魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
本編どうぞ
警報が鳴り響くアースラ艦内を駆け、やっとの思いでブリッジにつくと中央のモニターに映し出されていたのは
「フェイトちゃん!?」
「なんて無茶な」
七本の水柱と格闘するフェイト、アルフ、リニスの姿だった。 リニスとは定期的に連絡を取り合っていたが、まさかここまでフェイト達が思い詰めているとは
「あの、私たちも現場に」
「その必要はない、このまま待っていれば彼女は自滅する。 そうじゃなくても、消耗したところを捕縛すればいい」
「そんな!」
なのはが絶望的な声出してるところ悪いけど
「あっそ、管理局は勝手にやってれば? 転送よろしくー」
「ヤマト、何を言って!」
「だって命令は一切聞かない契約だし」
ハッとした表情になるなのはとユーノ、忘れてたんかい
「そう言われて僕たちが転送するとでも?」
挑発するように言ってくるが、別にねぇ?
「魔力温存したかっただけだし、ユーノ頼めるか?」
「わかった、転送!」
まばゆい光に包まれ、目を開けると
「まさか空からの自由落下とは」
「これには僕も予想外だよーーーーーー!!」
転送した本人がそんなこと言ってたら世話ないな、と言っても下も海上だから足場なんてないけどさ
「お前飛行魔法使えるやん」
「はっ!」
だから気が付くのが遅いんだよ、コイツ逆境弱いなぁ......。 俺はぐんぐんスピードを上げて降下していく
「なのは、先に行ってるぞ!」
「うん!レイジングハート、行くよ!」
なのはに声を掛け俺は厚い雲に突入する。 なのはは変身をするために、久しぶりに起動キーを唱えてるようだった。 唱える意味あるのかなー?
「まぁいいや、ほっと」
波紋をトランプに纏わせ投擲、回転しながらリニスさんとアルフを捕まえていた海水を切り裂く
「ずいぶんてこずってるみたいだなリニス」
「ここまで強力だとは思わず油断していました」
「フェイトの邪魔をするなぁ!!」
「僕たちは戦いに来たわけじゃない!」
俺が拘束を解いたのをいいことに、アルフはユーノに襲い掛かっていた
「アルフ!今はそんなことをしている場合ではありませんよ!!」
「そうだ!このままジュエルシードを放っておいたら、融合してそれこそ手を付けられなくなる!!」
「え? マジで?」
「そこで嬉しそうにしないでくださいヤマト!」
えー、だってこの頃消化不良だし、それこそ強くなってから倒してもいいんじゃね? そんな俺の邪な考えが分かったのか、リニスが叫んでいた
「誰が封印するんですか!!」
「それもそうだな」
気持ちを切り替えジュエルシードを見据える。 ユーノとアルフがバインドで動かないようにしているようだ。 ん? アレが使えるか
「おーい、作戦思いついたんだけどいい?」
「どういう作戦なのヤマト君」
なのはとフェイトが近寄って来る。 なぁに、簡単なことだ
「俺がここら一帯凍らせるから、封印よろしく」
「なっ!? そんなことできるはずが」
「できるんだなー、俺は。 なのは、封印は任せる」
「わかった、ヤマト君も気を付けてね? フェイトちゃん、協力して!」
なのははレイジングハートをフェイトに向けると、桜色の魔力ががフェイトを包み込む
「二人でかっちり、半分こ!」
「準備は出来たみたいだな、三人も抑えるのよろしくー!」
「長くは持ちませんからねー!!」
どうやらあっちも準備万端なようだ、なら
「デカいのぶちかましますかね。 エリクリ、エリクリ。 契約に従い我に従え、氷の女王来たれ、とこしえの闇!えいえんのひょうが!!」
この魔法の効果は、150フィート四方の空間を絶対零度に出来る魔法。 魔力多めに込めてるから、それ以上かもしれないけど。 ジュエルシードごと凍っていくが、そこは水、上に上がっていくことで逃れようとしているが、魔力を更に多量に込め、凍り付かせるスピードを上がらせる。 これで終わりではなく、さらに呪文には続きがある
「全てのものを妙なる氷牢に閉じよ、こおるせかい」
そして完成するのは氷の牢獄、対象を半永久的に凍らせ続ける。 流石エヴァ特製の魔法だ、やばいねいろんな意味で。 ぽけーっとしてるフェイトとなのはに声を掛ける
「おーい、封印」
「はっ!ふぇ、フェイトちゃん!」
「あ、うん......もう彼一人でいい気がする」
何か聞こえたがスルー、そもそも封印できないし
「「せーの!」」
「サンダー.......」
「ディバイーン.......」
「レーイジ!!」
「バスター!!」
黄色い閃光とピンク色の閃光が合わさり、氷柱を飲み込んでいく。 すごい爆発だな、非殺傷なんてなかった。 閃光も収まり下を見てみると、やはりあれだけの爆発を受けても氷は溶けきっていなかった
「ちょっと気合入れ過ぎたか」
後始末、ということでジュエルシードを回収し、リニスに渡し、俺は仕上げに取り掛かる
「黒より黒く、闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。 覚醒のとき来たれり。 無謬の境界に落ちし理。 無行の歪みとなりて現出せよ!」
魔力を練り上げ、魔法陣をいくつも展開する。 この魔法派手で範囲大きいから使いどころないけど、結構好きなんだよねぇ。 どこぞの奴のように撃って倒れることはないけど
「エクスプロージョン!!」
残っていた氷にエクスプロージョンをぶち当て、溶かそうと思ったのだが、少し威力が大きすぎたらしく、海水を巻き上げ雨のように降ってきた。 だが氷は完全に溶けたようだ
「これで良し」
「「「「「いやいやいや!!」」」」」
なんか総出でツッコミしてくるが気にしない、そんなことより
『フェイトとアルフは逃げなくていいのか? 俺らが来たってことは、じきに管理局来るぞ?』
「そ、そうだった。 フェイト!」
「うん、アルフ!」
「待って!」
俺が念話をすると慌てたように飛び去ろうとしたが、そこに待ったをかけたのはなのはだった
「待って!行く前に私の話を聞いて。 フェイトちゃんに言いたいこと、私やっとまとまったの。 私はフェイトちゃんといろんな事話し合って、伝えあいたい。 友達になりたいんだ」
「・・・・・・」
感動の場面なんだろうけど、上空にかすかに魔力反応を感じる。 攻撃か?
「エリクリエリクリ。 契約により我に従え、高殿の王、来たれ巨神を滅ぼす雷霆!百重千重と重なりて、走れよ稲妻!!千の雷!!!!」
紫色の雷が落ちてきたようだが、千の雷には遠く及ばず、そのままかき消した
「母さん......」
「フェイト、行きますよ!!」
リニスさんの素早い行動により転移
「ありゃりゃ、逃がしちゃったね」
「逃がしちゃったねじゃない! 捕まえようとすれば捕まえられたはずだ!わざと逃がしたんだろう!!」
「大魔法連発して疲れたし」
「嘘をつくな!!」
いつの間にか転送されていたクロノにまで詰め寄られるが
「やめて!!」
なのはに制止され、二人とも俺に詰め寄るのをやめた。アースラに帰還すると、リンディさんからも同じようなことを言われたが無視。 今回のジュエルシードの回収はこっち側がゼロ個、向こうが七個という結果に終わった。 そして、その夜
「それで、どうだったリニス」
「プレシアは怒っていたようですが、フェイトに直接の被害はないようでした。 あとは、なのはさんの持っているジュエルシードも回収してくるようにと」
「まぁ、そうなるよな」
予想通りの結末に俺はそのまま夜食を食べ進める
「これからどうするおつもりですか?」
「ん? もうこの街から危険は去ったし、俺はこれ以上協力する気はないよ?」
「なのはさんが関わるとしてもですか?」
「・・・・・・」
そのリニスさんの問いに答えず、俺はそのまま夜食を食べ進めるのだった
ネギま!の大魔法連発!満足です。 エクスプロージョンは詠唱必要ないけど、そこは気分ということで。
それでは感想評価お待ちしてます