魔法少女リリカルなのは~面倒ごとはごめんです(仮)~ 作:サクサクフェイはや幻想入り
それでは本編どうぞ!
今の時間、普通俺ぐらいの見た目の子供なら学校に行っているような時間だが、俺の場合なぜか商店街の方からはスルーされているので、普通に商店街を出歩いていた。 今日は頭の上にリニスさんを乗せてはいない。 なんか気になることがあるらしく、朝から出て行ったきりだ、たぶん夜には帰って来るだろうけど。 そんなわけで、暇なのでジュエルシード探しに出たわけなのだが、見つかるはずもなく、適当に腹ごしらえついでに買い食いをしていた。 そんな簡単に見つかるなら、俺達と合流する前にユーノがいくつも見つけているはずだ。 厄介ごとや面倒ごとには関わりたくないが、なのはちゃんや街が巻き込まれるなら話は別だ。 でも
「面倒なことには変わりないよなぁ......」
最後の一口のコロッケを口に放り込みながら、ひとりごちる。 気分を変えて森の方でも探そうと、進行方向を森に向けた
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夕方になり、森も少し薄暗くなってきている。 なのはちゃんから念話で連絡もあり、学校が終わったので合流すると言ってたし。 奥の方で探すのはそろそろ切り上げるか、と思っていると
『ユーノ君!』
『うん、ジュエルシードの反応だ!!』
『俺のいるところのすぐそばだ、とりあえず行って時間稼いでる』
なんかなのはちゃんが念話で言っているが、強制的に意識外にし無視する。 縮地を使い移動していると、目的地に着いた。 着いたのはよかったのだが、何故か子猫が大きくなり、鋭い爪や牙を持った何かになっていた
「どういう状況なんだってばよ?」
うん、まぁ一つわかっているのは、俺に向かって突進してきているということだね。 避けるのも攻撃するのもたやすいけど、猫取り込んでるしな。 なのはちゃんが現場に着いた時に、スプラッター状態になってるのも申し訳ないし、どうしようかと悩んでいると目の前に人影が
「危ないよ?」
「貴方の方が危ないです!バルディッシュ!」
金髪の子が斧、多分レイジングハートと同じ、インテリジェントデバイスだったかな? それを振るうと魔力を伴った斬撃が
「おー、凄いな」
「・・・・・・」
バリアジャケットに変身し斧を構え、魔力刀の切っ先を俺に向ける赤目金髪の子。 ん? どっかで見覚えがあるな、と言うよりも
「俺のこと気にしてるのは良いけど、あっちは良いんか?」
俺が指さした方向には、さっきのバケモノが飛び掛かろうと体勢を低くしていた。 それを見ても目の前の金髪の子はうろたえない。 ふむ、場慣れはしてるみたいだな、冷静に分析しているとついにバケモノは俺たちに飛び掛かってき、た?
「元は子猫なのに、翼生えて飛ぶとか凄いな......」
ジュエルシードの性能に呆れつつ、目の前の子を見るともうそこにはいなくて、バケモノの翼の片方を切り裂いていた。 スピード重視タイプか、まぁ格好から言ってわかりきっていたことだけどね。 なのはの場合、聖祥の制服だけど、インナーの上に装甲みたいなものが付いてたけど、この子の場合、スク水と言うかレオタードと言うか、とにかくそんなのの上にマントを羽織り、手首や靴が甲冑見たくなっているだけだ。 なのはみたいな感じで行くと、自分で形成したみたいになるわけで、なるほど
「痴女か、あぶな」
何故かバケモノと一緒にシューターのようなものが飛んできた。 撃ったと思われる本人が不思議そうな顔をしているが、俺の方が不思議だよ。 片翼を失って墜落したと思われたバケモノだが、再生したのか知らないがまた空を飛び始める
『ヤマト君、暴れすぎだよ!』
『俺じゃないから。 なんかもう一人魔法少女居たんだけど、そこんとこどうなのユーノ?』
『もう一人だって!? ヤマト、そのもう一人にジュエルシードを渡さないようにして、目的は何かわからないけどあれは危険なんだ!』
『にしても派手だなぁ』
何をしているのかは知らないが、何故か黄色の光の閃光がいくつもたつ。 それとユーノよ、俺は面倒ごとが嫌いだって言ってるだろ、そんなこと誰がするか。 斬っても切っても再生するバケモノに、消耗はしていないにしても判断が鈍ったのか、見え見えな陽動に引っかかってしまう。 結構なスピードで追っていた金髪少女は、スピードを殺しきれずに地面に着地してしまう。 その周りには切って山になった翼、その翼が形を変え蛇のようになって少女に襲い掛かるが、一瞬で蒸発させられてしまった
「やああああああ!!」
遠くからピンク色の閃光が突っ込んできたと思ったら、バケモノを巻き添えにして地面に激突していた。 煙が晴れて、その姿を見てみると
「ジュエルシード、ふうい、って、あわわ!」
なのはちゃんだったのだが、拘束してないためずるずると這いずられて、逃げ出されたしまった
「まず突進してきたことでツッコミあるけど、なんでそのまま拘束しなかったのさ? 地面に縫い付けるように拘束すれば、逃げられなかったじゃん」
「あっ」
まぁ、思いついていれば実行してるよね。 そんな話をしている間に封印が終わったらしく、ジュエルシードは宙に浮いていた。 俺たちの姿を見るなり金髪少女は、ジュエルシードに飛んでいく
「あ、ちょ、ちょっと待って!」
なのはちゃんが声を掛けると、斧を構えこちらを厳しい目で見る金髪少女
「貴方もそれを集めているの?」
「貴方には関係ない。 邪魔をするなら」
「フォトンランサー」
シューターのようなものが三つ宙に浮かぶ。 ふーむ、なのはちゃんの動きによってはどうするか決めないとな。 一応警戒しつつ、次のなのはちゃんの行動を待つ
「待って!私はただお話を聞きたいだけで」
「それ以上近づいたら撃つ」
なのはちゃんが空を飛んで接近すると、睨みつけながらそう警告した。 アレは一歩でも動いたら撃つつもりのようだ。そんな様子になのはちゃんは、戸惑いながらもまだ話そうとする
「貴方も魔法使いなのか、なんでそれを集めてるのか聞きたいだけなの!」
「・・・・・・」
「ファイア」
「魔法の射手、光の三矢」
話を聞いていなかったのか、それとも忘れていたのかはわからないが、なのはちゃんは一歩金髪少女に近づいてしまった。 撃ちだされるシューター三発だったが、俺の魔法で消しておく
「ヤマト君!」
「まぁこうなるとは思った。 話し合いは決裂だな、なら実力で奪うまでだ」
俺の言葉に金髪少女は臨戦態勢に、なのはちゃんは笑顔になったと思ったら、俺の言葉で笑顔が陰った。 そんなことはお構いなしに、俺が一歩踏み出そうとすると後ろから声がかかる
「少しお待ちいただけませんか、ヤマト」
「うそ、そんな......リニス?」
「はいリニスです、フェイト」
「?」
フラフラと危なっかしく降りてくる金髪少女改め、フェイトテスタロッサ。 そうか、どっかで見たことあるとは思ったけど、記憶か。この空気の中、唯一リニスさんを知らないなのはちゃんは首を傾げていた
「とりあえずなのはちゃんに紹介しておく、この人は俺の仮の使い魔のリニスさん」
「使い魔? え、えぇ?」
「まぁそういう反応になるよね」
なのはちゃんに詳しく説明している時間はないので、後で説明すると言ってリニスさん達の方を見る
「リニス、心配してたんだよ? いきなり、いきなりいなくなるんだもん」
「すみません」
「でもこれからは......」
「・・・・・・」
期待のこもった眼でリニスを見上げるフェイトだが、リニスはうつむいたまま答えない
「リニス?」
「すみませんフェイト、私はプレシアを、あなた達を止めなければなりません」
そう言って俺の隣に移動してくるリニスさん、なんかこれ俺悪ものじゃない? 実際、フェイトは睨んできてるし
「今回は引いてください、そのジュエルシードを持って」
「勝手に持って行かしたらユーノに怒られる気もするけど、まぁいいんじゃないの? それくらいの戦利品はあってしかるべきでしょ。 なのはちゃんはどう?」
「私は......私はお話したいだけだったから」
そう言って俯くなのはちゃん。 相変わらず甘いこと
「っ!」
俺のことを睨むと、ジュエルシードを持ってこの場を離れるフェイト。 そして俺は溜息を一つ
「完璧に俺が悪者扱いされたような気がする」
今回は間が空きすぎたため特になし
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