シュウ「マサキが女体化すれば私もホモ呼ばわりされなくなるのでは?」マサキ「ふざけんな」シュウ「本気です」 作:久保サカナ
フラスコの創造神・寺田ゴッドがXで「向こう側」の話題をお出しになったので唐突に閑話を投下します。
時間軸は無茶苦茶ですが「アーハイハイ過ち過ち」みたいな広い心でお許しください。
そこは、些細な事がきっかけで人類という種が滅びに向かうフラスコの世界。
たとえ、世界という歯車に人類という砂粒が混じったとしても歯車は無慈悲に砂粒を潰し廻り続ける。
だが、それを良しとしない者、滅びに抗おうという意思もまだ存在していた………
「鋼の戦神は堕ちた様ですね…」
「ベーオウルフを相手にして人として死ねただけマシだ、これがな」
テスラ・ライヒ研究所………その地下にはかつて「ヘリオス・オリンパス」が遺した次元転移装置「リュケイオス」が存在していた。
其処には、この滅び行くフラスコの世界から脱出するべく僅かな生き残りの人間達、そして彼らを守る機動兵器達がいざ転移する為に数隻の輸送艦に身を寄せ合っているのだ。
「ティス、ラリアー、デスピニス。あなた達はラウルさん達と共に先に転移するのですよ、そして『ギリアム・イェーガー』という男に必ずラウルさん達の身の安全とデータと時流エンジンを託すのです」
「母さん!あたい達も残って戦うよ!」
「駄目だよ、ティス。母さんとアクセルさんが残る事がベーオウルフに対する唯一の勝機だって何度も打ち合わせたじゃないか」
「ラウルさん達と時流エンジンを無事に『あちら側』のフラスコに届けないと『あちら側』がフューリーのせいで滅んでしまうしベーオウルフが転移してしまう事も同じ…」
輸送艦を守るべく立つ機動兵器… エルアインス、エルツヴァイ、エルドライ…向こう側ではRシリーズと呼ばれる機体の量産型に搭乗し自分たちも戦うと声を上げるのはピンク髪の美少女ティス・デュミナス、ティスを止めるのは紫髪の美少年ラリアー・デュミナス、母の言葉を繰り返すのは紺の髪を持つ美少女デスピニス・デュミナスであった。
彼らはこの世界を滅ぼした狂える鋼鉄の孤狼ベーオウルフから自分たちを守るために殿を務める母、『ハリティー・デュミナス』と最後の通信を行っているのだ。
「『必ず生き延びてまた家族皆で笑って暮らす』、約束した筈ですよ。母さんが今まで約束を破った事がありましたか?」
「母さん!「ベーオウルフがこちらに向かっているぞ!」」
「ではまた、『あちら側』で会いましょう。私の愛しい子供達…あとはラウルさん達によろしくと伝えてください…」
ハリティーはそこでわざと我が子達との通信を切った、そして通信に割り込んで来た男、アクセル・アルマーに「ありがとうございます」と一言礼を言うのだ。
「礼を言われる様な事はしていない」
「いいえ、これ以上話していたら名残惜しくなり作戦に支障をきたすでしょう…それは過ちです。そういう意味ではこれが最善でした…」
「フン…」
ハリティー・デュミナス………彼女はRと呼ばれるフラスコに於けるデュミナスのifの姿、アンソロジーという名の優しいifの世界で主人公部隊ラウンドナイツと和解したラスボスであった。
ハリティー………仏教に於ける鬼子母神とは、かつては子供を産む事が出来ず、その怨みによってよその子供をさらって喰い殺すという悪行を繰り返す悪鬼であった。しかし、子供の一人を仏陀により隠されたことがきっかけで我が子を失った悲しみと、他の親が自分の悪行によって子供を奪われた悲しみとを重ね、仏陀の教えを受け、自分の行いを悔い改めたのだ。
そしてハリティーは全ての子供と人々を守護する鬼神となった………彼女は人間として己を定義して新たに生まれ変わる時に自らそう名乗る様になったのだ。
そして、その尊い決意と行いはフラスコの世界の上位者・三千大宇宙の女神すら認めるものとなる。
『汝、新たなる鬼子母神 ハリティー・デュミナス』
祝 福 の 華 に 誓 っ て 我 ら は 世 界 を 紡 ぐ 者 な り
そして、今は放浪の末に造りあげた愛機である『ユガ・アーケイディア』に搭乗してアクセルと共にベーオウルフを待ち受けていた。
(かつての異形の姿ではなく、人間の姿を好んで取るようになっている。桃色の髪の美女だ)
『ユガ・アーケイディア』…それはかつてUXと呼ばれるフラスコに於いてアルティメット・クロスという可能性の果てに討ち倒された機械仕掛けの女神カリ・ユガの権能を司るコアユニットを、Vと呼ばれるフラスコに於いて地球艦隊・天駆に愛を知らなかったが故に討ち倒されたシステム、ネバンリンナの戦闘用ボディ・アーケイディアに移植、その上で世界を放浪する上で手に入れた技術や知識で改修したハリティー専用機である。
その姿は白いボディを持つ人型兵器で、スマートで女性的な外観を持つところはアーケイディアと同じだが、背中のエネルギー流が虹色であり、エネルギークリスタルも杯・ワンド・剣・「浄化の槍」を模した姿に変化している。
わざわざ、自らの身を人間の姿に変化させて機動兵器に搭乗するのも彼女がラウンドナイツの良き人々に魂を灼かれた証の一つであった。
彼女の横に立つのはアクセルの搭乗する蒼き特機・ソウルゲイン、アクセルの右腕には『赤い紋章の刻まれた変身装置…レッドアクセプター』が装着されているのだ。
そして、待ち受ける彼らの前にベーオウルフ………アインストに完全に侵食されて心身共に変異したキョウスケ・ナンブの搭乗するゲシュペンストMk-IIIが現れた。
「逃がさん…憎み合う…世界を…広げる者達…おれは創らなければならない…世界を…静寂でなければならない…」
「アインストとは本来ならば宇宙の均衡を保つシステムの筈です…新世界を創るなど領分を越えているのでは…?」
「おまえ達は…望まれぬ世界を…創る…だから…撃ち貫く…のみだ」
「闘争の世界の事か…だが!貴様の言う虐殺の果ての静寂の世界も間違っているとは思わないのか!?」
「お前達は純粋な生命体には成り得ん……俺が……そう!! 俺、こそがぁっ!!」
「産まれて来る命に優劣をつける事は過ちです…それにアインストはただ宇宙を見守る監視者の筈…やはり、この世界のアインストには何らかのバグが生じた…?」
「創造する…望まぬ世界を、破壊…ククク…フフ、フフフフ…創造は破壊、破壊と創造…創造と破壊、破壊の創造…」
そこまで言うとベーオウルフの姿はPTの一般的サイズから変貌・巨大化、特機であるソウルゲインを越えるサイズと化し、本来ならばコックピットのあった場所にはアインスト・コアが生じ、そこからは眼前の2人を滅ぼさんと光線が放たれたのだ。
「狼というよりもはや外道だな!えぇ!?」
「アクセルさん、後は打ち合わせ通りに…」
そこで動くソウルゲインとユガ・アーケイディア、ソウルゲインが突っ込んで来たベーオウルフに組み付き、穴の空いた搬入口から遠ざけた。
堪らず攻撃を放とうとするベーオウルフを転移したユガ・アーケイディアの攻撃ユニットが穿ち、両肩のクレイモア…今は寄生種子の発射口になっている…と両腕のマシンガンとステークを破壊して更にソウルゲインから吹っ飛ばした。
ベーオウルフはなまじ巨大化した上に再生力を持つために攻撃を避けるという事はしないのだ………それこそが隙となる。
「リミット解除!コード麒麟!!でぃぃぃやァァァァァ!!!」
振り上げられたソウルゲイン必殺の一撃が縦一直線にベーオウルフを穿つ、そこでアクセルはレッドアクセプターを起動、「レッドファイッ!!」とシャウトするとコックピットを開いて外に身を投げ出した。
すると、アクセルの姿は赤い閃光に包まれて巨大化………真紅の巨人『レッドマン』に変身したのだ。
「レッドフォール!!!」
レッドマンがそう叫ぶとレッドマンの持つ次元干渉能力で目の前の空間が裂けた、全てを呑み込み粉砕してしまう次元断層崖である、レッドマンはあらゆる怪獣を持ち上げるレッド怪力で再生途中のベーオウルフを掴んで持ち上げるとそこに放り投げた。
呑み込まれれば無限の再生能力を持つアインストとて最期である、レッドマンはあらゆる怪獣をこうやって二度と再生しない様に、死体が原住民に迷惑をかけない様に葬って来たのだ。
たまらず、バーニアを噴かし次元断層崖から脱出しようとするベーオウルフ、そこにユガ・アーケイディアの必殺の一撃が入る。
「オン ドドマリ ギャキテイ ソワカ 廻れ………カリ・ユガ!!!」
鬼子母神の真言をキーにして発動したのはカリ・ユガの権能である「宇宙を終焉に導く一撃」である、彼女は手にした浄化の槍をベーオウルフの巨体を潰す程に巨大化させてダメ押しと言わんばかりにベーオウルフを次元断層崖に叩き込んだのだ。
「馬鹿な!? この俺が…不純物などにぃぃぃぃっ!!」
浄化の槍の直撃を喰らい閉じて行く次元断層崖に堕ちて行くベーオウルフ、レッドマン=アクセルはガッツポーズをすると「俺の…俺たちの勝利だ!!」と声を上げる。
そして、アクセルは変身を解くとソウルゲインのコックピットに戻り、ユガ・アーケイディアとリュケイオスの元に向かうのだった。
「第一陣の転移は無事に終わった様ですね…これなら私達もある程度は安全に転移出来るでしょう」
「これ以上、アインストが流入しない様に自爆装置をセットするぞ、これがな」
2人がいざ、転移の光に包まれた瞬間、わざとらしい拍手と共に第三者の声が響いたのである。
「貴方方の新世界への旅立ちを祝して、我が神サーヴァ・ヴォルクルス様及びに巨人王カドゥム・ハーカーム様からの祝砲を贈らせて頂きましょう」
「なっ!?貴様は!!」
「くぅっ!早く転移を!!」
「ブラックホールクラスター…発射」
突如として現れたグランゾンから転移する2人に向けられた無慈悲な一撃………アクセルは何とかレッドマンの次元干渉能力で転移を成功させようとした。
そして、ブラックホールクラスターが炸裂すると同時にテスラ研は自爆装置により爆発、後には上空に佇むグランゾン以外は何も残らなかったのだ。
本当はOG1が終わった時に投下するべきだったのに今投下してしまうのも過ち…
ニコニコ動画で見たSSSS.REDMANの作品が見たくて検索したんですが誰もやってなかったので自分で書きました、自家発電です。
誰かSSSS.REDMANの小説を書いてください(懇願)
レッドマンの持つ能力については捏造しております、妄想たのちい!!
Q 何でレッドマン出したんですか?
A 公式がマサキをグリッドマンにしたからです。
Q 何でアクセルをレッドマンの変身者にしたんですか?
A ソウルゲインでアルトをボコす残虐ファイトなムービーを見て「素質あるな」と思ったからです。
Q ソウルゲインに乗る必要ありました?
A 置いてくとアインストに利用されるし機体に乗った方が継戦能力がずっと上です。
あと、エル君を地蔵菩薩/閻魔大王のポジションに置いたので過ち母さんには鬼子母神になってもらいました。
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