魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~   作:サクサクフェイはや幻想入り

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番外編第二弾はフェイトとなります! 何か前回の作品と性格があまり変わらないような気もしますが、HAHAHA フェイトちゃんは天使、ハッキリわかんだね。 なのはなんかは、前回より嫉妬成分少なくしたわけですが

本編どうぞ!


番外編 フェイトとデート

家の近くにある公園のベンチで、俺は待ち人をしていた。 家が一緒なのだから一緒に出ればいいと思うのだが、女の子はそうもいかないらしい。 まぁ、口に出して言うことはなかったのだが......昔にもそんなことを言ったら、鉄拳が飛んできたこともあり学習したのだ。 読んでいた本を閉じ腕時計を見ると、約束の時間はすぐそこまで迫ていた。 アイツのことだから遅刻はないだろうが、ベンチを立とうとするとどうやら来たようで、急いできたのか軽く息が切れ、少し汗もかいていた

 

「ごめん、お待たせ」

 

「気にすんな、それよりもこれで汗ふけ、汗が冷えて風邪ひいたなんてなったら笑えないから」

 

ハンカチで額を拭いてからフェイトに渡す、こうでもしないと変に遠慮しそうだからな。 事実、否定しようとしていたのだろうが俺が問答無用で拭いたので、顔を真っ赤にして俯きハンカチを受け取る

 

「ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

恥ずかしそうに汗を拭き、持っていたハンドポーチに俺のハンカチを入れるフェイト

 

「その服良く似合ってるぞ」

 

「あ、ありがとう」

 

今日のためにおめかししてきたのだろうが、特に俺は服に詳しくないのでそう褒めるしかできなかったのだが、フェイト的には十分だったようだ。 いつまでも公園にいるわけにはいかないので、フェイトの手を取って歩き出す

 

「それで? 出かけたいところがあるって言ってたけど、どこなんだ?」

 

「えっと、アリサたちとこの前話してたんだけど、駅前に新しいお店ができたんだって、そこに行ってみたいなって」

 

「新しい店?」

 

駅前の方はよく行かないから詳しくないが、あそこら辺で新しい店ができるなんて噂聞いたことないんだが。 と言っても商店街の方の情報だし、全部が全部正しいってわけでもないけどな

 

「あれ? リニューアルオープンだったかな?」

 

「俺に聞かれても知らんぞ......とにかく行ってみるか」

 

「うん!」

 

店に向かう途中、フェイトと話していたのだが

 

「それにしても、なんでアリシアとかアルフはヤマトを先に家から出したのかな?」

 

「はい?」

 

「一緒に家から行った方が楽なのに」

 

「・・・・・・」

 

なんて会話があった

 

------------------------------

 

「「・・・・・・」」

 

店に着いたのはよかったのだが、俺とフェイトはその場に立ち尽くしていた。 店自体は俺の知っている店だった。 五十代くらいの夫婦がオリジナルアクセサリーや市販のアクセサリーなどを売っている店だったのだが、リニューアルオープンの影響か、それこそ宝石なども売り始めていて、まぁ高いこと高いこと。 そっちに関しては若い店員で、元々あったオリジナルのアクセサリー販売は、スペースが小さくなっていたものの健在だった

 

「あらチトセ君、いらっしゃい」

 

「あ、こんにちはおばさん」

 

「知り合いなの?」

 

この街にいるのも結構長いのだ、商店街の方で会って話をしていたりもしているので、顔なじみでもある。 その旨を説明するとフェイトも納得しているようだった

 

「どうしたんですかこれ? リニューアルオープンだって聞きましたけど」

 

「息子夫婦と住むことになってね、元々趣味くらいにしか開いてなかったんだけどね、それじゃあダメだって息子夫婦がね」

 

そう言って苦笑するおばさん、本人的には微妙なようだ。 事実、こっちのもとからあったスペースは客が入っているが、あっちの方の宝石売り場は客がまばらにしかいない。 おばさんに話しかける前に少し見回ってきたが、値段と商品の質があっておらず、少しぼったくりのような気がした、一応素人目だが

 

「あの、おばあさん的には反対なんですか?」

 

「そう言うわけじゃないよ。 ただね、質と値段があっていないし、何よりも利益優先になっているからね」

 

「さっきヤマトが言ってた通りだ」

 

「おやおや」

 

素人目だったのだがどうやら当たっていたらしく、フェイトが嬉しそうにこちらを見ているのはいいのだが、おばさんの目が怪しく光ったような気がする

 

「そう言うわけでね、ゆっくり見ていくといいよ」

 

「はーい」

 

一応抑えてくれたようで、おばさんはそう言うと他のお客さんと喋りに行ってしまった。 うむ、よかった

 

「それじゃあ見て回るか」

 

「うん」

 

スペースは小さいと言っても商品の数は多いので、見ていて飽きないものだった。 意匠に無駄だろと思われるくらい凝っていたり、逆にすごい簡素だったり、石自体に紋様がほってあったりだとか、結構見応えがある

 

「これ、なのはの持ってるレイジングハートの待機状態みたい」

 

「こっちは外れないけどな」

 

見応えがあり少しの間分かれて見ていると、フェイトがあるところでずっと止まっていた。 俺が気配を消して後ろから近づくと、バルディッシュによく似たロケットペンダントのようだ。 造形に関してはツッコミ入れないが、そいつも無駄に凝っていて写真が四枚入る構造になっていた。 凝りすぎだろ

 

「「・・・・・・」」

 

見終わったのか諦めたのか定かではないが、フェイトが後ろを向くと俺と目が合う、超至近距離で。 徐々に顔が赤くなっていくフェイトだが、耐えられなくなったのか、俺の向きを変え店の外に押し出した。 先をすたすた歩くフェイトに俺は追いつき、手をつなぐ

 

「買わなくてよかったのか?」

 

「・・・・・・」

 

さっきのことがパニックになっているらしく返事がない、それでも歩いてるのは流石と言うかなんというか。 結局その日はフェイトのキャパを越えたらしく、そのまま家に帰ってお開きとなった。 俺はと言うと、買い物ついでにあの店の前に立っていた

 

「おや? もうそろそろ閉店にしようと思っていたのだけど」

 

「それはちょうどよかったです、買いたいものがあって」

 

「これのことだろう?」

 

そう言って取り出したのは、さっきフェイトが熱心に見ていたバルディッシュ似のロケットペンダントだった

 

「よくわかりましたね......」

 

「お嬢さんが熱心に見てたからね。 それで、買うのかい?」

 

「勿論です」

 

「ならこれでいいよ」

 

そう言っておばさんが言ってきた値段は、大体定価の三割引きくらいの値段だった

 

「えっと?」

 

「あの子なら大切にしてくれそうだしね、これはほんの気持ちだよ」

 

「・・・・・・ありがとうございます」

 

お金を払い商品を受け取る。 いつの間にかラッピングまでされていた、どんな早業だ......

 

------------------------------

 

翌日、フェイトとアリシアが俺の部屋にロケットペンダントを持って部屋に来たが、俺は知らぬ存ぜぬで通し、結局ペンダントのことは有耶無耶になったが、その日からずっとフェイトは、そのペンダントを肌身離さず持ち歩いていた。 中に入っている写真に関しては俺は全く知らないが、何故か中身を見たアリシアたちが納得していたのだが、妙にこちらにニヤニヤした視線を寄こしたことは印象的だった

 




第二弾フェイトでしたー。 写真に関しては、皆さんの妄想の方で補完してくださいませ

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