果たしてどうなるか・・・・・それでは本編どうぞ
「ねえ、そこの
イザベラを撃破した俺は背後から声をかけられる。声のする方に振り向くと、そこには4人の女性がいた。人数的に残った兵士二人と
解せないな。
「ふふふっ、あれを見てみなよ」
警戒しつつ、少女の指差す方へと視線を向ける。視線の先は学校の屋上。そこには・・・・・対峙する部長とライザーの姿があった。
「お兄様ったら、あなた達があまりにも善戦するので高揚してしまったようね。私たちの勝利は決まりきっていますが、ご自身の手で決着をつけようとリアス様に一騎打ちを仕掛けたようですわ」
笑みを浮かべながらレイヴェルが説明する。ライザーが勝つことを信じて疑っていないのだろう。実際、俺もどちらが勝つかと問われればライザーと答える。フェニックスの再生能力を前にしてしまえば、部長の滅びの力でもかなわないだろう。部長もそれは分かっていると思うんだが・・・・・部長の性格上、一騎打ちを仕掛けられたら断れなかったということだろうか?そもそもはこのレーティングゲームは部長の婚約をかけたものだし・・・・・部長自身の手で決着をつけたいのかもしれない。
だが・・・・このまま部長に戦わせてしまえば結局このゲームは俺たちの敗北に終わってしまう可能性が高い。となると・・・・・
『Explosion!!』
カウントを止め、高まった力を解放する。溜め込んだ時間は90秒。十分すぎる。
「すまない・・・・・一気に終わらせる。
圧縮した赤い魔力を四人に向かって放出する。俺の元々魔力量は高い方らしいが、今回は
『ライザー・フェニックス様の兵士二名、騎士二名、僧侶一名、
魔力に飲まれた4人は、そのまま撃破され転送されていった。ほとんど不意打ちの一撃だ。見るものによっては悪印象だろうが・・・・それでも今はなりふり構ってはいられない。
そう・・・・なりふり構っていられないんだ。たとえどんなに嫌な技を使おうとも・・・・本来俺が使ってはならない技を使おうとも。それが俺の部長への・・・・・忠義だ。
「そんな・・・・たったの一撃で?」
4人が一撃でやられてしまったことに驚愕するレイヴェル。とはいえ、そのレイヴェルに構ってはいられない。早く部長のもとに行かなければ・・・・
「一誠くん!」
部長のもとへ向かおうとした矢先に、木場が俺のところに駆け寄ってきた。そういえば、さっきのアナウンスで撃破された騎士が二人だと言っていたが・・・・・俺があれを撃ったのとほとんど同時に木場も相手の騎士を倒したということか。
「一誠くん・・・・・行こう。部長のもとへ」
「ああ。俺達は・・・・眷属だからな」
木場の思いは俺と同じだった。一刻も早く部長のもとへ向かい、ライザーを・・・・
『リアス・グレモリー様の女王一名、
「「なっ!?」」
朱乃先輩と小猫が撃破?あの二人は負けたのか?なら・・・・・まずい!
ドゴンッ!!
二人の撃破を通知するアナウンスが流れて本の数秒後・・・・・俺と木場の周りに爆発が起きた。先程と違い、心構えができていなかったため
だが・・・・
「ぐっ・・・・うぅ・・・・」
木場の方は大ダメージだった。木場もすぐに飛び退いていたのだが、それでも完全に躱しきることはできなかったようだ。撃破はされていないが、この状態ではまともに戦うことはできないだろう。
「また仕留め損なってしまいましたか・・・・まあ、撃破までいかなかったけれど、騎士に深手を追わせられたのでよしとしましょう」
爆発を起こした張本人であるユーベールーナが上空から現れた・・・・・ほぼ無傷の状態で。
「ユーベルーナ・・・・あの二人を無傷で倒したのか?」
「いいえ、さすがに私と互角以上に渡り合う雷の巫女と戦車相手では無傷で勝利を収めることはできません。なので、これを使わせていただきました」
そう言ってユーベルーナが取り出したのは空の小瓶であった。
「ふふふっ、フェニックスの涙をご存知かしら?これにはあらゆる傷を治す力があります。このゲームでは私と女王が持ってましたの」
レイヴェルがユーベルーナが持つものと同じ形状の小瓶を取り出して説明する。レイヴェルの持っている小瓶にはまだ中身が入っていた。
「回復アイテムか・・・・・そっちだけ持ってるとはまた不平等だな」
「あら?ルールにもゲーム中二つまで使用可能と記載されていますので別に卑怯ではありませんわよ?落ち度があるとしたらそれを知らず、そして手に入れることができなかったあなたがたにありますわ」
確かにレイヴェルの言うことは間違っちゃいない。ルールに違反していないのならそれを知らなかったこちらの落ち度だ。経験の差と言ってしまえばそこまでだが・・・・・
「ユーベルーナ、これを」
レイヴェルは自身が持っていたフェニックスの涙をユーベルーナに投げ渡す。
「お兄様がリアス様との一騎打ちで負けることはまずありません。だからあなたはここでこの二人を抑えなさい。兵士の彼は赤龍帝の籠手の所持者だけあって強敵ですが・・・・あなたなら足止めぐらいはできるでしょう」
「わかりました。お任せ下さいレイヴェル様」
どうやらあちらさんはあくまでも俺と木場を部長のもとへ行かせるつもりはないらしい。わざわざフェニックスの涙を渡したということは倒すのではなく、持久戦に持ち込もうという魂胆なのだろう。戦術としては間違ってはいない。部長の傍にはアーシアがいるだろうが、アーシアの回復があってもリアスが負けてしまうのは時間の問題だ。
となると・・・・・・もともとなりふり構ってはいられない状況だったが、こうなってしまった以上はもう切り札を切るしかないようだ。使わずに済めばそれで良かったのだが、使わなければもう敗北の可能性が高くなってしまう。
「くっ・・・・こんな・・・・ところで」
魔剣を作り出し、それを支えにして立ち上がる木場。戦おうとしているのだろうが、誰の目から見ても無理をしているというのは明らかだ。
「木場、下がってろ。そんな傷じゃまともに戦えないだろ?」
「だけど僕は・・・・・」
「お前の言いたいことはわかっている。だが、忠義を貫きたいのならやはりお前はここで戦うべきじゃない。アーシアのところに連れていけば回復してもらえる。それまでは大人しくしていろ。あの女王は・・・・・ユーベルーナは俺がすぐに倒すから」
俺は木場を下がらせ、上空にいるユーベルーナと向き合った。
「私を倒す・・・・ね。残念ながらそれは不可能よ。まともに戦えばわからないけれど、私はただあなたの足止めに徹しさせてもらうわ」
確かに足止めに徹してまともに戦ってくれない相手を倒すのは難しいだろう。だがそれは、今の状態での話だ。あれを使えば・・・・・速攻でかたをつけられる。
「ユーベルーナ・・・・・・悪いが足止めなんてさせない。切り札を切らせてもらう以上はな」
この力を使うのも久しぶりだな・・・・・悪魔になってからは初めてだからうまく加減ができないかもしれないが急いでることだしまあいいだろう。
「
今回は切羽詰っていたが故に使いましたが・・・・・非常に気分が悪いでしょう
それでは次回もまたお楽しみに!