魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
まぁいいや、本編どうぞ
「それじゃあ話し合いを始めようか。 ところでなのはちゃんはこれからもジュエルシード集めやるの?」
「それはもちろん。 フェイトちゃんがなんでジュエルシードを集めてるのか聞いてないもん」
「左様で。 じゃあこっちが要求するのはただ一つ、捜査には協力するけど命令は一切受けない」
「なっ!? そんなのが受け入れられるわけ!」
「受け入れられなければそれでいいよ? 今までと同じように探すだけだし。 別に俺は犯罪者になろうが気にしないから、全力でお前たちの相手になるだけだから」
「いいわクロノ執務官、その条件を認めます」
「艦長!」
「元はと言えば、私たちが最初から捜査できていれば、なのはさん達を巻き込まずに済んだんだもの、そうでしょう?」
「そですねー。 人員不足なんて理由にもならないですし、そもそも自分等で管理外世界なんて言っておきながら、法律問題を出すのは間違ってますしね」
悔しそうに真っ黒少年改め、クロノはこちらを見ているが俺はお茶のお代わりを要求する
「はぁ......とても厄介な世界に来てしまった気がするわ」
「全部が全部俺みたい、ってわけじゃないですけどね。 まぁ運が悪かったと思って諦めてください」
お茶を飲み干し立ち上がる
「それじゃあ帰りますんで、転送お願いしたいんですけど」
「あ、私たちも!」
「わかったわ、それじゃあクロノ執務官、転送ポートまで案内よろしくね」
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転送も終わり目を開けると、目の前には我が家。 なんか今日は色々と疲れたし、適当に食って、風呂入って寝るか、なんて考えていると袖を引っ張られた
「ねえヤマト君」
「ん? 何なのはちゃん」
「・・・・・・」
俯いたまま俺の袖を離そうとしないなのはちゃん、なんか珍しいな
「とりあえず上がって行けば、何か用意するから」
俯いたまま頷くなのはちゃん。 とりあえず家の鍵を開け、ソファーになのはちゃんを座らせ、ジュースを出しておく。 俺はリニスさんと自分の分、なのはちゃんの分の夕飯を用意し、対面に座る
「それで、どうしたの?」
「・・・・・・ヤマト君って何者なの? 今日のヤマト君、今までに見たことなかったくらい怖かった。 とっても、とっても冷たい目をしてて。 ユーノ君はヤマト君を信用するなって言うし、私もうわからなくて......」
ぽろぽろと泣きながら自分の心情を吐露するなのはちゃん、俺はその様子に頭を掻くしかなかった
「何者、か......難しい質問だなぁ。 それとユーノの言葉は正しいと思う、俺は基本的に自分のためにしか動かないから」
「っ」
なのはちゃんはぐっと唇を噛みしめる
「とりあえず、俺を信じるか信じないかはなのはちゃんに任せる。 あと、俺が何者かって質問だけど、言葉で説明するより見せた方が早いから」
いつかリニスさんにやったように額を合わせ、記憶を見せる呪文を唱え俺の記憶をなのはちゃんに見せる。 どうやら情報量が多すぎて気絶してしまったようだ。 ご飯をお盆に乗せ、俺はなのはちゃんを抱き、ダイオマラ魔法球の中に移動した
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久しぶりにダイオマラ魔法球の中の海を眺めながらぼーっとしていた。 いや魔法使ってもよかったんだが、今は膝の上になのはちゃんがいるわけで、使ったら起こしてしまうからぼーっとしていたわけなのだが。 ご飯? もちろん食べたよ
「んっ......」
小さく身じろぎした後、なのはちゃんが寝ぼけ眼で周りを見回し、俺と目が合った
「おはよう」
「おはよう......おはようっ!?」
意識が覚醒したのか、顔が真っ赤になって急に立ちだす。 どうしたんだろうか?
「それで、どうだった俺の記憶は?」
「あ、うん......」
途端に沈んで、座り込むなのはちゃん。 ゆっくりと口を開いた
「ヤマト君がどんな経験をして、この世界にいるのはわかった」
「まぁ、他の世界も経験してるから、そっちは後で見せるとするよ」
「やっぱりそうなんだね。 辛くなかったの?」
「なにが?」
「ヤマト君は英雄そのものだった、なのにやってもいない罪をかぶせられて、犯罪者になって」
「辛くなかった、と言えばうそになるけど。 それよりも守りたいものを守れなかった方が辛い」
「・・・・・・昔から変わらないんだね」
「よく言われる」
その言葉を最後に沈黙が降りる。 俺たちは言葉を発さず、耳に入るのは波の音だけ。 でも、沈黙を破ったのは意外にもなのはだった
「・・・・・・私は信じる」
「なにを?」
「ヤマト君を」
「・・・・・・」
「ヤマト君が変わらない限り、私はヤマト君を信じることにする」
なのはちゃんの表情を見ると、覚悟が決まっているのか真剣な表情でこちらを見ていた。 その様子に俺は
「はぁ......物好きもいたもんだな」
「にゃはは、そうかもね」
苦笑をしながら視線を外す。 楽しそうなのはちゃん。 まぁいいや、それなら
「まぁこれからもよろしく、なのは」
「うん!ヤマト君」
握手を交わし、笑顔のなのはちゃんだが、きゅーとお腹から音がした
「何とも締まらないな......とりあえずなのはちゃんの分の夕食ね」
「・・・・・・」
真っ赤な顔で俯くなのはちゃん。 確かに恥ずかしいだろうねー
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なのはちゃんを送り、家に帰ると消して出たはずの明かりがついていた。 ということはだ、リニスさんが帰ってきているらしい
「ただいまー」
「おかえりなさい、ヤマト」
食器が洗い終わったのか、手をふいてこちらを見るリニスさん
「そっちはどうだった?」
「あの後フェイトに治癒魔法をかけて帰ってきました」
「治癒魔法? 怪我でもしたの?」
「していたのを治してきました」
していた、ということはあの戦闘より前にしていたわけで、通りで動きが鈍かったわけだ
「んで、なんで怪我してたのさ?」
「プレシアがやったらしいです」
理由を聞いてみると、ジュエルシードの集まりが思っていたよりも悪かったらしく、それで罰を与えたんだとか。 それでアルフが俺のことを睨んでいたわけか、納得
「フェイトに余裕がなかったのもそのためか」
「どうにかならないんでしょうか......」
「話してみないとわからないこともあるしね、どうなんだろ」
結局その後も、リニスさんと話してはいたが結論は先送りにされた
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それからは忙しかった。 俺も一応なのはたちの協力者、という形で協力し、なのはが学校に行っている間は、俺とクロノで組んで封印をしていた。 と言ってもほとんどが、放課後に見つけてなのはを転送して封印だったが。 封印ならリニスさんがいるだろうと思ったろうが、生憎リニスさんのことは伏せてあるので、リニスさんに協力を頼むことは出来てもしない。 それに本人も、フェイト達が心配だって言ってたし。 そんな風にジュエルシードを集めていたのだが、残り十個で地上からの反応は全くでなくなった。 と言っても、そこに俺の持っている三個は含まれないので、実質は七個見つかっていないわけだが。 リニスさん経由で、フェイトにはもし必要だったらリニスさん通じて持ってけ、と言ってあるので持ち出されている可能性はあるが。 今日は祝日で学校も休みなわけで、親友の方は習い事があるらしく、なのはは朝からアースラに来ていた。 と言っても暇なので、俺はなのはの相手をしながら、厨房でお菓子作りをしていた。 だがそんな休息も長くは続かず、警報がアースラに響き渡った
あれ? ユーノの出番が......
それでは感想評価お待ちしてます