シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」   作:久保サカナ

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いい加減ビアンと戦えよ!と思われるのも私だ。

感想欄で「地上サイバスターじゃ完全版ヴァルシオンの相手キツくない?」という意見を見たのでマサキの覚醒イベント入ります

あと、二次創作するにあたって口調が滅茶苦茶難しいアイツも先行登場させました


マサキ覚醒イベント 再会を夢に見た五千年

 

 

 

格納庫が俄かに賑やかになっている頃、肝心のマサキ・アンドー…俺はどうしていたかって?

 

サイバスターのコックピット内でひたすらに気(プラーナ)の修養及びに瞑想を行なっていたのだ。

 

 

 

「スゥー、ハァー」

 

 

 

坐禅を組み、地上では丹田呼吸法に近い息遣いでひたすらプラーナを練り上げる………それと同時に俺の意識は瞑想により瞳を閉じているのにも関わらずサイバスターの内外はおろか、このフラスコの世界のありとあらゆるところが見渡せるのであった。

 

 

 

(五感、いやもっと上の感覚までとぎすまして、軽く目を閉じるだけで………このフラスコの世界全てが見渡せる。これがランドールの至った根源に至る魔法の極意)

 

 

 

そも、サイフィス…精霊の属する『正の無限力』とは知的生命体の意志集合体であるとともに、「運命そのもの」でもある。

 

非常に強大な力であり、取り扱いは大変難しい………ひとつの宇宙を思いのままに操るのみならず、並行世界・異次元・異世界にさえも影響を及ぼすことができるのだ。

 

「神の力」「絶対運命」「アカシックレコード」「因果律」「大極」「オリジン・ロー」「根源」「玉座」「イノチノコタエ」などとも呼ばれ、真理……… 神祇無窮流でいうところの『皆伝』に辿り着いた(いわば「成仏」した)霊の集合体でもあり、「あの世」のようなものとも言える。

 

 

 

俺の意識はあまねくフラスコに広がって行くと同時にアカシック・レコードの内部、アストラル界に到達するのであった………地上であるが精霊使い(ロード・オブ・エレメンタル)と謳われた俺ならば容易い行いである。

 

目の前には精霊界の神秘的な光景………ではなく日本の何処にでもあるような寺の見覚えのある墓地、そしてその墓の一つの前に俺は立っていた、墓碑銘に刻まれているのは………

 

 

 

安藤 勇雄

 

安藤 咲  

 

安藤 美咲

 

 

 

「やっぱりな………俺にとっても忘れちゃいけない事だよな………」

 

 

 

そうして、墓の前にしゃがみ込み手を合わせる。

 

現実世界の墓じゃねぇがやらないといけないと思った………そうしていると背後に気配を感じた、振り向くと立っていたのは………!

 

 

 

「ずっと来てくれないなんてひどいじゃないか、マサキ」

 

「でも来てくれて嬉しいわ、マサキ」

 

「久しぶり!お姉ちゃん!会いたかったよ!!」

 

 

 

親父とお袋と妹…ミサキであった。

 

あの日、俺の誕生日祝いで出かけてテロで死ぬ時の服装そのままだ。

 

俺の腰に抱きついて来たミサキは「お姉ちゃんがこうして来てくれたから伝えられるだけどね、大事なお話があるの…」と話しかけてくる。

 

すると周囲は一転、「あの日、テロが起きて俺がいっぺんに家族を失った場面」に変化したではないか。

 

突然の爆発に逃げ惑う人々、俺の記憶通りだ………だが一つだけ違うところがあった。

 

 

 

翠の髪を持つのジャケットの少女………俺と同じ姿をした少女が飛んで来た鉄骨の下敷きになって死んでいるのだ。

 

 

 

「お姉ちゃん、アレがお姉ちゃんが本来辿る運命だったんだよ」

 

「…………だったら何故俺は生きている?」

 

「お前を縛る正の無限力のせいさ」

 

 

 

死んだ筈の『俺』を見ていると、まず鉄骨が淡い翠の光に包まれて消滅した、『俺』の身体も同じく光に包まれて逆再生の様に傷が癒えて行く………

 

傷の完全に癒えた『俺』の上にふわりとサイフィスが舞い降りると、『俺』の唇に口づけをした。

 

後は俺の記憶通りだ………どうやらこれは俺が記憶を取り戻した日の真実だったらしい………つまり、俺は一度死んだがサイフィス…正の無限力によって蘇生させられたのだ。

 

 

 

「わかっただろう、『俺』、何処まで行っても『俺』という存在は精霊が邪神を追い詰めるために放った猟犬であり、正の無限力の奴隷にしか過ぎない」

 

 

 

視界は親父とお袋とミサキ以外を残して暗転し、俺の横には俺と同じ姿の少女が現れた。

 

 

 

「マサキ、お前はこのままだと正の無限力に永遠に利用され続けるだけなんだ…だから父さん達と行こう?」

 

「そうよ、戦争の無い優しい世界でまた家族一緒に暮らしましょう?今のあなたは痛々しいだけだわ…」

 

「お姉ちゃん…一緒にいるって言ってくれたじゃない!」

 

「本来あるべき場所に還ろう、『俺』」

 

 

 

見せられた真実とかつての家族の懇願に俺の心は……………全く動かなかった。

 

だって、俺の真眼に映るのは………

 

 

 

「三文芝居は良い加減にしろ!ヨーテンナイ!!これ以上俺の家族を愚弄するならお前でもタダじゃおかねぇぞ!!!」

 

「おぉ…怖い、怖い…」

 

 

 

親父に化けていたのは、人間のパーツを持つ蠍の様な姿をした破壊神………サーヴァ・ヴォルクルスであった。

 

お袋に化けていたのは、天秤を模した形状をした調和神……… ルザムノ・ラスフィトートであった。

 

もう1人の『俺』に化けていたのは、青白い仮面がいくつも埋め込まれた縦長の岩塊のような創造神……… ギゾース・グラギオスであった。

 

そして俺の腰に抱きついてミサキに化けていた者…表情を邪悪そのものに歪めて俺の鼻先まで顔を近づけているのは、褐色の肌に銀の髪を持つ美少女であった。

 

古風な格好の彼女の一番の特徴は目である、瞳が金、強膜がエメラルドグリーンという現代人にありえない色彩の少女は俺と吐息が触れ合う程の近くで俺を見つめながら心底嬉しそうにくつくつと笑うのだ。

 

 

 

「久しぶりじゃのうランドール、それとも今はマサキと呼んだ方が良いか?」

 

「ヨーテンナイ………その調子じゃあ、諦めてはいないらしいな」

 

 

 

俺の目の前にいる少女こそが、ヴォルクルス教団の頂点、大司教よりも上の立場である、唯一絶対の「預言者」。

 

その正体は、約55000年前のラ・ギアスに存在した古代トロイア文明の人間である。

 

彼女はかつて巨人族のの怨念の化身である三邪神を封印するため、自身の意志とは関係なく結界の楔の人柱となる役目を強制された。

 

地中深き場所で結界内に閉じ込められて自由を奪われた彼女は、生きながらにして半身がアストラル界に属する不老の身となり、狭い結界内に閉じ込められたまま50000年以上もの長きに渡る時を生かされ続けることになるのだった。

 

ここまで聞けば、同情の余地はあるのかもしれねぇ。

 

しかし、人間としての命が既に尽きているため、邪神が完全に解放され封印が解かれると死亡してしまう。

 

そのため、己を縛りつけたラ・ギアスへの復讐と、自身の自由を手に入れるための計画を現在進行形で企てているのだ。

 

 

 

俺がそれを知っているのは原作知識だけじゃない………ヨーテンナイは、ランドールだった俺の友人であった、俺とは相容れない存在であったとはいえ俺を深く愛してくれた。

 

ヴォルクルス教団の頂点でありながら俺に向けた想いと自由への渇望は本物だった、それが俺が原作知識抜きで知る彼女だ。

 

 

 

「ふふふ………今日は本当に良き日じゃ、こんなにも悦んだのは五千年ぶりじゃ」

 

「お前、今日は一体何の用だ?わざわざこうして接触して来たからには何か理由があるんだろ?」

 

「なに、随分と腑抜けた勇者殿に喝を入れてやろうと思ってな………魔装機神は我らにとっても必要なのじゃ」

 

 

 

ヨーテンナイが指を鳴らすと精霊界の神殿に場面は移った、目の前には三邪神とレヱゼンカヰムが立っている。

 

 

 

「どうした?かかって来るが良いマサキ、遠慮は要らんぞ?」

 

「確かにこれくらい片付けられなければ俺もそこまでの存在だよな………錆落としをさせてもらう!」

 

「その意気じゃ、それでこそ儂の愛した者じゃ」

 

 

「これで終わりだ!」

 

「ふふふ…見事じゃ」

 

 

 

召喚したサイバスターに搭乗した俺は三邪神とレヱゼンカヰムを切り捨てた、かつて出来た事がまた出来ない筈が無い、と言いたいが攻撃が生緩く手ごたえが軽かった(※あくまでマサキ視点、ポゼッションしてないなら魔装機神でもやばい)のとヨーテンナイの余裕が崩れないあたり本当にただの模擬戦だったみてぇだな。

 

だが、感覚はだいぶ取り戻せた………今ならば精霊使い…ロード・オブ・エレメンタルの名に恥じぬ在り方でビアンと戦えるだろう。

 

 

 

「儂が今回伝えたかった事はわかったようじゃな………お主はそれで良い、心のおもむくまま、感情の命ずるままに動きそれでいてあやまたない……それこそがお主の本質じゃ。正しさの奴隷………正の無限力の奴隷になどならないで良いのじゃ」

 

「チッ今回は礼を言うぜ。だが、俺はいつかお前を解放し三邪神を滅ぼす。それが俺が友としてお前に出来る最大の手向けだ」

 

「ふふふ…楽しみにしておるぞ」

 

 

 

そうして、ヨーテンナイとの再会という名の錆落としは終わった。

 

これで俺は全力を尽くしてビアンと戦える!邪神の手を借りたみてぇなのは腹が立つけどな!!

 

 

 





すみません、ヨーテンナイの口調が難し過ぎるので普通ののじゃロリババアにしました、軟弱者ですみません………

マサキの覚醒イベントです、これで地上でも大丈夫!!



★ランドール(マサキ)とヨーテンナイの出会い


精霊の声を聞けるランドールはある日、精神だけアストラル界に方向音痴なので迷い込んでしまう。

そこで、ヨーテンナイと名乗る不思議な少女と出会い、紆余曲折あって友人になる。

ヨーテンナイは「自分はここから動けないからまた外の世界の話を聞かせて欲しい」とランドールに頼み、ランドールもこれを了承。

絆を深めて行くランドールとヨーテンナイ

戦乱の中、暗躍するヴォルクルス教団を相手に疲弊したランドール、ヨーテンナイについ弱音を吐いてしまう。

ヨーテンナイ、ならばずっと自分とここにいれば良いとランドールを誘惑、ランドールに抱かれようとする。

しかし、そこでランドールの相棒にして精霊サイフィスがインターセプト、「ヨーテンナイこそがヴォルクルス教団の預言者であり全ての元凶である」とランドールに告げる。

「俺を騙していたのか!?」と激昂するランドールに「初めはそのつもりであったが考えが変わった」と告げるヨーテンナイ。

自分の正体(古代文明の生贄云々)を語り、「自分が縛られているからこそ風の様に自由なランドールを愛してしまった、儂の本当の望みは貴方と再び外の世界で生きること」と告白。

ランドールさえ自分のモノになればヴォルクルス教団も解体する、とランドールに告げるも『皆伝』に至ったランドールはヨーテンナイが既に死んでおり、その願いだけはどうあがいても叶わない、叶えてはいけない事を看破、彼女の伸ばした手を取らなかった。

激昂してならば無理矢理にでもランドールをアストラル界に一生閉じ込めようとするヨーテンナイ、三邪神とレヱゼンカヰムでランドールに襲いかかるがサイフィスのみならず全ての精霊の力を得たロード・オブ・エレメンタルことランドールに敗北。

最期の力でランドールを引き留めようとするもヴォルクルス教団の犠牲者に足を引っ張られ、ランドールは逆に今を生きる仲間達と今まで助けて来た人々に救われた(炭治郎と無惨のアレ)

「神だと……神がどうしたってんだ! 生きてる俺達が、神なんかよりよっぽど大事だぜ!」、今を生きる人々こそが大切だと考えるランドールは過去の亡霊であるヨーテンナイとは破局するしかなかった。

しかし、ヨーテンナイを哀れんだランドールは「おまえが野望を諦めない限り、何度でも俺が止めに行く」との言葉を残した、五千年にも及ぶゼノサキス家と邪神教団の因縁の始まりである。

ヨーテンナイ、いつかランドールとの再会を愛憎と共に夢見るヤンデレと化す。



Q つまりどういうことだってばよ?

A 55000歳のロリババアが5000年の重た過ぎる想いと共に参戦しました


Q ランドールTSしてるけどええんか?

A 真実の愛の前には性別など無問題


Q マサキが原作みたいに囚えられたらやばくない?

A もうR指定タグつけなきゃね!


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