ウルトラマンティガ シンデレラギャラクシー 作:ヴェルミナティー
更新に時間がかかり申し訳ありません!
「マジかよ、明人。あの事件に巻き込まれたって」
この学校に転校してきて1週間が経った。
いま僕は真たちに、なんで転校が遅れたのかを話してる。
あっ、ちなみに新城くんとは名前で呼び合うようになりました。
「あれって、なんで出てきたのかとか、未だにわかんないんでしょ?」
「らしいなぁ、ほんまにいきなりやったもん」
多田さんと堀井さんが口々に漏らす。
たしかに、あの怪獣の出現は本当に唐突で、TPCからも出現理由等の発表は行われていない。
近くにいた僕から見ても鳴き声と思われる轟音が響いたと思ったらいきなり現れた様にしか見えなかった。
少なくとも、地面の下や空から降ってきた訳でも無いだろう。
「まぁ、元々転校手続きがトラブった挙句あの事件に巻き込まれたからね。本当に中途半端な時期の転校になったんだよ」
「そっか、大変だったね...あっ!」
ん?どうしたんだろ、多田さん?
「じゃーさ、じゃーさ!あれは見たの?あのっ」
「あー、光の巨人やろ?」
うっ、聞かれるとは思ってたけど...
「あいつか!スゲーよな!怪獣を1発でドカーンとさ!」
真が興奮気味に語る、なんか照れるなぁ。
「子供っぽいなぁ」
堀井さんがズバリと言う。
「なんだよ。実際凄かっただろ?」
「うんうん!あれこそロックだよね!」
多田さん...
「で、実際どうやったん?」
うっ、うーん
「やっ、でも、僕もシェルターのモニターで見てただけだからなぁ...」
としか答えられないよ...
まさか僕が変身したんだよ、なんて言ったら、
まぁ、信じてはもらえないだろうけど
「ふーん、ホンマに?」
ゔぇ?
「なにか」
「隠してないか?」
あれ?あれれ?
「なっ、なにも、隠して、ないよ?」
「「「ふーん?」」」
バレてる?バレてるの?
「円くん」
ひっ、多田さんが顔をグッと近付けてくる。
「もしかして...」
あ、あああ
「見てないでしょ」
へっ?
「あー!やっぱり!実は見てないんだ!」
多田さん...いや、これはチャンス!
「そうなんだよ!逃げるのに必死でね!後からテレビで見たんだよ!」
誤魔化せた、かな?
「なーんだ」
「ごめんな、円くん。そりゃあそうやんなぁ〜」
やったぜ!ありがとう、多田さん!
なんて会話を交わしてました。
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「ハァ...」
ダイブハンガー内の休憩室にて、一人小さな溜息を漏らす早苗。
その理由は、1週間前の緊急招集時に視たとある映像にあった。
「普通、ありえないわよね」
「あれ?副隊長」
そんな彼女に声をかけたのは、
「あら、高雄くん」
GUTSの部下にして、ウイング1のバディ【
「溜息の理由はやっぱりあれですか?」
「うん。あれはねぇ。」
あれ、とは二人を含めたGUTS隊員達が観た映像。
それは今から数えて3週間前、【ゴモラⅡ】出現地点の街頭防犯カメラの映像だった。
信号停車中の車に後ろからもう一台の車が追突する、それだけならば嫌なものだが普通の交通事故の映像だ。しかし、
「人が怪獣になるなんて...」
そう、事故を起こした方の車の運転手が一瞬にして黒い
「普通はありえませんね。」
ポツリと高雄が漏らす。
二人ともプロだ。常識外れのありえない怪獣の生態にもある程度は詳しくいい。
しかし、怪獣の出現はだいたいが地下からだったり、海からだったり、あるいは空から降ってきたりと、何処かからやって来るのが普通であった。
「それも、厄介なのは...。」
怪獣に変貌した男の身元も判明している。
都内の生物学研究所の研究員。ギャンブル依存症で、金に困っていたらしい。
さらにその勤め先の研究所から事件の前日あるの微生物の生体サンプルが盗まれていたこともわかっている。
事件当日、無断欠勤していたことも。
「お金目当てが妥当ですけど。」
「だとしたら怪獣化の説明がつかない。」
盗まれたサンプルの微生物は、古い地層から見つかったものらしい。
しかし、特になにか特別な訳でもなく、とりあえず珍しいモノとして保管されていたのだ。
間違えても、取り扱いによっては怪獣化するなどという物騒なものでは無い。
「と言うことは...」
勿論、別の要因があるかもしれない。
しかし今一番可能性があるのは池袋技術主任こと晶葉が出した仮説。
何者かがそのサンプルに手を加えて、男を怪獣化させたのでは無いかと言うものだった。
「どんな手を加えたってのよー!!」
「うーん?」
頭を抱える二人。
その仮説が正しければ、一番厄介なのはその条件だ。
もし、簡単な手段ならば。もし、何も知らない人がターゲットにされたら...
「だぁー!ぐちぐち悩んでても埒があかないわ!!」
ついに切れた早苗が叫ぶ。
「ちょっと身体動かしてくる!付き合いなさいな!高雄くん!」
「うぇ!?」
レッツゴー!と早苗に引き摺られていく高雄隊員。
他の職員たちも見慣れたGUTSの日常である。
「たすけてぇぇぇぇ」
無論、誰も助けない。
「体を動かすのはストレス発散にいい
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「実験、ですか?」
何処かの一室
「あぁ、例の光の巨人、ですね。」
白髪の青年が電話に向かって何者かと連絡を取っている。
「わかりました。このカプセル単体で、ですね。」
彼の手には謎のカプセルが。
「奴には私も興味がありますからね。」
再び悪意が牙を剥かんとしていた。
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翌日
「えー、今日の授業は怪獣の歴史についてです」
担任の先生がそう言った瞬間、クラスは大きく騒ついた。
「えぇー、怪獣?」
「いきなりなんでー?」
「てか、数学関係ないよー?」
うん、先生の担当は数学の筈だけど...
と先生に口を開く。
「えー、静かにー。僕は歴史の免許が取りたかったけど倍率高くてダメだったんですよ。ですが皆さん、つい最近新宿で怪獣災害が発生したばかりでしょう?
怪獣について知っていれば正しい対応も取れるかもしれません。」
カモって(笑)でも先生の言う通り、何も知らないより少しでも知識があった方が良いかもしれない。
そう考えていたら先生が3枚の大判印刷の写真を黒板に貼っていく。
「えー、この三体の怪獣は、近年出現した怪獣です。右から1998年、イギリスに出現した怪獣【
みんなが静かになり、写真に注目している。もちろん僕もだ。
3枚の写真に写っているのは、まさしく怪獣としか言い表せない生き物達だった。
とくに...
「えー、この三体の怪獣は、どれも甚大な被害を出しましたが、とくに被害が大きかったのはイギリスに出現した怪獣【コッヴ】によるものです。」
先生の指差した怪獣、コッヴか...なんというか、本当に生き物か?
ゴツゴツした外見、両手?は鎌のようになっていて、武器としてならともかく手としては全然使えそうに無い。
まるで、兵器みたいだ。
「えー、この【コッヴ】の撃破のために当時のイギリス軍だけで無く、国連軍
つまり現行のTPCの前身組織も相当の戦力を投入。出現から一週間後、ようやく撃破出来ました。」
「一週間...」
誰かが呟いた。
一週間、そんなに長い間、あの怪獣が暴れまわった。
以前の新宿の怪獣は一日も暴れていなかった、それにもかかわらず、あれだけの被害を出したんだ。
なら、一週間もの間、暴れまわった【コッヴ】がどんな被害を出したか...
想像するだけで恐ろしい。
みんなも絶句している。
「えー。このように、怪獣災害は極めて恐ろしいものです。だからこそ、これら過去の記録から、色んな事を学んで下さい。」
相変わらず落ち着いた口調で、しかし真剣な先生の言葉にみんなが反応しようとした...
その瞬間
「ギュアアアアアアアアアアーーー」
再び怪獣が出現した。
そして、その姿は...
「コッヴ...?」
次回
VSコッヴ