シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」   作:久保サカナ

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真面目な話、地上とラ・ギアスって時差とかあるんですかね…?

スパロボOGというか魔装機神シリーズは設定資料集を出して欲しいです。


何でお前が出るんだよ!!

 

 

俺たちがそうして情報を交換していると、外がもうすっかり暗くなってしまっていた。

 

俺が「妹とおっさんが待っているから帰らねぇと!」と声を上げると、ミリィの奴が「そう言うと思ってたわ、ハイ、これ」と言いながら、荷物を手元に転移させた。

 

中身を見ると………ベッキーから頼まれていた酒だった、そうか!予知能力持ちのギリアムのとっつぁんの姉貴だからこの程度はお茶の子さいさいという事だな。

 

流石は姉弟揃って世界征服に王手かけただけはあるわ………三幹部達もこういうところを認めたんだろうな。

 

 

 

「サンキュー!これを買いに地上に出たんだよ」

 

「お代はいらないわ、エルピスで止めてくれたお礼だと思ってちょうだい」

 

「ハハッ、ブラックジョーク!」

 

「あと、これは俺からだ」

 

 

 

ギリアムはそう言うと通信端末を差し出して来た、うん、ラ・ギアス暮らしになってから地上のモノには縁が無くなったからな。

 

そのうち地上に出た時にここにいるメンバーとはやりとりが出来る様にしておきたい、まぁ、ラ・ギアスでは圏外だがな。

 

で、俺は礼をちゃんと言ってから荷物をサイバスターに載せてラングランの自宅への帰路を急ごう………としたらクォヴレーの奴が「せっかくだからディス・アストラナガンで転移させてやろう、ラングラン王宮の側で良いな?」とラ・ギアスまで転移で送ってくれた。

 

 

 

なお、ここにいるマサキ以外の全員の心は「送ってやらないと絶対途中で迷うからな」だったのは言うまでもない。

 

(マサキ本人は全く気づいていなかったが)

 

 

 

 

★月 ◯日

 

久しぶりに地上に出たが、やっぱり俺の魂の故郷はラ・ギアスだと理解出来た。

 

いや、地上も嫌いじゃねぇが精霊の声が遠く、プラーナの調子が狂うからな………こればかりは魔装機神操者じゃねぇと理解出来ねぇだろう。

 

クォヴレーのおかげで夕食前には帰れたが、テュッティとヤンロンのお怒りが落ちた、ファミリアを交えてのトリプル説教に危うくなるところだったがフェイル殿下が口をきいてくれたのと、丁度いたベッキーが「自分が酒を頼んだ」と説明したこと、あとプレシアの「お姉ちゃんまだ?夕食が冷めちゃうでしょ!」という事で釈放されたのだ。

 

 

 

やっぱりプレシア以外勝たん!プレシアがナンバーワン!!

 

 

 

そして、家に帰った俺はプレシアとおっさんと3人で夕食を囲んだのだが………プレシアの呪いの事について話題を出したのだ。

 

あんの忌々しい腐れ邪神の奴は俺の子孫にすら呪いを残したからな(正確にはフェリーヌ)にだが原作では解呪する前におっさんがシュウに殺されたため、ガワだけ綺麗なクソ邪神教徒エルシーネの介入を許してしまった………

 

おっさんに呪いの事を話すと驚いて「何処でその話を聞いたのか」を問い詰めて来たから、「サイフィスのお告げ」という事にしたら納得したようだ。

 

 

 

やっぱりサイフィスしか勝たん!俺のエターナルベストパートナー!!

 

 

 

というわけで早速、明日プレシアの解呪をやろうという事になったのだ。

 

 

「ふぅ…今日は色々あって疲れたぜ、さっさと寝て明日に備えねぇと「(コンコン)」この気配はゼオルートのおっさんだな」

 

 

 

そうして、俺の私室のドアを開けると案の定ゼオルートのおっさんが立っていた、手には湯気の立つマグカップが2つ握られていた。

 

しかし、いつもの穏やかで飄々とした表情と違いやけに真剣な顔をしていたので「どうしたんだよ?」と声を掛ける。

 

 

 

「マサキ、大事な話があるので良いですか?」

 

「ああ、良いけど………プレシアには聞かれたくねぇ話なんだな」

 

「そうです」

 

 

 

そして、おっさんを部屋に入れておっさんを椅子に、自分はベッドに座る、プレシアとシロとクロはもう寝たようだ。

 

おっさんから貰ったマグカップ………中身はココアだった………に息を吹きかけ冷ましていると、おっさんはようやく話を切り出した。

 

 

 

「マサキ、呪いの事を知っていたということは貴女は本当の意味で『ランドール・ゼノサキス』なんですね?」

 

「………ああ、そうだぜ。やっぱり、気づかれちまうか」

 

「自惚れているわけではありませんが、私から一本取れたこと、私を凌ぐ神祇無窮流の技の冴え、地上人でありながら魔術、いや魔法を使いこなす、そしてサイフィスの声をここまで自然に聞けることなどを考えるとねぇ………ご先祖さまが生まれ変わって来たんだなって考えますねぇ」

 

 

 

そう言うとおっさんはココアを啜り、締まらない顔で「あちち」と舌を出した後にこっちを向いて来た。

 

するとおっさんの雰囲気は一変、そこにいたのは剣神ランドール・ゼノサキスの子孫にしてゼノサキス東宗家の当主「剣皇」…その人であった。

 

 

 

「あなたほどの方が再びこのラ・ギアスに現れるとは………ヴォルクルスの復活が近いのですか?」

 

「それも当然ある、悲しい事にな。だが、俺が立ち向かわねぇといけないのはラ・ギアス存亡の危機、地球存亡の危機、そして宇宙存亡の危機がいっぺんに来ちまうんだよ」

 

「嫌すぎるトリプルセットですねぇ…」

 

「俺がどこまでやれるかはわからねぇが、サイフィスは確かに俺に言ったぜ『遥か未来、再び戦乱の世が来る。風に愛された貴方にふさわしい戦場が、貴方が救わなければいけないたくさんの人が、世界が!』ってな」

 

「それで本当に生まれ変わって来るとは………あなたはまさしく勇者ですよ」

 

「それが俺の生き方だ、“過去”も“未来“も『今』の俺が守るのさ」

 

「………私が何か力になれることはありますか?」

 

「とりあえず、おっさんは死なないでくれ!あんたほどの人が死んじゃいけねぇ。プレシアも俺も悲しむ」

 

「そこまで念押しされるくらい私って儚い存在ですか?私だってプレシアとあなたの孫を抱くまでは死にたくありませんよ、石にしがみついてでも生きてやります」

 

「その意気だ!」

 

 

 

そこからはお互いココアを啜りながらの他愛も無い雑談が始まった、原作のマサキ・アンドーはこんな当たり前の日常すらもヴォルクルスと巨人族と戦争に奪われたんだな、と思うと堪らなくなったぜ。

 

 

そして、次の日。

 

ラングランの郊外にある平地にサイバスターとギオラストでやって来た俺たちはプレシアに早速、封印の『二重螺旋の型』を教えて実践させようとするのだ。

 

 

 

「プレシア、螺旋の型は覚えていますね?それを両手でやりながら己の内観………遺伝子に働きかけるのです」

 

「イメージは魔術と一緒だからプレシアなら簡単だぜ」

 

「うん、やってみる!」

 

 

 

そして、プレシアを見守る俺たちであったが、そこに突如としてデモンゴーレムの群れが現れてこっちに突っ込んで来たのだ。

 

おっさんがプレシアを抱えてギオラストに乗る時間を稼ぐべく俺は腰の剣を抜刀、風…サイフィスの力を纏いデモンゴーレムの群れを一瞬で切り伏せるのである。

 

しかし、その瞬間、空から黒い影が現れてギオラストに乗ろうとしていたおっさんとプレシアに攻撃を加え、弾き落としたではないか!!

 

 

 

「きゃあああっ!!」

 

「くぅっ!?」

 

「プレシア!おっさん!!この…野郎!!!」

 

 

 

黒い影目掛けて斬撃を放つ………斬撃は過たず黒い影の左腕を切り落とした。

 

着地した俺が黒い影を見上げるとその姿は………!

 

 

 

「ゼルヴォイドだと………!?」

 

「嘘…!黒いサイバスター!?」

 

 

 

黒いサイバスター………ゼルヴォイドは武装をおっさんとプレシアに向けたまま、俺にこう告げるではないか。

 

 

 

「こんにちは、ゼノサキス東宗家の皆様。特に、ランドールを騙る者…マサキ・アンドー。剣皇殿とプレシアの命が惜しければ武装を解除して僕について来てもらおうか!!」

 

「テメェは…!エラン・ゼノサキス!!」

 

「へぇ、僕のことをご存知とはね。ますます、君のコトが気になって来たよ!」

 

 

 

そうして突如として現れた第三者………本来ならば現れる筈では無かった存在、エラン・ゼノサキスは俺の身柄を要求するのであった。

 

 

 





というわけで、まだ魔装機神初代なのに呪いの事に言及するしエランさんも出てしまいました。

エランさんってどんな人なの?と言う方は「ラ・ギアスのミストさん的な人」だと考えてください。

ただし、ミストさんと違い暴徒を鎮圧するのではなくテロリストを支援しています。


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