魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
それでは本編どうぞ
前回の説教から数日、なのはちゃんは家に通っていた。 前回の戦闘でも自分の実力不足を痛感し、リニス先生とレイジングハートに自分から頼んでいた。 もちろん密度も増やし、今は現実三十分でダイオマラ魔法球内一日分の計算だ。 もちろんリニスさん監修のもと、体や精神も休めているためリンカーコアが機能不全になるようなこともないらしい
「でもちょっとずるいよね」
とある特訓の時なのはちゃんがそう言ってたが
「別にそんなことないでしょ。 戦闘経験も魔法使った期間も全く違うし、使えるものはすべて使って強くなるのは別にいいと思うけど?」
こう言うと一層特訓に励んでいた。 そして今日、探査役のユーノがジュエルシードを見つけたということで、現場に向かっているのだが
『どうしたんですかヤマト、なんか顔が険しいですよ?』
『・・・・・・どうにも嫌な予感がする』
俺の顔を見て、頭の上に乗ってるリニスが不思議そうに問うてきたが、そう答え俺は押し黙る。 こういう時の嫌な予感は割とよく当たるのだ。 一層スピードを上げ現場まで行くと、どちらもバリアジャケットに変身せず武器だけを構えて話し合っていた。 俺に気が付いたアルフは何故か親の仇のごとく俺を睨みつけてくる
「何かしたんですか?」
「したと思う?」
「いえ......アルフ、何故ヤマトを睨んでいるのですか?」
俺の頭から降り、アルフに近づきながら人間に変身して話しかけていた
「それで状況は?」
「二人で封印して今の状態だよ」
「まぁそれならいいや」
前回の説教が効いてるようだ。 バリアジャケットに変身し、二人がデバイスを振り上げながら接近すると、その中央が突如輝き、光が晴れると黒いバリアジャケットを着た男の子がいた
「時空管理局だ!直ちに武器を下ろして投降しろ!」
なんて寝言を言っていた。 バインドで四肢を拘束しておきながら、何をぬけぬけと。 それでも一応警察のような組織だ、何があるかわからないので静観していると、誰が撃ったかわからないが、砲撃が直撃。 だが障壁かなんかで防いだようだ。 土埃が上がり、その隙にフェイトがジュエルシードを確保しようと走り出した。 何か動きに違和感を感じたがその原因を考えている暇もなく、後ろからシューターが。 フェイトは気が付いていないがあれでは直撃コースだ
「フェイト、何を焦ってるのかは知らないが危ないぞ」
『リニス、フェイトについてやっててくれ、なんか動きに違和感がある』
『わかりました』
迫ってきていたシューターを拳で弾き、コースを変える。 フェイトは驚いていたようだが、ジュエルシードを確保してアルフやリニスと一緒に転移したようだ。 残ったのは真っ黒の少年と俺たちだ
「・・・・・・なぜ彼女を助けた、敵同士じゃないのか?」
「その質問に答える義理はない」
「そうか、ならこちらに抵抗したということで君を逮捕する!!」
いつの間にか仕掛けていたようで、バインドで拘束されるがこんなもの
「なのは、バインドを取ってユーノのところに行け、巻き込む気はないけど巻きこんじまうかもしれないからな」
俺を拘束しているバインドを引きちぎりながら、なのはにそういう。 真っ黒少年は驚いたようだが、俺に杖を構え直す
「さて、最後の質問だ。 お前は俺に武器を構えている、それは俺の敵ってことでいいんだな?」
「なにを?」
「いいから答えろよ」
適度に殺気を飛ばすと改めて構え直す真っ黒少年
「君は捜査の邪魔をしている、公務執行妨害妨害で逮捕する!」
「ご愁傷様」
言い終わると同時に杖の先に魔力があつまる、砲撃をしようとしているようだが、俺に距離はほぼ関係ない。 一瞬で縮地で距離を詰め、体中に巻き付いたバインドごと、真っ黒少年を殴り飛ばす
「がはっ!?」
吹っ飛び後ろのコンテナにたたきつけられたようだが、すぐに立ち上がった。 だが、それを逃がすはずもなく、俺はさらなる追撃をするために接近して殴りつけるが、障壁を何重にも張ったらしく途中で止まってしまう
「ふーん」
「なん、なんだ君は!!」
「答える義理はないね、左腕解放魔法の射手光の10矢」
「っ」
新しく張られた障壁ごと貫通し、鳩尾に拳を叩きこむ。 どうやら今の一撃で気絶したようだ、それを構わず俺は拳を振り上げ
『待ってください!!』
空中に浮かび上がった映像の声に止められた
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何もかもが間違っている和室に通され(艦長室のようだが)、話をするということなので待っていた
「「「「・・・・・・」」」」
空気が重い。 まぁ俺は関係なくお茶を飲んでいるわけだが。 二人は俺を睨みつけ、一人は困惑した様子で俺を見ている。 何度も言うが関係ないね、扉が開きそちらを見るとさっきの映像に映っていた女性だった
「ごめんなさいねお待たせしてしまって」
「御託はいい、とっととここに呼んだ用件を話せ」
わざとらしい笑顔に余計に癇に障った。 俺はイラつきながら急かす。 だが相手はどこ吹く風、肩をすくめると対面に座る
「その前に自己紹介を」
「同じことを言わせるな、用件だけを言え」
「なんなんだその態度は!」
「お前もあまり調子に乗るなよ? あの場でとどめをさせたんだからな?」
睨みつけると青い顔をしながら途端に黙る真っ黒少年。 その上司は溜息をつきながら、真剣な顔になる
「では用件だけ、これからロストロギア、ジュエルシードの捜査権は私たちが担当します、貴方たちはもう日常に戻って大丈夫です」
「え?」
「ま、待ってください!いきなりそんな」
案の定なのはとユーノは慌てている。 まぁ俺にとってはこのくらい予想の範囲内だ
「そうねいきなりよね、だからみんなで話し合ってまた後日に」
「それ以上喋るな、右腕解放雷の投擲」
女性の持っていた茶碗を割るが気にしない、俺は丁度心臓の位置に雷の投擲を構える。 流石にこれには予想外だったのか、女性も驚いた顔をしていた
「ヤマト君やめて!!」
「いくらなのはのお願いでも今回ばっかりは聞けないな、なのはにも関わることだし」
「どういうことだ!」
ユーノが聞いてくるが普通に考えてわかるだろう
「こいつの話をよく思い出してみろ。 捜査の担当は自分たちの担当になった、だからもうこの件を気にする必要がないと言っておきながら、なんでもう一度話し合いが必要になるんだ? 通常捜査ってのは、一時的な協力があったとしても、警察が全権もつわけだから、基本はこいつらが全部するものだ。 危険もあるしな、それなのにどうしてまた話し合いの必要があるんだ?」
「それは僕たちが納得してないからで」
「日常に戻れと言っておきながら、協力させてくださいって言ったら協力させるのか? ならなんでこの場でそれをしない、頭を冷やしたとしてもお前らの気持ちが変わらず、頼み込んでくると確信してるからだろ? 次になんでなのはが必要かだが、この艦にサーチ魔法すると大きい魔力反応なんてそこにいる奴と、俺たちを攻撃してきたやつぐらいしかいないからな。 大方なのはを戦力として引き込めば、自分等の戦力を温存できるとか考えたんだろうが。 どうだ、何か間違ったこと言ってるなら答えてくれよ」
「・・・・・・」
目の前の女性は答えないが、真っ黒少年は
「何を言っているんだ!僕たちに別にそんな思惑は」
「ならなんで答えない、そんな思惑がないなら、お前みたいにすぐ言えるはずだろ?」
「母さん!」
「・・・・・・」
それでも黙る母親。 てか髪色からして似てなさすぎだろ、どうでもいいけど。 雷の投擲を解除して、その場に座りお茶を飲む
「まぁ大変だよな、偉い人っていうのは、おいそれと民間人に協力を求めることができないんだから。 一応組織の人間だものな、だから組織は嫌いなんだよ、特にお前らみたいなあやふやな組織はな」
皮肉たっぷりに言うと、ようやく口を開いた
「・・・・・・えぇ、その通りよ。 時空管理局として、それに偉い立場の人間として、おいそれと民間人に協力を求めるわけにはいかないの、嫌な言い方になってしまってごめんなさいね」
そう言ってなのはとユーノに深く頭を下げる母親
別に管理局アンチというわけではないんですよ?
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