新たな世紀王になってしまった俺が神喰いの世界を駆ける 作:カオスロイドR
多分、次も遅くなると思います。
まだ全体の20%しか完成していないので…
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登録者のみなさんありがとうございました。
【ライダーside】
無人で走る謎の幽霊バイクを捕獲するべく手掛かりを求めて俺、仮面ライダーBLACKはリッカさんから借りた捕獲用の鎖を肩に担いで横にいるバトルホッパーと一緒にカレルさん率いる第三部隊と共に最後の目撃情報があった『愚者の空母』に訪れていた。
「よしここで二手に分かれて捜索するぞ、見つけたら信号弾で知らせろ」
第三部隊隊長のカレルさんが指示が出す。
「組分けはどうするのさ?言っとくけど僕はその化け物と組むのはいやだよ、二人になった所を襲われたくないからね」
皮肉交じりに言ってくるジュンさん。
俺は第一、第二部隊と違い第三部隊からはいい印象を持たれていない。
だから第三部隊にはあまり近づかないようにしてたんだけど。
でも幽霊バイクの件をほっておくわけにはいかない。
下手に放置しておいたら自走できるバトルホッパーにまで仲間と思われ疑いの目が向けられる可能性がある。
それだけは何としても避けたい。
だから早急にこの事件を解決しなければ。
「あら、だったら私がライダーと組ませてもらうわ、彼の戦い方は近距離タイプで遠距離タイプの私と相性がいいし、彼とは一度組んでみたかったのよ」
「ジーナか、よしいいだろう。それにジュンは俺の目の届く範囲に置いておかないとまた抜け駆けして取り逃がしそうだからな」
「なんだとカレル!?てめえ!」
「本当の事だろ、前のミッションはその所為で儲けそこなったんだからな」
「じゃあ決まりね、私達はA地区を捜すから、二人はB地区をお願い。行きましょうライダー」
怒鳴り合うジュンさんとカレルさんを放置してジーナさんは俺の手首を引っ張っていく。
「え?ほっておいていいんですか?」
「いつものことなんだから相手にするだけ時間の無駄よ」
引っ張られながら後ろ振り返ると二人は気づくことなく言い争いを続けていた。
あ、これなら大丈夫かもしれないな。
いまだ言い争うカレルさん達を放置して俺達は今いた場所からかなり離れたA地区に移動し幽霊バイク捜索を始める。
それにしても鉄塔の森や贖罪の街もそうだったけどこの愚者の空母も草や木、鳥などの動物もいなく生命の息吹を感じられないな。
あるのは魚のいないオイルで濁った海とそのオイルを垂れ流したであろう錆びて朽ち果てた巨大な軍艦だけだ…。
ひどいな、これもアラガミの仕業なのか。
「感傷に浸っているとこ悪いんだけどまずはお仕事しなければダメよ」
改めてアラガミに対する怒りが芽生えようとしたら背後からジーナさんに声をかけられる。
「あ、すみません捜索を開始します」
いけない、いけない今回ここに来たのはアラガミを倒すためじゃなくて幽霊バイク捜索の為だった。
俺達はまず見晴らしのいい岩山に移動してそこを仮拠点とする。
双眼鏡を使って辺りを見回すジーナさん。
僕も望遠能力のあるマルチアイを使って探しているがバイクはおろかアラガミ一匹すら見つからない。
「アラガミまでいないって事は噂の幽霊バイクが駆逐したんでしょうか?」
「だとしたら少しマズイわね…」
双眼鏡で探しているジーナさんがぽつりと返事を返した。
「え?どうしてですか?」
アラガミがいないのはこちらにとってもいい事の筈なのに。
まさかジーナさんもカレルさんみたいに儲からないって言う気なのか。
「いずれ榊博士の座学で習うかもしれないけどアラガミは何を食するかは特殊な
「話を戻すけどここらのアラガミがいなくなったって事はこの縄張りが空いたって事よ。そしたらこの縄張りを狙って他の地区にいたアラガミが一斉に集まってくる恐れがあるのよ」
しまったそれは考えもしなかった。
もし一斉に集まってしまったらアラガミ同士が喰い合ってもっと強いアラガミが生まれてしまうじゃないか。
「状況を理解したようね、覚えておきなさい確かにアラガミを駆逐するのは私たちゴッドイーターの仕事だけどただ闇雲にアラガミを始末するだけじゃダメ。ある程度はどうしても残して縄張りを安定させておかなくてはならないの」
「・・・・分かりました」
ただ倒すだけじゃ駄目なのか。
難しい問題だよな。
アラガミを故意に残すのは納得できないけど後の事を考えたら理解するしかない。
だから支部長や榊博士はアラガミとは関係ないのに幽霊バイク捜索の任務を出したのか。
まだまだ知らない事が山積みだな…。
あれからかれこれ三時間ぐらい捜索しているが影も形も痕跡すら見つからない。
「これだけ探しても見つからないなんてもう移動してしまったんでしょうか?」
「どうかしらね?他で見つかった報告もないし私の勘もまだこの辺りにいるって言ってるのよね」
勘ですか…当たるのかな。
「あら疑ってるの?私の勘ってこれでも結構当たるのよ」
「う、疑ってなんかいませんって」
リッカさんやカノンさんもそうだけどなんで俺の考えてることが分かるんだろう。
俺って分かりやすいのかな。
それともアナグラの女性陣はみんな勘が鋭いのか。
そういえばジーナさんはカレルさん達と違って俺を化け物じゃなくちゃんと名前で呼んで普通に接して話しかけてくれる。
できるだけ避けていたからあまり話した事なかったのに。
「あの…ジーナさん」
「なにかしら?」
どんな結果になるか分からないけど勇気を出して尋ねてみるか。
「どうして普通に俺と接してくれるんですか?」
「え?」
そういうとジーナさんはきょとんした顔になる。
普段クールなジーナさんが見せない表情で珍しいものを見てしまった。
「いえ俺の事・・・怖くないんですか?それに…」
「どうして私はカレルやシュンみたいに化け物と呼ばないって?」
いきなり確信をついてきた!
「は、はい…」
観念して正直に話す。
「なぜかしらね、あなたを見ていると二人の言うような化け物とは思えないからかしらね」
「それも勘ですか?」
「ええそうよ、それに知ってる?勘って経験を積み重ねてきた物の結果でできてるものなの」
確かにそれ本か何かで見たな。
「そして私の勘が言ってるわ、あなたは悪人ではないとね、だから人とは違う姿や力なんてどうでもいい」
なんだろうジーナさんの言葉にものすごい自信と説得力があるな。
俺もこんな風になれたら変われたら少しは違うのかな。
「私が本当に怖いのは人間の姿をしていても腹の底で何を考えてるか分からない支部長のような人間ね」
なんでそこで支部長が出てきたんだろう。
「あの確かに支部長は何を考えてるか分からない人かもしれませんが何もそこまで悪く言う必要ないのでは……?」
爆弾付きの首輪を巻かれたけど俺を極東支部に招き入れてくれた恩人だからあまり悪くいわないでほしい。
「そう?ただあまり人を信用しすぎると裏切られた時、手痛いしっぺ返しを食らうわよ」
「確かに俺に悪意をぶつけてくる人はいます……しかしそれでも受け入れてくれた人を信じていたいんです」
アナグラの中には第一部隊のリンドウさん達や第二部隊のタツミさん達のように俺を仲間として受け入れてくれる人達はいる。
けど反対に今でも怖がっている人やこの異形の姿に嫌悪感を感じている人は少なくない。
だからといってそれをどうにかしようとは思わない。
無理に何とかしようとすれば反発が起こり神機使い同士で派閥ができてしまう。
そうなれば任務に支障ができて犠牲者が出てしまうかもしれない。
だからこのままの状態を維持するしかないんだ…。
辛くないといえば嘘になるけど俺を信じてくれる人達がいてくれるなら今はそれだけでいい。
「そう、それなら悪くないと思うわ、けど……」
ジーナさんがなにか言おうとした時、バイクのエンジン音が近づいてきた。
「どうやら現れたみたいね、おしゃべりはおしまい、仕事するわよ」
「はい!」
気持ちを切り替えて音がする方に向かうと人が乗っている五台の黒いバイクが一台の白い無人バイクを追い詰めていた。
「先客がいたか、下手に乱入してトラブルになるのはごめんだし、どうする?」
そんな…なんであのバイクは…それにあいつらは…。
見覚えのある白いバイクと黒いバイクに乗る者達。
それは仮面ライダーBLACKを見たものなら誰でも知っている。
黒いバイクはデスランナー。
乗っているのはテストロイド。
どちらも仮面ライダーBLACKに出てくるゴルゴムが造ったバイクとロボット。
そして白いバイクは仮面ライダーBLACKのもう一台の頼れる仲間ロードセクターだ。
バカな!なんでこの世界にいるんだ!?
「ライダー!」
「え、は、はい」
ジーナさんの声で思考の渦から現実に戻される。
「どうしたの呆然として?あのバイクの事何か知ってるの?」
「あれは…あのバイクは…」
説明しようとしたらロードセクター側に新たな動きがあった。
「もう逃げられんぞ!カアァァ!!」
センシティブイヤーを発動していた為、テストロイドの声が聞こえてきた。
五体のテストロイド達が一斉に奇声を上げるとヘルメットが割れ、黒いジャケットの下で何かが
「シャアアア!」
五体の蜘蛛の怪物達はそれぞれ口から綿のような糸を吐きロードセクターのタイヤやハンドルに巻き付き動けなくなる。
動きを封じられたロードセクターは逃げようとタイヤを回転させようとするがこびり付いた糸の所為で思うように回らずその隙に五蜘蛛の怪物達はロードセクターとの距離を詰める。
「なにあれ!?あれもアラガミなの…?」
「まさかあれははクモ怪人!?」
クモ怪人、それは仮面ライダーBLACK1話に出てきた文字通り蜘蛛と人間を合わせたような秘密結社ゴルゴムの怪人。
男性型と女性型の計五体の怪人で集団戦を得意とし口から吐く糸で相手を動きを封じて襲い掛かる戦法を得意とする恐ろしい相手である。
「クモカイジン?あなた、あの怪物が何だか知ってるの?」
「……ジーナさんは動かないでください、いくぞバトルホッパー!」
「ち、ちょっと待ちなさい」
俺の声に反応してバトルホッパーがこっちに走ってくる。
俺はジーナさんの静止を振り切りバトルホッパーに飛び乗るとロードセクターの方に走り出した。
「一体どうしたっていうのよ…」
残されたのは事情を知らないジーナさんだけだった。
バトルホッパーを運転しながら状況を頭の中で整理する。
おそらくロードセクターは俺やバトルホッパーと同じであの神の所からやってきたんだろう。
ロードセクターを開発するなんて今のこの世界の科学力ではまず無理だ。
そして今ロードセクターを捕まえようとしている仮面ライダーBLACKに出てきたクモ怪人。
ならアラガミやこの世界の生き物でなく神の仲間だ。
なぜロードセクターとクモ怪人が世界に来て争っているのか分からないけどこれはチャンスだ。
クモ怪人から神の本拠地に行く方法を聞き出してやる!
俺はバトルホッパーを最高速度してロードセクターとクモ怪人の元に向かって行った。
つづく
次回VSクモ怪人
お楽しみに。
デスランナー
かませ犬改めかませバイク
三神官がロードセクターに対抗する為に製造した戦闘用マシン。
だがロードセクターのスパークリングアタックと同等のパワーと速度にマシン自体の強度が耐え切れず安定性を失い放送開始わずか五分で大破して鉄くずになり果て炎上してしまった。
なお本作では強度不足は改善されロードセクターと同じ速度で走ることが可能。
クモ怪人
仮面ライダーBLACK第1話で登場したゴルゴム初の怪人。
一話目からいきなり五体同時に出演してライダーを苦しめた。
夜に曲がり角からいきなり表れて見たら俺なら絶対に泣く。