IS VS Build   作:シュイム

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新年初の投稿。短いけどあしからず。


閑話-2 謹賀新年、イェーイ!

「あけましてぇ、おめでとーー!」

 

「おめでとーー!」

 

「久々の出番だあああ!」

 

今日は元日。

丁度今0時を超え、2018年になった所である。

せっかくの年に1度のイベント。

家族で過ごそうということで久しぶりの自宅で豪華な食事と共に新年を迎えていた。

 

 

「いやーけんくんも来年で2年生だね! もうすっかり学園には慣れたんじゃないかな?」

 

「たくさんの女の子に囲まれて羨ましいぞ〜! こいつ〜!」

 

「え? まだ1年生の半分も行ってないけど?」

 

「「えっ?」」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

「と、とりあえず乾杯しよう! 乾杯!」

 

「う、うん! かんぱーい!」

 

「そ、そうだな! 乾杯〜!」

 

『ツッコんではいけない。』

3人の気持ちが一致した瞬間である。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

年が変わって2時間ほど経ったが3人ともまだまだフィーバー中であった。

 

「ふひ、ふひひ! ねぇねぇ〜、けんくんは好きな子とかいないの〜?」

 

酔いの回った姉さんが絡んできた。

正直この状態の姉さんはめんどくさい。

何かとしつこいし無理矢理剥がそうにも力じゃ勝てない。

腐っても天災、酔っても天災ということか。

 

「お、そうだそうだ! お前女の子に絡まれてんだからそういう子の7、8人はいるだろ!」

 

「いや、別にいないよ...。」

 

父さんまで絡んできた。

超鬱陶しい...。

 

「ふ〜〜〜ん、あの赤髪のほほん娘とか水髪会長娘とかはどうなの?」

 

「何っ! お前居るのになんで嘘つくんだ! ちゃんと幸せにしてやらなきゃダメだろ!!」

 

「うるさいなっ! これでも喰らえっ!」

 

なんか手元にあったタコを投げつけた。

 

「うげっ! ちょ、ちょっと! 俺タコ嫌いなんだよ!! 」

 

こうかはばつぐんだ。

某ジョーカーだったら片手でキャッチしてたんだからあんたも見習えよ。

 

辺りをよく見るとあちこちにタコ関連のものが置いてあった。

胸にたい焼きが描かれてる黒いスーツとか緑のショールもある...。

あとついでにオクトパスフルボトルも。

 

...おっと、ちゃんと皆に言っておかなきゃな。

 

「皆さん、あけましておめでとうございます。 また2018年も頑張るので、活躍を楽しみにしててね!」

 

「今年受験の人は頑張ってね〜。 ひっく、試験のコツは〜、どんなものもまず『出来る』って言って頭が痛くなるくらいいっぱい考える事だよ〜。 ういっ、まあ束さんは大抵の事は出来るけどね〜。」

 

「料理は出来ないけどね。こないだお菓子作ろうとしたらゲル状のゼリーみたいなの出来てたじゃん。」

 

あんなヘルヘイムの果実みたいなのはごめんだ。

 

「あ〜、ようやく取れた...。 あ、俺達も少なからず応援してるぞ〜! ラストスパート頑張れ!」

 

「...うん、じゃあ。今年もよろしくお願いします!!」

 

その後眠ってしまった姉さんを父さんと運び、寝床についたのは日付が変わる直前だった。

また少ししたら学校だ...。一夏達は何してるだろうな。

少しずつ輝きを増す空を横目で見ながら俺は学園のことを考えながら目を閉じ、深い夢の中に落ちていった。




戌年なのにタコを推してくスタイル。
どうもみなさん、あけましておめでとうございます。
昨年の九月末から投稿を始めて多くの方々がこの作品を見てくださり、本当に嬉しい限りです!
今年作者同様受験をする方は一緒に最後まで、オクトパスフルボトルを置いて頑張りましょう!
今話が投稿されてる瞬間には作者は地球上に居ないと思うので返信遅れるかもです。
では今後ともよろしくお願いします!!

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