魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
本編どうぞ
「お前らにこれから見せるのは、馬鹿な奴らが世界に喧嘩を売ったやつらの記憶だ。 その中でも特に馬鹿なやつのな。 今回は人数も多いし、空間固定して任意の相手だけに見せるか」
そう呟き呪文を唱える。 いつもの記憶を見せる魔法に細工をし、任意の人間に見せることにする。 もともと見ていたものは黙り込み、初めて見たやつらは絶句をしていた
「お前は一体......」
「その質問に意味ないだろ......それよりも魔力の件だ、トリックスター」
「了解ですマスター」
シグナムさんからの質問をばっさり切り捨て、トリックスターからジュエルシードを取り出す
「それは!?」
「なんて魔力なの......」
驚きで声をあげる三人だが、誰もこいつをただでやるつもりはないし、それに気になる点もある
「別にコイツをやるのは構わないが、いくつか質問がある」
「・・・・・・なんだ」
記憶を見たとはいえ相変わらず警戒は解いてないようだ、今もジュエルシードを奪おうと隙を伺っている
「お前らは闇の書をどこまで知っている」
「どういう意味だよ、私たち以上に闇の書のことを知ってるやつなんていねえだろ!」
「なら前の主の死因とかはなんだ」
「そんなもの......」
闇の書の一部ならこいつらは知っているはずだ、記憶が消されたりしていなければだが。 多分消されているのか、誰一人として答えない。 そんなことを気にせず俺は次の質問に移る
「何故闇の書が八神はやてに影響を与えているのに蒐集してページを埋めればその影響が消えると思ったんだ」
「それは闇の書が完成してはやてちゃんが主として覚醒すれば、治すことが可能だから」
「何故?」
「闇の書の力は絶大だ、ならば治すことも不可能では」
「確証がないのか......もういい、最後の質問だ。 なんでお前らはその魔導書を闇の書と呼ぶ」
「闇の書は闇の書だろうが!!何をわけのわからないことを!!」
「夜天の書」
「え?」
「夜天の魔導書、この名前に聞き覚えはないのか」
「「「・・・・・・」」」
それっきり三人は黙ってしまった。 表情を見れば一目瞭然なのだが、驚いたような、それでいて納得していないような、変な顔をしていた
「聞き覚えはない、だが」
「私たちは知っている、いや、違う!」
「どういうこと?」
「俺が知っているのは闇の書は本当は夜天の魔導書と呼ばれ、その目的は各地の英知を収集して記録する魔導書、それくらいしか知らん」
「「「・・・・・・」」」
完全に止まってしまう三人、もう敵意もなくなっているし術式兵装を解除する
「お前たちの記憶、少し見させてもらうぞ」
そう言ってまた記憶を見る魔法を唱える。 今度は俺は見る側で、記憶を見たが三人とも、夜天の魔導書に関しての記憶はなかった。 あったのはただ穏やかに主と慕う少女と過ごす幸せな記憶だけだった
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「ヤマト、これからどうするの?」
「どうもこうも、肝心かなめのあの三人の記憶は闇の書に関してはほとんどなかった、なら」
「闇の書、ううん、夜天の魔導書のところに行くの?」
「そういうことだ」
アリシアに聞かれ、なのはが俺の代わりに答える。 実際カギを握っているのはアレだ、ならあれを直接調べる方が早いが
「待ってくれ、主はやてにこれ以上負担を掛けるわけには」
「入院したのはつい最近なんだろ? 蒐集をして機能解放が早まっているなら、ゆっくりはしていられない。 実際悠長なことを言っている時じゃないんだろ?」
「・・・・・・」
「はやてちゃんを助けるために行こうヤマト君」
「まぁすずかの友達だしね」
すずかに手を引かれながら屋上を後にする。 後ろにはシグナムさん達もついてきている、八神はやての病室の前まで着きノックをするが返事がない
「少し待っていろ」
シグナムさん達が病室に入っていくが、嫌な予感がし俺もすぐに病室に入る。 八神はやては胸を押さえたまま苦しんでいた
「はやて!はやて!!」
「シャマル!!」
「ダメ!進行が速すぎて!」
どうやら治癒魔法をやったようだが効果がないらしい、なのはたちも俺に続いて入ってくるが、その惨状に顔を青くしていた。 魔力の急激な吸い上げされていて体がついて行かないようだ、なら一か八か
「アデアット!!」
「毎度毎度急やなー、ってそんなこといってるばあいやないみたいやね、アデアット」
最初こそ軽口だったが状況を見て察してくれたのか、すぐにアーティファクトを出して八神はやてを治療してくれた
「状況は?」
「うーん、かなりの勢いで魔力が吸われてるみたいやね、私も結構魔力注いだからしばらくは持つと思うで」
「恩に着る」
「まぁ、ヤマトさんの頼みやしねー」
笑顔を見せる木乃香だが、後ろの人たちは驚いている。 事情を説明するのもいいが、こうなると時は一刻を争う。 俺は夜天の書を手にする
「おっと、その前にアデアット」
「せっちゃん!」
「このちゃん? それにこの状況は?」
「詳しく説明している時間はないんだよなぁ......刹那、お前にこれ一応預けておく、何かあったら使ってくれ」
一枚のパクティオーカードを刹那に渡す
「・・・・・・ここまで状況が切羽詰まってるんですか?」
「保険だ。 もし俺が暴れ出した時に」
「そうなったら確かに力借りなあかんなー」
苦笑しながらも納得してくれているようだ。 そうして呪文を唱えようとして
「ヤマト君!何をするの?」
なのはが心配そうに声を掛けてきた。 そちらの方を見ると全員が不安そうな顔をしていた
「なーに、少しコイツと話してくるだけさ。 心配すんなよ」
全員の頭を撫で苦笑する。 なんか別の方向から恨みがましい視線を感じるが、気にしないことにしよう
「やっぱアスナに」
「えぇ、一発キツイのお見舞いしてもらいましょう」
そんな恐ろしい声を聞きながら、俺は呪文を唱え、夜天の書の中に入った
ちょっと少ないけどキリがいいので切ります。 はやてもそうだけど木乃香の口調難しい!!
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