自分の飽き性に呆れているアルテールです。
神よ!我にザ・ワールドを!我の飽き性を治してくれたまえ!
身体が灼熱のように熱い。
ほんと、どうしてこうなった。
モンスターハンターダブルクロス。
何ヶ月も金を集めて、ようやく買ったゲーム。
モンスターハンターシリーズのゲームをするのは久しぶりだったのだ。
……だというのにどうして、殺人犯とばったり出会ってしまったのか。
えぇ見事ナイフで刺されましたよ。まぁ刺されたあと蹴りを叩き込んで、逃げようとした殺人犯に刺さったナイフを抜き、投げてやった。見事に足に刺さったぜ。ざまぁ。
そのあと力が急激に抜け、視界がボケていき死にましたっと。
ほんと不幸な人生だったな……
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「で、思い出したかの?」
で、気がついたら一面真っ白な部屋。そして神様らしきお爺ちゃん。
えぇ思い出しましたよくそったれ、せめて死ぬならゲームしてから死にたかった。
「死ぬ寸前でやりたいことがそれかのぅ、お主筋金入りのNEETじゃの」
うるさいやい、友達が少ないからゲームしかすることがないんだよ。
「それで、お主は何のモンスターに転生したいんじゃ?モンスター側に転生したいという奴は滅多におらんぞ」
えっとそれじゃあ、大型モンスターでおじさんが好きに決めてくれ。
「なんじゃと!お主何のモンスターでもいいというのか?」
いや、だって俺特に好きなモンスターないし、なんでもいいよ。
「そうか、じゃあ早速選ぶとしようかの、後悔するんじゃないぞ」
すると老人はどこからともなく白い箱を取り出した。
まさかのくじ引き形式である。
老人はゴソゴソと白い箱の中身を探り、折りたたまれた白い紙を取り出した。
「ふむ、これじゃ!ほれ、早速開いてみろ」
老人から紙をもらい、開いてみる。
『バルファルク』
書かれてあったのはそんな簡素な文字。
バルファルク?確かゲームに書かれてたモンスターだっけ?
「ほう、そのモンスターになったか、それで『転生特典』はどうするんじゃ」
いくつまでいいんだ?
「そうじゃのう……お主なら5つじゃな」
ううん……ところで他のモンスターを食べたら、そのモンスターの能力を使うことってできるのか?
「確かに使うことができるかもしれないがなかなか起こらんぞ、DNAは環境と時代に応じて変わっていくじゃろうそれと同じじゃ」
そうか……じゃあ食べたモンスターや植物、環境などのいいところを制限なしで適用し力にする能力と無限に成長し、進化する能力、成長や進化速度の上昇、すべてのモンスターの情報で。
「うむ?最後の一つはどうするんじゃ?」
あんたが決めてくれよ、俺あまりこのモンスターの力を知らないし、神様なら適した特典を決めてくれるだろ。
「ふむ、お主が初めてじゃな、わしにそんなことを言う奴は……よし!いいじゃろ!お主に適した特典を与えてやろう」
それは嬉しいな。じゃ、頼んだよ。
「頼まれた。ではお主の次の人生が実りの生でありますように」
次の瞬間、視界が暗転した。