ぼっちの俺と人気な彼女   作:鬱ケロ

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どうも鬱ケロです。

なんとか二日連続で投稿できた。
前回の改めて見てみると、始まり方とか所々俺ガイルに似てた。俺ガイル見ながら書いてたからかなぁ。ちょっと気をつけます。

それでは二話目です。今回遂にヒロインが出るよ。


ぼっちの俺と人気者

 職員室から出た俺は一度教室に鞄を取りに行くために、誰もいない廊下を歩いていた。

 聞こえてくるのは運動部の掛け声。教室にまだ残っている奴らの笑い声。そして軽音部の楽しげな演そ『ヒャッハー!!』失礼。狂ったような叫び声だった。いや、妖精の叫び声か?

 そんな声を聞きながら、きっとこれが世間の言う青春なのかなぁ、と頭の片隅で思う。

 まぁ、今更そんなことどうでもいいが。

 そんなことよりも、今日家に帰ってから何をしようか考える。

 ソードアートオンラインのBD昨日届いたしもう一回見るかなぁ。でも先生に俺ガイルの十二巻貸さないとだしなぁ。

 そんなことを考えているといつの間にか自分のクラスの扉の前についていた。

 まぁ後で決めれば良いかと思いながら俺は教室の扉を開けた。

 

 

 ……さて、ここで問題です。自分の席に美少女が座っていて窓の外を見ていました。どうすれば良いでしょうか?正解は……、

 俺がそこまで考えたところで彼女は俺に気づいたのだろう。顔をこちらに向けて微笑んだ。

 

「あ、遅かったn

 

 俺はすぐに扉を閉めた。

 というわけで、正解は扉を閉めるでしたー。これ正解する人いないだろうなぁ。いたらやばい気がする。

 一度扉から離れて目のマッサージを行う。

 あれ?さっきの叫び声で目をおかしくしたかな?これは軽音部に被害届を出すしかないな。(錯乱)

 そんなふざけたことを考えながら心を落ち着かせる。

 そして一度深呼吸をしてから、もう一度扉に手を掛けおそるおそる開いてみた。

 

「ねぇ、いきなr

 

 すぐさま扉を閉めた。

 いや、違うんだ。これはあまりの驚きについ反射的に閉めてしまったんだ。

 だって開けてみたらすぐそこにいるんだぞ?驚くだろ、普通。

 そんな誰に聞かせるでもない言い訳を頭の中で言っていると教室の扉が開かれた。

 冷や汗を垂らしながらそちらを見ると、笑顔の鬼がいた。

 

「ねぇ、人が話してるのに途中で扉を閉めるのはどうかと思うんだけど?」

 

 その笑顔を見た瞬間俺の体から出てくる冷や汗が量を増した気がする。

 口元は笑っているのに目が笑っていない。

 

「い、いやー、あはは」

「ちょっと来て」

「ア、ハイ」

 

 お説教タイム入りまーす。

 

 

 

 

 

 清水(しみず) 神無(かんな)

 我が校一の美少女との呼び声高い超絶美少女である。

 文武両道、才色兼備。その言葉は彼女のためにあると言われるほどで、その存在は当然の事ながらトップカーストに位置している。更にはうるさいトップカーストの連中を束ねられる唯一の存在でもある。

 まるで『俺ガイル』の陽乃さんのような奴だが、その行動に裏が無いので魔王じゃなくて天使の方がしっくりくる。初めてこいつのことを知った時は現実でそんな奴本当にいるのかと驚いたものだ。

 そして俺はそんな人気者に、

 

「ねぇ、聞いてる?」

「聞いてる」

 

 正座からのお説教をくらっている。

 天使とか言った奴誰だよ。どう見ても鬼じゃん。あらやだ寒気が。

 いや、それよりもだ。今回は俺が悪いがこんな所を誰かに見られるのはまずい。いろんな意味で。

 そう思い俺は未だにご立腹の天使()に声をかける。

 

「な、なぁ」

「なに?」

「誰かに見られると面倒だからこの辺でやめにしないか?」

「音無くんのせいじゃん」

 

 そう言って清水は非難の目を向けてくる。

 

「そのことについては謝る。だから許してください、お願いします。この通り」

 

 そう言って俺は頭を下げる。悪いことをしたら謝る。大切なことだよね!

 今の俺には、清水がどんな顔をしているかは頭を下げているためわからないが、頭上から深いため息が聞こえた。

 

「わかった、許す。だから頭を上げて」

 

 そう言われたので俺は言われた通りに頭を上げる。

 俺のその様子を見ながら清水は呆れたような顔をしていた。

 

「まったく。そんな簡単に男の子が頭下げないでよ」

「いや、悪いことをしたら謝るのは普通だろ。頭を下げるのだって誠意を見せるんだったらそこに男とか女とか関係なくないか?」

 

 言ってから気づく。うわあぁぁ!!今俺凄い恥ずかしいこと言ったあぁぁ!?

 恥ずかしい!なんで同い年の奴にこんな諭すようなこと言ってんの!?黒歴史じゃないですかやだー!!

 俺が脳内でプチパニックを起こしていると、清水は驚いたような顔でこちらを見ていた。

 

「……なんだよ。笑いたければ笑えば?」

 

 虚勢を張ってはいるが声が震えていた。やだ、俺の喉が言うこと聞いてくれない。反抗期?

 すると突然笑い声が聞こえてきた。笑い声のする方を見ると清水が笑っている。……笑っていいとは言ったけど本当に笑いますか。泣きますよ?男とか関係なく。

 そんな思いを込めながら清水を見ると、清水は首を振った。

 

「違うよ。音無くんの言葉を笑ったわけじゃないの。……そうだよね。それが普通なんだよね」

 

 そう言って互いに何も言わなくなる。……え。こういう時ってなんて言えばいいの?教えて、誰か!

 なんとかして声をかけようと考えていると、清水が近くにあった恐らく清水のであろう鞄を手に取り、こちらに笑顔を向けた。

 

「それじゃあそろそろ暗くなる頃だし、私先に帰るね!また明日!」

 

 そう言ってあっという間に教室から出て行ってしまった。

 その光景を見て暫くして俺は思った。

 

 あ、俺、また何かやらかしたわ。

 

 

 




なんかオススメのアニメとかあったら教えて欲しいです。

それではまた次回!
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