シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」   作:久保サカナ

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あまりにも飯ウマ描写が難しいので飯ウマ描写が出来る人は皆評価10で良くないですか?って気分になりました。

イロモノ集団…じゃなくて特殊戦技教導隊の有りし日の一幕です。


閑話 「姉さんの料理の方が美味い気がする…」「聞き捨てならんな」カツ丼編

 

 

 

それは、「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」を地で行くイロモノ集団…………正式名称は特殊戦技教導隊のある日の事であった。

 

 

 

今日は黒い竜巻(トロンベ)の2つ名を持つ男、エルザム・V・ブランシュタインが皆に手料理を振る舞っているのであった、エルザムは料理の腕も一流で度々教導隊の皆の舌を唸らせているのである。

 

ちなみに今日のメニューはカツ丼である………最もエルザム風のアレンジが加えられているが。

 

しかし、教導隊の1人であるギリアム・イェーガーはこう言うのだ、「不味くは無いがミリィ姉さんの料理の方が上手く感じる」と。

 

これには「ビキィッ!」と来たエルザム、彼は「聞き捨てならんな!」といいギリアムを問い詰めるのであった。

 

 

 

「いや、お前の料理の方が手が込んでいるのは理解出来るんだが………カツ丼というモノを根本的に誤解していないか?」

 

「うむ、俺もそう思うぞ」

 

「僕もです!」

 

 

 

そうギリアムに続くのはカイ・キタムラとエルネスティ・エチェバルリアである、彼らは日本人であるが故に(エルネスティは転生者だが)「日本の定食屋で出るようなカツ丼」を期待していたため「コレジャナイ!」という思いを抱えていたのである。

 

 

ちなみにエルザムのカツ丼は………

 

 

 

豚肉は薄切りロースを一枚、一枚、間に大葉とチーズを挟み薄く衣をつけて柔らかくカツレツ風に仕上げ(見栄え良くする為にサイズは全体に比べて小さめ)

 

解いた卵をオムレツにしてライスの上によそい、カツレツを乗せてそこに自家製のコンソメをかける

 

上にはトマト風味の特製ソースをかけて浅葱を彩りよくパラリと散らし、お皿は丼ではなくスープ皿

 

 

 

という日本人組からしたら「カツ丼とは………?」みたいな料理と化しているのであった。

 

ギリアムの言葉に照れるミリィ、ただエルザム的には納得出来ない………他のメンバーことゼンガー・ゾンボルト、テンペスト・ホーカー、クォヴレー・ゴードン、エ・セルダ・シウンは美味いならば別に良くないか?というスタンスである。

 

 

 

これはアトリーム弁でいうところの「日本人の考えるカツ丼と外国人の考えるカツ丼にここまで意識の差があるとは思わなかった…!!」案件である。

 

アメリカの日本風レストランがやたらと花火をバチバチさせるアレみたいなもの、と日本人勢は思った。

 

 

 

しかし、そこに声を掛けたのは孤児出身である為に幼少期の栄養失調でホルモンバランスが崩れて黒髪紅目の男の娘に育ってしまったがそんなコンプレックスをバネにして大佐まで出世した男、カーウァイ・ラウであった。

 

なお、親無し男の娘だって侮ったり馬鹿にして来る連中は皆、その隙に付け込み良いように返り討ちにして来た連邦軍屈指の猛者である。

 

 

 

ちなみに教導隊の採用基準は「カーウァイを初見で舐めてかからないか」である、ムラタのアホは外見で舐めてかかったため採用試験に落ちた………今のメンバーはカーウァイの実力を初見で見破った者であった。

 

 

 

彼は「そこまで言うのならば次の休みはミリィが日本風のカツ丼を作り私達にご馳走してくれ、金は私が出そう」と提案したのだ。

 

合法男の娘だとは言え、彼はイロモノ揃いの教導隊メンバーをまとめられるだけのリーダーシップの持ち主である、これにはエルザムも矛を収めた。

 

 

(というかエル君といい男の娘多いな)

 

 

 

 

そして、次の休日。

 

 

 

「うん、やはり姉さんの料理の方が美味いな」

 

「やはりカツ丼といえばこうでなくてはな!」

 

「日本人はしょうゆとお米が無ければ生きて行けないのです!!」

 

 

 

ミリィの作ったカツ丼は………

 

 

 

豚ロース肉厚切りを普通にトンカツに仕上げて(ちゃんと筋を切り肉を叩くのがコツ)

 

鰹節と昆布で取った出汁を醤油と味醂と酒で味付けしてそこに薄切りした玉ねぎを投入して柔らかくなったらトンカツを投入

 

といた卵でさっと閉じて丼に盛ったご飯の上にドーンとよそう

 

 

 

という俗に言うジャパニーズ・テイショクヤ・カツドンであった、これには日本人組もニッコリだ。

 

ドイツサムライことゼンガーもこっちの方が美味いと感じている、酒も甘味も駄目とか本当にドイツ人なのだろうか(偏見)

 

 

 

「個人的にはねぇ、私の料理はお隣のお世話になったママさん(惑星エルピスのウルトラの母)から習ったんだけど、俗に言う『お袋の味』なのよ。エルザムの『一流シェフが作る料理』とは同じ料理でも微妙にジャンル違いというか」

 

「なるほど、つまり前者は『毎日家族に食べさせる味を家計簿と睨めっこしながら作った料理』で後者は『お客様に贅沢な予算と食材で常に最上のモノを出す料理』ということだな」

 

「そういうことです、隊長」

 

 

 

これにはエルザムも目から鱗である、やはり「自分が親しんだ味」がギリアムにとっては一番なのだということも理解出来た。

 

今度、帰ったらカトライアにもこの時のことを話して「ブランシュタイン家のお袋の味」を一緒に考えよう………エルザムは最愛の妻とのひとときを夢想するのであった。

 

 

 





惑星エルピスの食文化を捏造していますが

ウルトラマン(日本の特撮)

仮面ライダー(日本の特撮)

ガンダム (日本のロボアニメ)

なのでどうあがいても日本食だと考えて書きました。

ミリィは「スーパーで安かった食品、あるいは冷蔵庫のあり物で美味しい料理を作る」達人です、ギリアムもそんな姉の料理を毎日食べて育ったためこういう話が出来ました。

ちなみにクォヴレーは元セインティアなので世界中の料理………特にギリシャ料理が滅茶苦茶美味いです、女神の従者は伊達じゃない!

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