そしてそんな飛行島に一匹と一人か二匹がやって来た。彼女らは獣人であり名前はコヨミとタローである。コヨミはタローの姉で暖かそうな手袋と帽子と獣人の証ともいえる白と水色の耳と尻尾が特徴的な少女であり、弟と共に旅を続けていてつい最近この飛行島にやって来たのであった。
○アンナ編
「よしよし、いい子だねタロー。」
「キャンキャン!!」
飛行島の広場にはコヨミとタローがいた。
「よーし。もう一回だよ、それっ!」
「キャンキャン!!」
コヨミは棒を投げてタローに拾わせてくる遊びをしている、だが正直やっている事は犬の遊びの1つである。
だがタローもコヨミも一応狼であるが、かわいい。
「キャン!」
「よしよし、いい子だねタローは。」
コヨミは棒を取ってきたタローを撫でていた、おいタローそこ替わ…
「あら!?」
…その時広場の周囲にある道に豪奢なドレスを着た少女アンナが歩いていたが…
「かぁわいぃー!!」
突如コヨミ達を見ると、アンナはランサーとは思えない速さで疾走して来て…
「キャウン!?」
「わぁああ!?」
タローに抱き着いて頬ずりし始めたのであった。
「キャー!かわいいですわー!もふもふしていますわっ!愛くるしいですわっー!!」
「うぅ…あれ?確か綺麗なドレスとこの匂いの人は…アンナねーね?」
半ばアンナに突き飛ばされたコヨミは立ち上がりアンナであると確認すると、頬ずりしているアンナの背中をポンポン叩いたりドレスの端を唇で噛んで少し引っ張ったりした。
「ねーね、アンナねーね…!」
「ん…?何ですの?人の楽しみに横槍を…、…!?」
アンナは一度もふもふを止めて振り返ってコヨミを見たが、アンナは硬直していた。
「…どうしたの?アンナねーね…?」
「キャウン…?」
そしてそんな様子を見たコヨミは首を傾げていた。
「…かっ…!」
「か?」
「かわいいですわっ!!!!」
停止していた時が戻ってその反作用の様に勢いよくコヨミに抱き着き、アンナはコヨミとタローを両手に頬ずりし始めた。
「アンナねーね!?キャウン…!?あぁ…そこは…!」
「キャウン!?キャン!?ァウン…!」
「はぁ~かわいいですわ…!右はかわいいワンちゃんに左は前々からマークしていたコヨミちゃん…うへへ…」
「あうぅ…コヨミは犬じゃなくて狼なんだよー!がおっー!」
尻尾をもふられているコヨミは反撃の様に両手を挙げて口を開いて小さい牙を見せて威嚇をした、だが…
「あぁん…!さらにキューティにかわいらしく…!辛抱堪らないですわっー!!」
「えぇー!?」
「キャウーン!?」
逆効果であった。
そんなこんなで暫くコヨミとタローはもふられ、執事のウィリアムが止めに来るまでおよそ数時間はもふられたそうな…
○ダビィ編
「キャンキャン!!」
「待ってよタロー、お姉ちゃんを引っ張んないでよー。」
コヨミは飛行島の道でタローを散歩させていた、彼女たちは狼であるが散歩している所を見てるとやっぱり犬に見えてかわいい。
「おっ!?コヨミにタローだ!」
「あっ、ダビィねーねだ。」
「キャン!」
そんな中コヨミが出会ったのはピレント島出身のウサギの半獣人であるダビィであり、気合を入れる時などに「やったったんぞー!」と言うのが印象的で、作者が第四島の予告で見た時には犬だと思いました。(尻尾を見て見るとちゃんとウサギの尻尾で丸いです、でもあの活発性と耳を見たら犬に見えるんですよ…)
「何してんの?」
「えっとね、タローとお散歩しているの。」
「おぉっー!私も混ぜて混ぜて!」
ダビィはコヨミからタローの手綱を貰うと、タローはポテポテと歩き出した。
正直なところタウンでのボイスで「お散歩連れてって!」聞いたから、コヨミちゃんに手綱を…
うわ何をする止め…
「ん?」
「どしたの?」
「ううん、何でもないよダビィねーね。」
「キャウン!」
「おぉ!タロ吉も気合入って来た!?」
「いやタロー…」
「ようし!島の端まで競争だぁ!やったったんぞー!」
「キャン!キャウン!キャーン!」
「あぁ!?ダビィねーね!?タローまで!?…待ってよー!?」
ふぅ…あぁ…、解説ですね…これが台本で…了解しました…っと。
そんな感じでダビィが突然走り出すものだからタローはそれに乗ってかダビィを追いかけてコヨミはタローを追いかけて、更にパタパタと一所懸命にコヨミが走っている姿を見たアンナはコヨミを追いかけて、更には熱い武闘家さんや鳥好きの斥候やら色々と後に続いて島は大騒ぎになったそうな。