シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」 作:久保サカナ
文才が欲しいです、細かい描写が苦手です
◯月×日
前世も前々世も日記なんてつけたことは無いが今日という日を忘れないために日記を書いた。
今日は俺の15歳の誕生日を祝うために両親と妹で街に出かけた帰りのことだった、テロが起きたのは。
瓦礫に埋もれた父と母、どんなに声をかけて揺さぶっても起きない妹。俺一人だけが生き残ってしまった。
家族を失った悲しみよりもテロリストに対する怒りよりもやって来た軍の人間とゲシュペンストに避難させられながら俺は自分の身に何が起きたかを知った。
俺は再び転生してしまったということを。ランドール・ゼノサキスからマサキ・アンドーになったということを。
まるで堰が切れたかのように一気に記憶と知識が溢れ俺は気を失ってしまった。ただその中で一番解せないことがある、マサキは俺の知る限り男だったはずだ。
しかし今の俺の名前は漢字で安藤真咲、つまるところ女だ。どうやら俺は異世界転生と同時にTSしてしまったらしい。嘘だと言ってよバーニィ。
股間がスースーするし胸が揉むと柔らかい、どうしよう。
◯月@日
この世界はどうやらスーパーロボット大戦OGの世界ようだ、ゲシュペンストもそうだが隕石も落ちてる。
マジンガーやゲッターは見れないのが残念だがかわりにアルトアイゼンやソウルゲインが見れるOG世界だ。
一番はやっぱりサイバスターだけど他のロボットも結構好きだ。リュウセイ程じゃあないがロボットはロマンだと思う。
今の俺は親戚をたらい回しにされながら生活している。原作ではマサキは15歳の時に ラ・ギアスに召喚されていたからもう少しのはずだ。
ヤベェすごく楽しみ。地上の生活が悪い訳ではないがラ・ギアスは魂のふるさとだ。
召喚といえばくだらないことだが召喚される時風呂やトイレ入ってる時だったら大惨事じゃね?その辺どうなってるんだろうか。
女になった事についてはそういう平行世界もあるよね、と納得した。多分因果律の番人とかその辺詳しそうだ、まぁ性別が変わろうと俺は俺!で生きて行こうと思う。女しか味わえないこととか探してみたい。
「ふぅ…、そろそろ寝るか」
そう言ってペンを置くと机に向かったままうん、と伸びをする。
そのまま立ち上がり布団に寝転がる。
そうしているとどんどん意識はこれから起きるはずの事に向けられる。
(最期の時サイフィスは言った。また戦乱に巻き込まれると)
自分の記憶でもこれから地上でもラ・ギアスでも戦乱の世と化すことを思い出した。地上は侵略者に、地底は内乱と邪教徒に荒らされ、やがて滅亡に瀕するということだ。
そして対抗する為に鋼の勇者達が立ち上がり、戦いが始まることを。
(覚悟はとっくに出来ている、過去も未来も現在の俺が守る)
なんで転生したのかはわからない、しかしきっとそれはランドール、マサキ・アンドーに生まれ変わった自分の使命だから。
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「やはり、こうなってしまいましたか…」
本来ならマサキ・アンドー/ランドール・ゼノサキスという人間はとても情が深い、と彼と一つになったサイフィスは感じている。
なにせ、義父と祖国の仇にすら涙を流せるのだから!
そんな彼…いや、彼女が家族が死んでからろくな時間も経たない内に悲しみを忘れてラ・ギアスへの召喚を待ち望み、戦う覚悟を決めている………おかしな話だが理由はある。
だって、「安藤真咲」という人間はテロが起きた瞬間に家族と共に死んだのだから!
殺したのは、虚憶を悪用し己の良心である片割れにすら枷を嵌めてまで超越者たらんとするあの仮面の男である。
αと呼ばれるフラスコに於いて奴はサイバスターを駆るマサキを狙っていた………このフラスコでは「邪魔者であるマサキ・アンドーが舞台に上がる前に排除」しようとしたのだ。
しかし、それはサイフィスとフラスコを見守る上位者達、宇宙を支配する正の無限力の介入を招くことになった。
彼女達は本来ならば虚憶を持たないマサキに「記憶」を与えた、そして本来ならば思い出さない「ランドールとしての前世」を継承する事を許した。
ランドールの魂自体が「フラスコの外から来た存在」、つまり上位者のひとりであったため、「因子」に縛られるフラスコの住人とは違った在り方…つまりあらゆるフラスコで全力を奮えるのだ。
(それも私だ仮面は自分だけでなく他の悪役のデスノボリも生やしただけなのだ)
良く言うならば「助っ人」、悪く言うならば「正しさの奴隷」
自由の風を司るにも関わらずフラスコの創造主に「そうあれかし」定められたマサキ・アンドーの在り方である。
サイフィスはそれを誰よりもマサキ・アンドーの側にいる………たとえ精霊として消滅しても風が吹く限りマサキと共に在る者、として悲しく思うのだ。
だからこそ、三千大世界のマサキ・アンドーの願いを叶えるためにこうして動いている。
(マサキはずっと思っています、◾️◾️◾️をもう殺したくはない、と)
だからこそ、このフラスコではマサキの思うがままに生きて欲しい、サイフィスはそう願うのである。
だいぶ加筆しました、読み返したらマサキがサイコなレベルで家族を顧みなかったので…
だから、何とかゼス・何とかツォによって一度死んで蘇生した事にします。
サイフィスは愛が重いです、風の精霊なのに。
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