シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」   作:久保サカナ

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エランさんはライバルリレーションでも良かった気もしますが作者は

「魔装機神の主人公はマサキ以外ありえないしライバルもシュウ以外ありえない」

という強火懐古厨なんで………(じゃあ何でエランさんとヨーテンナイ出したし)

シリーズ最終作でいきなりマサキが主人公降板させられたのは許してねぇからなウィンキー………(狸を見る芥子ちゃん並感)


UA33000突破&お気に入り210件突破&感想50件ありがとうございます!!これからも精進して参ります!!!


続・アイドネウス島の休日 シュウ編

 

 

 

★シュウと過ごす偏在A

 

 

 

「マサキ、私が作製した『高性能電子頭脳』と『S-アダプター』です。既にDCからの物資として私名義でハガネに送っておきました、後でサイバスターに取り付けに参ります」

 

「おーマジで助かる!ありがとな!!」

 

 

 

シュウの研究室………応接セットやベッドやシャワールームもあるから実質私室なのだろう、私物は殆ど無い殺風景な部屋だが………に招かれた俺は勧められた壁際の椅子に座ってシュウの淹れてくれたマラカ茶を啜りながら礼を言う………うん、地上の茶も悪くねぇが前世の事もあるしラ・ギアスの味にホッとする。

 

飲み終えたカップを置きシュウにそう伝えると、「私もふとラ・ギアスのものが欲しくなる時があるのですよ………それにしても、マサキ、良いのですか?」と尋ねて来たと思ったらいきなり俺の顔の横に腕をつきもう片手で俺の顎に手をやり持ち上げ、吐息が触れる程に顔を寄せて来たかと思うとその上質な紫水晶(アメシスト)を思わせる双眸で俺を真っ直ぐに射抜いて来たのだ!

 

うわぁ!見事な壁ドン顎クイ…!!に俺は自分の心の臓が跳ね頰が紅潮するのを感じた、真近で見るシュウの美貌ヤベェな…睫毛バッシバシじゃん…と思いながら俺も真っ直ぐに見つめ返す、シュウの紫水晶の瞳には俺に対して抱く複雑な感情………嫌気に侮蔑という苦味、恋慕に親愛という甘みが全て同時に浮かんでいる。

 

 

 

その底に在るモノは昏く、澱んだ情念………それこそ光すら捕らえる闇の檻のように。

 

 

 

俺に向けて来るそれは純粋な愛か、はたまた単純な支配欲か………おそらくだがシュウにもわかっちゃいねぇんだろうな。

 

きっとシュウが己が内に抱えて俺に向けるモノは愛や憎しみ、そう言った単純な言葉で片付けられない…………「考え事とは余裕ですね、マサキ?」おっと。

 

シュウは顎を持ち上げていた片手を俺の頬に沿わせた、いじらしさを感じさせる触り方に俺の背筋にぞくぞくとしたモノが走る。

 

 

 

「良いのですか?私をそのように信用してしまって。私と貴女は本来ならば幾度も幾度もあらゆるフラスコの世界では殺し合った仲ではありませんか」

 

「だが、最後には和解出来る。テメェは俺を助けに来てくれる、違うか?」

 

「ええ、ですがあまりにも貴女が警戒心の無いモノでね。私がサイバスターにウィルスを仕込んだり、貴女へ振る舞ったマラカ茶に一服盛る………その様な事を考えつかない程に剣神ランドールという存在は愚かなのですか?」

 

 

 

その言葉に俺はかつてシュウと同じく理不尽に自由を奪われて、誰よりも自由を渇望し、そして俺をシュウと同じく愛と憎の混ざった瞳で見つめて来た友人にして宿敵、ヨーテンナイを思い出すのだった。

 

シュウは嫌がるだろうが俺って前世からそういう奴にばっかり想いを告げられてるなぁ………いや、第一夫人だったフェリーヌと第二夫人だったトスナはマトモだけどな?

 

 

 

「昔、ランドールだった頃に俺を騙そうとして来た女がいたよ………だが自由への渇望と俺に対する想いは本物だったんだ、シュウ、テメェの様にな」

 

 

 

そうして俺はヨーテンナイとの出会いや思い出を語って行く、シュウはまさかヴォルクルスのみならず三邪神を冒険の末に打倒し封印した勇者であるランドールとヴォルクルス教団の頂点にして預言者たるヨーテンナイがそんな関係だったとは知らなかった様で驚愕を表情に浮かべている。

 

俺の頬に添えられていた手は困惑して震えていた………まぁ、シュウにとっては母親と己の人生を狂わせた怨敵にして何が何でもぶっ殺したい相手であるヨーテンナイと自分のルーツがある意味で同じだとは思いたくねぇんだろうな。

 

 

 

「まさかランドールとヨーテンナイにそんな関係があったとは…!貴女から見た私とヨーテンナイってそんなに似通っていますか………?」

 

「ああ、似てるぜ。それこそこのフラスコじゃあ俺を奪い合って同族嫌悪で殺し合いそうだな、と思うくらいにはな」

 

「…………」

 

 

 

シュウはその光景を幻視したのか黙ってしまった、正面にあるのは実に美しい真顔である。

 

俺はシュウの表情の変化をかつて…フラスコの外にいた頃と同じ様に楽しみながら、シュウの首に手を回し抱き寄せた。

 

 

 

「フラスコの外にいた頃、俺の推し機体はサイバスターだったがな。人間の推しはシュウ・シラカワ………お前だったんだよ…」

 

「!?」

 

「たまにしか出てこず、出てきたら謎めいた事を言い、おいしい所を持ってくだけ持っていき、帰る………フラスコの創造主直々にそう言われていたお前だったけどな?いつも自信たっぷりで何でも知っていて何でも出来るしどんな敵にも臆さず堂々としている…まさしくフラスコのジョーカーであるそんなお前は俺にとってのヒーローだったよ」

 

 

 

フラスコの外の世界なんて碌に覚えちゃいねぇが、それこそ「空っぽで、つまらなくて、くだらない人生」を俺は送らされていたのはなんとなく覚えている。

 

まるで工場街の街頭の灯りが点々とする夜道の様な、閉塞感に満ちた暗い人生を送っていた。

 

そんな世界で唯一楽しいと心から思えたモノが「魔装機神シリーズ」であり「スーパーロボット大戦シリーズ」であった。

 

 

 

たとえ、戦う為に召喚されたんだとしても主人公の座を奪われるとしてもマサキ・アンドーが羨ましかった。

 

 

 

マサキの駆るサイバスターの美しさに魅了された、サイフィス消えた時はガチ泣きした。

 

 

 

そんなマサキとサイバスターの前に立ち塞がるシュウ・シラカワという存在に心惹かれた、心底憧れた。

 

 

 

(大好きだった、大好きだったのだ、フラスコの世界に行きたいと心の底から願った)

 

 

 

「だからさ、シュウ。無限に広がるフラスコの世界に一個くらいあっても良いじゃねぇか、マサキ・アンドーという存在とシュウ・シラカワという存在が歪み合わず手を取り合える、そんな優しいフラスコがさ!」

 

「マサキ………ククク、随分と可愛らしい事を伝えてくれたモノです。ここにいるのが偏在で無ければ私も本懐を遂げていましたよ…愛しています」

 

 

 

そう言うとシュウも俺の背中に手を回し俺たちは抱きしめ合う態勢になる、シュウのつけている上質の香水が鼻をくすぐった。

 

「マサキとシュウが歪み合わず手を取り合えるフラスコ」………ある意味でフラスコの運命力からの解脱だろう。

 

「自由であるとは、自由であるように呪われているという事である」、俺は目の前の男の「そうあれかし」と望まれる運命を少しでも楽にしてやりたい………そう思い抱きしめる力を少しだけ強めた。

 

 

 





マサキちゃんの推し機体はサイバスター、推しキャラクターはシュウ・シラカワです。


Q もしかしてこの2人は!

A そうだよ相思相愛だよ。


作中でも出てましたが何でマサキ(ランドール)が複数人と付き合って平気な価値観をしているかは次回やります、ヒントはラングランの身分制度。



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