シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」   作:久保サカナ

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OG世界に新しい転生者(原作キャラの身内という設定のオリキャラ)が登場します。

でもぶっちゃけ、OGキャラも版権スパロボ界のオリキャラと言えなくもないですよね!


閑話 スパロボ世界に於けるオリキャラの在り方の理想ってヘイ◯ス・プル◯ト

 

 

 

今でも時折、夢に見る。

 

あの日、仕事を終えてTSU◯AYAに寄った私の手には確かにフ◯ミ通でも大々的に取り上げられたとあるゲームがあった。

 

 

 

「うっふっふ!ついに買っちゃった『ヒーロー戦記リバイバルオブオリュンポス』、まさか令和にもなってヒーロー戦記の完全リメイク新作が出るなんてね〜!!この年になるまで生きてて良かった〜!!!」

 

 

 

そう言いながらウキウキ気分で帰宅していた私であったが………

 

 

 

目の前でボールを追いかけて車道に出てしまった子供

 

市街地にも関わらず明らかに速度オーバーしているトラック

 

 

 

それを見たら決断は早かった、鞄を投げ捨て子供の襟を掴んで引き戻し、代わりに自分が撥ねられたのだ。

 

呆気ない死だったと思うしありふれた死だったと思う、それこそ明日の朝にちょこっとニュースになってそれでおしまい。

 

子供だって何が起こったのか分からなかっただろうし、助けた側としてもこれからは交通ルールは守りなさい、くらいの気持ちでしかない。

 

ただ、一言だけ言わせてもらうなら。

 

 

 

「ヒーロー戦記…プレイした…かったな………」

 

 

 

それが太陽系第三惑星地球に住んでいた人間の最期の言葉であった。

 

 

おぎゃあ…おぎゃあ………!

 

 

 

「ハッ!?」

 

 

 

次に目覚めた時、私は赤ん坊を抱えていた。

 

そして、私の身体は子供…それこそ10歳くらいまで若返り、SF世界の住人が住んでいるような家?居住スペースの中にいたのだ。

 

部屋の中にある鏡を見ると一般的日本人顔だった私とは打って変わって「紫色のウェーブヘアをツインテールに結い上げ蒼い瞳を持つ美少女」が見つめ返して来た。

 

混乱する私であったが、かつて散々見たフィクション作品から今の状態をなんとなく理解出来たのであった。

 

 

 

「まさか、トラック異世界転生………?」

 

 

 

そこまで思い立ったところで腕の中にいる赤ん坊の泣き声が大きくなって来たのでミルクかオムツか確認する、どうやらミルクの方だったため慣れないSF住宅をおっかなびっくりで使いながら用意をするのだった。

 

SF住宅であったが不思議と扱い方は頭の中にふっと思い浮かんだ………ここはそもそも現代日本よりも高度に発展した文明のようだ、お湯なんて一瞬で沸いた。

 

 

 

「貴方の名前はなんて言うのかな〜?そもそも私の今の名前もなんて言うのかな〜?」

 

 

 

とりあえず腕の中の赤ん坊をあやしつつ、尋ねてみても答えは当然返って来ない。

 

ただ、赤ん坊も紫色の髪と水色の瞳を持つため私の血縁者………弟ではなかろうか、指をそっと頰に伸ばすと小さなお手手でぎゅっと掴まれてキャッキャッと笑い出したのでこっちまで釣られて笑ってしまう。

 

そうしているとピンポーンとインターフォンらしき音がするので画像を確認する、そこには妙齢の女性が回覧板とお盆らしき物を持って立っていた………出ても良いのか迷っていると女性は「ミリィちゃんいる〜?お隣のマリーですけど〜」と声を掛けて来た。

 

ミリィというのか、私の転生してしまった少女は、というかマリー?どこかで聞いた名前………とりあえず怪しまれない様に出てみよう。

 

そうして赤ん坊を抱えて玄関を開けると、マリーさんはこっちを見ると表情を変えて「あなた、本当にミリィちゃんなの?」と問いかけて来た。

 

 

 

「ええっ!わかるんですか!?」

 

「こう見えてもね、おばさんは銀十字病院の院長さんなのよ?子供の嘘なんてすぐわかるわ、デュワッ!!」

 

 

 

そうマリーさんが唱えるとマリーさんの姿はまさしくウルトラマンシリーズの大物のひとり…ウルトラの母に変身したのである!

 

やけにSF住宅な世界にお隣さんがウルトラの母………そして「紫色のウェーブヘアに水色の瞳」、まさかココは…!

 

 

 

フ◯ミ通で組まれていたリメイク版ヒーロー戦記の記事には主人公であるギリアム・イェーガーの他にリメイク版の追加要素としてギリアムと同じく紫色のウェーブヘアに水色の瞳を持つ美少女………SHOで言うところのイングラムに対するヴィレッタ、つまり女主人公のイラストが載っていた。

 

そして、その女主人公の名前こそが「ミリアム・イェーガー………愛称はミリィ」だったのだ。

 

 

 

「まさかココはヒーロー戦記の舞台である惑星エルピスなの…?」

 

「ええそうよ、ミリィちゃん…詳しい話を聞かせてちょうだい」

 

 

 

そして、私はウルトラの母…マリーさんを家に上げて「自分は死んだ筈の人間である事」「ヒーロー戦記リバイバルオブオリュンポス、及びリメイク前のプロジェクトオリュンポスの事」を全部話すのだった、弟?はとりあえずベビーベッドに寝かせた。

 

マリーさんはとても真剣かつ真摯に話を聞いてくれた………流石はM78星雲の聖母………そして、私の方にやって来ると「大変だったわね、もう大丈夫よ」と抱きしめてくれた、なんというグレートマザー!!

 

不覚にも涙が出た………やっぱり私も混乱していたらしい。

 

 

 

そして、ここは確かに惑星エルピスであること。

 

ゲームの世界かはわからないけれど機械工学が盛んなガンダム大陸、バイオテクノロジーに秀でたライダー大陸、巨大な生物や宇宙人や超能力者のいるウルトラ大陸と俗称される3つの大陸からなる世界であること。

 

私…ミリアム・イェーガーは生まれたばかりの弟…ギリアム・イェーガーを抱える「どこから来たかわからない少女と赤ん坊」であり、マリーさんとご近所さんが家族ぐるみで面倒を見ていたこと。

 

を話してくれたのだった………というか、この赤ん坊は私の弟であり、将来のスパロボシリーズに於けるキーパーソンのひとり、ギリアム・イェーガーだそうだ。

 

 

 

「どうしよう………このままじゃ弟がラスボスからの永久漂流刑の罪人になっちゃう!!」

 

「ミリィちゃん落ち着いて、この世界はゲームじゃない、現実よ。きっと良い方向にも変えられるわ…とりあえず、おばさん肉じゃがとおにぎりを作って来たからお腹に何か入れなさい、お腹が空いている時には悪いことばかり考えつくのよ」

 

 

 

そしてウルトラの母ことマリーさん手作り料理をいただく………まさにおふくろの味!って感じで凄く美味しかった、心が満たされる幸せの味。

 

 

 

それから、私と弟とウルトラ大陸の善き人々との奇妙だが暖かい暮らしが始まった。

 

ウルトラ大陸というか惑星エルピスは福祉とかが充実しているためわりと生活も何とかなった、何よりもお隣さんがウルトラの母とか一生分の運を使い果たしたかもしれない。

 

ウルトラの父…ケンさんや光太郎もとても良くしてくれたし、マリーさんに手料理を習えたのだ。

 

 

 

それにしても私の弟は可愛い、いや可愛いって言うと思春期過ぎた弟には怒られるからカッコいいと言うべきか。

 

実はギリアムが前世の推しだったんだが、実際に家族として過ごすと「全力でお姉ちゃんを遂行する…!!」って気持ちになるわね、この家族愛は炭治郎にも脹相にも負けない自信あるわ。

 

ギリアムを親無しだっていじめる奴らを「どけ!!私はお姉ちゃんだぞ!!!」としばいて回ったりもしたわね、照れた顔で「ありがとう…姉さん」って言う弟の姿で全ての苦労は報われるのよ。

 

このブラコン力(ちから)はオーラロードを余裕で開けるわね………UXの翔子並みのガッツで生きたい、何度でもギリアムの元に帰るのよ。

 

オーラロードはともかく私はどうやら超能力者だったようね、OG風に言うならサイコドライバー!!

 

原作ギリアムが予知とテレポートを使えたけれどお姉ちゃんはもっと色々出来るのよ、これはもう姉の無限力ね!(意味不明)

 

絶対にギリアムを永久漂流刑にしてなるものか…!!創造神テラーダにすらリベリオンしてみせるわ!!!

 

(あとシャドウミラーとかいう弱小迷惑テロサークルはアクセル以外は37564な…?)

 

 

 

だが、時代は移ろい、私と弟が育つにつれ、テロがじわじわ増えて来たのである。

 

私達、姉弟の進路にも関わって来た問題である。

 

受験勉強の気晴らしで2人で遊びに出たショッピングモールが突如としてテロリストの手で爆発、ギリアムを咄嗟に庇って伏せながら念動バリアを張り巡らせたから犠牲者は出なかったけれど、弟はこれで進路を決めたようね。

 

そして、私達姉弟がとった進路とは………国際テロ対策チーム「ゼウス」への入隊だった。

 

 

結論から言うと運命は変わらなかった。

 

ギリアムがアムロ・ダン・光太郎と共にゼウス第一小隊に配属された時に、同じくゲシュペンスト乗りの私はガンダムマイスター刹那・ダンの息子ゼロ・ライダー大陸の王族ソウゴの平成チームからなるゼウス第二小隊に配属された。

 

そう、リメイク版ヒーロー戦記は「平成」要素も入っているのよ、私達はそこで各地のテロ組織を鎮圧…成果を上げていったわ。

 

「昭和」と「平成」の共演………まさしくフ◯ミ通の予告通りだった。

 

テロの鎮圧という任務であれど、皆で過ごした日々は今でも私のかけがえのない宝だわ…

 

 

 

しかし、あの日。

 

 

 

「アムロ…嘘よね……!?」

 

「嘘じゃない、ミリィ。ギリアムはMIAになった、逃げ遅れた少女を逃して単身で助けた少女のクマのぬいぐるみ「ヒューイ」を探していたんだ…生存は絶望的だろう」

 

「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

それから、アポロン総統と名乗るテロリストがネオ・アクシズを立ち上げたわ。

 

後は、大体「原作」と呼ばれた物語通り。

 

ヘリオス要塞の決戦ではアムロの駆るνガンダム、ウルトラマンキングの修行を受けたセブン、仮面ライダーBLACK RXになった光太郎、精霊憑依(ポゼッション)サイバスターを駆るマサキ、ネオ・グランゾンを駆るシュウといったゼウス第一小隊のメンバーがアポロン総統の駆るXNガイストとの決戦を務めた。

 

えっXNガイスト強すぎるって?最近のスパロボだってインフレ上等じゃない!

 

私達、平成組…ゼウス第二小隊のメンバーはヤプール・シロッコ・シャドームーンを相手にしていたのである。

 

しかし、敵が全て倒れ戦闘が終わり、アポロン総統の仮面が割れて下から出て来た素顔はやはり………

 

 

 

「やっぱり、貴方だったのね、ギリアム」

 

「そうだよ、姉さん…みんな、俺がアポロンだったんだ…」

 

 

 

アポロン総統…ギリアムは語る。

 

「自分には予知能力があり、やがてこの世界は大いなる終焉に巻き込まれること」

 

「この不自然な世界は何者かが創り上げた実験室のフラスコであり、実験は失敗であったこと」

 

「姉さん………“姉に設定された者”の存在で全てに気がついたこと」

 

 

 

姉に設定された者って………!?

 

 

 

「俺は全て思い出したんだ、ここではないエルピスでも俺はゼウスに入隊して、アポロン総統として蜂起した。その世界の俺には家族なんていなかった!!」

 

「俺は記憶を封じられてもう一度アポロンとして振る舞うように強制されていた!!!」

 

「姉さん、いやミリアム。貴女がこの世界に『平成』というイレギュラーを呼ぶ特異点だったんだ!!!」

 

 

 

全てを思い出した弟…いや、ギリアムの血を吐くような慟哭に私は何も言えなかった。

 

私は確かに弟を愛していた、この世界で生きていた、でもそれらは全て『フラスコを創った存在にそうする様に仕組まれていた』。

 

 

 

そこでヘリオス要塞は崩壊、慌ててギリアムに手を伸ばしたが………

 

 

 

「ありがとう、俺の姉さんとして生きてくれた優しかった誰か。ひとりだった俺の家族になってくれたひと。もういいんだ、貴女は元の世界に帰るんだ」

 

 

 

 

おい、目を覚ましたぞ!!

 

救急車も来たぞ!道を空けろ!!

 

 

 

「ハッ!ここは…?」

 

 

 

目を覚ました私は『あの日死んだはずの姿のままで』道に横たわっていた、確かに車に轢かれた筈なのに目立った怪我は無い。

 

近所の人が呼んでくれた救急車に乗せられ病院で精密検査を受けたが異常無し。

 

ただ、『あの日買った筈のヒーロー戦記のゲームソフト』だけが鞄の中で粉々になっていた、他のものが無事だったにも関わらずだ。

 

 

 

あれから私は燃え尽きた様に日々を過ごしていた、エルピスでの日々が、最愛の弟に告げられた訣別の言葉がずっと胸に刺さったまま。

 

そして、ある日、ヒーロー戦記リメイクを買い直してプレイしようとTVをつけた時に“ソレ”は起こった。

 

 

 

「目を覚ませ!!私達の物語が終わっていいわけ無いでしょ!!!」

 

 

 

突如として画面に映ったのは、アポロン総統の仮面を思わせる蒼と白銀の仮面を被った女だった。

 

そうだ…フ◯ミ通でも出ていた………

 

 

 

「私はアルテミス総帥、ミリアム・イェーガーのイフの姿であり、弟の代わりに永遠漂流刑を受けた者」

 

 

 

アルテミス総帥は語る、そもそもヒーロー戦記リバイバルオブオリュンポスには男主人公ルート(ギリアムルート)と女主人公ルート(ミリアムルート)の2つがあり、アルテミス総帥はギリアムルートを選んだ時にラスボスになる存在だという。

 

具体的に言うとノイエ財団Xを率いて蜂起、リボンズ・ベリアル・ディエンドに心からの忠誠を誓われる悪のカリスマだと言う………面子が凄いわね。

 

ヘカテー要塞にてギリアムとゼウス第一小隊に敗北するもギリアムに本当の記憶を返して、彼の背負った永久漂流刑を代わりに背負って消えるというエンディングを迎えたようだ。

 

ギリアムルートが『昭和』、ミリアムルートが『平成』と対になっているのね…

 

画面の中のアルテミス総帥はこちらに手を伸ばし「イフの私、貴女の力が必要なの」と言って来た。

 

 

 

「貴女は気づいていないけれど、フラスコの世界はやがて大いなる終焉を迎えるわ。アポリュカシス…ユガ…一億二千万年に一度の大崩壊…そして、フラスコの外でもオッチャンことスペリオルドラゴン、エンペラー、ZERO、カイザー、旧神デモンベイン、渦動破壊神、ゴジラといった連中が因果さえ超えて永劫の闘争を繰り広げているの」

 

「インフレし過ぎなのよ…」

 

「ギリアムはそういった連中に目をつけられている、嫌でも巻き込まれるでしょうね…私達『お姉ちゃん』としては放っては置けない、そうでしょう?」

 

「でも、私はギリアムに拒絶された………何か力になれるとは思えないわ…」

 

「貴女の持つ『上位者の力』が必要なのよ!それにあの結末で良いなんて思っていないでしょう?」

 

「アルテミス総帥…」

 

「太陽の光を浴びないと輝けない月で終わらない………私達はフラスコの世界の理想を具現化した心優しき冥王、ヘ◯デス・プル◯トになるのよ!!!」

 

 

 

そうだ…かつて私が呼んだ長編スパロボ二次創作小説に出ていたじゃないか、戦えない代わりにあらゆる事象をベリーイージーにする理想の具現化が如き心優しい総帥が!!

 

ただの一般人である私にあんな大げさな事が出来るとは思えない、でも『何もしないでいる理由にはならない』!!

 

 

 

私はアルテミス総帥の伸ばした手を取った。

 

 

 

『汝 最も新しきサイコドライバー ミリアム・イェーガー』

 

 

 

祝 福 の 華 に 誓 っ て 我 ら は 世 界 を 紡 ぐ 者 な り 

 

 

 

 

 

 

「そうして私はあらゆるフラスコを巡ってこうして貴方と再会出来たってわけ」

 

「姉さん………」

 

「またそう呼んでくれるのね、嬉しいわ」

 

 

 

ソレは上位者からはOGと呼ばれるフラスコ、特殊戦技教導隊結成時に起きた一つの再会であった。

 

この姉弟がどう世界を巻き込んで行くのか………たとえ、クロス・ゲート・パラダイム・システムでも予想がつかないだろう。

 

 

 

 

 

 





はい、というわけで作者が前から温めていたオリキャラが出ました。

炭治郎とか脹相に匹敵する程のお兄ちゃん…じゃなくてお姉ちゃん力(ちから)の持ち主です。


エースボーナスは「ギリアムが隣接している時は毎ターン精神コマンド『愛』がかかる」


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