魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
茶番は置いておいて、本編どうぞ
何故この場にいるとかどうでもいい、とりあえず
「叱りに行ってくる」
「ヤマトに言う必要はないと思いますが、気を付けてくださいね」
「あいよ」
左手に魔力、右手に気を集中させ咸卦法。 普通に行っても間に合わないだろうし
「加速」
フェレットをキャッチして座り込んでしまう、そしてそこに迫るバケモノだが
「さて、なんでこんな夜に出歩いているのかな? なのはちゃん」
「ふぇ?」
目をギュッと閉じてプルプル震えてるのはいいが、俺がバケモノを蹴り飛ばしたので問題なし
「とりあえず」
「あぅ」
近づいてデコピン、小さく悲鳴を上げ額を押さえるなのはちゃん。手を貸して立たせる
「それで、どうしてこんなとこにいるの?」
「えっとそれは、声が聞こえて......すみません、どちら様ですか?」
「俺だよって、そうか。 それは後ででいいかな、うるせえよお前は!!雷の投擲!!」
さっきから後ろで雄たけびをあげ、突っ込んできていたバケモノを詠唱を破棄した雷の投擲五本で地面に張り付ける
「たく......まぁ静かになったしいいや、それであれどうすればいいんだ?」
「はっ!ぼ、僕の声を聞いてきてくれたんですね!」
「待て、散々昨日から念話してきていたやつはお前か?」
「え? あ、はい」
「OK、歯を食いしばれ!!」
「ぷげらっ!?」
「えええええええええええ!!??」
「もう一発」
「ごぶ......」
吹っ飛んで空を飛んでいたフェレットもどきに追い付き、叩き落した。 治療魔法を使っているので問題なし、元々していた怪我も治したし。 なのはちゃんも驚いていたが、急いでフェレットに駆け寄った
「だいじょうぶ!?」
「だ、大丈夫。 それどころか傷も治ってるし」
「すっきりした。 とりあえず簡潔にこの状況をどうするかが聞きたい」
「えっと、アレを封印すれば終わります」
少しおびえているが気にしない。 と言うよりこいつ、たぶん変身魔法使ってる、どうでもいいが
「俺は封印魔法使えないぞ?」
「それなら彼女に、彼女には才能があります」
そう言ってなのはちゃんの方に向くフェレットもどき、なのはちゃんは首を傾げている
「才能があってもデバイスは?」
「これを」
そう言って首にかかっていた赤い宝石を台座から外し、俺に渡してきた。 いや、俺に渡すなよ。 俺はなのはちゃんに向き直り、事情を説明する
「とりあえずなのはちゃん、巻き込むのは悪いんだけど、これで変身してくれる?」
「変身、ですか? えっと、変身てどうやって?」
「僕が起動キーを言いますので、復唱して!我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約のもと、その力を解き放て」
「契約のもと、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に、そして不屈の魂はこの胸に」
「風は空に、星は天に、そして不屈の魂はこの胸に」
「この手に魔法を。レイジングハート、セットアップ!」
「この手に魔法を。レイジングハート、セットアップ!」
長い起動キーだ事。 今回は俺が張り付けてたからいいけど、張り付けてなかったら変身できなくない? なんて疑問に思っていたのだが、ピンク色の光の柱が空まで届いていた
「すごい魔力だ......」
「・・・・・・」
これぐらいですごいのか、この世界の魔力量もそこが知れるなー。 なんて達観していると光がだんだん薄れていき、なのはちゃんが着てる聖祥大附属の制服に装甲を付けた服でなのはちゃんが現れた。 へぇ、服は魔力で出来てるのか、杖も持ってるけどねぇ? 本当に魔法少女か?
「え? え? えぇーーーーー!?」
「おいフェレットもどき、こっからどうするんだ?」
「は、はい。 とりあえず封印を!あの思念体に杖を向けて心に浮かんできた呪文で封印を」
「え? 何それ、そんなに適当なのでいいの!?」
俺の驚きをよそに、なのはちゃんが思念体と呼ばれたものに杖を向け
「リリカルマジカル! ジュエルシードナンバーⅩⅩⅠ 封印!」
何故か杖が変形してピンク色の砲撃が思念体を包み込み、光が晴れると残ったのは青い宝石。 アレて昼に拾った石か
「収束砲......」
「それで封印する意味は?」
「えっとありません」
つまりオーバーキルと、ありがとうございました。 俺はなのはちゃんの将来が心配だ、トリガーハッピーになったら危険だな。 まぁいいや
「それで、あの宙に浮いている石はどうするんだ?」
「そのまま杖を近づけて!そのまま回収してくれるから!」
フェレットもどきの指示に従い、いつの間にか変形していた杖を近づけるなのはちゃん、いつの間にか変形してたんだ? 中央の赤い宝石に石が回収される。 あの宝石喋ってね? それにいつの間にか私服に戻ってるし
「無事に封印し出来てよかった」
「安心してる場合じゃないだろ、ここからずらかるぞ?」
「え?」
「ふぇ?」
フェレットをつまみ上げ、なのはちゃんをお姫様抱っこしその場を離れる。 リニスに連絡を入れるのも忘れない
『リニス結界の解除よろしく』
『わかりました、ヤマトはどうするんですか?』
『とりあえず事情聴いてから帰るから、先に帰ってて』
『わかりました』
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「さて事情を話してもらおうかフェレットもどき」
近くの公園になのはちゃんと必死にしがみついていたフェレットもどきを下ろし、ベンチに座ってそう切り出す。 切り出したのだが
「あの少し待ってください、さっきはしょうがなかったですけど、貴方は誰ですか? なんで私の名前を?」
「そうだったそうだった、ちょっと待ってねなのはちゃん。 解除」
ボフンと音がして煙が立つ、煙が晴れると
「や、なのはちゃん」
「え、え? ふえぇぇぇぇ!? ヤマト君!? え、でも!? えぇ!?」
「驚きすぎ、落ち着こうか」
チョップを軽く頭に落とす
「あぅ」
可愛い悲鳴を短くあげたが、どうやら落ち着いたようだ
「俺魔法使いだから、これで納得しよう」
「わ、わかった」
「それじゃあフェレットもどき、説明よろしく」
「あ、はい」
それから俺となのはちゃんはフェレットもどきから説明を受ける。 もちろん念話でリニスさんに説明している。 あの石の名前はジュエルシードでロストロギアらしい。 それであの石の発見者がユーノらしく、時空管理局に輸送中事故にあい、合計で二十一個この地球、海鳴り近辺に落ちたらしい。 余談だが、この時点で俺の機嫌は悪くなった。 この後の説明もあるのでそっちを優先して、その責任を感じユーノは自分で回収に来たらしい。 だが一個目で力尽きてしまったようだ。 ジュエルシードだが、俺やリニスさんが調べた通り、大容量の魔力を内包しているらしく、アレ一つでこの海鳴り一帯が吹き飛ぶらしい。 俺の機嫌が悪きなった理由はこれです。 それはさておき、さっきのように暴走したジュエルシードは、ところかまわず暴れ周囲に被害を出すらしい。 それと現地の生物を取り込むと、より強力になるらしい。 しかもそのダメージは下手すると、生物にフィードバックするらしい。 そしてジュエルシードの一番危険なのが、意識的に無意識的にしろ願望を叶える機能を持っていることらしい。 これはユーノも確認できていないので不確定要素らしいが。 だがこれは厄介なことに願望を叶えるとは言うが、純粋にではなく曲解して叶えるとされている。 まぁどちらにしろ、願いをかなえるのは厄介だけどね
「あ、あのヤマト君、怖いよ......」
「ん? あぁ、すまんすまん」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
機嫌が悪くなり、なぜかユーノが綺麗な土下座をしながら謝っていた。 なんだこれ
「とりあえず、事故にあった云々はユーノのせいじゃないだろ、民間に任せた管理局が悪いわけだし。 それで責任云々の話してたら、大本辿れば作ったやつが悪いって話になるぞ」
「それはそうだけど......」
「とりあえず、責任云々は置いておいてこれからのことだ」
「これからのこと?」
なのはちゃんは首を傾げているが、わかってないんかい!
「まぁいいや、とりあえずなのはちゃんは送ってく、もう遅いし」
「あっ......」
携帯の時間を見て脂汗を流すなのはちゃん、黙って出てきたのか......
「・・・・・・とりあえず、家になのはちゃんが来たことにしよう、俺が遊びに誘ったとういことで」
「ごめんね、ヤマト君」
しょぼんと俯くなのはちゃん、何故かツインテまで下がってるように見えるが、気のせいだろう。 そんななのはちゃんを見て苦笑しながら頭を撫でる
「いいよ別に、ほら行こう?」
「うん!」
最初はびっくりしたようだが徐々に笑顔になっていくなのはちゃん、たぶん無意識だろうがなのはちゃんは俺の手を取り歩き出す
『ユーノ』
『どうしたのヤマト、念話でなんて』
『なのはちゃんには聞かせる気がない話だからな』
『・・・・・・聞くよ』
『普段ならこんな件無視してるところだが、この街が吹き飛ぶ可能性があるなら話は別だ、協力する』
『放っておくって、アレは本当に危険な代物で!』
『俺には関係ない、俺は厄介ごとが嫌いなんだ。 俺や俺の周りに危険がないなら、放っておくしな。 今回はこの街、それとなのはちゃんとは長い付き合いだから協力するんだ、そこを勘違いするな』
「・・・・・・・」
ユーノは俺を疑わしそうに見ているがどうでもいい、俺が戦うのはいつだって自分や自分の周りのためだ
そんなわけで第六話でした
感想評価お待ちしてます