レムがゼロから始める異世界(日本)生活。(タイトルは仮)   作:桃音@まゆすきp

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お久しぶりです。
リゼロの画集素晴らしすぎ大問題。


「…スバルくんは鈍感すぎます。」

「ん?なんか言ったか?」

 

レムの言葉はスバル君には届かないまま、かき消されました。

でもいいんです。

レムは、それでもスバル君の傍にいられるだけで幸せなんです。

だから笑って、別の言葉を唇から紡ぎだします。

 

「レムは、スバル君とこうやって歩いているだけで幸せですって言ったんですよ。」

 

今の顔は強張っていないでしょうか。

変に歪んでないでしょうか。

 

「ありがとな。俺もすっげぇ幸せ!鬼幸せ!」

 

スバル君のその一言で元気が出ます。

そうです。これでいいんです。

 

 

 

本当は全然よくないですけど。

 

「…スバル君は鈍感すぎます。」

 

聞こえないようにぼそっと呟いて、スバル君と手を繋ぎます。

 

「スバル君はお酷いお方です。レムがいくら勇気を出してもスバル君はそれに気づいてくれませんね。」

「え?」

 

いけない・・・。つい本音が出てしまいました。

 

「いえ、なんでもないです。さ、早く帰りましょう?」

 

本当はまだ帰りたくないです。

まだこうして・・・

 

「あっれ~、レムちゃん偶然だねぇ~」

 

楽しい時間とは呆気なく終わるものですね・・・。

 

「さ!私と二人で夕飯のお買い物しましょ!!」

「いやいや!?俺もいるからね!?」

 

でも、にぎやかでこれはこれで好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食はカレーライスでした。

サラダにマヨネーズをたっぷりかけて、カレーにもかけるだなんてかなりびっくりです。

マヨネーズとは本当に万能な調味料なのですね。

 

「スバルくんスバルくん、本が読みたいです!」

 

スバルくんのお部屋には色々な本があって、きっとベアトリス様も知らない本もあるんじゃないかと思えてきちゃいます。

ベアトリス様、本がとてもお好きですからね。

でも、きっと一緒にスバルくんの本を読みましょうなんて言ったらこう言って断られちゃうでしょう。

 

『誰がそのムカつく男の本なんて読むかしら!ベティーはベティーの好きな本を好きなように読むかしら!』

 

でも、どんな本があるのかやっぱり気になっちゃってるのはバレバレでパック様に見てきたら?と言われちゃうんです。

 

『別にその顔を見るのも腹立たしい男の本を読もうなんて思ってないのよ…。でも、にーちゃが見てきたらどうだい?って言ったから仕方なく来たかしら。

お前の腑抜けた顔なんて見たくないからさっさと出て行くかしら!!!!!』

 

きっと、スバルくんが出た後に、ふにゃあっと蕩けた顔で本を読み始めるところまで想像する事が出来ました。

ベアトリス様はそういうお人だと、レムは思っています。

 

 

 

 

スバルくんから絵本を借りて読んでいます。

厳しく育てられたお姫様が色んな困難を乗り越えて王子様と出会いますが、王子様はお城の牢に監禁されている、いわゆる囚われの身でした。

王子様はとても辛い思いをしていて、お姫様はなんとしてでも救わなくてはと奮起します。

お姫様は大好きな王子様を守る為に動物も建物も人間も何もかもを倒して、最終的には世界にはお姫様と王子様しか残らないという物語でした。

 

うーん…でも、ちょっと納得がいかない物語です。

本当にそれで2人は幸せになれるのでしょうか。

レムならば、王子様がお城から抜け出せるようお手伝いをしますが…全てを倒してハッピーエンドなんてダメです。

そんなの本当の幸せなんかじゃありません…。

 

「でも、全て壊して潰してスバルくんと2人きりと言うのは捨てがたい…」

「その絵本を読んで何を考えているかは手を取るようにわかるけど思考がほんのりヤンデレ路線に移行してる気がしますよ!?」

 

スバルくんは、この絵本を読んでどんな事を思ったのか知りたかったようです。

ですが、レムにはもっと読みたい本がありました。

 

 

 

 

「泣いた赤鬼が読みたいのか?」

「ずっと、気になっていたんです。」

 

読んで泣きました。

なんですか、青鬼さん報われなさすぎます。

赤鬼の為に悪者になって、赤鬼宛に別れを告げる立て札を立てて、去って行くなんて本当に悲しすぎます。

レムにはそんなかっこいい事できません…。

 

「これは姉様にもエミリア様にもお伝えしなくてはならない話です。鬼族として語り継ぎます…っ!」

「そんな大袈裟すぎやしないかな!?」

「この青鬼は鬼族の誇りなんです!!!!!その絵本、レムにください!」

 

「嫌がるかな、と思ったんだけどなぁ…」

 

スバルくんは少し驚きながらも、泣いた赤鬼をレムにくれました。

 

スバルくんの香りがします。

なんだか幸せな気持ちになりますね。




はい!今回はここまで!

リハビリテーションなんで、かなり内容薄いですし、デート編から話ようやく進んだなお前!?ですよね!知ってました!!!

ちなみにレムが読んだ絵本はむかーし私が国語の授業で書いた物語を使ってみました!
おぼろげな記憶の中から漁ったので、めちゃくちゃ恥ずかしい!ただ、なんかレムにヤンデレっぽい言葉言わせたかっただけなんです!出来心なんです!
こんな絵本ないので、読みたかったら自分で考えてください!希望があればちゃんと考えないこともありません!

ここまで、更新を待ち続けて下さりました皆様。
本当に感謝申し上げます。
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