魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
準備も完了し、ダイオマラ魔法球の中から出てくると、依然大きい魔力反応がある。 どうもサーチを掛けてみるが、その場から動いていないようで同じところに反応があった
「それじゃあ最終確認だ、俺が一番近くでユーリと呼ばれる少女を抑える、なのはたちデバイスにプログラムを流した奴らは、俺の補佐とユーリと呼ばれる少女にダメージを与えてくれ、その際なのはたちにも攻撃が来るだろうから、必要ないとは思うが護衛の意味もかねて守護騎士の奴らは頑張ってくれ。 そして最後にディアーチェ達が決める」
「うむ、完璧な作戦だな」
「ツッコミどころ満載だけどね」
ユーリのところに向かう途中、ちょうどいいので作戦会議となったわけだが、正直言って俺に負担かかりすぎじゃない? 面倒なんだけど。 そしてどこが完璧なんだディアーチェよ、俺に負担かかりすぎだろ。 キリエはそこら辺のことを言っているんだろうが。 作戦の確認が終わると目標の姿が見えてきた。 何をするわけでもなく、虚空を見上げぼーっとしていた
「それじゃあ各々、油断するなよ? 作戦開始!」
「うん!」
「わかった」
「アンタも油断するんじゃないわよ?」
「ヤマト君頑張ってね!」
「ほんなら私たちも気合入れて行こか!」
『はい、我が主!』
「主はやてには傷一つつけさせん!」
「必要はないとは思うけど、油断はしないぜ」
「怪我だけには気をつけましょう」
「参る!」
「行くよ!」
各々が返事をし散会、俺はゆっくりゆーちに近づいて行く
「よぉ、さっきぶりだな」
「・・・・・・」
相変わらず無言、だがさっきよりも重圧は増している。 到底応じるとは思えないが一応説得を
「このまま俺達とこないか? シュテルが頑張って対策を用意してくれた、これでお前はもう破壊を見なくて済むんだが」
「・・・・・・」
「問答無用ってわけね」
一歩近づき手を差し伸べるが、帰ってきたのは杭だった。 説得は諦め、俺は臨戦態勢を取る。 と言っても絶えず杭を放ってきてるのだ、それを避け、たまに右手に持っている刀で切り裂き、呪文を唱える
「左腕解放固定奈落の業火、掌握、術式兵装獄炎煉我!」
術式兵装獄炎煉我。 攻撃力と防御に特化し、打撃や斬撃に闇の炎を帯びる術式兵装で、最大の特徴は相手の魔力を吸収する。 正直言って吸収しても微々たるものだろうが、それでも機能の開放を少しは遅らせることくらいできるだろう、という俺の計算だ。 杭を逸らすために中間あたりを殴ってみたが、やはり吸収できるようで杭が消える
「これなら良いな」
刀を納刀し、超インファイト、つまり拳で殴るということだ。 接近する杭を拳と蹴りでいなしていく。 無理なものは魔法の射手で消し、どんどん接近していく。 そして
「もらった!」
「・・・・・・」
拳で殴ろうとするが、やはり翼で防いでくる。 だが、前のように翼から杭が生えてくることはない。 やはり翼の魔力は大量で吸いきれないようだが、次のアクションが起こせない程度には吸い取っているようだ。 一度離れ再度接近する。 今度は大小さまざまな杭を作ったようだが、問題なく接近していく。 だが、どうやってあの翼を破るかのだが、少し試してみることにする
「エリクリエリクリ、影の地統ふる者、スカサハのわが手に授けん、三十の棘もつ愛しき槍を、雷の投擲! 装塡!!」
雷の投擲を取り込み、通常のリーチより長いリーチで打撃ができる。 だがやはり翼を破るまではいかない。 なら次だ。 近距離での杭を発生させ攻撃するのは諦めたのか、翼で自分を覆うユーリ。 やはり翼の防御は破られないと思っているようだが
「エリクリエリクリ、来たれ雷精風の精、雷纏いて吹きすさべ、南洋の嵐、雷の暴風!!固定、右腕解放固定!雷の投擲!!術式統合巨神ころしⅡ、防風の螺旋槍!!装塡!!」
ドリル状の槍を作り出しそれを取り込む。 さっきと同じリーチだが、今度は翼の防御も超えているようで、所々穴が見えるようになる
「これでようやくか!!なのは!!」
ようやく穴が開きなのはに合図をすると、ピンク色の砲撃が俺の空けた穴に吸い込まれるように入っていく。 あれかな、ゴルフ? ともかく正確無比な射撃に感服しながら、少し離れて様子を見る。 煙が晴れるとそこには、翼も展開しないでただ浮くだけのユーリの姿が。 だが俺はそれを見て嫌な予感がした。 次の瞬間
「ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!??」
全方位に無差別で杭を打ち込むユーリ、その様は何故か苦しんでいた。 しかも魔力が爆発的に上がっている、どういうことだ?
「シュテル!!」
「おそらく、ですが......ナノハの攻撃によってユーリの意識は目覚めましたが、中途半端な覚醒になってしまったと思われます。 ですので今のユーリは錯乱状態、もしかしたら暴走時よりたちが悪いかもしれません」
「だろうな!」
涼しい顔で回避しているシュテルだが、一番近くにいてなおかつ、なのはたちに少しでも杭が行かないように数を減らそうとしている俺は、たまったものではない
「ヤマト援護するね!」
「すまんが頼むアリシア!」
「私たちも!」
「わかっていますキリエ」
アリシア、アミタ、キリエが援護してくれるおかげでだいぶ数は減ったが、下手をするとほとんど時間が残ってないのではないだろうか。 シュテルによるとシステムの開放が進んでいるらしい。 今でさえ爆発的に魔力が上がっているのだ、完全覚醒したら本当に殺すしかなくなりそうだ
「あんまり時間がなさそうだな、一気に決めるぞ!!右腕解放固定、千の雷!!左腕解放固定、千の雷!!双方掌握!!術式兵装、雷天双壮!!」
杭は他の奴らに任せ、俺は一気にユーリまで近づくが、翼が展開され杭を撃ちながらも俺を押しつぶすように迫って来る。 だが俺はそれを難なく避け、拳を叩きこもうとするがやはり防がれる。 なので、さっきと同じように巨神ころしⅡを両手に装塡し翼を削っていく。 さっきのように魔力を吸い取っているわけではないので、穴は開きづらいが今回の術式兵装は雷を使っているので、単純に威力がアップしている。 それでも穴が開くのは一瞬で、次の瞬間にはふさがっているのだが
「あああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「くっそ、こうなれば!!」
右腕を突き出し
「頼むぞ!!解放、抉れ雷の狂飆」
右腕の巨神ころしⅡを開放し、合図して砲撃をしてもらう。 今回は効いたようで煙が晴れるとボロボロな翼を展開し辛うじて浮いているユーリ。 これなら効くはずだ
「ディアーチェ!!」
「わかっておる!!ユーリ、これでお主の破壊の運命、終わらせるぞ!!」
「王、私たちも共に」
「いっくよー!!」
三人のブレイカー級の攻撃に飲み込まれるユーリ。 光が晴れるとユーリは、徐々に徐々に高度を落としていく。 俺は少し急いでユーリを抱きとめる
「よう、気分は?」
「とってもボロボロですけどいい気分です」
「エクザミアは?」
「正常な状態で稼働してます、これで、もう......」
どうやら気を失ったようだが、その顔は清々しそうだった
「ユーリ!」
「ユーリ」
「ユーリー!」
急いで寄ってくる紫天組だが
「大丈夫だ、気を失っただけ。 後エクザミアは正常稼働してるらしい」
「ということは?」
「成功、のようですね」
「やったー!!」
「よかったー」
「うんうん、よかったよかった!」
「みんなで力を合わせての勝利だね」
「て言っても私あんまり活躍してないような?」
「アリサちゃん、こういう時にそういうの気にするのは無粋じゃないかな?」
「やっぱり魔法はまだ慣れないみたいや......」
「お疲れ様です、我が主」
今回でユーリの暴走は終了、次はエピローグっぽいものかな?
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