空飛ぶ少年は海駆ける少女の嘆きを聞く 作:4WD skyline
彩月&瑞鶴「「じゃねーだろ⁉︎」」
彩月「投稿十二月分できてねぇじゃねぇかよ⁉︎」
瑞鶴「どう落とし前つける気なの⁉︎」
著者「……えっと、その、許してくれたまえ」
彩月&瑞鶴「「許すかボケェ‼︎」」
「「だっだいまー、じにぞー」」
と、今にも倒れそうな勢いで瑞鶴と彩月は家に帰宅した。
…この時の状況を正直言うと、二人とも色々と死にそうだった。
それもそうだ、傷だらけの艦娘を魔法で治癒したり、そしたらいきなりその艦娘が襲ってきたり、その上艦娘の援軍が来たり、その攻撃から逃れるため自宅のある三浦市から横須賀へ逃げ、そこからさらに三浦市へ戻ったりと、とにかく色々と大変だったのだ。
「めじぐっでねよ〜」
「ざんぜ〜よ、ざづぎ〜」
…と、まぁ、どうにか空腹と疲労のコラボをどうにか堪えた彩月達は、冷蔵庫の中の菓子パンやおにぎり等々を食べ多少回復した。
「にしても…」
と、ウインナーロールパンを食べながら彩月が呟く。
「どうしたの、彩月?」
と、アンパンを手に持った瑞鶴が言う。
「いや、あのさ、さっきの艦娘の子たちどう考えたって異常だったよな?」
「ええ、海を守る存在である艦娘が艦装を使って一般人の彩月を攻撃してくるなんて…」
そう、深海棲艦から人々の海を守り抜くのが本来艦娘と艦装の役目なのである。
しかし、その艦娘たちが艦装を使って人の身である彩月を殺しにかかってきたのだ。
「なんでだろ〜な〜」
「さぁ?私にもわからないわよ」
「デースーヨーネー」
と、ヤケクソ気味に皐月は言う。
「あ、でも…」
「ん?どした瑞鶴?」
「いや、この前小耳に挟んだんだけど『ブラック鎮守府』ってのがあるらしいわよ。」
「何だそれ?黒塗りの鎮守府かなんかか?」
「違うわよ。あくまで噂なんだけど、艦娘達に十分な休息や補給や修復をさせずに艦娘達を酷使してる鎮守府の事をブラック鎮守府って言ってるらしいわ。いわばブラック企業の鎮守府版ね」
それを聞いた彩月は
「いやいや、それは無いだろ。だって鎮守府の提督は、相当厳しい試験を大本営で受けるんだろ?それならそんなことさせる様な奴はそん時に落とされるはずだろ?」
と言い返した。
彩月が今言った様に、鎮守府の責任者たる提督になるための試験は相当厳しいと人々の間で有名である。下手をすれば超高倍率の大企業への就職よりもはるかに厳しいと言われているほどである。
試験の内容は主に学力、体力、精神力、人間性、判断力、そして特殊試験と呼ばれている謎の試験である。
その全てに受かって初めて提督の資格を受験者は得られるのだ。
それほど厳しい試験の中ではブラック鎮守府を作り上げる様な人間はすぐに落とされているはずだ。
「考えすぎだって。大体俺が魔法使ったり、見た目だけじゃ盾だけで艦娘の砲撃防いでるんだし、そのせいで気が動転したんじゃねぇの?」
と彩月は言った。
「そうね、だと良いけど…」
「霧島、Are you ok?」
「はい、金剛お姉様。にしても、驚きましたね…。あの人間、私たちの砲撃を何発も堪えた上にまるで魔法の様に逃げきりました」
「今回はたまたまネ。次会ったら必ず…」
と、金剛と霧島が話している中、榛名はずっと悶々と考えていた。
逃げ切られる直前、榛名と金剛で彩月を挟み打ちにして砲撃した際、二人の砲弾は避けられた。だが避けた金剛の砲弾が榛名に当たると気づいたのか突然、砲弾よりも早く榛名の元へと走り、榛名に金剛の砲弾が当たる直前榛名の目の前に現れ盾を構え、榛名に金剛の砲弾が当たるのを防いだ。
本来だったらその際に彩月に砲弾を撃ち込んで殺していたはずだった。しかしなぜかその時は撃たなかった否、撃てなかった。
何故だろうと考えても「Hey」答えは出てこない。だけど言えることが「Hey 榛名」一つだけある。それは今度彼にあっても「Hey 榛名!」
「は、はい!」
「榛名、大丈夫ネ?」
「は、はい。榛名は大丈夫です…」
「じゃあ、鎮守府に帰るネ…」
「……はい」
……そして帰ってきた榛名達に対する提督の第一声は
「この、『クズ艦娘』供が‼︎」
と言う罵声だった。