげるから!」

 

── パン、パン、パンッ!

 

 ヴィレッタが続けざまに「レベッタM92」を3連射する。

 街の人から悲鳴が漏れるが、運よく誰にも命中しなかったようだ。

 ええい、早くしろクォヴレー!

 この変態妹を押さえつけておけるのにも限界がある!

 

「済まない兄さん、恩に着る!」

 

 クォヴレーはそう言うと、金髪女性の手を引いて人混みの中に紛れて消えて行った。

 兄さん、か……ふふふ、いい響きだ。

 達者で生きるんだぞクォヴレー……なんて、

 

「死ねぇ、イングラム!」

── パンッ!

 

 感傷に浸っている余裕は俺にはなかった。

 

「いい加減にしろ、ヴィレッタ!」

 

 ハーレムどころではない、このままでは俺の命が危うい。

 このままヴィレッタを放置して逃げ出すのが生命保護の最良の手だが、それだとヴィレッタが発信器を辿ってクォヴレーたちを発見してしまう。

 それでは元の木網だ。

 なんとかしなくては……ええい、こうなっては仕方ない!

 俺は片手で銃を抑えつけヴィレッタの拳に必死に耐えながら、空いた手をヴィレッタの懐に侵入させ、乱暴に弄った。

 

「あっ!」

 

 ヴィレッタが一瞬艶っぽい声を上げたが、すぐに殺意しか籠らない目で俺を射ぬいてきた。

 ああ駄目だなこれは、後で帰って遺書でも書こう。

 

「貴様、公衆の面前でなにをする、気でも狂ったか!!」

「ええい、なんとでも言え! それにそれはこっちの台詞だ ── げふう!!」

 

 ヴィレッタの強烈な蹴りが腹に浴びせられ、俺はとうとうヴィレッタから引き剥がされてしまう。

 まずい、撃たれる!

 俺は思わず身構えるが、

 

「クォヴレー!」

 

 ヴィレッタは倒れている俺には目もくれず、クォヴレーの後を追って駆け出していた。

 人混みに隠れ逃げるクォヴレーを、普通に探しても見つけられるはずがない。

 そう、普通に探していてはな。

 

「まったく、手間を取らせる奴らだ」

 

 俺の手には、クォヴレーの位置を知るための例の受信機(・・・・・)が握られていた。

 

 先ほどヴィレッタの懐からかすめ取った(・・・・・・・・・)ものだった。

 なんの目的もなく、俺が妹に乱暴を働くと思ったか?

 俺の野望はハーレムだ。

 ハーレムを目指す男は女性に乱暴を働いてはいかん、常に優しく紳士的に接してやらねば女はなびいてこないのだ。

 まぁ、今回は緊急時だったから、少しばかりヤンチャをしてしまったがな。

 だが、これで愚かな妹は愛する弟を追うことは敵わないだろう。

 俺は立ち上がると、受信機を地面に投げ捨て踏みつけた。

 嫌な音を響かせて受信機は壊れた。

 

「さて、警察が来る前に退散するとしよう」

 

 逃げ足の速さは悪党の基本スキルの一つである。

 俺はすたこらさっさと、繁華街から姿を消したのだった。

 

 

 

      ●

 

 

 

 日は傾き、既に夕暮れ。

 

「まったく、とんだ災難だった」

 

 自宅に帰った俺は街でヴィレッタに付けられた傷の手当てをしていた。

 打撲だけでなく、なんだかんだで擦り傷も結構負ってしまった。

 取り合えず消毒して、必要な所に絆創膏を貼る、それだけの簡単な処置ぐらいしか俺はしない。

 一方ヴィレッタはというと、

 

「クォヴレー……」

 

 まるでうわ言のように独り言を呟きながら帰宅し、自室のベットに突っ伏してしまった。

 おそらくクォヴレーを発見できなかったのだろう。

 いい気味だ。しかし俺を射殺しようとしたことに関する謝罪は一つもない。これは如何なものだろう。

 まあいい、はっきりと言ってしまえば、いつものことだ。

 

「兄さん」

 

 気が付くと玄関口にクォヴレーが立っていた。

 その後ろには寄り添うようにして仮面の女性 ── バルシェムのナナコさんがいる。

 兄さんか……ふふふ、いい響きだ。

 クォヴレーがそう呼んでくれるだけで、今回の負傷は無駄なものではないと俺は実感できる。

 

「今日は助かった、ありがとう」

「なに、気にすることはない」

 

 クォヴレーの感謝の言葉。

 本当は嬉しくて大声を出したかった俺だが、そこは努めて平静に返事をした。

 

「それよりもクォヴレー、今日の女性は一体誰だ? 見覚えのない女性だったが……」

「う……そ、それは」

 

 俺の意地の悪い質問にクォヴレーの言葉が詰まる。

 困った顔のクォヴレーもまた可愛い。

 今日一日振り回されたのだ、このくらいの報酬があっても罰は当たらないだろう。

 

『いいですよ坊っちゃん、そこからは私が説明しますから』

「ナナコさん……でも」

 

 兄妹の会話になぜかナナコさんが口を挟んできた。

 渋るクォヴレーを、いいんです、とナナコさんは諭して俺の方を向いた。

 

『イングラム様』

「なんだ、ナナコさん?」

『実は今日の女性なのですが ──』

 

 ナナコさんはそう言うと自分の仮面に手をかけた。

 ぷしゅーという排気音と共に止め具が外れ、仮面の下から美しいショートの金髪が現れる。

 俺の目の前にいるナナコさんの顔は、繁華街で見た金髪の女性そのものであった。

 

「── 実は私なんですよ」

「…………マジですか?」

「すいません、本当なんです」

 

 開いた口が塞がらないとはこのことだ。

 ナナコさん=街にいた金髪の女性、完全に俺の予想範囲外の事実だった。

 ナナコさんがクォヴレーの逢引の相手だったとは……するとなにか? 俺たちが仕事で家を空けている間にも、あーんなことやこーんなことしているというのかこの2人は!?

 

「そんなことしてません!」

 

 ナナコさんがきっぱり否定する。

 

「今回は坊っちゃんたってのお願いだったものですから……」

「うっ……」

 

 ナナコさんの言葉にクォヴレーは赤面し、口を詰むんでしまった。

 しかし事情を説明せずこの場を乗り切ることができないこと悟ると、クォヴレーは重い口をやがてゆっくりと開いた。

 

「よ、予行演習なんだ」

「予行演習?」

 

 俺は首を傾げておうむ返しする。

 

「実は、今度『ゼ・バルマリィ学院』のアルマナさんをデートに誘おうと思ってたんだ。

それで最近は部屋でデートスポットを本で探したり、バイトの金で服を買ったり、一人でスポットに行ってみたりしていた」

 

 俺が観察日記をつけているときに読んでいた本はそういうものだったのか。

 服までバイトして買うとは殊勝なことだ。

 俺に言えばいくらでも買ってやるのに……と、それが嫌だからクォヴレーは俺に黙っていたのだろう。

 我が弟ながら素晴らしい、後で新しい靴でも買ってやろうと思う。その靴発信器ついてるしな。

 少しはあのマダオも見習ってもらいたいものだと、俺が思っていると、

 

「でもそれだけだと不安で……」

 

 クォヴレーは金髪の美女、ナナコさんを向いて言った。

 

「ナナコさんに協力してもらってデートの練習を……」

「という次第でございます、イングラム様。お二人を謀っていたことお詫び申し上げます」

 

 ナナコさんは俺に頭を下げて謝罪していた。

 

「頭を上げてくれナナコさん」

 

 俺の心は感謝の気持ちで一杯なのだから。

 いつも弟と俺たちの世話をしてくれてありがとう。

 感謝の気持ちを忘れてはいけない。俺は、昔の親父のような悪党にはなりたくはないのだ。

 

「それよりも ──」

 

 でもね、今はそれよりもとーっても、とーっても大切なことがあるのだ。

 

「── 2人共早く逃げてくれないかな?」

「「えっ?」」

── ジャキンッ!!

 

 俺の背後に、暗黒の魔闘気を持つ青髪の鬼神が降臨していた。

 忘れたくても忘れられない、弾倉に弾を送る動作のスムーズなことったらありゃしない。

 ヴィレッタが目をカッと見開いて叫んだ。

 

「クォヴレーに近づく女なんて、全てDead(デッド) End(エンド)よ!」

「逃げろおおおおっ、クォヴレーと謎の女性!!」

「に、兄さん、恩に着る!」

 

 俺は再びヴィレッタを押し倒し、ヴィレッタは発砲して壁に穴を空け、クォヴレーとナナコさんは急いで逃げ出した。

 

 これが俺の家の日常。

 始末の悪い変態妹と、可愛い俺の弟と、ナナコさん。

 俺たちは4人で家族なのだ。

 親父の悪の組織で、枷にはめられたまま人生を終えるはずだった俺が、まっとうに働いてやっと掴んだ大切な家族なのだ。

 例えそれが、銃弾飛び交う家庭だとしても俺は満足だ。

 俺はこれからも守っていきたいと思う。

 俺 ── イングラム・プリスケン家(ち)の日常を。

 

 

 

 

ここは高校がなぜか密集する土地『エリア』。

『エリア』には個性豊かな人間が沢山いる。

今日も、楽しく愉快な仲間達がアホな事件を巻き起こす。

次はどんな事件が起こるのだろう……それは誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけ

 

 [クォヴレー観察日記 △月×日]

  最近、クォヴレーが俺と以前より話してくれるようになった。

  アルマナ、という子とどうなったのかは知らない。

  今は聞かない方がいいのだろう。

  話すべきときに話してくれると俺は信じている。

 

 [ヴィレッタ観察日記 △月×日]

  最近、ヴィレッタのブラコン具合はさらに悪化しているようだ。

  またクォヴレーの靴に発信器をつけようとしていた所を発見した。

  しかし、目撃しただけなのに発砲するのは止めてもらいたい。

  俺はこの妹をどう扱えばいいのか、俺は皆目見当もつかない

 

 [ナナコさん観察日記 △月×日]

  最近、ナナコさんはヴィレッタの視線に怯えている。

  仮面を外せば即発砲されるだろうに、律義に家政婦を続けてくれいる。

  ありがとうございます。

  その内、またお礼をせねばなるまい。

 

 [マダオ観察日記 △月×日]

  今日も、マダオは公園でブランコに乗っています。

  昨日もまた就活に失敗したようです。

  なんでも刃物工場の面接に合格したものの、

  工場に入った途端に「刃物怖い!」と気絶してしまったとのこと。

  親父、大刀の男が完全にトラウマになっているようだな。

  就職して自分の食いぶちを稼げるようになったら、我が家に迎え入れてやらんこともないと思う。

 

  頑張れ、マダオ。

 

 

 

 

 

 




<キャラ紹介>
イングラム:ブラコン。ジェネ高数学教師。
ヴィレッタ:ブラコン、ショタコン、可愛いもの大好きな変態。ジェネ高国語教師。
クォヴレー:アルマナに恋するジェネ高1年生。少し反抗期。
ナナコさん:バルシェム(7号)だからナナコさん。中身は作者オリジナル。
オータム・フォー:
公園に住む『エリア』の神様。いつもおなかを空かせており、信者の持ってくる貢物(餌付け)で生活している。チーカマ大好き♡
ユーゼス :マダオ。


<次・回・予・告>
エクセレン「あ、終わり? じゃあキョウスケ、打ち合わせ通りよろしく!」
キョウスケ「…………しかたあるまい」

キョウスケ
「うなれリボルビングステェェク! そして克目せよ! 吹き荒れるロマンスの嵐!
次回、スパロボ学院! 俺のアルトが愛と悲しみの空を切り裂く!!」


エクセレン
「はい、嘘っぴょーん♪ 次回は、みんな大好き、あの男が帰ってくる!? 
次回、スパロボ学院「仮面○○ お呼びとあらば即参上!」、どんな相手だろうと、撃ち落とすのみ!」


キョウスケ「……借金、あと幾らだ?」
エクセレン「303500円よーん」
キョウスケ「…………」
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