魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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ヒロインとデート第一弾は原作主人公、高町なのはです

本編どうぞ!


番外編 ヒロインとデート
番外編 なのはとデート


「それじゃあよろしくね」

 

語尾に星が付きそうなくらい上機嫌で、桃子さんは士郎さんを連れてその場を後にする。 残されたのは俺となのはの二人

 

「えーっと、どうしよっか?」

 

「もう帰っていい?」

 

「ダメだよ!?」

 

いきなり何でこんな状況なのかと言うと、たまりにたまった借りよ言うよりも貸しなのだが、それの返済のためなのはにお出かけに誘われたわけなのだが、向かった先は翠屋、つまりなのはの両親やっている店だ。 なのだが、店に入って俺となのはを見かけると桃子さんは、冒頭のように言って店を出てしまったのだ。 なのはが驚いているところを見ると、どうやらなのはも知らなかったらしい。 と言うよりも、子供に店を任せるってどうなの? 俺は違うけど

 

「ど、どうしよう......」

 

なのはが不安そうにこちらを見ている。 その視線を受け俺は

 

「はぁ......とりあえず厨房には出来てるケーキあるからそれ並べるか」

 

「え?」

 

「お出かけがなんでこうなったのかは知らないが、やるだけやってみるか? 一応俺、桃子さんに厨房入っていい許可はもらってるし」

 

「あ、うん!!」

 

途端に笑顔になるなのは、それはいいのだがコイツバイトの経験あるのだろうか? あー、でも前に翠屋の手伝いしたことあるって言ってたし、大丈夫か

 

「それじゃあなのは、これを飲め」

 

「これって年齢詐称薬?」

 

「子供のままだと不審すぎだろ」

 

「わかった!」

 

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こうしてひょんなことから始まった二人の翠屋の営業だが、意外にもうまくいっていた

 

「ヤマトさんオーダーです!」

 

「ほいよー」

 

なのはにはフロアー、俺は厨房ということで役割分担したのだが、客が入る入る。 流石地元、県外問わず人気な翠屋だ。 俺は別にそこまで苦ではないのだが、なのはは少しきつそうだ。 なので少しフォローに入ることにする

 

「ほれなのは、オーダーだ。 あと、少しフロアーのフォローに入るから頑張れ」

 

「にゃはは、ありがとう」

 

短く会話をし、オーダーを捌いて行く。 にしても、本当に忙しい。 暇な時間に俺も一応ケーキは追加で一通り作っておいたのだが、もう半分くらいなくなっている。 コーヒーや紅茶も入れるのは忙しいのでオーバーヘブンを使いたいのだが、流石にここをお化け屋敷にしたくはないので自重している

 

「ヤマトさん!追加のオーダーです!」

 

「はいよー、とりあえずそこのケーキセットとお代わりの紅茶あっちのお客さんに、このオーダーは俺が受け持つから」

 

「お願いします!」

 

とりあえずなんでなのはが敬語なのか、とか細かいことに突っ込んでいる暇はない。 それじゃあなくてもお客から士郎さんと桃子さんはどうしたとか、翠屋も世代交代かとか、結婚式はいつするのかとか聞かれているのだ。 なのははなのはで律儀に答えて、顔を真っ赤にしてるし。 とりあえず一言、桃子さんどうしてくれるんですか!

 

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「うにゃー......」

 

「お疲れさん」

 

とっておいたシュークリームを机に突っ伏してお疲れななのはの前に置き、俺は紅茶を注ぐ

 

「ありがとう」

 

「きにすんな」

 

紅茶を置きなのはを撫でながら、そう言うと嬉しそうに目を細めた。 と言うよりも、たぶん19くらいの姿でそれをやられると、なんか複雑な心境になるのだが。 少し浮かんできた邪な考えを思考の隅に追いやり、今日の感想を聞く

 

「どうだったよ今日?」

 

「うーん......あえて言うなら大変だけど、楽しかったかな?」

 

「ならよかったよ二代目」

 

「にゃはは、少し気が早いかな?」

 

少し前に言っていたことだが、なのはは将来翠屋を継ぐ気らしい、なので聞いた見たのだがよい返事が返ってきた。 よかったですね桃子さん

 

「本当ねー」

 

「お母さん!?」

 

後ろから声がしたと思ったら、目の前のなのはが大層驚いている。 後ろを振り向くと妙につやつやした桃子さんと少しげっそりとした士郎さんだった

 

「俺らが店をやっている間、お楽しみでしたね」

 

「ははは......」

 

乾いた笑いを上げる士郎さんを尻目に、俺はコーヒーを飲み、もう一杯入れて士郎さんに差し出す

 

「ありがとう、それにしてもその姿は?」

 

「今更ですね、魔法ですけど」

 

士郎さんは納得したように頷き、コーヒーを飲む、少し驚いたような表情をした後、目の前を眺めている。 視線の先を見ると、笑い合いながら話しているなのはと桃子さん。 うん

 

「姉妹にしか見えない」

 

「我妻ながら若く見えるね!」

 

「貴方も大概人のこといえませんからね?」

 

「それにしても、今日はありがとねヤマト君」

 

「いえいえ」

 

「これで翠屋も安泰ね!」

 

「にゃはは、お母さん......」

 

グッと握りこぶしを握りしめ、俺を見てくる桃子さん。 なのはは今日一日で言われ慣れたようで、苦笑しながら母親を見ていた

 

「・・・・・・そう、だな。 確かにこれで翠屋も安泰だ」

 

「お父さん?」

 

何故かシリアスな雰囲気を出している士郎さんに戸惑うなのは。 なんか少しもの悲しそうになのはを見ている士郎さん、何を考えているのかはわからないが、面倒ごとになりそうな気配

 

「ヤマト君、なのはを頼む。 結婚の方はいつになるのだろうか? 決まったら教えてくれ」

 

「え? え? お父さん、どうしたの?」

 

「なのはも魔法で大人になったのだろう? もうそういう姿になったら元に戻れないわけだから......」

 

「いや、変身魔法の一種だから元に戻れますよ? ほら」

 

そう言って俺が元の姿に戻ると、士郎さんは驚いたようにこちらを見ていた

 

「戻れるのかい!?」

 

「勿論」

 

「私の早とちりだったのか......」

 

「もう、士郎さんたら」

 

くすくすおかしそうに笑う桃子さん、いやいやいや、事態の収拾付けてくださいよ。 俺に続いてなのはも元の姿に戻り士郎さんに駆け寄る。 まったく、そういう場面いらないから

 

 




あれ? なのはとデートのはずが高町家になってる?

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