とある科学の三位消失   作:railgunvs6

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4th~save me&she~

常盤台中学 女子寮 208号室

 

 

上条「失礼します・・・って」

 

上条が驚くのも無理は無い。

 

部屋の中は前に来たときとは程遠い部屋となっていた。

 

常盤台には

除籍・休学・退学・謹慎そして普通の学校ではないであろう『休籍』と言うものがある。

 

休籍とは、実質的にその生徒に出席が不可能であると『統括理事会』の名のもとで

学園都市から学校側に通達が来るのである。

その場合のみ休籍とされる。

 

最も、他の学校では休学扱いとなるのだが休学と休籍の大きな違いは

寮の部屋は休籍が解除されるまでは同居人のいない一人部屋となる。

 

つまり・・・

 

上条「御坂のベッドはどうした?」

白井「触れていただきたくない部分をさらっとお聞きになるのですわね。」

上条「あ、悪い・・・」

白井「構いませんの。誰だってお姉さまのベッドがあったころと比較すればそう思いますわ。」

 

白井は、元御坂のベッドがあった位置をぼんやりと眺めながら上条にそういった。

 

しかし、上条は見逃さなかった。

 

 

白井黒子の目のしたには、前回まで無かった大きなクマがあることを

 

 

当然と言えば当然だ

白井が最も敬愛する者が、何日も居らず音信も不通であれば

心配で眠れないだろう。

 

上条「いつからだ?」

白井「・・・もう1週間くらい前になりますわね。」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

白井「はぁー。」

 

パソコンを前にため息をつく白井。

御坂「どうしたの?ため息なんかついちゃって。」

 

白井「最近風紀委員の仕事が急増で・・・」

御坂「どれどれ~?」

 

御坂はパソコンの画面を覗き込む

 

実際、これは風紀委員以外の人間が裕に閲覧できるものではないが

白井が止めないのは、彼女相手にそれを止めると言うのは無駄であると言うこと。

 

御坂「第7学区での強能力者以上の電撃使いの行方不明29件・・・ってなにこれ!?」

白井「最近私が寮内で仕事をしているのをお気づきですか?」

御坂「知ってるけど・・・まさか!?」

 

御坂美琴の第三位の頭脳は伊達ではない。

その天才の脳内回路が答えを弾き出す。

 

御坂「私の護衛・・・って言うわけ」

 

声のトーンも上げず呆れたように白井に問う

 

白井「実質上そうなりますの。」

御坂「馬鹿にしないでよ?これでも一応超能力者の第三位よ?行方不明なんてなるわけないじゃない」

白井「重々わかっていますの。でも、念には念をと風紀委員本部より通達がありましたの。」

御坂「ったく・・・なめすぎだっての。」

 

御坂は機嫌があまり良くないまま、寝床についた。

 

 

翌日、自分が30件目の被害者になるとも思わずに

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

白井「と言うわけですの。」

 

上条「・・・」

思わず言葉を失う上条

 

 

10分後、それ以上に得るものは無く約10分間の沈黙を破ったのは

上条のじゃあなという言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白井「待ちますの!」

上条「!?」

 

 

白井は半ば転ぶような形で上条の左手を取った。

 

 

白井「あなたは美琴お姉さまの支え・・・どうか・・・お姉さまを救ってくださいの・・・」

 

上条は右手に強い握りこぶしを作る。

 

上条「当たり前だ。約束する。美琴は絶対連れて帰る。」

 

このとき、『御坂』ではなく、『美琴』と呼んだのを上条は自分でも気付かなかった。

 

白井(お姉さまなら顔を真っ赤にして喜んだでしょうに・・・)

 

白井「お願いしますの。私も、出来る範囲の事をして見ますの。」

上条「わかった。頼む。」

 

 

 

 

二人は、御坂美琴という一つの共通点で絆が少し、だが確実に縮まった。




4話しゅうりょうです!
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