魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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The Move2nd A'sも大詰め。 そんなわけで本編どうぞ


第二十六話 どうしようこの惨状...... by主人公

ポイントオブノーリターン。 戻れないなら進むしかない

 

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十二月二十四日、世間ではクリスマスイブなんて浮かれ、恋人や家族と過ごす人なんかは多いだろう。 なぜ俺がこんなことを言っているかと言うと、出たくもないのに外に出ているからだ。 リア充死すべし

 

「ヤマトー、何難しい顔してるの?」

 

「いや、周りのリア充共爆発しないかなって」

 

「アンタがそれを言うの?」

 

アリサから呆れを通り越して憐みの視線を向けられた、何故だかわからんから解せぬ

 

「アリサちゃんわかってないみたいだよ?」

 

「はぁ......リア充、リア充言ってるけど、周りから見たらアンタもそうだと思うんだけど」

 

今の状況だが、俺の周りにはアリサ、すずか、なのは、アリシア、フェイトがいる。 そうだな、よくよく考えたら俺もリア充じゃないか。 男女比1:5だもんな。 ただ、実年齢的に考えたらアウトどころの話じゃないが

 

「それで、こうやって俺を連れまわしている理由は?」

 

いつもの通り炬燵でぬくぬくしていると、何故かリニスさんに迎えが来ていますよ、なんて言われ外に放り出されたあげく、車で拉致られるなんて経験をしたのだ。 どこ行くかも聞いていないのに

 

「あれ? アリシアちゃん、フェイトちゃん話してないの?」

 

「え? アリシアかなのはが話してるかと思ったんだけど......」

 

「え? フェイトかなのはが話したんじゃないの?」

 

なんて三人とも似たようなことを言っていた。 つまりだ、お互い話していると思って、結局俺には伝わっていなかった、そう言う話のようだ

 

「アンタらねぇ......」

 

「あはは......えっとどこ行くかって言う話なんだけど、私のお友達が入院しちゃってね、そのお見舞いに」

 

「入院か。 と言うよりイブならなんか買って行った方がよくないか?」

 

話を聞いていなかったせいで何も用意していないのだが、でもよくよく考えると見ず知らずの相手から貰ったら逆に恐縮しないだろうか。 なんて考えているとなのはが

 

「ぷ、プレゼントは用意してあるから大丈夫だよ!」

 

なんて言っているが。 それはお前たちが用意したものであって、俺じゃないし。 なんか図々しい感じがするのだが、病院についてしまったらしく、仕方がないのでこのまま行くことにした。 すずかがノックをすると、中から声が聞こえてきた

 

「どうぞー」

 

俺達は顔を見合わせ、すずか、アリサ、なのは、フェイト、アリシアの順番で入っていく。 俺は最後に入ったのだが、ベッドに置いてある本に目を見開く

 

『おいトリックスター、あれって』

 

『マスターの考えている通りです。 闇の書、いえ、夜天の魔導書、ですね』

 

俺もこの数週間、と言うかダイオマラ魔法球の中も合わせるとすごい日数になるのだが、闇の書改め夜天の書について調べていた。 前回プレシアさんが言ったことが気になった、と言うこともあるが興味がわいたのだ。 そんな俺の驚きは知らずに進む自己紹介、俺の番が回ってきて口を開こうとしたのだが、不運は続く。 ノック音がし入ってく人たち、俺は扉に近いこともありどこうとすると

 

「「「なっ!?」」」

 

「・・・・・・」

 

目が合ってしまった。 鉄槌の騎士ヴィータ、ヴォルケンリッターの将、シグナム、あともう一人。 とりあえず敵意がないということで、両手を上げておく。 主の手前だ、病室に入らない、武器に手を掛けるなんてことはなく、一応病室に入ってくる。 アリサとすずかは挨拶をしているが、なのは、フェイト、アリシアは固まっていた

 

「ん、そうしたん? まさかうちの子たちと知り合いだったん?」

 

「・・・・・・いや、そんなことはない。 とりあえず中断されてた自己紹介を。 俺は千年大和、よろしく」

 

「さっきも言ったけど八神はやてです、こっちの子はヴィータ、そっちのピンクの髪の人がシグナム、金髪の人がシャマルです」

 

それぞれ会釈をし自己紹介を済ませる、だが病室の空気は重いままだった。 流石にそれに気が付いたのか八神はやても明るくしようとしたが、失敗し、結局その日はお開きになった。 病室から出ると、シグナムさんとシャマルさんに問答無用で屋上まで連れてこられる

 

「あの子が主ってとこか」

 

「あぁそう言うことだ、知ったからには逃がさん」

 

そう言って剣を構えるシグナムさんに警戒する俺達。 だが、状況が呑み込めないアリサとすずかが待ったをかける

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!どういうことよ!」

 

「あいつらがなのはとフェイトを襲った本人、そう言うことだ」

 

「そんな、はやてちゃんが?」

 

「はやてちゃんは関係ないわ!すべては私たちの独断で......」

 

場がなんとも言えない空気になる、だが

 

「やっぱりこうなるのな......」

 

「邪魔すんじゃねぇ!私たちははやてと!!」

 

「待って私たちは!!」

 

障壁を展開し、飛んできたヴィータからなのはを庇う。 後ろではなのはが叫ぶが聞く耳は持たないようだ

 

「今日は交戦しに来たわけじゃない、ただの見舞いだ」

 

「その言葉を信じろと? すまないが無理だ!!」

 

「管理局には話しません、だから!!」

 

逆側からシグナムさんが斬りかかってきたが、それを素手で受け止める。 フェイトも必死に説得しているようだが、やはりと言うか聞く耳を持たない。 そうこうしている間に結界まではられたようだ。 俺はトリックスターを使い、結界を覆い隠すように自分の結界をはる。 これで管理局に見つかるまで、少しは時間稼ぎができるだろ

 

「こっの!!」

 

「誰も手を出すな!俺の後ろにいろ!!術式兵装 氷結王」

 

アリサがデバイスを構え何かやろうとしていたが、それを静止の声を掛け、シャマルさんのいる方に二人を投げる。 そして魔法を開放し、術式兵装を発動。 周囲数キロに自らの氷圏を展開し、支配域とする。 氷結呪圏内なら、上級以下の氷属性魔法を無詠唱無制限に放ち続ける優れものだ。 控えめに言ってもチートです。 今回はただ凍らせるためだけに使うけど

 

「「「なっ!?」」」

 

どうやら驚いているようだが

 

「言っただろ交戦の意思はないって、ただの見舞いだって。 まぁ丁度いいから話をするか、お前らの動きは念のために止めさせてもらうけど」

 

「「「・・・・・・」」」

 

流石に黙る三人。 この状況で勝てる、なんて思っていなくて幸いだった

 

「まず最初の質問だ、お前らが闇の書で蒐集しているのはあの子のためだな」

 

「そうだ......」

 

「次に、あの子は蒐集を強要してはいない。 自分たちの判断だと」

 

「はやてちゃんの足が不自由なのは闇の書の浸食によるもの、だから闇の書を覚醒させてはやてちゃんが真なる主になれば......」

 

「それが例え犯罪行為だとしても?」

 

「無論だ」

 

「はやてを助けるためなら」

 

「騎士の誇りさえも捨てる」

 

決意のこもった眼で三人は俺を見る。 それを受けて俺は頭を掻き構えを解く。 流石に術式兵装は解かないけど

 

「闇の書が募集するのは魔力、それで間違いはないんだな?」

 

「あぁ、だが集まりが悪いのも事実」

 

「魔力についてはこちらに当てがある」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

 

慌ててアリサが中断してきた

 

「なんだよ」

 

「協力するの? こいつらはなのはとフェイトを襲った相手よ!?」

 

「・・・・・・俺にコイツ等を攻める資格は最初っからありはしなかったんだよ」

 

「どういう......」

 

自嘲気味に笑う俺を見てアリサが言葉を詰まらせた。 そう、最初から俺はこいつらを攻める資格など持たない、世界が違えば俺も同じことをしていたのだから

 




いよいよ山場が近づいてきたー!

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