シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」 作:久保サカナ
これまでのあらすじ
エランさん「(なんで生身でデモンゴーレム全滅させてゼルヴォイドの片腕を落とせるんだよ!?怖っ!!)」
UA20000件突破&評価270突破ありがとうございます!!!
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突如とした現れたエラン・ゼノサキス………通称エランさん。
原作通りならば「宇宙人のミストさん、地底人のエランさん」と呼ばれるほどのアレなキャラクター(ぶっちゃけ非常にウザい)をしている筈だ。
声は良いし悪人ではないけど常にニヤケ面で腹が立つ愛したくないネタキャラ………ぶっちゃけると「マサキがシュウと和解しちゃったから新しいライバル出そう!黒いサイバスターとかどうよ?」みたいなノリで公式からお出しされたのだ。
さん付けされてるのもミストさんと同じく「だって名前で呼び合うほど仲良くなりたくないし………」と言うユーザーからの感想である。
話が逸れたな。
状況を整理すると俺とサイバスターはやや離れた位置にある、俺の魔術ならば飛び移ることも可能だがそれはエランさんの前で隙を晒すことと同じだ。
ゼオルートのおっさんとプレシアはギオラストの足元にいるがエランさんに武装を向けられている、俺に対する人質のつもりか?
だが、ゼオルートのおっさんは「久しぶりですねぇ、エラン。あなたのご両親の葬儀以来でしょうか?」と普通に挨拶をして会話を始めた………まぁ、東宗家か南宗家かの違いはあるが俺の子孫のゼノサキス家の親戚同士だからな、会話で情報を引き出すなり解決出来るなりが出来たらそれに越したことはない。
「久しぶりだねぇ、ゼオルート!でも、今日用事があるのはあなたじゃあないんだよ」
「ふむ、ではどういう用件でしょうか?」
「地上人でありながら我が祖先ランドールの名を無相応にも得た身の程知らずの小娘に、真の魔装機神の操者にしてランドール・ザン・ゼノサキスの後継者たるこの僕が!、身の程ってヤツを教えに来たのさ!!!」
あーなるほどなぁ、エランさんからしたら地上人でありながらランドールの称号を得た俺は気にくわねぇんだな、ファングもそうだが地上人差別って奴はラ・ギアスでは根深い問題だ。
実際にシュウの母親であるミサキ・シラカワが邪神教徒に堕ちたのも地上人だからって親子で迫害されたのが原因だもんな………
ましてや、俺はサイバスターの操者、ゼルヴォイドこそが真の魔装機神でありサイバスターはそのパクリとか考えている今現在のエランさんからしたら俺は目の上のタンコブだろう。
いや、ゼルヴォイドは魔装機帝だろ?って誰かがツッコむべきだと思うが………俺はやりたくねぇなぁ(正直)
あと、この頃のエランさんは男尊女卑のケがあった筈だ。
ゼオルートのおっさんとプレシアはそんなエランさんに言葉で反撃をしてくれている。
「マサキがランドールの称号を賜与されたのはちゃんと戦功を挙げて精霊に選ばれたからです!放蕩三昧のあなたと違ってね!!第一にマサキの実力は既に私を越えていますよ」
「そうよ!あなたがどれだけ凄いかなんて知らないけど黒いサイバスターなんてあなたの方が真似っこじゃない!!それにお姉ちゃんはあなたなんかよりもず〜〜〜と強いんだから!!!」
「へぇ………あなたほどの人がそこまで言うとはねぇ、じゃあ試してみようじゃないか!!」
そう言うとエランさんは、ゼオルートのおっさんとプレシアに向けていた武装を解くと超上から目線で「サイバスターに乗りなよ、どちらが真に魔装機神を駆るランドールの後継者として相応しいか決着をつけようじゃないか!!!」と言い出したのである。
さっき生身の俺に片腕落とされたとは思えねぇ態度である………ぶっちゃけると機体に乗ったら俺のワンサイドゲームで終わるぞ…?
サイフィスもさっきから呆れて「ゼルヴの奴も人を見る目が無いですねぇ、マサキの相手をするなんて1万年と2千年早く無いですか?」と実にアクエリオンなコメントをしている。
とりあえず俺はサイバスターに乗………ら無かった。
「どういうつもりだい?まさか、生身で僕の相手が務まるとでも?」
「そのまさかだぜ、ちょうどいい。ランドールとして神祇無窮流の稽古をつけてやる」
「このアマ!言わせておけば!!」
「おっさんはプレシアを連れて退避してくれ」
「マサキ、ご武運を」
「お姉ちゃん頑張れー!あんな人なんかに負けないで!!」
プレシアの『応援』がかかった俺はいざ、エランの駆るゼルヴォイドと向き合うのである。
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ゼルヴォイドはエランの駆るままストレイングレイブでの斬撃を繰り出して来るがマサキはヒラリヒラリとまるで羽が風に舞うようにかわしていく………しかし、マサキの放つ斬撃は確実にゼルヴォイドの装甲に傷をつけていくのであった。
「この!ちょこまかと!!」
「どうした?プラーナが乱れているぜ?『気(プラーナ)の修養と操作』は神祇無窮流の基礎だろうが」
30メートル近い巨体のゼルヴォイドを翻弄しているとは思えない程に、マサキの息とプラーナは安定していた。
これぞ、神祇無窮流の失伝した奥義の一つ、防御の型・艮の鎧であった。
サイフィスと精霊憑依(ポゼッション)の寸前まで同調し、風を鎧として纏い敵の攻撃を受け流し、自分の攻撃を届かせるまさしく攻防一体の型である。
そして、敵にとって「相手の攻撃は当たるのに自分の攻撃が当たらない!」という状況を生み出し相手の焦りや疲労を誘発し戦況を己が優位の状況に持って行くのがかつてのランドールことマサキの十八番だった。
実際、ゼルヴォイドのストレイングレイブの太刀筋は苛立ちから乱れ始めている、もはやマサキのペースである。
「ふざけるな…!僕は真のランドールの後継者だ…それを地上人の小娘なんかに…!!」
「さっきもそのような事を言ってたがな、テメェはその体たらくでまだ神祇無窮流の剣士のつもりなのか?」
「なんだと!?」
何を言っているのかわからないという風な声を出すエランにマサキはにべもない。
「まだわかんねぇのか!!この馬鹿野郎が!!!」
次の瞬間、マサキの放った斬撃がゼルヴォイドのもう片腕も切り落とした、これでゼルヴォイドはストレイングレイブを取り落とす事となる。
「今のテメェはゼルヴォイドというオモチャを手に入れて見せびらかすただのガキだ!!そんな奴が神祇無窮流の継承者、ましてやランドールの後継者を名乗るなんてそれこそその名を貶める事に他ならねぇ!!そんなこともわからねぇとは………」
叱責の声と共に大きく腕を振りかぶるマサキ、その一撃はゼルヴォイドのコックピットのある位置を狙っている。
「だからテメェは馬鹿野郎なんだぁぁぁぁぁぁっ!!」
マサキの一撃はゼルヴォイドの外装を容易く切り裂き、コックピットまで届かせた。
そこには操縦席に座ったまま唖然としたエランがいたため、マサキは首元に剣を突き付ける。
「これで終いだ。どうだ、満足したかよ?」
「こんな筈が………!僕は認めないぞ…!!」
そう言いながら抜刀しようとするエランを絶対零度の眼差しで見下したマサキ(それすらもエランの苛立ちを招いたが)、彼女はエランの腹に拳を叩き込んで強制的に気絶させて黙らせた。
「もう付き合ってらんねぇよ!」という意思表示である。
そして、エランの意識が落ちたのを確認してゼオルートとプレシアの元に戻るのであった。
「戻ったぞ、じゃあプレシアの呪いを解こうぜ」
「あなたって人は………今日はもう帰りましょう、マサキも疲れたでしょう」
「お姉ちゃんすごくカッコ良かったよ…!!」
そうして、今日はひとまず帰ろうという事になったゼノサキス家であった。
後日、ちゃんとプレシアの呪いを解くことに成功した。
だが、敗北を認められないエランさんはマサキに異常なまでに執着する様になりぶっちゃけストーカーと化したのである。
マサキ強すぎね?と思われるかもしれませんが前世は生身でヴォルクルスを狩っていたのでこのくらいは出来ます。
エランさんはマサキに対して歪んだ執着なのか好意なのかよくわからない感情でストーカーを行うようになります。
まだ邪神が復活していないのにゼルヴォイドが起動していますがランドールが転生して来たバタフライ・エフェクトだという事で…
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