IS VS Build   作:シュイム

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深夜のテンションで書いてしまった。
このままじゃ勉強進まない...どーしょー!!(自業自得)

さて、そんな作者は無視して今回も楽しんで下さい
今話はビルド初変身回です!

ではどうぞ!


第4話 建兎のアイデンティティー

「あ! そうだ! ビルドドライバー! 父さん、あれどこにやったの?」

 

「そうだそうだ! 忘れてた。あれ一体何なんだ? 見たことも聞いたこともないもんだったが」

 

「そーそー! 束さんにも解析出来なかったんだよ! 何あれ?けんくん」

 

2人とも興味津々といった顔で俺に聞いてくる

 

「...あれは俺のいた世界にあったビルドっていうヒーローになれるベルトとアイテムだ」

 

ドライバーとフルボトルを交互に見せ、一言にまとめて説明する。

出てきたフルボトルは「ラビット」、「タンク」、「ゴリラ」、「ダイヤモンド」、「タカ」、「ガトリング」、「ハリネズミ」、「掃除機」、「ライオン」であった。

やはり神の言葉通り現世に出ているものしかないようだ(メタ)

 

「へえ、やっぱりお前前世でもヒーロー物好きだったのか。 今でもニチアサのヒーロー番組見逃さないもんな」

 

「そうなの!? けんくんかわいい!!」

 

「何ばらしてんだァァァ! って今はそんな事関係ない。 ビルドは動物と物質。二つの力で変身するんだ 例えばウサギと戦車とか」

 

「「ウサギと戦車〜?」」

 

信じてないなこいつら

 

「まあ言うより見せた方が早いかな」

 

そう言って父さんからビルドドライバーとフルボトルを受け取り

 

腰に巻き付け、父さんの家の近くにある実験室に向かった。

 

―――――――――――――――――――

 

「さあさあ見せてみろよ! そのビルドとやらを!」

 

「けんくーん! いつでもいいよー!!」

 

片や父さんはカメラ、片や束姉さんは解析機を持って今か今かと待ちわびていた。

どこから持ってきたそんなん

 

「はぁ...。じゃあ行くぞ!!」

 

シャカシャカシャカシャカ

 

シャカシャカシャカシャカ

 

『ラビット!!』

『タァンク!!』

 

『ベストマッチ!!』

 

父さん達の方からおぉ〜!という声が聴こえるが気にならない。

遂にあの仮面ライダービルドになれる。

軽快なボトルの音、ベルトから聞こえるボイスがそう実感させていた。

 

『アー ユー、レディィ!?』

 

「変身!!」

 

『鋼のムゥゥンサルトォ! ラビット、タァンク!! イェェェイ!』

 

フルボトルを差し込み、レバーを回すと建兎の周りに大きなパイプが発生。

フルボトルから抽出された液体がパイプを通り、ビルドの半身をそれぞれ形成。

建兎の掛け声に合わせパイプが合体。

体から煙を吹き出し、仮面を着けた二色の戦士を構築する。

赤い左眼、青い右眼。

それぞれが形成したフルボトルの特徴、

兎の頭、戦車の砲台を表していた。

 

建兎は嬉しそうに、しかし冷静の戦兎のあのポーズを取った。

左腕を横に伸ばし右腕は左胸に置き、そして左手を腰に右手をクルッと回しながらかの「フレミングの右手の法則」を取る。

 

遂にこの時が来た! 長年憧れ、夢見て、真似事で終わっていた変身ができる時が!

 

束達もこれには興奮を隠せない。

目の前で己が作りだした最高傑作(インフィニット・ストラトス)にも劣らない発明品が居るのだ。しかも、別世界から来たこの世にたった一つしかないものでもあったからだ。

 

かく言う惣一も驚きを隠せないでいた。

建兎の事はもちろん信じていたし、神様の事も直筆の手紙(笑)があったため理解していた。

しかし、だがしかし、目の前のビルドは()()()()()()()

これはきっとIS同様世界を変える。そんな確信が彼にはあった。

 

「すごーい!! 凄い凄い! 束さんのISはすぐに変身出来るけどビルドはこうグルグルって! ガシューン!って!」

 

興奮しすぎて擬音ばっかになってるな。気持ちは分かるが

 

「ビルド、ここまで凄いとはな!! ハッキリ言って想像以上だ。 男女関係なく変身出来るのか?これは」

 

「いや、男女ってーか俺にしか変身出来ない。 そう神に設定してもらったから」

 

残念ではあるがこれも俺の正体がバレないようにする為だ。

ここだけ見るとIS以上の欠陥品だな

 

「まあでもしょうがないよね〜。 ビルドにけんくん以外の人がなるの嫌だもん」

 

「え、俺なってみたかったんだけど」

 

「いや、父さんには絶対させないから。 もし誰でも変身出来たとしてもさせないから。」

 

「なぜだァァァ!!」

 

天を仰ぎながら嘆く父さんを無視して2人で話を続ける

 

「ちなみにフルボトルはドライバーにセットせず、生身のままでも振るだけで能力は一時的に得られる。例えば...」

 

俺は変身解除し、ラビットフルボトルを数回振る。

そして...一気に2人の後ろに回り込む!!

 

「ええ!? はや! 早すぎて束さんじゃなかったら気づけなかったよ!」

 

「変身しなくてもいいとはなぁ...他はどんな能力があるんだ?」

 

「そうだねぇ... 他にはこれなんかが...」

 

 

 

こうして俺たちは初めてビルドに変身、謁見する事になった。

3人で久しぶりに凄い充実した時間を過ごせた気がする。

きっと、お互いに気兼ねなく接せるようになったから...かな

この2人には感謝しきれない

 

あと余談だが束さんがどうにかして解析してやろうと画策。

見事撃沈させられていた。

 

 

 




いかがでしたか?
作者は変身してみたいライダーはたくさんありますが、敢えて挙げるならやはりゼロノスですかね。彼はお気に入りです。

次回は束さん以外の原作キャラとの出会いを予定しています!
誰が出るかはお楽しみ。
感想、批判、並びにこうした方が良いのではというアドバイスもお待ちしています。
ではまた次回!

Next→ 第5話 平和主義なヒーロー

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