リミテッド・ストラトス   作:フラワーワークス

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Ⅱ リミテッドの由来

「ねえ、聞いた?」

「聞いた聞いた。登校初日に、セシリアさんがトミー君に告白したんでしょう?」

「しかもトミー君はセシリアさんの手の甲にキスをしてお受けしたんだって!」

「何のそのお伽噺」

「爆ぜろ」

「撃滅!」

 

 すでに予鈴が鳴り、みな席に着いて先生の到着を待つ間も、隣近所どうして囁かれる噂話は止むことが無かった。

 昨日、昼にランチルームであった出来事は目撃者の過剰な盛り付けもあって、瞬く間に学園内に広まった。ましてやここは女の園。男性生徒は今年入学の二人しかいない。そんな中で起きた恋バナに、うら若い乙女たちが喰いつくのも無理からぬことだった。

 その当事者の一人、セシリア・オルコットは自分の席にて、顔の前に手を組み、頭を俯け、どこぞの司令官よろしく表情が窺い知れなかった。

 微動だにしない姿に、周囲は困惑の色を浮かべる。やはり、こんな噂話を立たされるのは嫌なのだろう。ひょっとして作り話なのかもしれない。そう遠巻きに様子を見ていた。

 だから、俯いた顔の影の奥、見えない口元が不思議の国のチェシャ猫を思わせるほどニタニタしてようとは、誰にも分かるはずが無かった。

 

(うふ、うふふ、うふふふふ……)

 

 限られた人物にしか知られていないが、セシリアには妄想癖がある。それもひどい。

 無論、家や仕事関連については一分の隙も無く完璧にこなしているが、トレンディドラマやラブロマンスの映画を見ると途端に脳がトリップして何処か遠くに飛んで行く。つまり、プライベート関連に於いて明確な短所があるのだった。

 

(そんな、彼に、キスして貰うなんて……。しかも、あんなに、たくましく成長されて……)

 

 亡き友とトミーが頭の中でミックスし、ついでに余計な演出も加わって脳内シアターで上映されている。ヒロインは当然自分自身。主人公の騎士が目の前に跪き、恭しく頭を垂れている。自分が差し伸べた手を取り、そして……。

 

(……って! いけません、いけませんわ!)

 

 くわっ! と目を開き、組んだ両手をガシッと握りしめた。

 周囲がビクッとおののき立つ。

 

(これでは亡き彼に合わせる顔がありませんわ! 何としても、あの瓜二つの赤の他人、トミーこと、一(にのまえ)十三八(とみや)を克服しなければなりません!)

 

 ギロ、と視線が前列下段の席に座るトミーを見下ろした。その先では、知らぬ当人が隣の席、布仏本音と談笑している。

 

「じゃあ〜、あの噂はウソなんですか〜?」

「尾ひれが付きすぎちゃって違う生き物になっちゃってるよ。セシリアさんにはとんだとばっちりをしてしまったなあ」

「オリムーと〜、箒ちゃんも〜、お友達なら誤解を解いてあげれば良いのに〜」

「ああ、うん、アッチはあっちで大変なんだよ……」

 

 昨夜、寮部屋に着いた一夏はシャワーから上がった箒と鉢合わせして一悶着あったらしい。なんで男女が相部屋なんだ、と寮長で姉の織斑千冬に願ったが、一夏の急な入学に対処しきれず、斯様な自体と相成ったそうだ。

 今朝、箒がプリプリしていて、一夏ががっくりうなだれていたのがトミーの脳裏に浮かんだ。

 

「せっかくなんだし〜、トミーもセッシーと同じ部屋になったらどう〜?」

「何がせっかくなのか知らないけど、僕は教員のラボを間借りさせて貰ってるから間に合ってるよ」

「わあ〜、先生を買収したんですか〜?」

「その冗談絶対やめてね。僕のスポンサーの迷惑になるから。単にその教員がウチの会社の研究員さんで、初めから入れ替わりになる手筈だったんだよ」

 

 つまんないの〜、と相変わらず間延びした口調で本音が笑う。

 

(なにが、つまんないんだ!)

 

 クラスメイトたちは前の席で仲良くしている二人と、それを睨みつけるセシリアの様子に戦々恐々としていた。

 

(まさか、告白をOKした翌日に彼女の目の前で堂々と浮気をするとは……!)

 

 その後、トミーのプレイボーイ疑惑が水面下て広がり、女の敵を成敗せんと立ち上がった連中と、今時珍しい肉食系男子を飼ってしんぜよう、と立ち上がった連中が視線をぶつけたのは別の話。

 とりあえず今ある混沌は、教室に入ってきた織斑先生の姿に霧散した。

 

「みんな、おはよう。入学早々、何やら変な噂話が起きているが節度を保つように。いいな」

 

 はい、と全員の声が揃う。サー、と語尾が着いても似合うほど整然とした返事だった。楽しい世間話より、目の前の織斑先生(アイドル)の方が彼女らにとって優先なのだ。

 

「よろしい。では、早速だか決めねばならん事がある。クラス代表についてだ。早い話、学級委員長とIS代表選手を兼ねた役割だと思え。大役だが、相応の実入りはあるぞ。自薦、他薦は問わない。どうだ、ある者は挙手しろ」

 

 はい! とすぐさま手が上がった。下ろしながら推薦先を指差し、指名する。

 

「トミーく……、いえ、十三八くんが良いと思います!」

 

 来たか。トミーは話から何となくした予感が的中したと口を一文字に結んだ。理由の一つは最近話題の的だからだと予想する。

 続いて、私も、私もとトミーを指名する声が連なった。人は流れに乗ればいい、とどこかの赤い人が言った気がするが、トミーはマイペースを信条としていた。

 

「はい、僕は織斑一夏くんを推薦します」

「ちょっ!?」

 

 空気読めよ! と目で訴えるが、道連れだ、と目で返された。だいたい、どちらかが代表になるだろうとトミーは予想していた。稀少価値のある存在を全面に押し出すのは物事の常だからだ。誰だってレアカードは自慢したい。

 しかしそこに、はい! と透き通ったソプラノが分け入った。

 

「私、セシリア・オルコットはクラス代表を志願致します」

 

 おお!? と注目が集まる。流石はイギリス代表候補生! と決まればカッコイイが、現実はたいてい雑色である。

 

(あ、トミーくんが離れちゃうのが嫌なんだ)

(生徒会室でおねーさん達とよろしくしそうだしね)

(つか、彼を代表にするのって実際ヤバくね?)

(確かに、トラブルをくっつけて来そう)

(じゃあやっぱり一夏くんかセシリアさん?)

(んー、一夏くんはまだフロンティアだし)

(セシリアさんは無難そうだけど)

( )

 ・

 ・

 ・

 

 女性のみが持つテレパシーじみた秘術、"女の感"に取り残された男二人は、グループ通信から外された携帯端末が如くフリーズしていた。交わされる視線で肩を抱き合っている姿は、ブルー○ゥースに駆逐された赤外線○信を思わせた。

 嗚呼、女尊男卑ここに極まれり。

 

「もちろん、私には志願する理由があります」

 

 一旦通信が止まり、セシリアに視線が注目する。

 

「私はイギリスの代表候補生です。ですから、一夏さんと十三八さん、お二人よりも実力があると自負しています」

 

 む、と一夏の表情が強張った。

 

「クラス代表は、珍しい者ではなく、相応の実力を持った強い者がなるべきだと思います」

 

 そう、角の立つような話を言い切った。凡人には到底口に出来ない内容だ。それを臆せず言えるところに、セシリアという生徒の深さが垣間見れた。

 

「……よろしい。では、3名とも、ISの勝負で誰が代表になるか決めるがいい」

 

 成り行きを見ていた織斑先生のお沙汰が下された。否定意見は出なかった。一夏は、ああまで言われちゃあ男が廃る、と気を揉んでいるし、セシリアは静かに精神を研ぎ澄ませている。トミーは素直に頭を下げて首肯した。

 

「では、授業をはじめる。山田先生、お願いします」

 

 任されました、と副担任が選手交代と教壇に立った。人にものを教えるのが得意なのか、自己紹介の時のようなぎこちなさはない。生徒たちも熱心にノートを取り、途中挙げられた質問にも丁寧かつ簡潔な回答が返ってきた。教科書の進捗は、他の高校と比較にならないほど進んでいく。

 そんな中でただ一人、織斑一夏は授業時間の経過と共に顔を青ざめさせていた。

 

 ◆

 

 放課後、IS学園屋外練習場。

 テニスコートほどの広さに区切られたISの鍛錬場は、隣接コートとネットで分けるように不可視のバリアによって区分されていた。見えない壁は上空、IS学園の全天周バリアまで続き、ISを操縦して飛行できるようにされている。ブロックごとに生徒たちが訓練に励んでいる中に、一夏、箒、トミーの3人の姿があった。

 

「はあぁ〜〜……」

 

 コートで運動するでもなく、一夏はベンチで突っ伏していた。

 

「まさか、IS学園からの予習本を見ずに入学して来たとはな」

 

 箒が腰に手を当てて呆れ返っていた。

 

「試験勉強をしてたって言ってたけど、それは別の高校のもので、コッチの入学は突発的なものだったなんてねえ」

 

 たはは、とトミーがフォローする。

 

「だいたい本を無闇に捨てる一夏が悪いのだ。ふむ、これはやはり剣道場に会場を移し、心身を整えてから道着に着替え、稽古にのぞむべきかもしれん」

「いや、箒、ISの練習に剣道場は狭いと思うよ。あと途中から剣道に話移ってる」

 

 トミーのツッコミに、そうか? と箒が首をかしげた。

 

「どうする、一夏。やっぱり座学に切り替えようか?」

「……いや、せっかくトミーが練習場を押さえてくれたんだ。ISの実践練習にしよう。俺には体を動かしているほうが性に合っているしな」

 

 一夏は両膝に手を当て、弾みをつけて立ち上がった。

 

「にしても、よく当日にこの場所を借りれたな。何か手を使ったのか?」

「言ったろ、僕は強運なんだって。丁度キャンセルがあって空きが出たから滑り込んだのさ」

「へえ! ひょっとしたら、俺のISが届いたのも、お前の幸運が感染ったのかもな」

 

 手にISのガントレットを呼び出し、握って開いた。盾のような甲と、黒い爪のような指がガシャガシャ鳴っている。

 

「それがお前のISか……」

 

 箒がしげしげと見入っている。

 

「ああ。実は遅れるかもしれないって言われていたんだけど、無事に期日に間に合ったんだってさ。これが俺の専用機、名前は【白式】だ! ……なんだけど」

 

 グッと作った拳を空に掲げたが、だらんと力なく下ろされた。

 

「受取の時に千冬姉とも鉢合わせちゃってさぁ……。予習もしない身で専用機受領とはいい度胸だな、と説教食らっちまった」

「ああ、それでこっちに来るのが遅れてグッタリしてたのか」

「トミー、後でISの予習付き合ってくれ……」

「それは構わないけど、でも、こんな大変な状況なのにクラス代表の試合とか、正直辞退した方がいいんじゃないのか?」

 

 いや、と一夏はキッパリと告げた。

 

「お前の言うことも解る。でも、俺は戦いもせずに負けを認めるのが嫌なんだ。確かに俺はいま、セシリアさんよりも弱いかもしれない。けど、だからって戦いから逃げていちゃあ、いつまで経っても強くなれない」

 

 そう、強く握り締めるガントレットを見る一夏に、トミーと箒は目を見合わせ、苦笑を浮かべた。

 

(一夏って、やっぱり男の子だよなあ)

 

 それはきっと長所だとトミーは思った。そんな一夏だからこそ、箒も惹かれたのだろう。

 

「それはそうと、トミーは良いのかよ」

「何が?」

「こうして俺の練習に付き合っていることさ。俺たちだって、今後試合をすることになる訳だろう? だったら、敵に塩を送るような真似、しなくてもいいんじゃないか」

 

 ふむ、とトミーは思案した。確かにこの助力は男の子の一夏にとって面白く感じないかもしれない。しかし、かといって友人の苦難を放っておくのも気が引けた。

 それに、

 

「セシリアさんも言ってたけどさ、今の段階の僕達って、まだまだ未熟に違いないだろう? だから、これは自分を磨くいい機会だと思うんだ。クラス代表は大変だろうけど、千冬さんが言う通り、実入りは大きいからきっと成長につながると思う」

 

 それにね、とトミーは微笑みを向けた。

 

「クラス代表が一夏になるにしろ、セシリアさんになるにしろ、僕は負けても何か手助けをしたいと思っているんだ。だって、せっかくこうして友達になることができたんだからさ」

 

 ね、と一夏と箒に向かうトミーに、一夏は口元の笑みを深くした。

 

「ああ! そうだな、俺も同感だ! お前が代表でも、セシリアさんが代表でも、何かしてやれることがあるはずだ。な、箒。お前もそう思うだろう」

「巻き込まれた形になるかも知れないが、確かに。私としても、お前たちと一緒にいると鍛錬になるに違いない」

 

 笑い合い、3人は研鑽を誓い合った。近いうちに、きっとセシリアさんも加えよう。3人よりも4人、いやこれからもたくさん仲間を作って、互いに切磋琢磨をしていこう。

 それは多分とても素敵なことだろう。青春というのは、ひょっとしたらこういうものなのかもしれない。そう、めいめいが似たような気持ちを抱いた。

 

 ◆

 

 一夏が自分の専用機の慣らし運転をする中、ふとした疑問が浮かんだ。そういえば、トミーはどんなISに乗るのだろう。

 箒は自分の手を引くように、貸出練習用ISを起動させて付き合ってくれているが、彼は何も着けずにアドバイスをよこしている。

 

「なあ、お前も自分のISを起動させてみないか? 流石に訓練場に丸腰でいるのは危ないだろう」

「んー、それはそうだけど、僕のは専用機でデカブツだから、ここじゃあ狭苦しくしちゃうと思う」

「別にいいだろう、空はかなり上まで行けるんだから」

 

 何気ない返事に、一夏、と隣の箒が怪訝な表情を浮かべた。

 

「お前、本当に何も知らないんだな……」

「何がだよ。そういえば、トミーは一時期メディアから騒がれていたって言ってたよな。それと何か関係があるのか?」

「それは、その」

 

 箒が気まずそうにトミーを見遣った。

 

「知っているなら、話してくれて良いよ。こういうのは、周りの視点から言ってくれたほうが伝わるから」

 

 むう、と口ごもったが、一夏のためだからな、と自分に言い聞かせるようにしてから話しだした。

 

「トミーの乗るISは、正確にはIS『もどき』だそうなんだ。基本的には変わらないが、ISの持つ能力が幾つかオミットされてしまっている」

「え、それ、トミーの身体は大丈夫なのか?」

「人体を守るシールドや絶対防御はついているらしい。だが、そんな不完全なものを開発企業は大々的に売り込んだものだから、IS業界周辺から散々バッシングを受けたんだ。特にクチの悪い記事では……」

 

 と、箒は一旦口を止めて、もう一度トミーを見た。

 続けて、どうぞ。と手で促している。

 

「リミテッド・ストラトス。インフィニット・ストラトスにかけた、皮肉な名前を着けたんだ。略称もISを模してLS。今やその名前が定着しつつある」

 

 パチパチパチ、とトミーの拍手が聞こえた。

 

「やっぱり第三者の意見って貴重だよね。ウチの会社では擁護論ばっかりだから、どうしても良く言っちゃったりしそうになるよ。LSって呼び名も悪くないと思うんだけどなぁ」

 

 困ったもんだ、と作る苦笑が、一夏の目には寂しく映った。

 

「トミー、俺たちに見せてくれないか。その機体が本当にリミテッド(有限)なのか、試してみたい」

「いいけど、流石に慣らし運転に模擬戦はキツくないか?」

「後学のためさ。それに、俺の白式のように、そのLSにも名前があるんだろう? だったら名乗り合って尋常に勝負とか、してみたいじゃないか」

「また、面白い例えをするね。名前はあるよ。『グレイ・アイディール』っていうんだ」

 

 言うと、首元からドッグタグを取り出した。あれが彼のLSの待機状態なのだろう。

 箒はその名前を反芻し、

 

「『グレイ・アイディール』……、"灰色の理想"という意味か。なんだか物悲しいな」

「グレイには鉛色の意味もあるからね。僕の髪と同じ色だ。だから、このLSには僕自身の理想を込めて名付けているんだ」

 

 そう言うと、ドッグタグを優しく両手で包み込んだ。

 彼の理想、と聞いて、一夏はあまりゴテゴテしたイメージが浮かばなかった。きっと繊細な細身の機体だったり、もしくは騎士の甲冑のようなスタイリッシュなフォルムが似合うと思った。

 

「へえ、何だかロマンチックな話だな」

「一夏に言われると嬉しくないなあ」

「おい、そりゃどういう意味だ」

 

 いや別に、とトミーは笑みを浮かべた。

 そして、少しだけ真面目な表情を二人に向けた。

 

「それじゃあ、一夏と箒に対して、初お披露目といきますか!」

 

 来い、とISの装備を身構える二人。

 対する彼は、

 

「……何をやってるんだ?」

 

 唐突に地面に両手を向け、垂直倒立の姿勢をとった。綺麗に立っているぶん余計に滑稽に見える。

 

「いやあ、こうしないとまだ上手く呼べないからさ。……んじゃ、いくよ!」

 

 掛け声に、彼のドッグタグが爆光した。

 光は彼の全身、特に現在上を向いている腰から下を包み込む。次の瞬間、下半身の光が猛烈に膨張した。

 

「よっ……と」

 

 逆立ちから起き上がり、足らしき部位を地面に着けた彼の顔の位置は、一夏の目線の倍以上に登っていた。その上半身にも光が纏わり、装備が装着されていく。

 そして、隠されていた下半身がその立体を顕にした。威圧感を覚えるほど大きかった。昆虫のような節と爪のあるぶっとい四脚、後ろに垂れ下がる長大な尻尾の先には鋭利な鋏が付いている。

 その上、トミーの上半身が、両手に得物を持って乗っていた。右手に剣と銃のハイブリット。左手に大型のマシンガン。

 その巨体が、一歩足を踏み出し、地面を震わせた。

 

「それじゃあ、戦(や)ろうか」

 

 顔、彼のかける眼鏡がロボットアニメの登場シーンのように、空色の輝きを放った。

 一夏は、怪獣に立ち向かうヒーローの気持ちが、少しだけ分かった気がした。




グレイ・アイディールのフォルムイメージですが、
モンスターハンターのゲネルセルタスと、ガンダムOOのアグリッサ、
これらを足して2で割った感じです。
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