これからどんどん忙しくなるからなぁ...
合間で少しずつ出していきます。
ビルドは時間変更のせいで塾と被ってリアタイで見れない...
第1話 建兎、ビルドアップ
土管に入ったんだから土管から出てくる筈だ。
そう思ってた自分がいました。
目覚めるとなんとゆりかごの中。身体は縮んで1、2歳位の赤ちゃんになっていた。
何事かと驚いてるとスキップする足音が近づいてくる
その人は俺にはとても見覚えのある人であった。
「ほーら建兎ー、ご飯の時間だぞーう! 沢山食えよー!
あ、しまった! 形が崩r 零れてきたぁ!」
ビルドのおやっさん枠、マスターこと石動惣一であった。
いやいやいや、なんでこの人が!? マスターってまだまだ若かったはずなのに!?
顔は変わらないが歳は30代位、白衣を着たまさに「科学者」って感じのナリになっていた。
てかうざい、めっちゃうざい!
マスター不格好なおにぎりグイグイ押し付けてくんだけど!
それじゃあ食べたくても食べられないだろ!
「ほーら、ちゃんと食べないとダメだぞう?お腹空いてないのか?」
あーもう!何が悲しくて赤ん坊に戻ってオッサンに抱きつかれなきゃいけないんだ!
母親はいねーのか!
「ははは、相変わらず懐いてくれないなぁ。だけど今日はあまり泣かないなぁ。まあでも次こそは笑顔を見せてもらうぞ! ...おっと、そろそろ時間か。 じゃあ建兎、いってきまーす!」
そう言って嵐の様に去っていった...。
もう、疲れたんだけど...。 転生するんなら幼少期は飛ばして欲しかったなぁ。
それからというもの、マスターと俺との二人暮らし兼格闘戦が始まった。
言葉を初めて喋った時は感涙しすぎて倒れてたし、しつこく絡んでくるから「鬱陶しい」と怒鳴った時は物凄く悲しそうな顔してすごすご自分の部屋に戻っていった。こっちが悪いみたいじゃん...。
それにどうやらマスターは本物の科学者らしく、研究所内でも結構高い位置にいるらしい。飛行機やロケットについての研究してたんだったかな?
その為に帰ってくる時間は遅く、休みの日も少なかった。
「本当はもっと遊んでやりたいんだがなぁ」とボヤいていた。
しかし、マスターに対して嫌な感情はなく、前世の親と同じように厳しくも優しく育ててくれたため、自慢の義父だった。
義父というのは俺の名前が桐生 建兎、マスターの名前が本編と違い、前川 惣一という名で肉親ではないからである。
前に1度だけ俺の親はどうしたのか聞いてみたところ、あの陽気なマスターが一言も話さなくなってしまった。
なんというか何とも言えない顔してた。
何かしら事情があるのだろう。あまり深くは聞かなかった。
翌日には陽気なマスターに戻ってたけど。
そして時は流れ、小学生になったある日、マスターが家に帰ってこなかった。
え? 展開早すぎだって? まあ言いたいことはわかる。 だが私は謝らない
その翌日、帰ってきたマスターと一緒にいた人を見て俺は吹き出してしまった。
そこに居たのはISを作り、女尊男卑の世界を作り上げたこの『インフィニット・ストラトス』の世界の超有名人、篠ノ之束博士その人だった。
展開早いよね(小並感)
とりあえず次回白騎士事件、束さんとマスターの関係までは書きたいです。
では、また次もよろしくお願いします。
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